取材2025.12.24

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 S R
スタイガー 0 3 0 0 0 0 0 - 3
我孫子フラワーズ 0 0 2 0 0 0 0 - 2

王座奪還を懸けた春の頂上決戦! 4投手の継投が光り、スタイガーが12年ぶりのスプリングカップ制覇!!

スタイガー三瓶、我孫子フラワーズ北澤(玲)の先発で試合開始。試合が動いたのは2回表、1アウトからスタイガー間渕が、今冬発売のローリングスICON先行カラーを手に打席へ向かうも、警戒されて四球で出塁。続く6番の奈良場が初球をレフト前へ弾き返し、この試合初ヒットで一気に得点圏へと走者を進めると、7番三井もレフト前へ運び、相手のミスも重なって2塁走者の間渕が生還。スタイガーが大きな先制点を奪う。
さらにチャンスは続き、1アウト2,3塁から8番新津の場面でエンドランを仕掛けると、3塁ランナー奈良場が生還し、追加点となる2点目を挙げた。なおも3塁に走者を置いた状況で、9番の村上がセンターの頭上を遥かに超えるタイムリー2ベースヒット。スタイガーはこの回3点目を奪い、序盤から試合の主導権をしっかりと握った。
追いつきたい我孫子フラワーズは、スタイガー先発の三瓶を前に1、2回をヒット1本に抑えられる苦しい立ち上がり。しかし投手が2番手の佐藤に代わった3回裏、先頭の8番北澤(京)がフルカウントからセンター前へ鋭く運び、反撃の口火を切る。続く9番佐藤(守)がきっちり送り得点圏にランナーを進めると、1番堀田がセンター前へクリーンヒットを放ち1点。スコアを1–3とし、2点差に詰め寄った。
勢いに乗る我孫子フラワーズは、なおも1アウト1,3塁のチャンス。3番北澤(玲)の打席で1塁ランナーがスタートを切ると、飛び出した3塁ランナーを刺そうとスタイガーの奈良場が三塁へ送球。しかしこれが悪送球となり、堀田がホームイン。この回2点目を奪い、我孫子フラワーズが一気に1点差まで追い上げた。
中盤に入ると試合は一転して膠着状態に。スタイガーは4回も佐藤が続投し無失点で切り抜けると、5回からは塩見が登板して2イニングを被安打1に抑える安定した投球を見せた。一方の我孫子フラワーズ北澤(玲)も3回以降は付け入る隙を与えず、6回を被安打4、3失点でまとめ、先発としての役割をしっかり果たした。
最終回、我孫子フラワーズは今野が2番手としてマウンドに上がり、完璧なリリーフで裏の攻撃へ望みをつないだ。しかしその裏、4番手として登板したスタイガー黒野が我孫子打線に反撃を許さず、三者凡退で締め試合終了。結果、スコア3-2でスタイガーが接戦を制し、12年ぶりにスプリングカップ王者に返り咲いた。MVPには、3回表に決勝打となる特大のタイムリー2ベースヒットを放った村上が選ばれた。 (詳しくはライブ配信動画をご覧下さい)

ファイナル戦評

<スタイガー>
試合後のインタビューで主将の阿部が語った通り、スプリングカップは実に12年ぶりのタイトル奪還、そして優勝は2018年の1部リーグ制覇以来7年ぶりとなった。時代が令和へ移り変わっても、スタイガーはVictoriaの中心チームとして第一線を走り続けており、その先頭に立ち続ける阿部の存在には最大限の賛辞を贈りたい。阿部が「頼れる投手陣が踏ん張ってくれた」と振り返ったように、この日は7回を4投手でつなぐ継投策が見事に機能し、中でも先発を任された三瓶はエースとしてファイナル初戦の難しい立ち上がりを無失点で切り抜け、チームに大きな勢いをもたらした。さらにMVPに輝いた村上の打撃センスは圧巻で、この日は9番に座りながらも特大の一打で勝利を決定づけた。本人がインタビューで語ったように、来季は出席率を上げて阿部主将の評価ポイントを稼ぎ、スタイガーの核弾頭としてさらなる飛躍を期待したい。

<我孫子フラワーズ>
先発の北澤(玲)は6回を被安打4、3失点と先発投手としての役目を十分に果たしたものの、唯一失点を許した2回の3点が最後まで重くのしかかる結果となった。スタイガー打線の高い集中力の前に連打を浴びた場面だけを切り取れば悔しさが残るが、今大会準決勝までの17イニングで自責点1という圧巻の内容を見せ、チームを決勝へ導いた立役者であることは疑いようがない。さらに打撃でも打率7割という驚異的な数字を残し、投打の柱として2025年シーズンをフル回転で支えた。一方、攻撃陣はスタイガー4投手の継投を前に4安打とやや精彩を欠き、勝負どころであと一本出ていれば、試合の流れは違ったものになっていたかもしれない。その中で、この日ケガの影響もあって8番に座った北澤(京)の完全復活が来季の鍵を握るだろう。前人未到となる6年連続のファイナル進出に加え、春2度目のタイトル奪還へ向けて、チーム全体がさらなる飛躍を遂げる姿を見届けたい。

Victoria Channel

試合フル動画、優勝インタビューはこちら↑

【MVP INTERVIEW】 #1 村上 慶悟

【代表 INTERVIEW】#10 阿部 拓真

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