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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
相模原ウインズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
相模KOT'S | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 |
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加藤の先制打にエース泉の圧巻完封劇!相模KOT'Sが2度目の春ベスト4入り!! |
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最高気温32℃と真夏のような暑さとなった5月26日。この日も各地で数多くの熱戦が繰り広げられる中、東京都八王子市の陵南公園野球場では、8強が出揃い、いよいよ大詰めとなった春の一戦必勝トーナメントバトル、「相模原ウインズ × 相模KOT'S」のスプリングカップ4回戦が行われた。
戦いの先攻は、2015年以来2度目のベスト8進出を果たし、Victoria参戦7年目にして初の準決勝進出を目指す相模原ウインズ。そんなチームを率いる原田監督はゲーム前、「2015年と今年、ベスト8に進出しましたが、このベスト8の壁が越えられないので、超えられるように頑張ります。今は打線が繋がっているので、この試合でも繋がるようしっかりみんなでバットを振っていきます。結果にコミットするよう頑張っていきます」と、初のベスト4進出へ向けての意気込みを語った。
また、原田監督の期待を受け、先発のマウンドを託された宮城は「今日は暑いのですが、テンポ良く投げ、全力で行けるところまで行って、抑えたいと思います」と語り、活躍を誓った。
対する後攻は、1部リーグ予戦で現在2位につけるなど、2014年以来5年ぶりの準決勝進出を目指す今季好調の相模KOT'S。自らも中心選手として出場する選手兼監督の中村は「今日はVictoriaスプリングカップベスト4懸けの戦いということで、いい試合をしたいと思っております。ウインズさんとは、相模原市の連盟とVictoriaのリーグ戦でも同じで、何度も対戦しておりますが、スプリングカップもウインズさんと戦うことを目標に、ここまで何とか勝ち上がってこれました。今日は1点勝負になると思うので、必死に頑張って勝利をもぎ取りたいと思います」と語り、ベスト4進出に向けて、気合十分といった様子。
また、注目選手に名前が挙がった、2番セカンド清森は「今まで、チームになかなか貢献できていませんが、今日はベスト4を懸けた大事な試合なので、チームに貢献できるよう頑張ります。安定した守備を見ていただきたいです」と、この試合に懸ける思いを語った。
そんな両チーム共に相模原市A級に所属する強豪同士のマッチアップは、午前9時10分のプレーボールで切って落とされ、ゲームは終始、手に汗握る緊迫の展開なり、初回から動きを見せる。1回表、相模KOT'S先発の泉は、相模原ウインズ打線をサードフライ、見逃し三振、サードゴロに切って取る万全の立ち上がりを見せ攻撃に繋げると、1回裏からKOT'Sがウインズ先発投手の宮城を攻めたてる。好調の1番萩原、試合前注目選手に名前が挙がった2番清森が、連続四球を選び0アウト1.2塁とすると、続く3番加藤がライト線へ2ベースヒットを放ち、1塁ランナーの萩原が一気にホームイン、KOT'Sが1点を先制する。続く4番、5番は凡退も、2アウト1.3塁とチャンスは続き、ここでウインズバッテリーのミスで1点追加。リードを2点に広げ、KOT'Sが試合を優位に進める。
好調KOT'S打線は、2回以降も毎回のようにチャンスを作る。2回裏、7番原田が内野安打、盗塁でチャンスを広げ0アウト2塁とするも、ここはウインズ宮城が踏ん張り、後続を抑え無得点。さらに4回は6番中村、5回は1番萩原の長打でチャンスを作るも、4回から登板したウインズ山上投手が要所を締め、得点を許さない。
反撃したいウインズだったが、KOT'Sの絶対的エース泉が立ちはだかる。この日絶好調の泉は、ストレートとスライダーを軸に6回まで無安打ピッチングを披露する。迎えた最終回、ウインズは1アウトから3番相星がレフト前にチーム初ヒットを放ち反撃の狼煙をあげるも、続く打者は空振り三振、ライトフライと打ち取られゲームセット。初回に挙げた2点をエース泉、巧みなリードを魅せる加藤のバッテリーや、守備範囲の広いセンター原田、この日幾度となく訪れた守備機会をノーミスでまとめたサード鈴木など、鉄壁の守備陣が無失点に守り抜き、相模KOT'Sが2015年以来4年ぶりの準決勝進出を決めた。
ゲーム後、勝利インタビューに答えた中村監督は「初回にうまく点を取れましたが、非常に緊迫した7回まで1点も許せないような試合になったと思います。試合前、1アウトからでもランナーをしっかり進める意識を持とうと話していましたが、相手ピッチャーに低めの変化球をうまく攻められて、それを空振りしたり、うまく進められず、相手のバッテリーが上手でした」と、相手バッテリーを称えた。好投したエース泉については「泉はストライク先行で、投げづらいマウンドながらうまく調整し、球が荒れてきても修正し、すごく上手なピッチングをしたと思います。相手は泉のことも知っていますし、ポイントを後ろにして粘った打席が多くて、簡単に打ち取れる打者がいませんでした。幸いにして、いい打球も正面をついたり、サードゴロが多かったですが、サード鈴木が上手く捌きました。守っている方もすごく集中力がいる守備だったと思います」と語り、緊迫の試合を振り返った。また「ベスト4に進出するのは2回目ですが、現在勝ち上がっているチームは上位常連チームばかりです。僕らはそういうチームから勉強しながら今の形ができているかと思いますので、胸を借りるつもりで何とかいい試合ができるように頑張りたいと思います」と、決勝進出に向けての抱負を語った。
一方、序盤に失点し、無得点に終わってしまった相模原ウインズ。ゲーム後、原田監督は「今日はうちの打線が機能していませんでした。 KOT'Sさんのピッチャーのストレートに押され、手が出ませんでした。初回の失点はうちのピッチャーの試合の入りが悪く、うまく準備ができていなかったのかもしれません」と敗因を語り、最後に「KOT'Sさんにはこのまま頑張っていただいて、上に行ってほしいです」と、相模原市で切磋琢磨する、相手チームの活躍を願う言葉で締めくくった 。
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