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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
ハーツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
BIGFACE | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 3 |
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BIGFACEが粘り勝ち!最終回の大ピンチを凌ぎ、昨年のリベンジを果たす!! |
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熱中症注意警報が発令されるなど、全国各地で今年の最高気温を記録する猛烈な暑さに見舞われた7月15日。この日、東京都江戸川区の京成鉄橋上流野球場では、
天候にも負けぬ熱き戦いが予想される負けたら終わりの真夏決戦、「ハーツ 対 BIGFACE」のサマーカップ1回戦が繰り広げられた。
戦いの先攻は、2年振りにVictoriaの舞台へとカムバックを果たし、新たに生まれ変わった姿で虎視眈々と上位進出を狙うハーツ。そんなチームの指揮官である宇都宮代表はゲーム前、「正直、野球をする事自体が2年振りという選手が多く、やってみないとどうなるか分からない部分が多いんですが、まずは怪我なく楽しくプレー出来ればなと思っています。その中で先発を任せる若山がこの暑さの中どこまで踏ん張れるかがポイントだと思います。2番手以降は不安定なので、彼のピッチングが勝利の鍵を握ってくるのかなと思いますね。とにかく、一か八かの勝負になるかとは思うんですが、少しでも食い下がって勝利を掴み取れるように頑張ります」と語り、初戦突破に向け気合い十分。
また、キープレーヤーとして活躍が期待される若山は、「久々のマウンドなので、まずはしっかり試合を作れるようにストライクを通していく事と、この暑さですけど楽しんでやれればなと思っています。大事なのは、四死球を与えずにテンポ良く投げる事だと思っているので、このゲームでもそこは意識して投げ抜きたいなと思っています」と話し、チームを勝利に導くべく熱投を誓った。
対する後攻は、昨年大会で味わった1回戦敗退という屈辱を振り払うと同時に、今季こその躍進を誓うBIGFACE。そんなチームの指揮官としてタクトを振る宮城代表はゲーム前、「チーム状態としては決して良いとは言えないので、ピッチャーを中心に守りからリズムを作ってロースコアのゲームに持ち込めれば勝利が見えてくるのかなと思います。なので、キーマンを挙げるとしたら、やはり先発を任せる野々村ですかね。暑さもあるので継投でいくとは思うんですが、出来るだけ頑張ってもらいたいなと思っています。とにかく、序盤に点差が開くと攻撃パターンも限られてしまうので、最小失点でいって少ないチャンスをモノに出来ればなと思います」とコメントし、守り勝つ野球で初戦突破を目指す。
また、キーマンに名前の挙がった野々村は、「まずは立ち上がりをしっかり抑えて、そこから自分のペースで投げていって完投出来たら良いなと思っています。とは言え、この暑さなのでしっかり体調管理もしながら自分の持ち味である打たせて取るピッチングを心掛けて頑張りたいと思います」と話し、暑さに負けず躍動を約束した。
そんな両雄が相見える事となった真夏決戦のバトルは、みるみる気温が上昇し始めた午前9時10分にプレーボールとなり、先にゲームの主導権を握ったのはBIGFACEだった。
初回、いきなりノーアウト満塁というピンチを背負うも、野々村を中心に粘りのディフェンスで無失点に抑え、試合前に宮城代表が語った通り守備から流れを引き寄せると、迎えた2回裏に攻撃陣が魅せる。1アウトランナー無しで迎えた5番亀田がノーボール2ストライクからの3球目を振り抜くと、打球は右中間を真っ二つ。「ちょっとボール球だったんですけど、簡単に2ストライクと追い込まれていたので逆方向を意識して打ちました」とゲーム後に振り返った一打は、ダイヤモンドを一周するランニングHRとなり1点を先制。
さらに、この一撃で勢いづいた打線は続く6番太田がレフトオーバーの3ベースヒットでチャンスを作ると、7番梶山の放ったセンターへの犠飛で2点目を奪取。立ち上がりから粘りのピッチングを見せる野々村に大きな援護射撃で応えた。
すると援護をもらった野々村は、3回に背負ったランナー2塁のピンチも無失点で切り抜けるなど力投を続け、マウンドを降りた4回までハーツ打線を無得点に抑え、先発の役目をきっちりと果たした。
一方、チャンスこそ作り出すものの決定打に欠き1点が遠いハーツ陣営。だがそれでも、3点差となって迎えた6回表、5回から2番手としてマウンドに上がった板垣に対し、この回先頭の3番角川がヒットと相手守備陣の乱れ、進塁打で1アウト3塁のチャンスを演出すると、5番前野のセカンドゴロの間にホームに生還し3対1とし、ようやく反撃の狼煙を上げる。
すると迎えた最終回、この回も板垣を攻め立て、2本のヒットと死球で2アウトながら満塁のビッグチャンスを作り出すと、この場面で3番角川の放ったショートゴロがエラーを誘う形となり、土壇場で1点差にまで詰め寄る。だがしかし、尚も続く好機で迎えた4番宇都宮が、板垣の投じた渾身のストレートの前に見逃し三振に倒れ万事休す。ゲーム終盤で意地を見せたものの、最後の最後まであと一本に泣く形で惜敗となり、ハーツの夏は1回戦で終わった。
ゲーム後、宇都宮代表は、「ピッチャーもバッターもみんな非常に頑張ってくれたんですけど、最後まで自分がブレーキになってしまったので、そこは本当に申し訳ないですね。最初はちゃんと試合になるか心配してたんですけど、終盤にかけて追い上げるなど良い試合が出来ていたので、その分本当に悔しいですね。ただ今年は、オータムカップにも参加させてもらうので、そこまでには再度一からチームを作り直して挑めるようにしたいなと思っています」と話し、秋のリベンジを誓った。
一方、終盤に追い上げを許したものの、何とかリードを守り初戦突破を決めたBIGFACE。
勝利インタビューに応えた宮城代表は、「早い回に2点を先制出来たのが大きかったですね。また、先発の野々村もエラーが何個か出た中で4回無失点のピッチングをしてくれたので、それは凄く大きかったなと思います。ゲーム展開としては、中盤思うように追加点が奪えなかったので後半ちょっと怖いなと思っていたんですけど、2番手の板垣が粘り強く投げてくれたので良かったです。今後も一人一人が自分のプレーをしっかりして、勝利に繋げていきたいと思います」と語り、昨年のリベンジ成功に満足げな表情を浮かべた。
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