TEAM	1	2	3	4	5	6	7	S	R
TABOO (V)	0	0	0	0	0	0	0	1	1
深谷クラブ (H)	0	0	0	0	0	0	0	0	0

7月29日、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドでは、サマーカップ一回戦、TABOO 対 深谷クラブの一戦が行われた。 先攻はTABOO、守りからリズムを作り攻撃へと繋げるチーム。 そのチームを率いるのがエース永富選手、大事な初戦のマウンドに上がり一回戦突破を狙う。 対する後攻深谷クラブ、スプリングカップの悔しさを晴らすべく、マウンドにはエース坂本投手を送り込み初戦突破を狙う。 ゲームは1回、TABOOの1番一色選手がゲームの口火を切るレフト前ヒットで出塁すると、盗塁も成功させ相手バッテリーに揺さぶりをかける。 その後2アウトとなるもランナー3塁と先制のチャンスを迎えたTABOOだったが、4番長岡選手がショートゴロに倒れ無得点に終わる。 続く2回にもエラーで出塁したランナーを3塁まで進めたTABOO打線だったが、ここぞの場面で粘りを見せる坂本投手からあと一本が出ず得点を奪う事が出来ない。 一方の深谷クラブ打線、1回に3番島村選手が四球で出塁し、2回には7番高部選手がセンター前ヒットで出塁。 ランナーを出すものの共に2アウトからの出塁、そこからのチャンス拡大へと繋げる事は出来なかった。 1、2回を無失点、手元で伸びるストレートに切れ味鋭い変化球を武器とする両エース。 互いに一歩も引かない強気のピッチングは3回以降さらに研ぎ澄まされていった。 決して先制点を与えないという気迫と共に投げ込まれる一球一球は相手打線を圧倒し、ヒットすら与えない。 そんな両エースの投げ合いは7回でも決着がつかず、延長サドンデスでの戦いへと突入した。 その延長戦8回表TABOOの攻撃、9番永富選手がショートゴロに倒れ2アウトとなって迎えるは1番一色選手。 この試合チーム唯一のヒットを放っているリードオフマンは、『いつもの打席と同じ気持ちで、塁に出る事だけ考えてた。』と、冷静な選球眼で坂本投手の球を見極め、押し出しとなる四球を勝ち取った。 何としても欲しかった1点を執念で奪った打線に最後まで投げ抜いたエース永富投手。 気温33度の中の激しい投手戦はTABOOに軍配、1－0のスコアで決着をつけ二回戦進出を決めた。