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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
Tropicana | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
相模KOT'S | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 |
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エース泉の熱投に原田の決勝打!相模KOT'Sが雨の中の大一番を制す!! |
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梅雨本番の空模様となり、各地で予定されていた試合も中止が相次いだ7月7日。東京都品川区の天王洲公園野球場では、勝利チームがファイナル進出への切符を掴む大一番、「Tropicana × 相模KOT'S」のスプリングカップ準決勝が、雨が降りしきる中行われた。
戦いの先攻は、ここまで無失点の鉄壁投手陣を誇るTropicana。ポテンシャルの高さから常に優勝候補に名前が挙がり、好成績を残すも未だタイトル奪取はおろかファイナルの舞台にすら立てていないだけに、今季こそはの思いは強い。
対する後攻は、Victoria参戦8年目を迎え、若手とベテランが融合し、攻守に渡り好調を維持している相模KOT'S。5年ぶりの準決勝の舞台となるが、前回は大敗を喫しており、今回は何としてもファイナル進出を勝ち取りたいところだ。
奇しくも最高峰リーグ同ブロック対決となったセミファイナル。今季のファイナリスト一番乗りを懸けたゲームは、準決勝らしい手に汗握る白熱した試合となった。
1回表、Tropicanaは、1アウトから2番鷲谷がレフトへの2ベースヒットで出塁するも後続が倒れ無得点。その裏、相模KOT'Sは1番、2番が連続三振、3番が外野フライと三者凡退。相模KOT'S泉投手、Tropicana冨安投手の両先発が上々の立ち上がりを見せる。
投手戦になるかと思われた2回裏、早くも試合が動く。相模KOT'Sは、5番鈴木が振り逃げで出塁すると、続く6番阿部が技ありのエンドランを決め、1アウト1,3塁のチャンスを作る。ここで迎えた7番原田が右中間を破る3ベースヒットを放ち、2者生還。相模KOT'Sが2点を先制する。中盤は、追いつきたいTropicana、追加点を奪いたい相模KOT'S、共にランナーは出すも決定打が出ず、スコアボードに0が並ぶ。
Tropicanaは2番手としてマウンドに上がった左腕岡崎が5回、6回と無得点に抑え、チームに流れを呼び込むと、迎えた最終7回表、ついに反撃開始。ヒットと内野エラーで2アウトながら、1,2塁のチャンスを作ると、代打五條がレフト前ヒットを放ち2塁ランナーが一気にホームイン、1点差に詰め寄る。なおも2アウト2塁と同点のチャンス。迎えた1番キャプテンの三ツ俣が放った打球はファーストへ。ここで相模KOT'S中村が好プレーを見せ間一髪アウト。相模KOT'SがVictoria参戦8年目にして、初のファイナルへの切符を掴んだ。
試合後、MVPに選ばれた原田は決勝タイムリーの場面について「相手ピッチャーが変化球でカウントを取っていたので、まっすぐは捨てて変化球に絞っていました」と振り返り、センターでの好守備については「一歩目のスタートと反応を意識しています」と語り、この日もヒット性の当たりを2つアウトに取る活躍を見せた。
勝利インタビューに答えた中村監督は「Tropicanaさんは、一人一人の打者が工夫してバッティングをしてくるので、一球一球痺れる試合となりました」と語り、決勝タイムリーを放った原田について「試合前から、今日は打ちますよと宣言していたので、その通り気合のこもったバッティングを見せてくれました」と労った。また、8年越しの悲願達成について「ファイナル進出を目標にVictoriaに参戦していたので、喜びも一塩です」と話し、勝利の余韻に浸った。
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