TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「お盆真っ只中の激闘!4部では決勝トーナメント進出チームが決定!!」
お盆真っ只中の8月14日、この日もVictoriaでは12の激闘が繰り広げらた。
特にリーグ大会では、順位確定の4部をはじめ、予選リーグ残り2週となった1部から3部でも決勝トーナメント進出争いへのラストスパートに突入した。

先ずは唯一行われたサマーカップ2回戦「横浜crews vs 相模原ウインズ」。このサマーカップがVictoria初参戦となる横浜crewsは、横浜市瀬谷区を中心に活動する注目のルーキー。対する相模原ウインズは、今季のスプリングカップでも16強入りを果たすなど、トーナメント戦を得意とする相模原の雄だ。1回戦は不戦勝だったため、横浜crewsが強豪相手にどんな実戦デビューを見せるのか。そんな注目のゲームは先攻横浜crews、後攻相模原ウインズでスタート。試合が動いたのは1回裏、1アウト1塁からタイムリーで相模原ウインズが先制すると、2回裏にも内野のエラーが絡みで一挙5点を追加する。出鼻を挫かれた横浜crewsは4回表に相手エラーで1点を返すが、その裏すぐに1点を返され万事休す。序盤の先制パンチで終始有利なゲーム運びを展開した相模原ウインズが見事2回戦を突破し、春のリベンジに向けて好調ぶりをアピールした。
             3回戦進出を決めた 相模原ウインズナイン
2本のタイムリーを放ったRiver9 笹隈選手
先制打を放ったVICTORYS 駒野選手
予選リーグも残すところ2週となった最高峰リーグでは、激戦必至の3試合が行われた。

Aブロックでは、勝てば決勝トーナメント進出の可能性を残すRiver9と、すでに予選敗退は決まっているものの最終戦で有終の美を狙う相模KOT'Sが激突。
River9先攻、相模KOT'S後攻で始まったゲームは初回、笹隈のタイムリーでRiver9が1点を先制。さらに3回表には宇都宮、笹隈の連続タイムリー等で追加点を奪う。対する相模KOT'Sは4回裏、この回先頭の吉田が右中間を破るランニングホームランを放ち1点返すも、その後はRiver9先発の川島を攻略出来ず勝負あり。River9がどうしても獲りたかった最終戦で勝利を掴み、3位東京ドナルドダックへプレッシャーをかけた。なお、次週行われる最終戦で東京ドナルドダックが4点差以上で敗れれば、River9の逆転3位通過が決定する。

続いてEブロックでは、すでに決勝トーナメント進出を決めているVICTORYSと、ここまで不戦勝を除く4試合で4敗を喫しているPEGASUSの対決。
勝って上位通過を決めたいVICTORYSは初回、制球が定まらないPEGASUS先発の竹中から連続フォアボールでチャンスを作ると、5番駒野、6番野原の連続タイムリーで2点を先制。さらにVICTORYSは3回に6番野原、4回には3番村松のホームランが飛び出しそれぞれ2点ずつを追加。意地を見せたPEGASUSは、3回にエンドランで1点、7回に内野ゴロの間に1点を返すも反撃はここまで。最終戦を白星で飾ったVICTORYSがEブロック首位に浮上し、2位以内での予選通過が決まった。運命の順位確定は次週行われる最終戦2試合で決着するため、まだまだEブロックから目が離せない。
取材カードに選ばれた「ジョルターヘッズ vs ジェイスBC」のCブロック首位攻防戦。ここまで3勝2分の成績を残し、すでに決勝トーナメント進出を決めている両者だが、この試合の勝者がブロック1位通過となるだけに、予選最終戦で勝利を掴み決勝ラウンドへ弾みをつけたいところだ。そんな両雄のバトルは、互いの意地と意地がぶつかり合う壮絶な乱打戦となった。ゲームは3回表、ジョルターヘッズがエラー、内野安打、四球で満塁のチャンスを掴むと、平敷が右中間に走者一掃のタイムリーヒットを放ち3点を先取。さらに岩澤がエンドランを決め4点目を奪うと、4回表には小関のセンター前タイムリーヒット、藤松のタイムリーツーベース等で3点を追加し、点差を7点に広げる。防戦一方となってしまったジェイスBCだが、ここから怒涛の反撃を見せる。4回裏、青木のタイムリーツーベースで2点を返すと、さらに加藤(大)にツーランホームランが飛び出し7対4。ジョルターヘッズはここで大橋から崎迫にスイッチするも、羽田のタイムリー等で1点差。さらに松井のレフトオーバーのツーベースヒットで2点を奪い、この回一挙8得点で逆転に成功。しかし、すぐに気持ちを切り替えたジョルターヘッズは5回表、2アウト3塁から小関が左中間へ値千金のツーランホームランを放ちすぐさま逆転。すると、ゲームは6回途中で時間切れにより終了。結果、最後まで集中力を切らさなかったジョルターヘッズが死闘を制し、Cブロック首位通過を決めた。一方、敗れたジェイスBCの順位は他カード最終戦次第となった。 (詳しくは取材記事へ)

首位通過を決めた 博多ELEMENTS
最終戦を勝利で飾った インソムニアスターズ
2試合が行われた2部リーグの戦いは、どちらもAブロックのバトルとなった。
先ずは、勝てば1位通過が確定する首位博多ELEMENTSと、勝てば一気に首位浮上の可能性もある4位Bloopersの一戦。そんな両者の対決は初回、博多ELEMENTSがパスボールで1点を先制するも、その裏Bloopersが3番中村(光)のスリーベースヒット等で2点を奪い逆転。しかし2回表、博多ELEMENTSは8番廣田の内野安打を皮切りに、9番須貝のツーランホームランですぐさま逆転に成功すると、1番高橋のソロホームランでリードを2点に広げる。再び追う立場となったBloopersは3回裏、相手エラーで1点を貰い1点差とするが、博多ELEMENTSは須貝から高橋への継投で1点を死守。予選リーグ3試合目となる1点差ゲームを制し、己の勝負強さを誇示した博多ELEMENTSが、Aブロック首位通過を決めた。一方、敗れたBloopersだが、最終戦で勝利か引き分けを手にする事が出来れば、大逆転での2位通過が決定する。

続いては、「インソムニアスターズ vs NTスコーピオンズ」の対決。すでに予選リーグ敗退が決まっている両チームだが、来季を見据えて目の前の最終戦に全力を尽くす。先攻のインソムニアスターズは初回、制球に苦しむNTスコーピオンズ先発坂崎の立ち上がりを攻め、四死球で溜めたランナーを相手エラーとタイムリーで返し2点を先制する。対するNTスコーピオンズは3回裏、2番関口のタイムリーで1点を返すと、4回には羽田の内野ゴロ間に1点を奪い同点に追いつく。2対2で迎えた5回表、インソムニアスターズは相手エラーと四球等で満塁とすると、ここで2連続の押し出しを貰い2点を勝ち越し。NTスコーピオンズは投手をスイッチするも勢いを止められず、インソムニアスターズは走者一掃のタイムリー等でこの回一挙6点を奪い勝負あり。インソムニアスターズが意地の2勝目を手にし、最終戦を白星で締めくくった。
この日もリーグ最多となる5試合が行われた最激戦区3部リーグ。
先ずBブロックでは、決勝トーナメント進出のためにはこれ以上負けが許されないGYOSEIと、意地の2勝目獲得を目指す神奈川インフィニティの一戦が行われた。ゲームは3回表、GYOSEIが3番白井のツーベースヒットで先制点を奪うと、その後も6番中里のツーベースヒットや8番在間の内野安打などで一挙4点を先取。一方の神奈川インフィニティは3回裏、四死球で2アウト2、3塁のチャンスを作ると4番がレフトオーバーのツーベースヒットを放ち2点を返す。しかし4回表、3番白井がエンドランを決めGYOSEIが1点を追加すると、5回表にも途中出場の渕村、在間、野村、白井のタイムリー等で一挙5点を奪い試合を決めた。10得点の猛攻を見せたGYOSEIが絶対に落とせなかった一戦で勝ち点3を獲得し、決勝トーナメント進出へ望みを繋いだ。

続いてもBブロックのバトル「横浜ゴーヘッズ vs 秦野POPEYEZ」。決勝トーナメント進出の可能性を残している4位と5位の直接対決は初回、先攻の横浜ゴーヘッズが3番深澤のタイムリーで1点を先制すると、さらに6番山田のタイムリーとワイルドピッチで2点を追加し幸先良いスタートを切る。何とか挽回したい秦野POPEYEZは2回裏、相手エラーと連続四球で無死満塁とするも、ここは横浜ゴーヘッズ木村が押し出し死球での1点に止める。すると、最大のピンチを最少失点で切り抜けた横浜ゴーヘッズは、4回表に2番大川のタイムリーで2点を追加し勝負あり。投げては木村が2回こそ制球を乱したものの、その後はしっかり立て直し完投勝利。横浜ゴーヘッズが決勝トーナメント進出へと望みを繋ぐ3勝目を手にした。

上位2チームが圧巻の強さを見せつけているEブロックでは、すでに予選敗退が決まっているSTORMMKトライアンフが激突。STORM先攻、MKトライアンフ後攻でスタートした試合は2回表、7番高橋(洸)のタイムリーでSTORMが1点を先制。その裏、MKトライアンフは2アウト満塁から振り逃げで1点を返し、すぐさま同点に追いつく。さらに6回裏、MKトライアンフは2点タイムリー、エンドランで追加点を挙げ勝ち越し。7回表にSTORMも6番宮田(真)のタイムリーで1点差まで追い上げるが反撃もここまで。最後の最後まで凌ぎを削り合った攻防は、MKトライアンフが1点差ゲームをモノにし、意地の3勝目を掴んだ。また、予選リーグ最終戦が不戦勝となったKing☆Johnnyの2位通過が確定した。

DAKYO倶楽部がダブルヘッダーに挑んだGブロックの2試合。
先に行われたサンタリンクスとの3位4位直接対決は初回、DAKYO倶楽部が1番岩下の先頭打者ホームランで1点を先制すると、さらに追加点を挙げ幸先よく3点をリード。迎えた中盤の4回裏、サンタリンクスは相手エラーやタイムリーで3点を奪い返し同点に追いつくも、6回表にDAKYO倶楽部加藤の勝ち越しタイムリーが飛び出し、これが決勝点。投げては先発高野が粘るサンタリンクス打線を抑え、DAKYO倶楽部がダブルヘッダー初戦を白星で飾った。 一方、サンタリンクスはこの敗北により予選敗退が決定した。

続いて2戦目の相手はここまでGブロック首位を走るCHUYANS。ゲームは初回、CHUYANSがDAKYO倶楽部先発阿部の立ち上がりを攻め、いきなり3点を先制する。DAKYO倶楽部もその裏、同じく制球に苦しむCHUYANS先発の安藤を攻め、4つの四球で1点を返す。しかし、その後は若武者が首位の実力を見せつける。CHUYANSは相手エラーやヒットで5点を追加し、リードを7点に広げる。粘るDAKYO倶楽部は7回裏、6番荻野のセンターオーバー3塁打や9番辺見のタイムリー等で4点を返し、意地を見せるが反撃及ばず。CHUYANSが8-6で辛くも逃げ切り、無傷の5連勝でGブロック1位通過を決めた。さらにDAKYO倶楽部が敗れたため、ジャピンの2位通過も確定となった。

Eブロック2位通過を決めた King☆Johnny
Gブロック首位通過を決めた CHUYANS
Gブロック2位通過を決めた ジャピン
決勝T進出を決めた 常笑学院
雨天中止による延長措置のため、唯一残っていた「常笑学院 vs 新座オーキーズ」のCブロック最終戦。この試合の結果次第でCブロックの順位はもちろん、ワイルドカード進出チームが確定となる4部リーグの命運を握る一戦だ。そんな注目の対決は、初回から常笑学院打線が爆発し、怒涛の連打で一挙7点を先取する。しかし、このまま黙ってはいない新座オーキーズは、2回に西野が満塁ホームランを放ち反撃の狼煙を上げると、4回には實重のタイムリー等で3点を奪い返し、ゲームを振り出しに戻す。7点のリードを失った常笑学院はその裏、すぐさま2点を奪取するが、新座オーキーズも5回表に相沢のツーランホームランで再び食らい付く。だがしかし最終回となった5回裏、常笑学院にサヨナラヒットが生まれ遂に決着。最後の最後まで粘る新座オーキーズを何とか振り切り、常笑学院が2位通過確定となる3勝目を手にした。その結果、4部リーグ決勝トーナメント進出チームが出揃い、BEANS、東京アイボリーの2チームがワイルドカード枠での復活を果たした。
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