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連覇か新タイトル獲得か!最高峰リーグを勝ち抜いた両雄が神宮の舞台で激突!
【Aブロック】ブロック唯一の無敗で首位通過を果たしたのはブルーサンダース。開幕3連勝を決めたPIECE戦では宇野の決勝打に野村・森田の継投で強豪相手に見事な試合運びを魅せた。そのPIECEは1敗が悔やまれるもエースの関根がシーズンを通して見事な投球を披露し、安定した内容で2位通過を決めた。GOLGO BASEBALL CLUBは今季からエースとして躍動する渡邊がリーグ3勝を挙げ、ブロック最少失点のディフェンス力でワイルドカードでの予選通過を決めた。吉岡クラブ、SAMURAI.BOYS.NEOは惜しくも予選敗退となったが、互いにベテラン勢がチームを支えるだけに経験値で他を圧倒したいところだ。マリモーズ、ADDAXSも同じく予選敗退と悔しい1年となったが、Victoria初タイトルを目指し来季は巻き返しのシーズンとしたい。 【Bブロック】勝ち点は同率、得失点差で首位通過を決めたのはジャンクベースボールクラブ。エースの吉藤が今年も躍動し、ブロックトップの得点力を武器とした打線も好調だった。1990年から活動を続ける渡辺ツインズは、復帰初年度でリーグ4勝を挙げて2位通過と存在感を示し、中でも最終戦のDejavuとの戦いは見応えある投手戦を披露した。そのDejavuとSundaysは上位チーム相手に敗戦を喫し予選敗退となったが、上位相手に引けを取らない戦いぶりに来季も期待したい。WILL BASEBALL CLUBも僅差の試合が多く上位進出には春先の戦いぶりがポイントとなり、RED HILLも好選手が揃うだけに菊岡主将がチームを鼓舞し、来季は初のプロスタ進出を目指してもらいたい。 【Cブロック】2020年の1部覇者ちゃんぷるーず∞は今季も好調を維持し、2年ぶりの登板となった相原が復帰を果たすなど、充実した投手陣でブロックを席巻した。2位の座は勝ち点10で3チームが争う大混戦となり、頭一つ抜けたのは1部リーグトップの得点力を誇ったダディーズベースボールで、自慢の攻撃力を武器に2位通過を手中に収めた。ジョルターヘッズ、はちみつハニーは共に得失点差で予選敗退となったが、ジョルターヘッズは壮年チームが全国ベスト4進出とベテラン勢がチームを引っ張り、はちみつハニーも今藤(陸)が長年マウンドを守っており、2023年シーズンの躍進に期待を寄せる。相模KOT'Sは最終戦で首位のちゃんぷるーず∞を下し来年に向け望みを繋げ、Revival、Rad Kriegerも上位相手に善戦するなど来季は主役の座を狙う。 【Dブロック】昨季1部リーグチャンピオンのTropicanaは今季も豊富な戦力を擁し、5戦負け無しで首位突破。今季から加入した田山はシーズン通してフル回転の活躍を魅せた。2位通過にはTOKYOMAJESTYが勝ち点1の差で食い込み、エース高島が投打で活躍し決勝トーナメント進出の立役者となった。東京ドナルドダックは開幕3連勝を飾ったが後半2連敗と失速し、昨季1部ベスト4進出チームがまさかの予選敗退となり、DOBERMANはTropicanaとの取材試合で、先発の安竹が自らソロHRを放つ活躍を見せ、結果的には2-3で敗れはしたものの2019年から参戦する若きチームの成長を感じた試合だった。過去に2部で檜舞台の経験があるLa.Men、世田谷ペンギンズは1部昇格後思うような結果を出せていないが、歯車が噛み合えば彼らの存在は間違いなく脅威となるだろう。 【Eブロック】2016年から7年連続で1部決勝トーナメント進出を果たしたスタイガーが首位通過。今季も個性豊かなメンバーを支える小西監督の手腕が光ったシーズンだった。スタイガーに続いたのは昨季Victoria3冠の戦極-SENGOKU-で、スタイガーとの開幕戦はドローとなるも、続くRossowave戦では三者連発含む5ホーマーを放ち、そこから勢いに乗り2位通過を決めた。CHUYANS+は勝てば決勝トーナメント進出となる大一番で戦極-SENGOKU-に敗れ惜しくも予選敗退となり、来季こそはリーグ戦でのプロスタ進出が目標だ。RossowaveとSaintsは共に予選で姿を消したが、両者が激突した春の取材試合では見応えある好ゲームを展開しており、2023年も楽しみな存在だ。2015年1部リーグチャンピオンのRED SOXはまさかの最下位と近年苦しいシーズンが続くだけに、来季はタイトルホルダーとしての復活を期待したい。 【Fブロック】今季1部昇格後も好調を維持した我孫子フラワーズは、2022年シーズンも北澤(玲)と伊藤のダブルエースが活躍し、東葛地区を中心とするブロックで首位通過を決めた。昨季1部準VのBIGFACEは今季もブロックで存在感を示すと、筒井、高木、河本、中川の投手陣がチームを牽引し2位で決勝トーナメント進出を決めた。東京実業健康保険組合とD'LLERSは2位争いに加われる戦績ではあったが両チーム不戦敗が響き予選敗退と、来季はその悔しさをバネに奮起を見せてほしい。昨季2部リーグチャンピオンのNINE SENSEは我孫子フラワーズとは相反する結果で予選敗退となったが、来季はタイトルホルダーとしてのプライドを見せつけ、上位争いに加わってほしい。 【Gブロック】Eブロックのスタイガーと同率でリーグ最少失点を記録した湾岸ベースボーイズが首位通過。予選は松岡、壬生、加藤の投手陣が活躍し5試合中3試合が無失点と付け入る隙を与えなかった。2位には昨季オータム準Vの下町Tempestが入り、今季は代表の武藤が投手にコンバートし類まれなる野球センスで見事なピッチングを披露した。参戦2年目のがんばらんば本舗は昨季予選敗退の悔しさを晴らすため監督の平山が立て直しを図り、最終戦の9得点が功を奏し見事にワイルドカードでの決勝トーナメント進出を掴んだ。Tommys baseballclubは2年ぶりの決勝トーナメント進出はお預けとなったが、品川OBクラブ相手に13点を挙げた攻撃陣は脅威であった。その品川OBクラブはリーグ5戦を戦い切るも白星に恵まれなかったが、連盟大会では過去に実績を残しておりVictoriaでの好成績も期待したい。青木製作所Snugsはリーグ最下位と今季は振るわなかったが、フレッシュな若手を多く抱えるだけにベテランと若手の融合で2012年以来のプロスタ進出を目指す。 【決勝トーナメント】負けたら終わりの決勝トーナメントは、ブロック首位通過7チームのうち6チームが2回戦へ進出と順当な勝ち上がりとなり、2回戦以降はブロック1位通過チーム同士の意地とプライドが激突した。ブルーサンダースvsジャンクベースボールクラブの一戦は、ブルサン戸島(康)のダメ押し弾に小松・曽根(健)の継投で強打と投手力を武器に準決勝に進むと、同じく2回戦の我孫子フラワーズvsスタイガー戦は、北澤(玲)が強打のスタイガー打線を圧巻の完封シャットアウトでセミファイナルに進み、2回戦も好ゲームが続出した。そして最強王者の称号を掛けて激戦を勝ち抜き見事に神宮進出を決めたのは、1部リーグ連覇を目指すTropicanaと、リーグ初の決勝戦に進んだスプリング2連覇中のPIECEであった。
Tropicanaの決勝トーナメントでの戦いぶりを振り返ると、1回戦のがんばらんば本舗戦では予選の田山の完投ショーから一転、佐瀬・田山の必勝リレーを形成した。2回戦以降もこの必勝リレーが見事にハマり、神宮が懸かったセミファイナルも先発の佐瀬が5回を無失点で切り抜けると、リリーフした田山も2-0と緊迫した場面の中で2回をパーフェクトリリーフ。ブルサン打線を1安打に抑え、史上初の最高峰リーグ連覇へ王手をかけた。一方のPIECEはブロック2位通過ながら1回戦のGOLGO B.C戦で桑原(以)の決勝打に関根が完投と絶好の滑り出しで勢いに乗り、続く湾岸ベースボーイズ戦でも1回戦と同様に桑原(以)の決勝打に関根が好投と、バッテリーの活躍で強敵を次々と撃破した。迎えたセミファイナルは序盤に先制点を奪い試合の主導権を握り、中盤以降も着実に追加点を奪い我孫子フラワーズ2枚看板の北澤(玲)をノックアウトし、スプリングカップに続く2大会目のファイナル進出を決めた。
決勝戦のポイントとしてTropicanaは佐瀬・田山の盤石リレーがPIECE打線を如何にして交わすかが勝敗を分け、PIECEは前日にスプリングカップの決勝を戦っているアドバンテージを活かし、立ち上がりの攻め方が勝利を左右するに違いない。最高峰リーグの決勝戦としては相応しいカードとなった勝敗の行方は!?12月11日11時、決戦のゴングが鳴り響く!!
参戦8年目で悲願のタイトル獲得から1年、最強王者の称号を手に入れたTropicanaが今季も1部リーグを席巻した。2022年はVictoria連覇をスローガンに掲げ今季も代表の松下、監督を務める長野、Victoriaベスト9を獲得した主将の神谷、同じく副将の石田が中心となりチームをまとめてきた。 そんなチームは2014年に松下、神谷を中心に活動をスタート。9年が経過した現在、初期メンバーは松下、神谷、五條のみとなったが、松下を先頭に積極的に補強を続けた結果、桐蔭横浜大学OB含む大学、社会人、独立リーグ経験者で構成されたチームへと変革を遂げた。そして苦節8年、無冠の帝王と呼ばれたTropicanaは2021年シーズン並みいる強豪を下し、1部リーグのタイトルを獲得した。
チーム創設メンバーの松下は出番が激減する中で、勝利を最優先に考えメンバーを鼓舞し続ける。そして松下と大学同期の長野が中心となり、毎試合ごとに相手チームの分析や対策・傾向をインプットさせ、チームの意識改革に熱を注いだ結果が2年連続でのプロスタ進出に繋がった。更には創設メンバーの一人でもある神谷の強肩・強打は今季も健在で、同級生の石田とプレーでチームを牽引した。 バッテリーを中心とした守備から攻撃へと繋げる野球が特徴のTropicana打線を紹介すると、チームNO.1の俊足鷲谷の出塁が鍵を握る。続く三ツ俣の巧みなバットコントロールにも期待が高まり、中軸は戸塚、昨年も決勝戦でHRを放った塩谷に加え、赤坂、池田と十分に一発を狙えるバッターが揃う。下位も神谷、小室、石田と切れ目ない打線が続き、決勝でのスタメン出場の可能性も大いにある中、昨年代打HRを放った南澤、内山、戸田、菅野、河野、倉橋ら自慢の好打者がベンチで控え、一瞬たりとも気の抜けない攻撃陣が特徴だ。
投手陣も多くのタレントを揃えるTropicanaは右腕の田山が投手陣の軸となり、予選では全試合に先発し5勝を挙げた。しかし決勝トーナメントでは一転、全試合に佐瀬が先発し田山がリリーフする盤石の投手リレーを形成し、僅か1失点と抜群の安定感で決勝進出の立役者となった。そしてチームを精神面で支えるムードメーカーである五條、チーム一番の元気印の江頭は声でナインを鼓舞し続け、決勝戦でも彼らの声が神宮の杜に響き渡る。
Victoria史上初の最高峰リーグ連覇を達成する為に「1年を戦い抜いてきたチームの集大成は、必ず連覇という形で締めくくる」と冷静に語る彼らだが、12月11日に照準を合わせ、最高のチーム状態で神宮の地へ乗り込むだろう。 史上初の1部連覇まであと1勝、Tropicanaが時代の寵児になるべく、神宮球場で最強王者の名に相応しいパフォーマンスを発揮する!!

#12 佐瀬 友基 (投手)  1987年9月28日生まれ  成田高校~敬愛大学 社会人時代には天皇杯優勝、最優秀賞受賞と経験及び実績豊富な右腕。 キレのあるストレートと多彩な変化球を武器とし、マウンド度胸とテンポの良い投球が持ち味だ。 決勝トーナメントでは全試合に先発し、神宮の舞台でも抜群の安定感でチームを連覇に導く! 『 素晴らしい球場で野球が出来ることに感謝し、最後まで精一杯プレーします。 』
#23 赤坂 優斗 (外野手)  1996年1月16日生まれ  修徳高校
チームの中軸を支える、力強いスイングと思い切りの良さがウリの強打者。 追い込まれてからはシュアなバッティングに切り替える器用さも持ち合わせるTropicanaの中心選手だ。 投げては自慢の強肩で140kmに迫る速球を投げ込み、ファイナルでも攻守に期待がかかる! 『 我がスイングに一片の悔いなし」の気持ちで振りぬきます。 』
#56 小室 良祐 (内野手) 1987年9月17日生まれ  水戸桜ノ牧高校~関東学院大学
チーム1,2を争う堅守を誇る強肩内野手。 打順は下位ながらも左右へ打ち分けるバットコントロールと意外性のあるバッティングが魅力だ。 最年長メンバーの一人であり、後輩からも慕われるチームの人気者が決勝の舞台でも躍動を誓う! 『 チーム最年長ですが、2連覇できるようにベストを尽くします!Power! 』
前日のスプリング決勝を数えると2017年から7度目のファイナル進出、近年の活躍ぶりは素晴らしく大会史上に残る輝かしい功績を収め、Victoriaを代表するチームと言っても過言ではない。実力はさることながら草野球を純粋に楽しむ姿勢や、影で支える優秀なマネージャー陣の姿を見ると、草野球チームの模範的な存在と言っても決して大げさな表現ではないだろう。
他のチームからも一目を置かれる存在だからこそ今季は「プレッシャー」という見えない敵と戦いながら、時には意見の食い違いで選手同士が衝突する事もあった。無論レギュラー争いも熾烈を極め、それぞれの長所を活かしミスを選手全員でカバーし合いながら厳しいシーズンを戦い抜いき、今季は春に続きリーグ大会初の決勝進出と2大会で神宮の切符を掴み取った。
そんな個性溢れる選手を紹介すると、攻撃陣では俊足巧打のリードオフマン桑原(南)、バッターボックスでは独特の空気感を出し、足でプレッシャーをかける青野、抜群のバッティングセンスが持ち味の茂木、チャンスに強い本木、白石(光)については今年よく得点を挙げてきた。更にはシーズン途中から加入した中路は小柄ながらもパンチ力が持ち味で、昨年から加入した進藤が打てばチームが盛り上がり、代打の切り札として控える柳澤の活躍も光ったシーズンだった。
一方のディフェンス面では、今季関根がチームのエースとして活躍。四死球が多く自分を苦しめる事もあるが、我慢強く投げるのが特徴で若手の杉沼、横田、前田の活躍も大きかった。特に杉沼は練習試合でも手を抜かず、懸命なプレーでチームに良い刺激を与えた。そんな投手陣を引っ張る桑原(以)は今季から捕手にコンバートし、苦しみながらも様々なピッチャーを引っ張り、この1年間上手くゲームメイクを果たした。
更にはバックで守る守備範囲の広い桑原(南)、茂木はいくつものピンチを救い勝利に貢献し、ユーティリティな白石(太)と上島は大事な所で存在感が際立った。チームのまとめ役で精神的支柱の坂東は内野を守るが、去年は斉藤と共に主軸を務めるも今季は不調が続き、決勝までには調子を上げたいところだ。そしてムードメーカーの白石(光)、白石(太)、斉藤はベンチを盛り上げ、チームの道具管理や雑用などを自らこなし、皆が試合に集中出来る環境を率先して作っている鈴木も貴重な存在としてチームを支えている。最後にチームを1年間サポートしてきたマネージャーの山ノ井、遠藤も優勝には必要不可欠なラストピースである事は言うまでもないであろう。
Victoriaファイナル2022では唯一の連戦でTropicanaとの頂上決戦を迎える彼らだが、前日のスプリング決勝で勢いに乗り、緊張から解き放たれ精神的優位な状態で1部決勝を迎えたいところだ。最高峰リーグ初制覇、そして2日連続のタイトル獲得を目指しPIECEナインは2022年を有終の美で締め括る!!

#13 関根 雅斗 (投手) 1994年8月21日生まれ  市立川越高等学校~平成国際大学
今季はPIECEの絶対的エースとして大車輪の活躍。 多彩な変化球と強気なピッチングが持ち味で、ピンチの場面でも冷静かつ大胆さを見せるタフガイ。 チームの期待を一身に背負う新エースが神宮のマウンドで躍動する! 『 今年からチームの主戦投手として起用していただき、昨年と同じ舞台まで来る事ができて、一安心しております。決勝戦も自分らしく、強気なピッチングで勝利に貢献したいと思います。応援してくださっている方々の為にも、チーム一丸となって史上初3連覇を達成できるように頑張ります! 』
#18 上島 拓真 (内・外野手) 1994年1月12日生まれ  賀茂高等学校~鳥取大学
今季入団を果たした走攻守三拍子の揃ったユーティリティープレーヤー。 シーズン序盤は結果が出ず苦しい時期もあったが、地道な努力で今ではチームの4番に君臨。 打撃だけでなく守備や走塁能力も高いPIECEのニュースターが神宮の舞台で大暴れする! 『 昨年は2連覇を応援席で見届け、今年はPIECEの一員として同じ舞台で優勝を目指し共にプレーができること、大変嬉しく思います。野球ができる喜びと感謝を胸に、柴監督を胴上げできるよう全力でプレーし勝利に貢献します! 』
#52 青野 祐樹 (内野手・投手) 1989年3月8日生まれ  西武台高等学校(テニス部)
テニス部出身ながら強豪PIECEでスタメンを張る快速男。 主に内野手として活躍するが、テンポの良さや駆け引きの上手さで投手としても見る価値のある選手だ。 一度見たら忘れらない彼のスピードが新タイトル獲得を加速させる! 『 塁に出てからが持ち味なので、決勝戦でも積極走塁を意識しながら戦います。どんな場面でも空気を変えられるような打撃、走塁をしてチームを盛り上げていきたいと思います。Victoria SpringCup 3連覇という偉業達成に向けて全力を出し切ります!! 』