TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「豪勇集結!スプリングカップ2016の8強が遂に出揃う!!」
1部リーグでも同ブロックに籍を置くGOLGO BASEBALL CLUBMKY88。4月に行われたリーグ戦ではスコアレスドローに終わっており、このスプリングカップでも接戦が予想される。そんな両雄の一戦は、MKY88高橋、GOLGO BC長谷川の両エースの先発でスタート。2回裏、MKY88は6番石橋の安打と四球で2死1、2塁とすると、9番中島のレフト前へタイムリーで1点を先制する。両投手の好投により白熱の投手戦となるも、追加点が欲しいMKY88は5回裏、相手のミスで1死3塁のチャンスを作り、3番増田の内野ゴロできっちり1点を追加。このまま2対0でMKY88が勝利した。投げては高橋が安定感抜群の投球を披露し、被安打1の完封勝利。「決勝戦のリベンジは決勝戦で!」と意気込む彼らが2年連続の8強入りを決め、次戦はサマーカップ決勝で敗れたWILL BASEBALL CLUBと激突する。

続いても1部所属チーム同士のバトル「ジョルターヘッズ vs 三晃クラブ」。初戦では2部、3部で存在感を示しているユキムハイエンドボーイズ、Brightnessにそれぞれ快勝し、チーム状態は上々といった両者。ゲームは2回裏、三晃クラブが6番保坂、7番鈴木の連打から、9番兼田選手の2ベースヒットで1点を先制する。対するジョルターヘッズは3回表、2番赤坂のタイムリー3ベースにより、すぐさま同点に追いつく。しかしその裏、ジョルターヘッズ先発の生田が突如崩れ、4者連続四球で三晃クラブが1点を勝ち越すと、4回裏にも山下のタイムリー2ベースで1対3と2点をリード。すると、三晃クラブ先発の本澤が粘るジョルターヘッズの攻撃を凌ぎ、6回1失点の完投勝利。見事初となるベスト8進出を果たした三晃クラブが悲願のファイナル進出へまた一歩前進した。

共に初戦となる2回戦を完封で勝ち上がってきた渡辺ツインズ59's。昨年のスプリングカップでは互いに3回戦敗退と今季は更なる上を目指す両チームの対決は初回、渡辺ツインズが4番小泉のタイムリー3塁打で1点を先制。対する59'sは3回裏、自慢の1、2番コンビが魅せる。四球と盗塁で無死2、3塁のチャンスを掴むと、1番清水(良)の内野ゴロの間に同点、続く2番大西もしっかりと内野ゴロを放ち、59'sがノーヒットで逆転に成功。さらに5回裏には本田、成田と無死でチャンスを作ると、9番三谷が右中間を破るタイムリー3ベースで2点、1番清水(良)のタイムリーでこの回3点を追加。投げてはエース相原が要所を締め完投勝利。強力打線のイメージが強い59'sだが、今年は大技だけでなく小技を身につけ、スプリングカップでは初となる8強入りを決めた。次戦の相手は同じく初のベスト8進出を決めた三晃クラブ。ファイナルへ王手となる4強入りを懸けた戦いは、激戦必至間違いなしだ。
             完封勝利を挙げたMKY88 高橋投手
             スプリングカップ2016 トーナメント表
完投勝利を挙げた大宮 猪岡投手
この日、唯一行われた最高峰リーグDブロックの戦い、「BUZZ vs 大宮フェニックス」。
初戦を落としている大宮フェニックスに対し、このゲームがリーグ初陣となるBUZZ。そんな両者の対決は、大宮フェニックス猪岡、BUZZ林の両先発でスタート。
試合が動いたのは3回裏、大宮フェニックスは2番山下のホームランで先制すると、さらに5回には再び山下のタイムリーで2対0とする。猪岡を前にここまで沈黙していたBUZZ打線は最終回、内野ゴロの間に1点を返すも1点及ばず試合終了。大宮フェニックス猪岡は4安打完投、BUZZ林は3安打完投と両投手の好投で締まった試合となった。
昨年は準決勝敗退と僅かに届かなかったファイナルの舞台。スプリングカップを制した2014年以来の決勝進出へ向けて、大宮フェニックスがまた一つギアを上げた。
Aブロックの首位攻防戦となった「世田谷ペンギンズ vs 博多ELEMENTS」。
ゲームは初回、博多ELEMENTSが2番崎山の一塁線を破るタイムリーヒットで1点を先制。すると、その後は両者チャンスをモノに出来ず5回までは0行進となる。再び試合が動いたのは6回表、世田谷ペンギンズが2番原田の2ベースヒットで1点を返すと、さらに5番大石に2ランホームランが飛び出し、土壇場で逆転に成功。しかし、諦めない博多ELEMENTSはその裏に相手のミスで1点を返すと、続く8番高木がレフトへ2ランホームランを放ち再逆転。
初戦に続き1点差ゲームを制した博多ELEMENTSが首位との直接対決を制し Aブロック首位に躍り出た。

続いてはCブロック、「BONDS vs 情熱チキン」のバトル。
過去にはファイナルの舞台を経験した実力者同士の顔合わせとなったが、共にリーグ初戦を落としているだけに、この勝敗が今後を左右するといっても過言ではない。
そんな両雄の対決は3回表、BONDSは無死満塁からエラー、内野ゴロ2つ、パスボールで4点を先制。さらに6回表に2ランホームランで追加点を挙げ、BONDSが6対0とリードを広げる。このまま黙ってはいられない情熱チキンもその裏 、押し出しとタイムリーで意地の2点を返すが反撃もここまで。最終回にダメ押しの満塁ホームランが飛び出したBONDSが、3人の投手リレーで情熱チキン打線を封じ、今季初勝利を手にした。

善戦しながらも開幕2連敗を喫しているREV LIMIT。それと対照的に開幕3連勝と首位を独走する湾岸ベースボーイズ。前半戦では明暗が分かれてしまった初出場チーム同士の対決は、湾岸ベースボーイズ松岡、REV LIMIT毛戸の両先発が2回まで好投を見せ無失点。試合が動いたのは3回表、湾岸ベースボーイズは2アウトからエラーで出塁したランナーが盗塁すると、2番松尾、3番小林の連続タイムリーで2点を先制する。
さらに5回表にはエラーで1点を追加すると、2死2、3塁で迎えた代打中村がレフトへ2点タイムリーを放ち、この回3点を追加。REV LIMIT打線は毎回のようにランナーを出すも松岡、近藤の投手リレーを攻略できず、湾岸ベースボーイズが完封勝利。
ここまで30得点を叩きだしている超強力打線を擁する湾岸ベースボーイズが怒涛の4連勝を飾り、全レベル1番乗りで決勝トーナメント進出を決めた。
             今季初勝利を挙げた BONDS
             開幕4連勝を飾った 湾岸ベースボーイズ
             2部リーグ決勝トーナメント表
取材カードに選ばれたEブロックの戦い、「津嶋倶楽部 vs 若葉」。
Eブロックといえば、スプリングカップで快進撃を続けるRossowaveや昨年トーナメント進出の莫逆ファミーリア、さらにはハリウッド、ハーツといった実力者が犇めく激戦ブロックの一つだ。そんな中、初参戦ながら初戦を白星で飾った津嶋倶楽部と昨年準決勝敗退とリベンジを誓う若葉との一戦は、初回から動きを見せた。若葉先発の富田が初回を3人で抑え完璧な立ち上がりを見せるとその裏、宍倉のスリーベースから小川、石山の連打で若葉が2点を先制する。さらに2回裏にも斉藤のツーベースで2点を追加し、リードを4点に広げる。対する津嶋倶楽部は4回に内野ゴロの間に1点を返すも、富田、小畑バッテリーを攻略出来ずゲームセット。若葉が初戦の負けを取り戻す今季初勝利を手にした。 (詳しくは取材記事へ)

逆転勝利を収めた G-mates
土壇場で同点に追いついた HEROES
勝ちきれなかった 岡島ベースボールクラブ
好投を見せたドンフェイス 三井投手
開幕3連勝を飾った 富士見SP
2ホーマーを放った豪球会 竹本選手
先制打を放った上石神井野球部 吉田選手
初戦を白星で飾った CHUYANS
ここまで首位を走る品川オリオールズと、開幕2連勝を狙うG-matesが激突したAブロックの戦い。ゲームは初回にG-mates1点を先制するも品川オリオールズはその裏、谷津の3塁打などですぐさま逆転。さらに2回に相手ミスで1点、3回には杉野と楢原の連続長打で2点を追加し、リードを3点に広げる。しかし迎えた最終回、G-matesはフォアボールとタイムリーにより土壇場で同点に追いつくと、なおも1番南部のタイムリーヒットで逆転に成功。
結果、7対5でG-matesが勝利し、Aブロック3位に浮上した。一方、初黒星を喫した品川オリオールズだが首位の座は譲らず、残り2戦へ向けて気持ちを切り替えた。

続いてもAブロックの一戦、「HEROES vs 岡島ベースボールクラブ」。品川オリオールズが敗れた事で勝てば首位浮上となるHEROES。対するは、先週の戦いで1点差ゲームをモノにし2連勝を狙う岡島ベーボールクラブ。そんな両者の対決はまさかの決着となった。
ゲームは4回裏、岡島ベースボールクラブは8番飯塚(健)がセカンドエラーを誘い1点を先制。その後、1番森下のライトオーバーの2ベースが飛び出しこの回2得点。しかし5回表、岡島ベースボールクラブ先発の森下が突如制球を乱すと、5つの四死球を与え2点を失う。すると、ゲームは2対2のまま終了。被安打1と好投を見せていた森下だったが最後の最後に崩れ、悔やまれるイニングとなってしまった。一方、HEROESにとっては勝ちに等しい引き分けを手にし、Aブロック2位をキープした。

Victoria創設から凌ぎを削る横浜ゴーヘッズと、砂町ドンフェイスの両者。近年は思うような結果を出せていない両チームだが、今季は負けなしと共に初となるファイナル進出を目指す。そんな古株同士の対決は、砂町ドンフェイスの一方的な展開となった。
初回、横浜ゴーヘッズは3番松本のホームランで1点を先制するもその裏、砂町ドンフェイスも3番望月のホームランですぐさま同点に追いつく。互角の勝負を演じるかと思いきや、ここから砂町ドンフェイス打線が爆発する。2回裏に相手ミスにより1点を奪い逆転すると、3回裏には3番望月の2打席連発となる2ランホームランで2点、さらに5番安田にも2ランホームランが飛び出し、この回4点を追加。攻撃の手を緩めない砂町ドンフェイスは、この日5打点目となる望月のタイムリーなどで得点を重ね、試合を決めた。投げては先発の三井が7イニング3安打2失点と粘投し完投勝利。5月に入り4週連続で勝利を手にした砂町ドンフェイスが、他を寄せ付けない強さを見せつけ、早くもBブロック独走状態に入った。

初参戦ながら開幕3連勝とCブロック首位を走るKawaguchi Club。対するは先週の戦いでコールド勝ちを収め、このまま勢いに乗りたい富士見SPとの対決。
そんな両者のバトルは3回表、Kawaguchi Clubが集中打を浴びせ2点を先制。しかしその裏、富士見SPは相手ミスにより3点を貰い、すぐさま逆転に成功。Kawaguchi Clubは5回表に同点に追いつくも、6回裏に富士見SPが相手ミスやヒットを絡めて決勝点を奪った。
開幕3連勝を飾った富士見SPが首位と勝ち点で並び、Kawaguchi Clubの独走を阻止。これによりCブロックが混戦状態となり、後半戦が一層楽しみだ。

Cブロックのもう1試合は、昨年悲願の決勝トーナメント進出を果たすも今年は2連敗と調子の上がらないセブンホイールズと、初戦でSPBCとの乱打戦を落とした初出場のマイルドスターズの対決。何としても勝利が欲しい両者の戦いは初回、マイルドスターズが中山(裕)のタイムリーで1点を先制。さらに5番新井、6番宇津木の連打で計3点を奪うと、2回裏にも中山(裕)の2打席連続タイムリーで4対0とする。攻撃の手を緩めないマイルドスターズはその後も、神木のタイムリーやワイルドピッチで得点を重ね、リードを6点に広げる。
これで勝負は決まったかに思われたが5回裏、セブンホイールズは7番渡部、8番伊藤、9番佐藤の下位打線の3連打で1点を返し反撃の狼煙を上げると、1番堀のピッチャーゴロの間に1点、相手エラーや5番豊田、6番中村の連打で2点を追加し6対4と追い縋る。しかし、6回裏にマイルドスターズがダメ押しの1点を奪い勝負あり。投げては先発の田渕が4点は失うも9奪三振の好投を見せ、マイルドスターズがVictoriaリーグ初勝利を挙げた。

ここまでDブロック首位に位置する豪球会がニューフェイスのSWINGSをホームに迎えた一戦。ゲームは初回、豪球会が四球とヒットにより4点を先制する。その裏SWINGSは満塁のチャンスを作るも、先発の増田から代わった飯田が後続を抑え無得点。すると2回表、豪球会は川崎、竹本のホームランを含む4安打で5点、さらに3回には2点を追加する。SWINGSも4回裏に連打で1点を返すが、5回表に竹本がこの日2本目となるホームランを放つなど3点を加え勝負あり。2週連続で2桁得点を叩き出した豪球会が3勝目を飾り、Dブロック首位キープした。

ここまで勝星がないSTORM上石神井野球部。互いに初勝利を懸けたゲームは1回裏、上石神井野球部が3番吉田のタイムリーで1点を先制すると、2回裏には9番滿汐のエンドランで一挙2人が還り2点を追加。対するSTORMは、制球が安定しない上石神井野球部先発の本上の立ち上がりを攻め、四死球などでチャンスを作るがあと1本が出ず。
すると上石神井野球部は、4回裏に6番宮澤(真)のホームランが飛び出し追加点を奪うと、さらに5回裏にもSTORM守備陣のミスが重なり2点追加しダメ押し。上石神井野球部がVictoriaリーグ戦初勝利を挙げ、Eブロック3位へ浮上した。

昨年は共に予選リーグ敗退と苦汁を舐めさせられた韋駄天東京レイバンズ。リベンジを誓う今季はここまで無敗と好調をキープする両者の対決は、韋駄天が3回表に井上の犠牲フライで1点を先制する。するとその後は両ディフェンス陣が踏ん張り膠着状態が続く。
韋駄天が逃げ切るかに思われた終盤6回裏、東京レイバンズが韋駄天バッテリーのエラーにより土壇場で同点に追い付き、このままゲームセット。Fブロックの上位対決は互いに勝ち点1を分け合う形となった。

最後にGブロックの戦い、「サンタリンクス vs CHUYANS」。 ゲームは初回、CHUYANS先発の廣部が先制パンチを狙うサンタリンクス打線を3者連続三振で抑えると、その裏2アウトから打線が繋がりCHUYANSが2点を先制する。サンタリンクスは4回表に1点を返すが、CHUYANSがその裏に3点追加し勝負あり。 若武者CHYANSが初戦を白星で飾り、Gブロック首位へ浮上した。
Aブロックの首位攻防戦となった「下町ロケッツ vs 雪崩式」。ゲームは初回、下町ロケッツ先発小暮の制球が定まらず、雪崩式が押し出しやエラー等で2点を先制。その裏、下町ロケッツも相手エラーで1点を返すも、雪崩式が2回表に押し出しで1点を奪う。さらに3回表、雪崩式は小野が左中間へタイムリー2ベースを放ち2点を追加。粘る下町ロケッツはその裏、森の3ベース等で2点を返すも反撃もここまで。投げては清水、飯田の投手リレーで下町ロケッツの猛追を退け、雪崩式が逃げ切った。

続いてもAブロックの戦い、「アスリーツ vs 西口オマリーズ」。アスリーツが1回表にスクイズで先制するも、西口オマリーズもすぐに反撃。エラーで出塁したランナーを2塁に進め、3番久保の中前適時打で同点に追いつく。その後、両投手のテンポの良いピッチングが続くが、3回表にアスリーツが佐々木のタイムリーなどで2点を追加。対する西口オマリーズは6回裏に新井の犠飛で1点を返すと、7回裏には小林のタイムリー3塁打で同点とする。なおも1死3塁のサヨナラのチャンスであったが、最後はアスリーツ加治屋が踏ん張り、3対3の引き分け決着となった。

昨年は3部リーグで凌ぎを削ったVICCESS清瀬フェニックス。新ステージで再起を誓う両者の対決は3回表、VICCESSが永田の犠飛で1点を先制する。さらにVICCESSは5回表に佐藤のホームランでリードを広げると、6回表にも鷲谷のタイムリーで追加点を奪い試合を決めた。投げては平山が毎回となる奪三振SHOWを披露し完封勝利。VICCESSが開幕2連勝を飾り、Bブロック2位をキープした。一方、打線が沈黙した清瀬フェニックスはこれで開幕3連敗となり、未だ連敗のトンネルから抜け出す事が出来ない。

最後はCブロックのバトル、「新座オーキーズ vs BEANS」。先制したのはBEANS。2回裏、1死から連打でチャンスを作ると、ワイルドピッチで1点を先制。対する新座オーキーズは4回表、4番本多の柵越え2ランホームランで逆転する。しかしその裏、BEANSが柳橋のホームランですぐさま同点に追いつく。迎えた5回裏、ここまで粘りの投球で最少失点に抑えていた新座オーキーズ先発の中村だったが、1死満塁のピンチを招くとショートの悪送球で2点を失い、これが決勝点。その後も柳橋の二塁打などで4点を奪ったBEANSが初戦を白星で飾った。投げては、山崎が気迫のピッチングで完投勝利。一方の新座オーキーズは開幕2連敗を喫し、Victoria初勝利は次戦以降へとお預けとなった。
             首位攻防戦を制した 雪崩式
             HRを放ったVICCESS 佐藤選手
             勝負強さを見せたBEANS 柳橋選手
Victoriaでは、熊本地震により被害にあわれた方々を支援するため、募金活動を行ってまいりました。
皆様からお預かりした67,100円に大会本部の50,000円を加えた総額117,100円を日本赤十字社へ寄付させて頂きます。
ご協力ありがとうございました。被災地の一日も早い復旧と復興をを心よりお祈り申し上げます。
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