TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「サマーカップ2016開幕直前!リーグ大会では各レベル大混戦!!」
サマーカップ2015王者 WILL B.C
サマーカップ2015準優勝 MKY88
注目チーム 大泉Phoenix
夏本番の到来を直前に控えた6月26日、今季も混迷必至の一戦必勝バトル、サマーカップ2016が遂に開幕する。無論今大会も歴代王者からニューカマーまで64もの名立たる猛者達が参戦を表明し、たった一つの王座を懸け熾烈な争いを繰り広げる事となった。
そんな2016シーズンの真夏決戦を牽引する存在と言えば、ディフェンディングチャンピオンとしてVictoria史上2チーム目となる連覇を目論むWILL BASEBALL CLUBであろう。今シーズンはスプリングカップでも8強入りと結果を残しているだけに優勝候補の筆頭である事は言うまでもない。また、春先から好調をキープしているMKY88吉岡クラブNaughtyといった昨年のファイナリスト達には自と注目が集まり、中でも雪辱に燃える若武者MKY88が如何にしてリベンジロードを歩むかは要注目ポイントである。更に名前を挙げれば、唯一の連覇達成者にして3年振りの王座奪還を虎視眈々と狙うRED SOXを始め、一昨年の準優勝チームである59's。或いはスタイガー大宮フェニックス東京ドナルドダックARUYO東海といった優勝経験者達に加え、ジョルターヘッズBOOOOONRevival深谷クラブRED HILLTABOOBig☆Bひばりが丘ロータース相模原ウインズMinorsら実力者達が勢揃い。
また、今春のトーナメントで一躍その名を轟かせたRossowaveに、強豪犇めく1部リーグのブロック首位を直走るBOOOOONTropicanaなど成長著しい若き戦士達も名を連ね、まさに今年も楽しみな勇者達が目白押しである。その一方で、やはりこの夏も注視しなければならないのが新星達の存在であろう。神奈川勢から横浜crews大和ダークレッズ川崎白虎川崎モリーズの若き4チームが参戦を果たせば、東京勢からも大泉Phenixギャンブラーズクラブ藤波タオルサービスFTS葛飾セブンベースボールクラブら同じく4チームが初出場。また、埼玉勢では鷲球クラブが唯一のニューフェイスとしてVictoriaに初見参するなど計9チームが期待の新星達。ポテンシャルこそ未知数ではあるが、その彼らが新たな旋風を巻き起こした時、サマーの歴史が動く瞬間であると同時にトーナメントはより一層混迷極めるに違いない。
何れにしても例年通り群雄割拠となったサマーカップ2016の開幕はもうすぐそこ。果たして、集いし勇猛果敢な64の猛者達が凌ぎを削り合う事となる真夏決戦の行く末とは如何に!?大注目の組み合わせは今週末に発表となる。
注目チーム ギャンブラーズクラブ
注目チーム 葛飾セブンベースボールクラブ
注目チーム 川崎モリーズ
この日、5試合が繰り広げられた最高峰リーグの戦い。先ずは大宮健保を舞台に行われたBブロックの一戦、「渡辺ツインズ vs 大宮フェニックス」。渡辺ツインズ田島、大宮フェニックス永野の先発でスタートしたゲームは3回裏、大宮フェニックスが1番橋本(優)のタイムリーなどで2点を先制する。一度火が付くと止まらない打線は、5回裏に満塁の場面から6番中村のタイムリーが飛び出し3点、6回裏にも押し出しで追加点を挙げ、終盤一気に試合を決めた。投げては先発のエース永野が、渡辺ツインズ打線に2塁すら踏ませない2安打無四球ピッチングを披露し完封勝利。エースの力投に強力打線が応えた大宮フェニックスが2連勝を飾り、Bブロック首位へと躍り出た。

続いては2試合が行われたCブロック。ここまで2敗1分と勝ち星に恵まれていないはちみつハニーと、今季からVictoria参戦を果たしたROUTEESとの対決。ゲームは新星ROUTEESがいきなりポテンシャルを見せつける。初回、連打や相手ミスも重なり3点を先制すると、守ってもはちみつハニー打線を3回までパーフェクトに封じ込める。しかし、是が非でも初勝利が欲しいはちみつハニーは、4回裏にようやく初安打を放ち徐々にリズムを掴み出す。すると5回裏、5番大野がスリーベースヒットを放ちチャンスを作ると、7番比留間の内野ゴロで1点を返す。さらに6回裏、先頭打者の1番福島がツーベース、2番野田の内野安打と盗塁でノーアウト2、3塁と逆転の場面。ここで期待された3番と4番はフライアウトに倒れるも、5番大野が起死回生の本塁打を放ち一挙逆転。投げては先発の冨塚が初回の失点以降徐々に立て直し、7回の攻撃も3人で抑え完投勝利。土壇場での大逆転に成功したはちみつハニーがリーグ戦初勝利を挙げ、大きな勝ち点3を手にした。

Cブロックのもう1試合、「FEARLESS vs 相模原ウインズ」のバトル。ゲームは互いの意地とプライドがぶつかり合う白熱の試合展開となる。相模原ウインズは初回に先制のチャンスを作るも得点できず、その後も再三ランナーを出塁するが1点が遠い。一方のFEARLESSは6回までノーヒットに抑えられるが、迎えた最終回に2番岡田のヒットから初めてのチャンスを迎える。だがしかし、ここでもあと一本が出ずゲームセット。最後の最後まで堅いディフェンス力を披露し合った両雄の戦いは、0対0のドロー決着で幕を降ろした。
この結果、FEARLESSが2位へと浮上し、相模原ウインズは最下位を脱出。Cブロックは3チームが勝ち点で並ぶ大混戦となった。

まさに最高峰リーグに相応しい数々の接戦が繰り広げられているEブロック。今季初勝利を狙うPEGASUSが、ここまで2勝2敗とイーブンのPIECEをホーム富士見市運動公園に迎える。初回、PEGASUSは2番山田がフォアボールで出塁し、盗塁でチャンスメイクするも後続が倒れ無得点。対するPIECEは2回裏、フォアボールとタイムリーで1点を先制すると、茂木のタイムリーツーベースなどで3点を奪い勝負あり。投げては今大会初先発の茂木が投打の活躍を見せ、チームを勝利へ導いた。決勝トーナメント進出にはもう負けが許されないPIECEが3勝目を挙げ、2位に勝ち点差で並ぶ3位へ浮上。一方のPEGASUSは開幕2連敗となってしまった。
             圧巻の投球を見せた大宮 永野投手
             リーグ初勝利を手にした はちみつハニー
             Cブロック最下位を脱出した 相模原ウインズ
             投打の活躍を見せたPIECE 茂木選手
取材カードに選ばれた「ブルースカイA vs ひばりが丘ロータース」のDブロックの戦い。今季からVictoriaに参戦を果たしたブルースカイAはここまで2敗1分ながらも、昨年のサマーカップ王者WILL BASEBALL CLUB、1部準優勝のNaughty、現在Dブロック首位を走るTropicanaらと接戦を繰り広げ、その実力は折り紙付きだ。対するひばりが丘ロータースは今季の初戦を迎え、参戦5年目にして初のタイトル獲得へ好スタートを切れるか。そんな両者のバトルは2回裏、ひばりが丘ロータースは1死満塁の好機を作ると、押し出し、タイムリー、押し出しで3点を先制。2回以降立ち直ったブルースカイA笹原投手がその後を踏ん張り、攻撃陣に流れを呼び込むと5回表、柴田の三塁打と永嶋(大)の内野ゴロエラーで1点を返す。さらに6回表、伊藤の犠牲フライで1点返し1点差とするも、ひばりが丘ロータースのエース北川が気迫の投球で最終回を抑え試合終了。初回に挙げた先制点をエースを中心に守り切ったひばりが丘ロータースが初戦を白星で飾り、これから続く激しい戦いへと弾みをつけた。一方のブルースカイAは又しても1点に泣く結果となってしまったが、高いポテンシャルを武器に若武者が残り2戦で初勝利を狙う。 (詳しくは取材記事へ)

好投を見せたペンギンズ 石本投手
Bブロック2位浮上のフェニックス
先制打を放った武蔵 柴田選手
ダメ押し打を放った莫逆 丸岡選手
2試合が行われた2部リーグAブロックのバトル。先ずは「インソムニアスターズ vs TENGVK」の一戦。初勝利を狙うインソムニアスターズは初回、先頭が四球で出塁すると2番の内野ゴロ、主砲米山の2塁打であっさりと1点を先制。その裏、TENGVKは上位打線でチャンスを作ると、5番打者がセンターオーバーの本塁打を放ち、一挙3得点でゲームをひっくり返す。更にTNGVKは3回、4回にもそれぞれ3点を加え勝負あり。6回表にインソムニアスターズも1点を返し、意地の反撃を試みるも後続が続かずゲームセット。投打共に実力を発揮したTENGVKが9対2の快勝でAブロック2位へ浮上した。

TENGVKが勝利した事により、結果次第では首位陥落となる世田谷ペンギンズ。対するNTスコーピオンズは、トーナメント、リーグ共に今季未だ勝星がなく、ここから巻き返しを図るためにも何としても勝利が欲しい。そんな両者の対決は初回、世田谷ペンギンズが2死から5番大石の2ベースヒットで2点を先制。追いつきたいNTスコーピオンズも2回に7番清川のヒットで1点を返す。しかし、ゲームはここからNTスコーピオンズ延島、世田谷ペンギンズ石本、須山の両投手陣が得点を与えず、このまま試合終了。初回に奪った先制点を自慢の鉄壁リレーで死守した世田谷ペンギンズが首位をがっちり守り、勝ち点を二桁に乗せた。初戦に続き又しても1点差ゲームを落としてしまったNTスコーピオンズだが、ここから一昨年の3部ファイナリストの逆襲に期待したい。

続いては、ここまで2勝1敗のGALANTSと1勝1敗のフェニックスのBブロックのバトル。現在2位を争う両者にとって、首位を走るブルーサンダースに食らいつくためにも決して負けが許されない一戦だ。ゲームは初回、GALANTSが3番吉井のスクイズで1点を先制するもその裏、フェニックスは相手守備陣のエラーも絡み、すぐさま逆転に成功。しかし2回表、先頭柳川が粘りレフト前にヒットで出塁すると、9番伊藤のランニングHRで2点を奪い、今度はGALANTSが逆転。互いに一歩も譲らない展開となったゲームは3回裏、フェニックスが伊藤投手を攻め一挙6点を奪い再び逆転。4回表、GALANTSは8番渡部がショートゴロの間に1点を返すと、途中出場の9番大澤がレフトオーバーの二塁打を放ち、2点を返す。追い上げムードの高まるGALANTSはさらに2つの死球で満塁とチャンスを拡大させるも、ここで迎えた3番吉井が痛恨のピッチャーゴロに倒れ万事休す。まさにシーソーゲームとなった一戦は、4回裏にもダメ押しとなる6点を追加したフェニックスに軍配。先週の敗戦を払しょくするかのような快勝で2勝目を挙げ、Bブロック2位に浮上。昨年の3部ファイナリストがいよいよギアを一段階上げた。

Cブロック首位に立つ湾岸ベースボーイズの独走を止めるべく、2位RAISEと3位武蔵が直接対決。ゲームは2回まで両投手の好投により0行進となるが、迎えた3回裏に武蔵の8番小松がヒットで出塁すると、2アウト2塁のチャンスで1番柴田がセンターオーバーのタイムリーヒットを放ち1点を先取。さらに続く2番森田、3番薩澤の連打でもう1点を追加し2対0とする。対するRAISEは4回表に1点を返すが反撃もここまで。序盤の集中打で奪ったリードを最後まで守り切った武蔵が2勝目を飾り、 2位RAISEと勝ち点で並んだ。これによりCブロックは混戦状態となり、後半戦が一層楽しみだ。

ここまで思うような結果を出せていない莫逆ファミーリア津嶋倶楽部の両者。現在Eブロックでは下位に沈み、この一戦で浮上のきっかけを掴みたい彼らの対決は初回、莫逆ファミーリアが津嶋倶楽部の守備の乱れなどから一挙6点を先制。いきなり出鼻を挫かれた津嶋倶楽部も負けじと6点を返すが、その後も莫逆ファミーリアが丸岡の走者一掃ツーベースヒットなどでダメ押し点を奪い勝負あり。3戦目にしてようやく打線が機能した莫逆ファミーリアが二桁得点を叩き出し、今季初勝利を手にした。この結果、Eブロックでは2位から5位までが勝ち点差なしの大混戦となり、すべてのチームに決勝トーナメント進出の可能性が残されている。
6試合が開催された最激戦区3部リーグの戦い。Aブロックでは、ここまで4戦勝利がない6位アンバージャックと開幕2連勝中の3位G-matesが激突。ゲームは1回、2回と共に3者凡退で投手戦の様相を呈した立ち上がりを見せる。試合が動いたのは3回裏、G-matesは8番長安がヒットで出塁すると、続く9番上手がレフトオーバーの3塁打を放ち1点を先取。さらに1番南部、2番大道寺も続くと相手のエラーも絡み、この回一挙5点を奪取。勢いが止まらないG-matesは、続く4回裏にも9番上手のタイムリーなどで2点を追加する。対するアンバージャックはG-mates先発の大道寺の前になかなかチャンスを作れない。すると6回裏、G-matesは4番橋本がセンターオーバーの2塁打でダメ押しの2点追加し勝負あり。再三チャンスは作ったものの最後まで大道寺を攻略出来ず、アンバージャックがまさかの4敗目。一方、開幕3連勝を飾ったG-matesは一気にAブロック首位へと浮上し、昨年あと一歩のところで逃した決勝トーナメント進出に向けて一歩前進した。

Bブロックでは、破竹の4連勝で首位を独走する砂町ドンフェイスと、ここまで開幕2連敗となかなか初勝利に恵まれないYOKOSHIMA TOKYO C@RPが対決。そんな対照的な両者のゲームは序盤から一方的な展開となった。YOKOSHIMA TOKYO C@RP先発の野間が初回から大乱調で3イニング15四死球。砂町ドンフェイス打線は岩野の満塁ホームラン等で計18得点を挙げ、4回コールド勝ち。投げても岩野が4イニングを1安打9奪三振の好投。ここまで46得点を叩き出している攻撃陣に5試合僅か3失点と、もはや敵なしの活躍を見せる砂町ドンフェイスが開幕5連勝を飾り、ぶっちぎりで決勝トーナメント進出を決めた。

ここまで1勝2敗と負け越しているSK WINSだが、敗戦はいずれも僅差と初出場ながら自らのポテンシャルを示している。 対するはリーグ開幕戦を迎えた芝浦オールスターズ。スプリングカップでは2回戦敗退とその悔しさをリーグにぶつける。 そんな両者のゲームは初回、先頭島崎のセンターオーバー三塁打と内野安打などでSK WINSが2点を先制。その裏、芝浦オールスターズは相手エラーと3つの四球で1点を返す。 しかし、SK WINSは3回、5回にも相手エラーや連打で着実に加点をし、7回には打者一巡の猛攻で一挙5点を奪い勝負あり。 最後はストッパー山崎(崇)が抑え、SK WINSが2勝目。成績をタイに戻すと同時にDブロック2位に浮上した。

2試合が行われたEブロック。先ずは「MKトライアンフ vs 上石神井野球部」の2勝目を懸けた一戦。ゲームは1回裏、MKトライアンフが相手バッテリーエラーで1点を先制。対する上石神井野球部も3回表、3番吉田のタイムリー内野安打で同点に追いつく。しかしその裏、MKトライアンフは再び相手バッテリーエラーと3番市川の内野ゴロで2点を追加。さらに6回裏には8番瀬下の2点タイムリーが飛び出しダメ押し。まさかの不戦敗スタートとなったMKトライアンフだが、そこから意地の2連勝で勝ち点をプラスに戻し、Eブロック3位にまで順位を上げた。一方、初出場の上石神井野球部は痛すぎる3敗目を喫してしまった。

Eブロックのもう1試合は、開幕3連勝中と頭一つ抜きん出ているKing☆Johnnyと今季初勝利を狙うNTA岡クラブが激突。King☆Johnnyは初回、四球で出塁した2番馬場が盗塁を仕掛けると、そこに相手送球エラー等が絡み、幸先よく1点を先制。NTA岡クラブはその裏にすぐさま同点に追いつくが、強力打線を擁するKing☆Johnnyは、2回表に先頭の5番芳村の左中間を抜けるソロホームランを皮切りに、2番馬場、3番山田の連打等で打者一巡の猛攻を見せ、一挙6点を追加。投げてはリーグ初登板となった吉田が強靭な精神力で要所を締めるピッチングを披露し、初登板を見事な完投勝利で収めた。これで無傷の4連勝を飾ったKing☆Johnny。Eブロック首位を独走する彼らの連勝記録がどこまで続くのか注目だ。

最後は、「CHUYANS+ vs 東京レイバンズ」のFブロックの戦い。前節では共に引き分け決着と、この試合でも僅差のゲーム展開が予想された。しかしそんな予想とは裏腹に、ゲームはCHUYANS+の一方的な展開となった。初回、CHUYANS+は下田の柵越えHR等で3点を先制すると、戸田にも柵越えHRが飛び出すなど、若武者打線が10得点の大爆発。投げては先発の増田が東京レイバンズ打線に付け入る隙を与えず、7回ノーヒットノーランを達成。CHUYANS+が今季初勝利を挙げFブロック3位に浮上した。一方、初黒星を喫した東京レイバンズだが、初となる決勝トーナメント進出に向けて残り2戦での奮起に期待したい。
             好投を見せたG-mates 大道寺投手
             投打の活躍を見せたドンフェイス 岩野選手
             Eブロック3位に浮上した MKトライアンフ
             先制点を演出したKing☆Johnny 馬場選手
             NO-NOを達成したCHUYANS+ 増田投手
過去の「今週のVictoria」はこちら→バックナンバー