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新タイトル獲得を目指す両雄が激突!夏84チームの頂点を掴むのは果たして!? |
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コロナ禍によるシーズンが3年目を数え、未だに感染症対策を施しながらの開催となった第12回Victoriaサマーカップ。プロ野球も交流戦シーズン真っただ中の6月初旬、本格的な夏日到来と同時に草野球界でも総勢84チームによる熱いバトルがスタートした。
真夏の戦いは「猛暑」という草野球の魔物が存在するが故、毎年強豪を下すニューヒーローが誕生する。当然のように今大会でも頭角を現したチームが存在し、poisonは今季メンバーが大量に入れ替わる中、2回戦でファイナル進出経験のあるCHUYANS+を2-1で下し勢いに乗ると、4回戦では昨季1部リーグ準VのBIGFACE相手に小寺が値千金の同点打を放ち、じゃんけんの末ベスト8に進出した。同じく8強には新星FENRILがその名を刻み、1試合平均7得点の攻撃力は目を見張るものがあり来季以降の活躍が楽しみな存在だ。
一方で同じくベスト8に進出したプロスタ経験組のスタイガー、ちゃんぷるーず∞も例年同様に上位へ食い込み、ベスト4にはこちらもプロスタ経験のある佐川グローバルロジスティクス株式会社とGOLGO BASEBALL CLUBが真夏の死闘を駆け上った。特にGOLGO BASEBALL CLUBの渡邉は今季から主戦投手として1年間マウンドを守り切り今はエースとしての風格も漂わせ、類まれなる運動神経を武器に来シーズンは一花咲かせたいところだ。
そして84チームの中からファイナルへの切符を掴んだ2チームは、3部制覇を果たした2020年以来2年ぶりの神宮に戻ってきた清瀬ロングコックス、同じく2020年のオータム制覇以来トータル4度目のファイナル進出を決めた湾岸ベースボーイズである。清瀬ロングコックスは初戦のKEBOZ BASEBALL CLUB戦で岡本(航)の決勝弾に高桑の完投で接戦をものにすると、2回戦以降も若手の有望株であるTommys baseballclub、DOBERMAN、poisonを次々と下し、迎えたセミファイナルの佐川グローバルロジスティクス株式会社戦では佐川のエース奥谷を攻略、そしてエース高桑も安定した投球を披露し5-3で勝利した。
サマー初制覇を狙う湾岸ベースボーイズは、初戦のKNG戦から厳しい戦いが続くも140キロを超えるストレートが売りの藤原がサマー全5戦中3完投、コントロールと多彩な変化球が持ち味の施が2完投し、彼らがファイナル進出の立役者となった。
共にVictoriaタイトルホルダー同士の戦いとなった決勝戦の見どころは、両投手陣の出来がカギを握るだろう。清瀬ロングコックスはここまでの戦いを見ると高桑の先発が予想され、湾岸ベースボーイズは全試合で藤原と施の先発完投を見せているが、神宮の舞台では2枚看板の継投も視野に入れて戦うことに違いない。果たして84チームの頂点に立ち、第12回大会の栄冠を手にするチームは如何に!?来たる12月10日神宮の杜で決戦のゴングが鳴り響く!!
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チームの立ち上げは2015年、中学硬式クラブ清瀬ポニーの31期生OB約20名でスタートした。31期生が現役の当時に学生OBコーチを務めていた吉川を監督に迎え、更には副将のジュニオールが代表、主将の原が当時と同じくキャプテンのポジションに就く体制でチームは始動。経験豊富なメンバーを携え創部元年から関東草野球リーグ3部を制覇、翌年には清瀬市軟式野球連盟3部でも春・秋制覇と順調にサクセスストーリーを歩むかと思いきや、創部3年目の2017年以降、タイトルどころか勝ち星からも遠ざかる。これを受け、清瀬ポニーのメンバーへの拘りを捨て幅広く選手の補強を実施したことが功を奏し、2020年にチーム力も安定した段階で満を持しVictoriaリーグへと加入した。この年に主将のイスを原から平澤が受け継ぎ、チームに改革を起こす平澤新主将の成果が報い、参戦初年度に見事ファイナル進出を決めた。
翌2021年は平澤から小寺に主将をバトンタッチ、2年連続ファイナル進出と2部リーグ制覇を誓うも結果は予選ブロック敗退と涙を呑み迎えた今季、結成時から主将の重責を担った原を再びその役職に戻し「今季プロスタ及びVictoria1部に昇格が出来なければチーム解散」と、1月23日にジュニオールのこの一言でシーズンが幕を開けた。全力を注いだ2部リーグでは、準々決勝でSCRATCHに涙の敗戦を喫するも残されたトーナメント戦に向け、選手の目の色が一変。死に物狂いで神宮を掴みにいき、サマーカップで悲願の決勝進出を果たす。
今シーズンは2020年優勝投手の沼澤のケガで投手層の薄さに苦労するもVictoriaは勿論、公式戦のほぼ全てをエース高桑が投げ抜いて来た。高桑は抜群のキレとコントロールで現在防御率は1.7点台と自身キャリアハイの成績を残し、バックには秋葉と新井が守備の要としてナインを引っ張り、強固なディフェンスが持ち味だ。攻撃面ではリードオフマンの岡本(大)が打線を引っ張り、これまでロースコアの戦いを勝ち切れたのも彼が1番に定着してからだ。更には広角且つ長・短打を打ち分ける事のできる沼澤は打者転向後も実績を伸ばし、現在では打率チームトップ。そして昨年に引き続き、打線の中核を担う小寺・石坂の大砲コンビは相手の脅威となるだろう。
若手の活躍も光り副将の堀、沼澤、土井は出席率99%と最年少ながらにレギュラーとしてチームを牽引してきた。レギュラー陣のみならずベンチ層の厚さも彼らの強みで、代打の切り札である外崎はここぞのチャンスで決勝打を放ち、スーパーサブの遠藤は全ポジションこなす事ができ、石栗は声でチームを盛り立てる。大学・甲子園経験者はごく僅かとタレント性は無く派手さに欠けると語る彼らだが、緑の戦士が束となり強豪の湾岸ベースボーイズに立ち向かう姿に注目したいところだ。
Victoria2度目のタイトル獲得を目指し、更なる進化を遂げた清瀬ロングコックスは如何なるパフォーマンスを披露するのか!?
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#2 堀 新之介 (外野手) 2001年6月16日生まれ 清瀬ポニー~聖望学園
チーム最年少ながら2021年より副将に就任し、誰よりもチームを支えてきた。
チームを第一に考え、先輩からも同期からも慕われ、信頼も厚く、チーム1の責任感と情熱を持つ男。
神宮の舞台でもチームNo.1の俊足と器用なバッティングで喜怒哀楽を爆発させる!
『 ロングコックスに関わるすべての人に向けて、チームの為に全力でプレーします! 』
#20 沼澤 大斗 (外野手) 2001年5月25日生まれ 清瀬ポニー~聖望学園
2020年3部制覇の優勝投手ではあるが、2021年肩の故障を機に打者転身。
抜群の身体能力とバッティングセンスを併せ持ち、今季は打撃3部門の全てにおいてチームトップの大活躍。
不動の中堅手として常軌を逸した守備範囲は幾度となくチームを救っており、決勝戦でも攻守のキーマンとなる!
『 2年前に僕が神宮で語った「清瀬ロングコックスは俺のチーム」これを再び証明します。見ていて下さい 』
#48 高桑 裕輝 (投手) 1999年9月20日生まれ 浦和ボーイズ~大宮東高校
今季ほぼ全ての公式戦を投げ抜いたチームの大黒柱。
細身の身体から放たれる投球はスピード・キレ・コントロールどれを取っても一級品だ。
投手のみならず野手としても走・攻・守すべての能力がトップクラス。マラソンで培った強靭な体力にも注目!
『 1年間の集大成を神宮球場のマウンドで披露し、チーム一丸となって必ず優勝します 』
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2018年から3年連続で神宮の舞台に立つも昨シーズンは1部リーグ予選敗退、トーナメント3大会も上位進出を阻まれリベンジを誓った今季、2021年の雪辱を晴らすかのように見事サマーカップでの決勝進出を掴んだ。近年の実績を見ると輝かしい成績を収める彼らだが、Victoriaには2016年より参戦し初年度の2部リーグ、2017年のスプリングカップと2度に渡り準決勝敗退とファイナルの舞台から見放された苦い経験を持つ。そして迎えた2018年、1部リーグでのファイナル進出を見事に成し遂げ、そこから4年で3度の頂点に立ちVictoriaの中心的チームとしてリーグを盛り立てた。
Victoriaで4度目のタイトル、史上2チーム目のトーナメント全大会制覇を目指して迎えた今季は藤原、加藤、施、松岡、内山、村上、野入、壬生と例年より多くの枚数を揃え、タイプの違う8投手で戦った。サマーカップの全5試合は140キロを超えるストレートがウリの藤原が3完投、コントロールと多彩な変化球が持ち味の施が2完投し、投手力を武器に勝ち上がった。その2枚看板を引っ張る扇の要の長濱は、本職は内野手である軽い身のこなしと優れたインサイドワークで幾多のピンチを乗り越え、更に藤野、大林(穂)、日置、山田、渡邊、東の鉄壁の内野陣に加え、増田、牧、大林(日)、齋、岩本、胡麻の外野陣は全員が俊足・強肩と強固なディフェンス力を誇る。
攻撃陣を見ると2018年、2019年Victoriaベスト9の増田と藤野を中心に置き、そこに大林(穂)、大林(日)の双子コンビと牧、山田、日置、胡麻の俊足選手がチャンスを作り、本塁打と打点の2冠王渡邊や今季から加入した勝負強い長濱、施、壬生、宮島が返すのが得点パターン。長打力を兼ね備える打者も多く内山、村上、内田、岩本、松本、矢野、松岡は神宮で柵越えホームランを狙う。さらにムードメーカーでありスーパーサブの松尾、チームの盛り上げ役の河股もチームには欠かせない存在で、齋にいたっては過去のVictoriaファイナル4試合で5割近い打率を残す神宮男として勝負所に控える。
サマーカップでは初戦のKNG戦からじゃんけん決着と毎試合接戦を続け、5回戦のちゃんぷるーず∞戦は最終回2アウトランナーなしからチャンスを作り、渡邊の起死回生の3ランホームランで逆転勝利。そして準決勝のGOLGO BASEBALL CLUB戦では、最終回に1点差に迫られ、なおも2アウト1,3塁の場面をレフト大林(日)のファインプレーで勝ち切った。
決勝戦も勢いのある清瀬ロングコックス相手に厳しい戦いとなるのは言うまでもないが、通算5度目となるファイナル経験が平常心を生み勝利のカギとなるだろう。ヤクルトスワローズの2年連続リーグ制覇で歓喜の渦に包まれた決戦の地・明治神宮野球場へ、湾岸ナインがいざ出陣する!!
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#4 松尾 元樹 (内野手) 1984年7月13日生まれ 駒場学園高等学校~東京富士大学(軟式)
湾岸ベースボーイズの宴会部長兼不動の3塁コーチャー。
守備・走塁・バント等の小技を得意とし、試合終盤の守備堅めや代走に欠かすことのできないスーパーサブだ。
誰からも愛される人格者が神宮の舞台でも裏方としてチームを優勝へ導く!
『 チームの為に出来ることは何でもやります。チーム全員の力で必ず優勝します! 』
#16 加藤 毅留 (投手) 1999年6月14日生まれ 都立成瀬高等学校~駒澤大学(軟式)
今季はチームの主戦投手へと成長した右腕。
大学4年時には大学軟式日本代表に選出されるなど、高いポテンシャルや実績を誇る。
多彩な変化球とキレの良いストレート、コントロールやテンポの良さを武器にファイナルの舞台で好投を誓う!
『 チームに中々貢献できない中、みなさんに勝ち取って頂いたプロスタを、皆さんと共に全力で楽しみながら勝利を目指していきたいと思います。 』
#42 渡邊 雅哉 (内・外野手) 1993年5月22日生まれ 安積黎明高等学校~立教大学
勝負強い打撃が持ち味の湾岸ベースボーイズ不動の4番打者。
チームではホームランと打点の2冠王を獲得し、サマーカップでも彼のバットが幾度となく勝利に直結した。
状況に応じたバッティングを見せる器用さも持ち合わせ、大学時代以来の神宮で躍動を誓う!
『 トーナメント初戦から痺れる試合の連続の中、みんなで勝ち取った神宮なので、決勝もチーム一丸となって戦い、最後はみんなで笑えるようにします!! 』
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