取材2025.12.27
| TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | S | R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 大翔 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | - | 2 |
| 紫紺インディアナオスン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 |
最激戦区3部リーグ決勝戦は大翔片岡、紫紺インディアナオスン川村と、両チームとも注目選手を先発に据えて試合が始まった。両先発投手が1,2回を無失点で切り抜け、試合が動いたのは3回表。大翔は1アウトから8番山田のキャッチャー頭上への小フライを紫紺インディアナオスン寺田が落球し、この日初めてのランナーが出塁する。続く注目選手に選出された1番引田がしぶとくライト前へ運び、2アウト1,3塁の好機を作ると、2番江原が4球目を逆方向へ弾き返し、大翔が貴重な先制点を奪った。
追う展開となった紫紺インディアナオスンは3回裏、得点圏にランナーを置くも、大翔先発の片岡が落ち着いてこのピンチを凌ぎ、3回を1安打無失点でまとめた。4回からは2番手の横溝が登板し、片岡の流れを引き継ぐように相手打線に付け入る隙を与えず、2回を1安打無失点と完璧なリリーフを見せた。
一方、紫紺インディアナオスン先発の川村は味方のエラー絡みで1点を失ったものの、4回を投げて3安打1失点4奪三振と、注目選手としてのプライドを見せた。5回からはローリングスコレクター藤島がマウンドへ。藤島は5回に得点圏に走者を背負いながらも無失点で切り抜け、続く6回も再び得点圏に走者を置いたが、最後は6番田島(真)を三振に仕留め、この回も無失点で抑えた。
試合はテンポよく進み最終回に入り、追加点の欲しい大翔は2アウト1,2塁のチャンスを迎える。打席にはこの日先制打を放っている江原。江原はサードへ鋭い打球を放ち、正面でアウトかと思われたが、紫紺インディアナオスン岩佐が2塁へ送球したボールが逸れ、二塁走者の田島(勇)が生還。大翔が終盤に大きな1点を積み上げた。
何とか裏の攻撃で追いつきたい紫紺インディアナオスンだったが、前のイニングから3番手として登板していた大翔の久武の前にこの回も得点を奪えず、最後は久武が三振で締めてゲームセット。大翔が2-0で最激戦区を制し、大会MVPには先制打を放った江原が選ばれた。(詳しくはライブ配信動画をご覧下さい)
<大翔>
2023年に続き2度目のタイトルを獲得した大翔は、奇しくも2年前と同じ2-0というスコアで勝利を収め、守備からリズムを作りながら、わずかな好機を確実にものにする“大翔らしい野球”を見せてくれた。先発の大役を任された片岡は、3回を38球・被安打1・無失点と完璧な投球を披露し、ファイナル特有の緊張感の中でも普段通りのピッチングを貫いた。続く2番手の横溝も2回を29球・1安打・無失点で切り抜け、さらに3番手で登板した2023年4部リーグMVPの久武は、2回を33球・無安打・5奪三振と圧巻の投球を見せた。そしてMVPに輝いた江原は、決勝点となった先制打だけでなく、捕手としても3人の投手陣を巧みにリードし、攻守両面で優勝に大きく貢献した。来季昇格が決まっている大翔だが、自慢の投手陣を武器に2部リーグでもその存在感を存分に示してほしい。
<紫紺インディアナオスン>
結果だけを見れば準優勝という悔しさが残る紫紺インディアナオスンだが、先発の川村は4回を投げ、打者16人に対して被安打3・自責点0と、先発投手としての役割をしっかり果たしてくれた。セミファイナルで見せた完璧な投球も記憶に新しく、来季以降もチームの柱としての活躍が期待される。さらに、紫紺インディアナオスンの2枚看板であるサイドハンド藤島も、この日は3回を投げて打者14人に対し被安打3・自責点0と、こちらも神宮の舞台で力強い投球を披露した。来季もローリングスのグラブとともに、マウンドで大いに躍動してほしい。一方の攻撃陣は、大翔の3投手を前に2安打と苦戦を強いられたものの、得点圏にランナーを置く場面も多く、勝負どころでの一打だけが欠けていた。この敗戦を糧に、来季こそタイトル獲得を誓い、学生時代から共に汗を流してきた仲間たちとプロスタで最高の笑顔を見せてほしい。