TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「ファイナル進出へ王手!3大会で3チームが4強一番乗り!!」
サマーカップ2016トーナメント表
この日、唯一行われたサマーカップの戦い「大宮フェニックス vs Big☆B」。
まさに優勝候補同士の対決と言っても過言ではない4強入りを懸けた強豪対決だ。
3回戦で鷲球クラブとの死闘を制し、チームの雰囲気は最高潮と言える大宮フェニックス。2014年にスプリングカップ王者の称号を手にした彼らだが、今季は新たなタイトル獲得へ全身全霊で挑む。また、リーグ大会でも昨年王者RED SOXとの決戦を再来週に控えるだけに、このゲームも勝って上昇気流に乗りたい所だ。
対するは、千葉の雄としてその名を轟かせるBig☆B。ここまで3戦で僅か1失点と鉄壁のディフェンス陣を擁し、得意とする堅実な攻撃で手堅く勝ち上がってきた印象だ。しかしそんな彼らだが、2011年にこのサマーカップで準優勝に輝くもVictoriaでは未だ無冠である。5年前のリベンジはもちろん、今季こそは念願の初タイトル奪取を狙う。
そんな両雄がぶつかり合った準々決勝のバトルは、先攻大宮フェニックス、後攻Big☆Bで試合開始。初回、大宮フェニックスは3連打でいきなりノーアウト満塁のビッグチャンスを作るも、絶体絶命のピンチにギアを一段上げたBig☆B先発の中須が、気迫の投球で後続を抑え無得点に終わる。すると3回裏、ここまで無安打ピッチングを見せていた大宮フェニックス永野がBig☆B打線に捕まる。梅田がチーム初安打で出塁を果たすと、続く福山がライトへのタイムリー3塁打を放ち1点を先制する。さらに手堅い攻撃を見せるBig☆Bは植手の内野ゴロの間に2点目を挙げ、ゲームの均衡を破った。何としても追いつきたい大宮フェニックスだったが、エース中須のピッチングの前にどうしても1点が遠く、そのまま試合終了。Big☆Bが3試合連続となる完封勝利で準決勝進出を決め、5年越しのリベンジへの挑戦権獲得に王手をかけた。
サマーカップと同様、1試合のみの開催となった1部リーグの戦い「吉岡クラブ vs ジェイスBC」。並みいる強豪が犇めく最高峰リーグベスト4を懸けた大一番だ。
ディフェンディングチャンピオンとして挑んだスプリングカップではベスト8、さらにサマーカップでは屈辱の1回戦敗退と、残るこのリーグ大会に全てを懸ける吉岡クラブ。昨年のリーグ大会でも準決勝敗退を喫しており、リベンジと共に初タイトル獲得へ突き進む。
対するは、今年初出場ながらベスト8へとコマを進めてきた八王子の雄・ジェイスBC。1回戦では今季絶好調のダディーズベースボールを下すなど、決勝トーナメントでもその快進撃が続いている。
そんな両者の4強一番乗りを懸けた一戦は、初回から動きを見せる。吉岡クラブ先発の菊池がジェイスBC打線を三者凡退に抑え流れを呼び込むと、その裏2アウト3塁の場面で4番菊池が自らレフトへタイムリーを放ち1点を先取。さらに2回裏、6番野田のヒットを皮切りに相手エラーで1点、9番鈴木の内野ゴロの間に1点を追加すると、続く1番七島が初球を叩き、特大のセンターオーバーとなる3ベースヒットで4点目を奪う。
すると、攻撃の手を緩めない吉岡打線は、3回裏に8番青木の内野ゴロの間に1点、9番鈴木のタイムリーで1点。5回裏には途中出場の錦織が2点タイムリーで8点目を奪い、試合を決めた。投げてはエース菊池が巧みな投球術でジェイス打線に的を絞らせず、最終回は七島が締めてゲームセット。
8得点を挙げた脅威の打撃陣に加え、完封リレーを飾った投手陣とが見事噛み合い、吉岡クラブがベスト4一番乗りを果たした。
             投打の活躍を見せた吉岡 菊池投手
             1部リーグ決勝トーナメント表
サヨナラ打を放ったKing☆Johnny 木下選手
2部リーグ決勝トーナメント表
最激戦区3部リーグ4強入りを懸けた注目の一戦、「Kawaguchi Club vs King☆Johnny」。
予選リーグではCブロック3位に沈むもワイルドカードでの復活を果たしたKawaguchi Club。決勝トーナメント1回戦ではAブロック首位のAlbatrossに快勝するなど、その実力は証明済みだ。
対するは、Eブロックを5勝1敗の2位通過で勝ち上がってきたKing☆Johnny。こちらも決勝トーナメント1回戦で、最終回に3点差をひっくり返す逆転勝利を挙げ、チームの雰囲気は最高潮だ。投げてはエース、打ってはクリンアップを任される藤尾の活躍がカギを握る。
若武者対決となった準々決勝は、先攻Kawaguchi Club、後攻King☆Johnnyでプレイボール。
ゲームは序盤、両チーム共に先制のチャンスを作るが、両先発投手の力投で3回まで得点を許さない。 試合が動いたのは4回表、Kawaguchi Clubは3、4番の連打と四球でノーアウト満塁のビッグチャンスを迎えると、6番のタイムリーヒットで1点を先制。その後2アウトとなるも、押し出し死球で1点を追加し、リードを2点に広げる。 しかし4回裏、King☆Johnnyがすかさず反撃開始。この回先頭の5番藤尾がレフトへ弾丸ライナーのホームランを放ち1点を返すと、5回裏にも2番榎本がライトオーバーの2塁打と完璧な3盗でチャンスメイク。ここで迎えた4番石川にレフトオーバーのタイムリーが飛び出し同点。さらに5番藤尾が2打席連続となるホームランを放ち、King☆Johnnyがついに逆転に成功する。 食らい付きたいKawaguchiClubは6回表、2アウトから内野安打や死球などで2、3塁とすると、1番がセンター前へ2点タイムリーを放ち同点。 時間的に最終回となったその裏、King☆Johnnyは下位打線がチャンスを作り、連続死球なとで2アウト満塁のチャンスを作り出すと、3番木下がサードの頭を越すタイムリーヒットを放ちサヨナラ。 King☆Johnnyが2試合連続で激戦をモノにし、ファイナル進出へ王手をかけた。 一方、互角の勝負を演じながらも僅かに届かなかったKawaguchiClub。初出場ながらベスト8進出という今季の経験を糧に若武者軍団の更なる成長を期待したい。
取材カードに選ばれた2部リーグ決勝トーナメント1回戦「CHUYANS+ vs Brightness」。
Fブロックを無敗で勝ち上がり、予選リーグでは圧倒的な強さを見せつけたCHUYANS+。リーグ1位となる60得点を叩き出した攻撃陣に加え、一桁の失点数を誇る投手陣と、攻守共に3部リーグトップレベルだ。同じく3部リーグで奮闘した弟分CHUYANSが先週の戦いで敗れているだけに、その敵討ちと共に1年での2部リーグ復帰を視野に入れた3部制覇を目論む。
対するは、今季から初出場を果たしたBrightness。下剋上を狙ったトーナメント大会では、春2回戦、夏1回戦敗退と苦戦を強いられたが、最高峰リーグ所属チームとの対戦経験をこの決勝トーナメントに活かしたい所だ。
そんな8強入り最後の椅子を懸けた若武者同士のバトルは、CHUYANS+小澤、Brightness柿崎の両先発で試合開始。
初回、CHUYANS+はノーアウト1、2塁のチャンスを作るも、後続が倒れ無得点に終わる。すると、2回以降は両投手が圧巻のピッチングを披露し、6回終わって0対0と白熱の投手戦となる。迎えた7回表、CHUYANS+はこの回先頭の5番新井が2ベースヒットを放ち、ノーアウト2塁と再びチャンスを作るも、ここでもあと一本が出ず無得点。CHUYANS+は7回裏からピッチャーを増田にスイッチし、ここも無失点で切り抜けると、ゲームは大会規定によりサドンデスへ。
すると、CHUYANS+打線が痛恨の無得点に終わったのに対し、その裏Brightness打線は初球がパスボールとなり3塁ランナーが生還。まさかの幕切れでBrightnessがサヨナラ勝利を飾り、見事ベスト8進出となる2回戦へとコマを進めた。
一方、投手陣が素晴らしい投球を見せていただけに、2度のチャンスを活かせなかった事が悔やまれるCHUYANS+。しかし、チームを指揮する中溝代表は決して下を向く事なく選手達の健闘を称え、来季のリベンジを約束してくれた。 (詳しくは取材記事へ)

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