続く一戦は、2013年大会の覇者にして3年ぶりの王座奪還を虎視眈々と狙う東京ドナルドダックと、新たなタイトル獲得を目指す昨年のサマーカップ王者WILL BASEBALL CLUBとの優勝経験者同士の対決。
先攻の東京ドナルドダックは、予選ブロックこそ3位通過とギリギリのところで決勝ラウンド進出と苦しんだが、決勝トーナメント1回戦で今季絶好調の三晃クラブを下すなど、ここへきてモチベーション、コンディション共に上向きだ。
対する後攻のWILL B.Cも連覇を狙ったサマーカップこそベスト8止まりとなったが、9月上旬に行われた決勝トーナメント1回戦ではスプリングカップで敗れたMKY88との因縁対決を制すなど決してチーム状態は悪くなく、最高峰の頂点奪取に向けて視界良好と言える。
そんな両雄が相見える事となったバトルは、戦前の予想通りまさに死闘と化した。
ゲームは1回表、東京ドナルドダック打線が2番磯田のヒットからチャンスを作ると、相手守備陣のエラーに4番村上のタイムリーと5番椚の犠飛で一挙3点を奪い、いきなりの先制攻撃を見せつけ主導権を握る。また、その東京ドナルドダック打線は4回表にも2番磯田の2点タイムリーで追加点を奪い、5対0とゲームを支配する。
だがしかし迎えた5回裏、ここまでチャンスこそ作りながらも相手ディフェンスの好プレーなどに阻まれ、得点へと結びつける事が出来ずにいたWILL B.C打線だったが、この回ヒットや四球等で無死満塁というビッグチャンス演出すると、迎えた2番阿住がタイムリーを放ち先ず1点。更に先発根岸に代わりマウンドに上がった2番手浜部に対しても攻撃の手を緩めず、連続死球に犠飛で3点を追加し1点差に詰め寄る。
すると、完全にゲームの流れを引き寄せたWILL B.C打線は続く6回裏、四球と9番鈴木の2ベースヒットで1アウト2、3塁のチャンスを作ると、続く1番海老井が初回のミスを挽回するタイムリーを放ち同点。更に、2アウトとなって迎えた3番木田の放った一打が相手内野のタイムリーエラーを誘う形となり、土壇場で遂にゲームをひっくり返した。
一方、まさかまさかの展開で逆転を許してしまった東京ドナルドダックは最終回に最後の望みを懸け反撃を試みるも、攻撃陣による執念の逆転劇に後押しされ息を吹き返したエース樋口の前に三者凡退に終わり万事休す。中盤まで圧倒的にゲームをコントロールしていただけに悔しすぎる惜敗となった。
そんな東京ドナルドダックとは対照的に、見事な逆転劇を演じ準決勝進出を勝ち取ったWILL B.C。まさに昨年のサマーカップ準決勝を彷彿とさせる様な戦いぶりはあっぱれの一言であり、新たなタイトル獲得に向けての弾みとしてはこれ以上ない1勝となったに違いない。
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2016.10.02 |
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2016.09.25 |
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2016.09.18 |
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2016.09.11 |
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2016.09.04 |
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2016.08.21 |
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