TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「各地で交錯した30マッチ!MKY88、TABOOがスプリング決勝進出!!」
取材ゲームに選ばれたスプリングカップ準決勝の2試合。
これまで数々の激闘を勝ち抜いてきた選ばれし4強が、プロ球場への切符を懸け激突した。

先ずは、準々決勝を共に「1対0」で勝ち上がってきたMKY8859'sの両者。デビューイヤーとなった昨年、春夏共にファイナル進出を果たし、鮮烈デビューを飾ったMKY88。しかし、2大会制覇を掲げて乗り込んだ決勝では2試合共に接戦を落とし、まさかのダブル準優勝と苦汁を舐めさせられた。対する59'sも一昨年のサマーカップで決勝の舞台を経験しているが、MKY88と同様に僅か1点に泣き準優勝に散った苦い経験を持つ。そんなリベンジの舞台への挑戦権を手にすべく挑んだ両雄の対決は午前9時にプレーボール。序盤は59's相原、MKY88高橋の両エースが気迫のピッチングを披露し、白熱の投手戦となる。ゲームが動いたのは5回表、MKY88は先頭石塚が死球で出塁、続く石橋が右中間に2塁打を放ちノーアウト2、3塁のチャンスを作ると、9番中島の内野安打で待望の1点を先制。さらに1番増田が左中間に3塁打を放ち、ここまで完璧に抑え込まれていた相原からこの回一挙3点を奪う。追い込まれた59'sはその裏、この日2度目となる満塁のチャンスを作り出すが、後続が三振と内野フライに倒れ万事休す。最終回もエース高橋が3人で締め、MKY88が3対0で勝利。スプリングカップ4試合連続となる完封勝利を飾った高橋と、劣勢の展開を集中打で一蹴した打線が噛み合ったMKY88が2年連続のスプリングカップ決勝進出を決めた。 (詳しくは取材記事へ)

続いてもう1試合の準決勝、「TABOO vs Naughty」の戦い。2012年の参戦以来、幾度も上位進出を果たしているTABOOだが、ファイナルの舞台まではあと一歩届かずにいる。特に昨年は春夏共に初戦敗退と最悪のシーズンを送っただけに、今年は復活を懸けて死にもの狂いでここまで勝ち上がってきた。対するNaughtyは、昨年1部リーグで悲願の決勝進出を果たすも、2点リードで迎えた最終回2アウトからまさかの逆転負けを喫し、こちらも悪夢を味わっている。そんな両者が復活とリベンジを懸け激突したバトルは正午のプレーボールで始まり、TABOO幸田、Naughty倉橋の好投により1戦目と同じく緊迫の投手戦となった。ゲームは互いにチャンスこそ作るも無得点が続き、あっという間に6回が終了。だがしかし、サドンデス突入も見えてきた最終回、遂にTABOOが均衡を破る。2アウトながら1、2塁のチャンスを作ると、ここで迎えた8番渡橋が追い込まれながらもフルスイング。思い切り叩きつけた打球はショートの頭上を超え、2塁ランナーが一気に生還。さらに9番平野がライト線へタイムリーヒットを放ち、大きな2点目を奪う。すると、最終回も粘るNaughty打線を幸田が抑え完封勝利。見事TABOOが完全復活を果たし、5年越しとなるファイナルへの切符を手にした。 (詳しくは取材記事へ)

サマーカップ トーナメント表
好投を見せたドナルドダック 根岸投手
ダブルヘッダー連勝を飾った TABOO
柵越えHRを放った萩中 細尾選手
ジメジメとした蒸し暑い一日となったこの日。
真夏の決戦は5試合が行われ、各地で壮絶なバトルを繰り広げた。

先ずは、大宮健保を舞台に行われた「RED HILL vs 東京ドナルドダック」の一戦。昨年は春夏共に2回戦敗退と悔いが残るシーズンを送っただけに、今年こそは上位進出を果たしたいRED HILL。対する東京ドナルドダックは2013年の1部リーグ優勝以来、各大会で上位進出を逃しており、今年は再起を誓い監督職を山口に託し新スタートを切った。そんな両者の対決は、RED HILL布施、東京ドナルドダック根岸の好投で序盤は互いに無得点。試合が動いたのは4回裏、RED HILLのピッチャーが陣内に代わると、四死球や内野手のミスなどで東京ドナルドダックが3点を先制する。ミスによる痛い失点を与えてしまったREDHILLは5回表に2本のヒットと内野ゴロで1点を返すも反撃もここまで。さらに1点を追加した東京ドナルドダックが、根岸、大竹の継投リレーでそのまま逃げ切り、見事1回戦を突破した。

続いても大宮健保での戦いとなった「TABOO vs ひばりが丘ロータース」。先に行われたスプリングカップ準決勝で勝利を飾った勢いそのままサマーカップ初戦に挑んだTABOO。対するひばりが丘ロータースは、スプリングカップで2回戦敗退に終わり、最高峰リーグでも現在予選ブロック6位と苦戦を強いられており、夏の一発勝負で自身初となる悲願達成を狙う。そんな対照的な両者の対決は4回表、TABOOが4番宮代の豪快な一発で2点を先制し、チーム状態の良さを見せつける。一方、ひばりが丘ロータースも5回裏にタイムリーで1点を返すが、最終回に好調TABOO打線が一挙6点を奪い勝負あり。終盤一気の集中攻撃で試合を決めたTABOOがダブルヘッダー連勝を飾り、夏の大会でも好スタートを切った。

2012年大会以来の復帰を果たしたBig☆B。初参戦となったサマーカップ2011では準優勝に輝いた彼らだが、未だ無冠と今大会に懸ける思いは強い。対する津嶋倶楽部は、2部リーグに所属する今季からVictoria参戦を果たしたニューフェイスだ。そんな下剋上を狙う津嶋倶楽部は初回、5番打者のタイムリーで1点を先制。しかしその裏、すぐにBig☆B打線が連打で2点を奪い逆転に成功する。その後は両投手がチャンスすら作らせない好投を見せるも迎えた5回裏、Big☆Bが2アウトから連続四球で2、3塁のチャンスを貰うと、ここで長打が飛び出しダメ押し。津嶋倶楽部は6、7回と反撃ならず試合終了。5年ぶりのリベンジに向けてBig☆Bが逆転勝利を飾り好発進。2回戦ではRED SOXを破ったMinorsと激突する。

サマーカップ2013に残したベスト8が最高成績のスーパーイーグルスと、昨年のサマーカップでデビューを飾り3回戦進出を果たすも、今季のスプリングカップでは初戦で散ったBruders。実力はある両チームだけにこの初戦できっかけを掴み、今大会を駆け上がって行きたいところだ。そんな両者のバトルは1回表、スーパーイーグルスが2アウトから相手エラーで2点を先制。対するBrudersもその裏すぐさま1点を返すも、2回以降は投手戦となりスコアは動かず。初回に挙げた先制点を最後まで死守したスーパーイーグルスが2対1で逃げ切り、見事1回戦を突破した。

最後は、「川崎モリーズ vs 萩中サンダース」」の対決。2012年の2部リーグ制覇から早4年。今でも全員野球をモットーに活動する萩中サンダースだが、昨年の春・夏、今年の春とまさかの3大会連続となる初戦敗退を喫し、このサマーカップでの雪辱に燃える。対する川崎モリーズは今大会からVictoria参戦を果たした注目の若武者。そんな両チームの初戦に注目が集まる中迎えたゲームは初回、川崎モリーズの3番金崎が挨拶代わりの柵越えホームランを放ち1点を先制。しかし、萩中サンダースも黙ってはいない。3回にチームリーダー相澤がセンターオーバーを放ち反撃の狼煙を上げると、それを皮切りに村井のタイムリー、細尾の柵越えホームラン、糸田の3ランホームランなど萩中打線が大爆発。打者16人の猛攻で12点を奪い4回コールド勝ち。投げては相澤、箕輪の投手リレーで川崎モリーズ打線を3安打に封じ、萩中サンダースがサマーカップ2014以来の初戦突破を果たした。
同点打を放ったジョルター 岩澤選手
Victoria初勝利を挙げた ジェイスBC
先制打を放ったWILL 海老井選手
決勝トーナメント進出を懸けた順位争いが激化している最高峰リーグ。僅差のブロックが続出しているため残りの一戦一戦が重要な戦いとなり、最後まで何が起こるか分からない。

そんな中、最初の戦いは「ジョルターヘッズ vs FEARLESS」のCブロック首位攻防戦。過去2度の対戦成績は1勝1敗とここまで互角の勝負を演じてきた両者の対決は、今回も拮抗した好ゲームとなった。FEARLESS橋本、ジョルターヘッズ生田の両投手が、互いに5回まで被安打1と完璧な投球を披露し、完全な投手戦の展開に。そんなゲームが動いたのは最終回、先頭打者に四球を与えたところでジョルターヘッズは崎迫にスイッチ。その崎迫は簡単に2アウトを取るも、岡田(卓)にレフトオーバーのタイムリー2ベースを浴び、FEARLESSが遂に均衡を破る。後がなくなったジョルターヘッズはその裏、池中が相手エラーで出塁し2アウトながら2塁のチャンスを作り出すと、ここで打席には勝負強さに定評がある岩澤を迎える。すると、若き主砲がチームの期待に応える同点タイムリーを放ち、ジョルターヘッズが土壇場で勝ち点を獲得。首位攻防戦を制したジョルターヘッズが、決勝トーナメント進出を大きく手繰り寄せた。

続いてもCブロックの対決、「ジェイスBC vs Revival」。初戦のはちみつハニーとの八王子対決は引き分けに終わり、この試合で初勝利を狙う新星ジェイスBC。対するRevivalは現在3位に位置しているが、上位2チームに追いつくためにも是が非でも勝利が欲しいところだ。そんな両者のバトルは、両先発の好投により序盤は投手戦となる。試合が動いたのは5回表、ジェイスBCが2本の3塁打などで2点を先制する。追いつきたいRevivalは6回裏、2番松山のレフト前ヒットで1点を返すが反撃もここまで。最後まで集中力を切らさなかったジェイスBCが接戦をモノにし、記念すべきVictoria初勝利を挙げた。

大混戦となっているDブロック。先ずは「ダディーズベースボール vs WILL BASEBALL CLUB」の戦い。勝てば共に首位浮上の可能性があるだけに、今後の命運を左右する大事な一戦となる。そんな両者の対決は、WILL樋口、ダディーズ押田というVictoriaを代表する両エースの先発でスタート。しかし、ゲームは序盤から動きを見せる。2回裏、WILLは2アウトながら満塁のチャンスを作ると、1番海老井の内野安打と押し出しで2点を先制。対するダディーズは3回表、日景のレフトへのタイムリーヒットで1点を返すと、さらに西田のエンドランで同点とする。追いつかれたWILLはその裏、連打で1アウト2、3塁とすると内野ゴロの間に1点を奪取し勝ち越しに成功。すると、4回以降は両チーム共にランナーを得点圏に進めるもあと一本が出ず、3対2でWILL BASEBALL CLUBが逃げ切り勝利。2試合連続で1点差ゲームを制したWILL BASEBALL CLUBが今年も勝負強さを見せつけ、遂に首位の座を掴んだ。
サブ取材カードに選ばれた「Naughty vs 青木製作所Snugs」の一戦。先に行われたスプリングカップ準決勝で敗れたNaughtyだが、何とか気持ちを切り替え、予選リーグ3勝目を目指す。対する青木製作所Snugsは、ここまで1勝1敗と上位浮上のためにはこちらも勝利が必須条件だ。さらに今年のスプリングカップで敗北を喫している相手だけにリベンジに懸ける思いも強い。そんな両雄の対決は14時のプレーボールで始まり、序盤から点の取り合いとなる。1回裏、青木製作所Snugsは1番山口(大)がエラーで出塁すると、進塁打等で進塁しパスボールで還り1点を先制する。対するNaughtyは2回表、ヒットやエラー等で一挙5点を奪い逆転に成功。しかし2回裏、青木製作所Snugsは6番村上、7番川村の連打、続く8番宮崎が犠打で送り2、3塁のチャンスを作ると、9番大桃がレフトへ2点タイムリーを放ち5対3。更に青木製作所Snugsは4回裏、この回から柳田に代わりマウンドに上がった後藤を攻め立てると、8番宮崎がライトへ3ランホームランを放ち逆転。5回裏にも相手のミスなどで2点追加した青木製作所Snugsが5対8で勝利。投げては川村が2回の5失点以外はNaughty打線を完璧に抑え完投。見事逆転勝利を飾った青木製作所Snugsが2勝目を飾ると共に、今年の春のリベンジを果たした。一方のNaughtyはスプリングカップの敗北を引きずり、この日のダブルヘッダーを2連敗で終えた。

1部リーグ同様、決勝トーナメント進出権をめぐる争いに激しさが増してきた2部リーグ。
この日は4試合の熱きバトルが繰り広げられた。

ここまで開幕2連敗と後がなくなった情熱チキンはこの日、今季初勝利を狙うJAPAN BRANDと開幕2連勝中のSAMURAI.BOYSとのダブルヘッダーを決行した。
先ず、午前8時のプレーボールで先陣を切ったJAPAN BRANDとのバトルは初回、3番打者のタイムリー2ベースでJAPAN BRANDに1点を先制されると、続く2回にも1点を失い2対0とリードを許す。これ以上離されたくない情熱チキンは3回に足を絡めた攻撃と相手ミスですぐさま同点に追いつくが、これで火が付いたJAPAN BRAND打線は長短打で8点を奪い勝負あり。情熱チキンも2点を返し反撃を試みるが時すでに遅し。JAPAN BRANDが今季初勝利を手にし、Cブロック上位争いに食らい付いた。

3敗目を喫した情熱チキンだが、直後に対峙したSAMURAI.BOYSとのバトルでも、本来の実力を発揮出来ず先制点を与えてしまう。初回、SAMURAI.BOYSは旭(一)の犠牲フライで1点を先制すると、その後も纉木の二塁打、水野のホームランなどで得点を重ね9得点。投げては先発の時任がベテランらしい粘りのピッチングを披露し、情熱打線を手玉に取った。まさかの4連敗を喫してしまった情熱チキンはこれにより予選リーグ敗退が決定。一方、投打の噛み合ったSAMURAI.BOYSは開幕3連勝を飾り、Cブロック首位へと浮上した。

続いては、首位Rossowaveと2位ハリウッドの全勝対決。Eブロックの首位攻防戦となったゲームは1回裏、ハリウッドが2番郷原の2塁打をきっかけに打者一巡の猛攻を見せ、いきなり4点を先制する。出鼻を挫かれたRossowaveは3回表、2アウトから2番土井が2塁打を放つと、そこから連打で3点を奪い1点差に追い上げる。しかし、4回裏に1番工藤のソロホームランでハリウッドが追加点を奪い試合を決めた。投げては先発の佐藤が踏ん張り完投勝利。緊迫の首位攻防戦はハリウッドに軍配が上がり、見事開幕3連勝を飾った。

最後は、ようやく今季の初戦を迎えたSCRATCHと、こちらも白星発進を狙う新星ごうしょうのFブロックのバトル。そんな両者のゲームは3回、9番前田が左中間への柵越えホームランを放ち、ごうしょうが1点を先制すると、さらに4番鈴木のエンドランで2点、9番前田のタイムリーで1点を追加し、リードを4点に広げる。投げては寺西、藤戸の完封リレーでSCRATCH打線をシャットアウト。まさに投打でSCRATCHを圧倒したごうしょうがデビュー戦を白星で飾り、ライバルチームへ己の実力を誇示した 。
             首位に浮上した SAMURAI.BOYS
             好投を見せたハリウッド 佐藤投手
             Victoria初白星を挙げた ごうしょう
タイムリーを放ったAlbatross 荻野選手
タイムリーを放ったスナイパーズ 内田選手
2ランHRを放ったガンジーズ 松井選手
リーグ初勝利を挙げた 芝浦オールスターズ
好投を見せたCRN 上田投手
完封勝利を挙げたSTORM 宮田(裕)投手
タイムリーを放ったCHUYANS+ 新井選手
決勝T進出を決めた CHUYANS
この日、9試合の激闘が行われた最激戦区3部リーグ。
先ずは、残り4試合となったAブロックのバトル。3位Albatrossと4位品川オリオールズの直接対決は、勝てば首位浮上となる大事な一戦となる。そんな両者のゲームは3回表、品川オリオールズが3番杉野のタイムリー3ベースで先制する。しかし、3連勝と波に乗るAlbatrossは4回裏、1アウト1、3塁からダブルスチールを仕掛けると3塁ランナー阿部が生還し同点。さらに相手のミスや8番荻野のタイムリーなどで加点しこの回4点を奪う。しかし、負けるわけにはいかない品川オリオールズは5回表、こちらもダブルスチールの間に1点を返すと、ここで7番水越にセンターオーバーの2点タイムリーが飛び出し同点に追いつく。両者一歩も引かない好ゲームは最終回、Albatrossが1アウト2塁のチャンスを作ると3番高橋がライト線へタイムリーを放ちサヨナラ。Albatrossが劇的な形で4勝目を飾り、Aブロック首位へと浮上した。一方、最後の最後で力尽きた品川オリオールズの予選敗退が確定。残り3戦となったAブロック。順位確定は最終戦にまでもつれ、最後まで何が起こるか分からない。

2位Kawaguchi Clubと3位マイルドスターズの直接対決となったCブロックの戦い。決勝トーナメント初進出を狙う新星同士の対決は、マイルドスターズ松本、kawaguchi club相内の両先発投手が圧巻のピッチングを披露し6回まで無失点。ゲームが動いたのは7回表、マイルドスターズは1アウト1、2塁のチャンスを作ると、6番依田がライト前へタイムリーを放ち待望の先制点を奪う。さらに続く代打宇津木の犠牲フライで1点を追加し、リードを2点に広げる。しかし粘るkawaguchi clubはその裏、ノーアウト満塁のビッグチャンスを作り出すが、ここでも松本の牙城を崩せずゲームセット。最後まで手に汗握る好ゲームとなった直接対決は3位マイルドスターズに軍配が上がり、決勝トーナメント進出へ向けて貴重な勝ち点3を手にした。

続いてもCブロックの対決、「スナイパーズ vs セブンホイールズ」。初戦となった三車線戦では見事1点差ゲームをモノにし勢いに乗るスナイパーズ。一方、2014年大会では初の決勝トーナメント進出を果たしたセブンホイールズだが、今季はここまで4連敗と残り2戦で初勝利を目指す。そんな両者のバトルは2回裏、スナイパーズが相手の3連続エラーで満塁のチャンスを貰うと、2番深谷の犠牲フライ、5番堀内、6番小野寺の連続2塁打などで一挙8点を奪取。さらに攻撃の手を緩めないスナイパーズは3回裏、3連続四球から2番深谷、7番内田、9番丸川のタイムリーなどで7点を追加し試合を決めた。セブンホイールズは再三チャンスを作るも、どうしてもあと1本が出ず無得点。4回コールドでスナイパーズが開幕2連勝を飾った。

ここまで開幕2連敗を喫している芝浦オールスターズが起死回生を狙いダブルヘッダーに挑んだDブロックの戦い。しかし、先に行われたガンジーズとのゲームでは、3連勝中のガンジーズが初回からその実力を発揮する。1回表、連続四球から安里、志村、山田のタイムリーや松井の2ランホームランなどでガンジーズが一挙6点を先制。いきなりの先制パンチを食らった芝浦オールスターズは、その後小刻みに得点を重ね追い上げを見せるが、6回表に松井のタイムリーでガンジーズがダメ押し。強力打線の躍動で粘る芝浦オールスターズを振り切ったガンジーズが開幕4連勝を飾り、首位の豪球会に勝ち点で並んだ。
連敗だけは避けたい芝浦オールスターズは、続くアルバトロスとの一戦で意地を見せる。初回、芝浦オールスターズは連続四死球と相手エラーで1点を先制。3回裏にアルバトロス小松のタイムリーで同点に追いつかれるが、迎えた最終回に連打で勝ち越し2対1で勝利。最後まで気持ちを切らさなかった芝浦オールスターズがリーグ初勝利を手にし、真夏のダブルヘッダーを1勝1敗で終えた。

Eブロックでも、CRNSTORMがそれぞれダブルヘッダーに挑み、順位争いに影響を及ぼす重要な3試合が行われた。
先ずは開幕2連勝中の好調CRNと、それとは対照的にすでに2敗を喫しているSTORMが激突。初回、CRNは3番上戸のタイムリー3ベースで先制すると、2回には7番泰江がタイムリー2ベースを放ち2点目。一矢報いたいSTORMは最終回、ヒットとエラーで1点返すが反撃もここまで。投げては先発の及川が6回1安打1失点の好投を見せ、CRNが2対1で逃げ切った。
僅か1安打と打撃陣が機能しなかったSTORMだが、続くNTA岡クラブとの戦いでは初回からその打線が大爆発。1回表、3番須藤のタイムリーを皮切りに、相手守備陣のミスなどでSTORMが一挙5点を先制する。その後も2番宮田(真)、3番須藤の連続ホームラン等で追加点を加え9得点。投げては宮田(裕)が被安打1の無四球ピッチングを披露し完封。投打でNTA岡クラブを圧倒したSTORMが今季初勝利を飾り、1戦目の鬱憤をすぐさま晴らした。
ダブルヘッダー連勝を狙うCRNは、開幕4連勝と現在首位を走るKing☆Johnnyとの一戦に挑んだ。ゲームは初回、King☆JohnnyがCRN先発上田の立ち上がりを攻め、連打でいきなり2点を先制。しかし、CRNは2回に連打で1点を返すと、3回には宮澤(聡)のエンドランで同点に追いつく。さらに勢いづいたCRNは4回、乾がエンドランを決め追加点を奪うと、1番泰江にもタイムリーが飛び出し勝負あり。投げては上田が初回の失点以降は危なげないピッチングを見せつけ、強力King☆Johnny打線を抑える完投勝利。 CRNが首位攻防戦を制し、開幕4連勝で首位King☆Johnnyと勝ち点で並んだ。

取材ゲームでの活躍が記憶に新しい成城ソネッツが、3勝1分で現在2位に位置するCHUYANS+をホームに迎えた一戦。若武者対決となったゲームは、序盤からCHUYANS+打線が大爆発。ここまで42得点を叩き出している強力打線は初回、佐伯、新井、飯渕の連続タイムリーなど打者一巡の猛攻を仕掛け、CHUYANS+が一挙6点を先制する。対する成城ソネッツもその裏、4番葵のタイムリー2ベースで1点を返すが、その後もCHUYANS+が得点を重ね4回コールド勝ちを収めた。投げては先発の植田が完投勝利。CHUYANS+が首位浮上となる4勝目を飾ると共に、一足先に決勝トーナメント進出を決めた。
また、この日予定していた「東京レイバンズ vs 二代目れぐるす」の一戦は、試合開始予定時刻までに選手が9名揃わず、二代目れぐるすの不戦敗。2位内の可能性が消滅した東京レイバンズだが、僅かにワイルドカードでの決勝トーナメント進出の可能性を残した。

開幕戦を白星で飾ったジャピンはこの日、一気に上位浮上を狙うべくダブルヘッダーを決行。ここまで3連勝中とGブロック首位に立つCHUYANSとの一戦では、序盤から3番石井の犠牲フライなどでCHUYANSに4点のリードを許す展開に。反撃したいジャピンは3回裏、小野(真)のタイムリーなどで3点を返し1点差に詰め寄るが、4回裏にCHUYANSがさらに4点を追加し勝負あり。開幕4連勝を飾ったCHUYANSが、兄弟チームCHUYANS+に続き決勝トーナメント進出を決めた。
守備面に課題が残ったジャピンだが、続くDAKYO倶楽部との一戦では本来の鉄壁のディフェンスを披露。 先攻のジャピンは初回、相手エラーとタイムリーでいきなり2点先制すると、2回にも2点を追加し序盤で4点のリードを奪う。すると、そのリードを最後まで死守し逃げ切り勝利。ジャピンがダブルヘッダー2戦目で勝利を飾り、Gブロック2位をキープした。
予選リーグ終盤を迎えた4部リーグ。Aブロックでは、すでに決勝トーナメント進出を決めている雪崩式と、勝利を掴み決勝トーナメント進出を手中に収めたいアスリーツが激突。雪崩式鈴木、アスリーツ中野の両先発で始まったゲームは3回表、アスリーツが太田のホームランなどで3点を先制する。雪崩式はピッチャーを清水に代え、流れを引き戻そうとするが、アスリーツがさらに4点を加え勝負あり。序盤のリードを最後まで守り抜いたアスリーツが首位攻防戦を制し、見事2勝目を飾った。そのアスリーツは、最終戦となる次戦で引き分け以上の成績を収めれば決勝トーナメント進出が決定する。

続いてCブロックでは、SMAAAASH!!がダブルヘッダーを決行。ここまで2連敗とすでに決勝トーナメント進出の可能性は消滅しているが、最後に何とか意地を見せたいところだ。先ず1戦目では首位を走るLAGERSと対決。試合が動いたのは2回表、LAGERSが首位の力を見せつけ一挙6点を奪い主導権を握ると、4回にも4点を追加しダメ押し。その裏SMAAAASH!!も1点を返すが、更に4点を追加したLAGERSが5回コールド勝ち。 14得点の猛攻を見せたLAGERSが3勝目を飾り、首位での決勝トーナメント進出を決めた。
最終戦こそ勝利を掴みたいSMAAAASH!!だったが、続くBEANSとの一戦でも苦しい試合展開となる。初回、3番松井のタイムリー2ベースでSMAAAASH!!が先制するも、その裏に4番田中(優)、5番田中(高)の連続タイムリーでBEANSがすぐさま逆転。離されたくないSMAAAASH!!は3回に4番鈴森のタイムリー2ベースで同点に追いつくも、その裏BEANSが柳橋、小高のタイムリーで再び突き放す。すると、BEANSはその後も4番田中(優)の3ランホームラン、6番佐藤の2ランホームランなどで得点を重ね10得点。投げては佐藤、山崎の継投リレーでBEANSが2勝目を挙げ、2位へと浮上。その結果、決勝トーナメント進出は最終戦の「新座オーキーズ vs 常笑学院」の結果次第に。新座オーキーズが勝つか引き分けでBEANSの進出が決まるため、常笑学院が進出するためには勝利が絶対条件となる。
             首位攻防戦を制した アスリーツ
             決勝トーナメント進出を決めた LAGERS
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