特集2025.02.22
2025年、世界各国から人やモノ、技術が集まる国際博覧会『大阪・関西万博』が4月~10月まで開催され世間の注目を集めるが、野球界のホットトピックスは、大谷翔平を含む5人の日本人メジャーリーガが凱旋する『MLB Tokyo Series presented by Guggenheim』で、開催まで1か月を切り毎日のようにメディアで取り上げられている状況だ。国内では年を追うごとにMLBへの関心が高まっているが、独自調査によると野球少年の約8割がMLBに関心を寄せていることが分かり、老若男女問わずMLBは高い人気を誇る。
MLBと言えば、Victoriaのオフィシャルメインパートナーのローリングスは、MLBオフィシャルサプライヤーとして古くからMLBと密接な関係を築いている。当大会においても年々ローリングスを愛用するVictoria戦士が増えていき、昨年草野球界で注目を集めたSNS企画『#俺のローリングス』では、Instagramを中心に200件以上の投稿が確認され、各選手自慢の様々なローリングスアイテムが紹介されたのは記憶に新しい。トップメーカーからの支援としては全国の数ある草野球大会を見ても類を見ない規模であるが、新シーズンもVictoria戦士の期待に応えるべくローリングスとタッグを組んでモチベーションアップに貢献したい。
2024年のVictoriaを振り返ってみると、マスターズカップを含め6チームが初タイトルを手中に収め、勢力図は明らかに変わってきていることが分かるだろう。しかしながら、それと同時に実力が拮抗した強豪が多数在籍するVictoriaでは毎年のように紙一重の戦いが繰り広げられており、2023年の秋に続き昨年は1部リーグ制覇を達成した下町Tempest、2018年から数えること7度プロスタの地で試合を重ね、うち昨秋を含め4度のタイトル獲得を果たした湾岸ベースボーイズなど、Victoriaの成長と共に大会を盛り上げてきたチームたちが黙ってはいない。そんな注目チームが一堂に会する2025シーズン、ここからは各大会注目チームを一気に紹介する!
毎年春のセンバツ高校野球、そしてプロ野球より一足早く開幕するVictoriaスプリングカップだが、今年で15年目を迎える2025年大会も上位常連チームから新勢力まで非常に楽しみな顔ぶれが集まった。
過去2年の戦いを振り返ると昨季はPEACEがVictoria初タイトル獲得となる春制覇を成し遂げたが、2023年チャンピオンの我孫子フラワーズは2年連続で春プロスタ進出を果たしており、今年もこの2チームが優勝候補の一角となるだろう。そこに2023年春準Vの下町Tempest、2年連続で春ベスト8以上の実績を誇るCHUYANS+が割って入る事が予想される中、昨年ベスト8に進んだ湾岸ベースボーイズ、東京ドナルドダック、D'LLERS、FENRIL。さらには昨夏4強のDejavu、KFBC、昨秋4強のジョルターヘッズ、BIGFACEら1部所属チームも決して侮れない存在だ。
新勢力にも目を向けてみると「若さとフレッシュさで盛り上げていきます!」と抱負を語るブラックスターズ、戸田市野球連盟1部に所属するサントリーフーズ、平均年齢20代前半と若さを武器に戦うCohrys、同じく99年生まれの若武者メンバーが多数在籍するChamplu99ers、横浜市青葉区の強豪横浜ジャイアンツ、東京都墨田区を拠点に活動する常磐ブルドックスら初参戦組には熱い視線を送りたい。
2/16に組み合わせ抽選会を終え、初戦から注目カード目白押しのスプリングカップだが、昨秋4強同士の「ジョルターヘッズ対BIGFACE」の一戦には1回戦から大きな注目が集まるだろう。プロスタ進出一番乗りを懸けた熱き戦いが間もなく開幕する!!
史上稀にみる大激戦の末に終幕した2024年の1部リーグは死闘の末、下町Tempestがタイトルを獲得し、Victoria年間MVPも2023年から武藤、望月と2年連続で下町Tempestから選出された。Victoriaに全てを懸ける下町Tempestは今季も主役となることは言うまでもないが、昨年オータムカップのタイトル獲得に加えて1部準優勝を飾った湾岸ベースボーイズも同様に最高峰リーグを牽引する存在となるだろう。
そこに新勢力として自動昇格を果たしたPEACE、TOMOSAKA、NAYONが1部リーグでどのような旋風を巻き起こすかに注目が集まるが、初出場で1部参戦となった注目の新星サントリーフーズ、これまでトーナメント大会が主戦場だったGIANT KILLING、2020夏以来の参戦となったTOKYO BULLSがリーグ初参戦と楽しみな面々も名を連ねる。
新勢力を取り上げる一方で2021、2022王者のTropicana、2023王者ブルーサンダースが王座奪還を狙い、昨夏4強のDejavuやKFBC、昨春4強CHUYANS+、昨秋4強ジョルターヘッズ、BIGFACEらも虎視眈々と頂点を狙うだろう。その他にも自主昇格から2年目を迎えた品川オレンジや、近年タイトルから遠ざかるPIECE、昨季1部リーグ4強のSCRATCHなど楽しみなチームが顔を揃え、『第15代最高峰リーグ王者』の称号を目指し予選から熱い戦いが繰り広げられそうだ!!
2024年は参戦2年目のTOMOSAKAが2部リーグを制覇し初タイトルを獲得したが、一昨年前は柏の若武者KFBCが初出場・初優勝の偉業を達成するなど、近年は新星チームの活躍が目立っている。
今季もVictoriaリーグの歴史に名を刻もうと練馬区でタイトルを獲得する魔封波、茨城県で実績を残すPistons、Cohrysの3チームが初参戦で2部スタートを決意。更には昨シーズンまで4部に所属していたG-matesとTOKYOJUMBLUESが一気に2レベルの自主昇格を果たし、3部からはパンプキンズが自ら昇格を決めた。また、近年トーナメント大会がメインだったT-Fiveが2018年以来7年ぶりのリーグ参戦と楽しみなチームも目白押しで、2020年オータム以来復帰を果たした清瀬ビクトリーも上位進出を目論む。
そんな中でも優勝候補の大本命として名前が挙がるのは昨年4強の黒百合、BOOOOONや、昨年3部ファイナリストのドクターKとGRADE RIZE 2ndで、彼らは各選手の高きポテンシャルを武器に2025年もVictoriaリーグを盛り上げる存在となってくれるだろう。そして、そこに割って入るのが2024年の2部決勝トーナメントで王者TOMOSAKAに惜しくも敗れた2年目RedBullsや、2021年、2022年4強、昨年8強のグレイトシャークスが有力で、千葉県鎌ケ谷市を拠点に活動する森の中のケバブは昨年未勝利も惜敗が多く、昨季のリベンジを期待したい。最高峰リーグも見据え、今季も混戦必死の2部リーグが間もなく開幕する!!
昨年を超える83チームの参戦により、2年ぶりに最激戦区リーグへと返り咲いた3部リーグだが、今季も初出場チームは全リーグ最多の25チームが名を連ね、例年同様に上位進出チームが予測できない展開となりそうだ。
最激戦区が故に開幕前から各チームの闘志を窺い知れるが、昨季3部リーグ4強のみつおJAPAN、紫紺インディアナオスンの2チームは上位戦線に名乗りを上げ、中でもみつおJAPAN絶対的エース南野の投球には今季も注目だ。更には昨季8強のSKグリーターズ、アスリーツ、KGLADS、ぺ~ちゃんずがプロスタに近い存在となるが、常連組3チームの躍進を期待すると共に、昨季の取材試合でポテンシャルの高さを見せつけたぺ~ちゃんずにも期待を寄せる。
また、昨季4部リーグ王者のRocketsが3部昇格後にどんな戦いぶりを見せるか楽しみであるが、同じく4部から自主昇格を果たしたBULLKIESも侮れない存在であり、代表を務める安藤の活躍が今年もチームの命運を握るだろう。
そして新規参戦のニューカマーが主役の座に躍り出ようと意気込む中、Victoiraカップ戦にもエントリーするChamplu99ers、クライマックス、ブラックスターズ、常磐ブルドックスや、新規チームで唯一新年会に参戦してくれたORCASの戦いぶりは注視したい。何れにしてもここでは取り上げきれない注目チームは多数あるが、最激戦区を戦い抜きプロスタの地に辿り着くチームは如何に!?
最激戦区の呼称こそ3部リーグに譲り渡すも、記念すべき10代目チャンピオンの称号を掴もうと新たに13チームが初参戦を決め、今年の4部リーグも上部に見劣りしない楽しみな面々が集結した。昨年の上位陣に加え、3部からの自主降格チームの活躍がどう影響するか計り知れないが、今年の4部リーグも混戦となることは言うまでもない。
そんな中、Victoriaリーグを長年支える歴史あるチームが今季も続々とエントリーを果たし、中でも参戦15年目の砂町ドンフェイスは注目チームとして触れておきたい。今季も砂町ドンフェイスの顔である石津代表がチームをまとめるが、Victoriaでは過去にリーグ戦3度ベスト4に進出するなど悲願のプロスタ進出に向けて気勢を上げる。
更には参戦12年目のセブンホイールズ、11年目の東京レイバンズ、10年目の神奈川インフィニティとお馴染みのチームが顔を揃え、今季も彼らが中心となってリーグを盛り上げてくれるだろう。
また、個性豊かな選手たちが集うVictoriaスペシャルカップには毎年4部リーグの面々が多く参加しており、2024年大会に出場した留年バスターズ、AIS、令和の豹、Albatross、江戸川のレベッカ、Tokyo Redbirds、Squirrelsは今シーズンこそチームでプロスタ出場を掴んでもらいたい。果たして憧れのプロスタの地で歓喜の輪を作るチームとは!?4部リーグの熱い戦いが間もなく幕を開ける!!