TOP > Victoriaリーグ2部(2016年) > バックナンバー > 「新エース富田が気迫の完投!若葉快心の今季初勝利!!」
TEAM1234567R
     津嶋倶楽部         0        0        0        1        0        0        0        1    
           若葉         2        2        0        0        0        0        ×        4    
若葉が攻守で魅せた!!打線の援護にエースが奮起し、勝率をタイに戻す!!
開幕から約3ヶ月、記録的な暑さが続いた5月も最後の日曜日となった29日。この日、東京都江戸川区の江戸川区球場では2部リーグEブロックの戦い、「津嶋倶楽部 vs 若葉」の一戦が繰り広げられた。
バトルの先攻は、今季からVictoriaリーグに参戦を果たしたニューカマーの津嶋倶楽部。
デビュー戦となった初戦を完封勝利で制し、勢いに乗る新星は開幕2連勝での首位浮上を目論む。そのチームの指揮官である西村監督はゲーム前、「決勝Tへ行くにはとにかく勝ち続けなければいけないので、今日も勝利のみを目指します。勝負のポイントとしては、長年4番を打たせていた田久保が調子を落としているため今日は気負わなくていい7番に下げたので、そこで彼が結果を残してくれるかですね。他の選手達には2アウト満塁で田久保に回そうと話したので、豪快な一振りに期待しています。ウチの強みはバッティングだと思っているので、打ち勝つ野球が出来ればなと思います」と語り、連勝に向け自信が漲る。
また、不調ながらもキーマンに挙げられ期待の大きさを伺わせる田久保は、「正直調子は良くないですが、余計な事を考えても仕方ないので、良い意味で開き直っていきたいなと思います。とにかくどんどん勝って上を目指したいと思っているので、初戦の勢いそのまま今日も勝ちたいですね」と語り、チーム一の長距離ヒッターとして攻撃面を牽引するのは勿論の事、キャプテンとしてもナインを勝利へ誘う。
対する後攻は、昨年末ファイナル目前で味わった悔しさを晴らすべく、今季をリベンジイヤーと位置づけ雪辱に燃える若葉。だが、その熱き思いとは裏腹に初戦を落としてしまったため今日の一戦は勝利が必須条件。そんなチームを纏め上げる小川プレイングマネージャーはゲーム前、「初戦もそうなんですが、5月に入ってから他大会も含め負け続きなので、今日は是が非でも勝ちたいなと思っています。対策としてはこれまでエースを張っていた森本ではなく、先週から富田を先発に起用して良い形になってきているので、ピッチャーを軸としたディフェンス面の出来が勝負のポイントですね。あとは如何に先行してゲームを進められるかだと思うので、先制して守り切る展開に持っていければなと思います。とにかく今年はファイナルの舞台に立ちたいと思っているので、先ずは初勝利を目指して頑張ります」と連敗脱出からの勝ち点3獲得に気合い十分。
また、浮上のきっかけを掴むために勝利を託された新エースの富田は、「絶対に負けられない2戦目とあって緊張していますが、先ずは自分の持ち味である打たせて取るピッチングを心掛けたいと思います。あとはとにかく勝たなければいけない試合なので、勝利のために全力で頑張ります」とチームを今季初勝利へと導くべく奮投を誓った。

そんな両雄が相対する事となったバトルは夕刻の午後4時にプレーボールとなり、ゲームはスタート直後から大きく動いた。1回表、津嶋倶楽部上位打線と対峙した富田が一身に背負った期待にも気負う事なく、三者凡退という文句無しの立ち上がりを披露しリズムを作ると、その裏打線がすぐさま援護開始。1番斎藤、2番小丸田が凡退し簡単に2アウトを取られるも、3番宍倉があわやスタンドインかという豪快な3ベースヒットでチャンスを作ると、迎えた選手兼任監督の4番小川が初球を叩く痛烈なタイムリー2ベースヒットを放ち1点を先制。
また、続く5番石山もこれ又強烈な打球で3塁線を破るタイムリー2ベースヒットを放ち2点目。攻撃面の軸となるクリンアップが怒濤の3連長打を見せつけ、忽ち2点の先取に成功する。 更に、勢いの止まらない若葉打線は続く2回裏にも、この回先頭7番大竹のセンター前ヒットを口火に1アウト2、3塁の場面を演出すると、このチャンスに迎えた1番斎藤が2球目のストレートをジャストミート。その一打はセンターの頭上を優に超すタイムリー2ベースヒットとなり、続けざまに2点を奪取。津嶋倶楽部先発の平間に息つく間も与えず、序盤から打つべく人がしっかりと結果を出した若葉が一気に4点のアドバンテージを握った。

一方、思惑通りのゲーム展開を作り上げた若葉陣営とは対照的に、予想外の4失点で出鼻を挫かれてしまった津嶋倶楽部。だがそれでも、3回裏の守りを初めて3人で切って取り悪い流れを断ち切ると、迎えた4回表だった。ここまでパーフェクトに抑え込まれていた富田から1番山形が放ったチーム初安打となる2ベースヒットをきっかけに1アウト3塁のチャンスをようやく作り出すと、3番廣瀬の放ったサードゴロの間に山形が間一髪の好走塁でホームを落し入れ4対1。ここまでの一方的な展開を打破すべく執念で1点を取り返す。
すると、攻撃陣の上げた反撃の狼煙に力を貰った平間が立ち上がりとは打って変わって粘りのピッチングを披露。4、5回と再び得点圏にランナーを背負うも、バックの堅守にも助けられながら何れも無失点。更なる加点を狙った若葉打線に決定打を許さず、終盤での逆転劇へと望みを繋ぐ。しかし、そんな右腕の力投虚しく、この日の津嶋倶楽部打線は最後まで湿ったまま。1点こそ失ったものの全くとして付け入る隙を見せない富田の前に5、6回共にあっけなく三者凡退で攻撃を終えると、一矢報いたい最終7回表の攻撃もクリンアップからという好打順にも関わらず、3番廣瀬、5番佐々木(理)が空振り三振に仕留められるなどチャンスすら作れず万事休す。

結果、序盤に流れを失って以降最後の最後まで見せ場を作る事無く敗れる形となった津嶋倶楽部。ゲーム後、話しを伺った西村監督は、「今日の敗戦は今年に入って一番打てなかった結果ですね。1、2回で4点を取られてしまった事によって焦りの出た部分があったと思いますが、まさかここまで打てないとは思いませんでした。ただ、その中でも3回以降に追加点を与えなかった事は収穫です。リーグ戦は得失点差も大事になってきますからね。今日いなかったエースの宮内がいればもう少し良い勝負が出来ると思うので、ここからまた新たに頑張りたいと思います」と話し、次戦以降の戦いに気持ちを切り替えた。
一方、圧巻の先制攻撃を見せつけた攻撃陣の奮起も然る事ながら、僅か被安打1の1失点と新エースの富田が期待以上の活躍を見せ、快心の勝利を手にした若葉。ゲーム後、勝利インタビューに答えた小川選手兼任監督は、「試合前にも話した通りピッチャーが定まらず苦しい戦いが続いていたんですが、富田に先発を代えた先週からやっと野球になってきていたので、その結果が今日は出たのかなと思います。また、今日のゲームは1、2回で4点を先取出来たのが大きかったですね。ホント5月の1、2、3週目の時とは別のチームかのように良くなってきたので、この状態を維持してやっていきたいと思います。課題はありますが、何とか決勝Tまで進んで、その先のドームにいけるように頑張りたいと思います」とコメントし、チーム上昇のきっかけとなったであろう価値ある一勝に頬を緩めた。
【MVPインタビュー】 #6 富田 翔平
【監督インタビュー】 #30 小川 晃弘
試合動画、インタビュー動画はこちら ↑