TOP > スプリングカップ2019 > バックナンバー > 「日景が有言実行のMVP!ダディーズが劇的サヨナラで16強進出!!」
TEAM1234567R
    GOLGO B.C        0        2        0        0        0        0        0        2    
      ダディーズ        0        0        0        2        0        0        1×      3    
最高峰リーグ所属チーム対決はダディーズに軍配!結末は劇的サヨナラ!!
最高気温が22℃まで達し、まさに春爛漫の陽気となった4月7日。そんなシーズン開幕から早1ヶ月が経ったこの日も、各地で熱戦が繰り広げられる中、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドでは、大会公式マネージャー古田ちさこの取材デビューゲームとなる、春の一戦必勝トーナメントバトル「GOLGO BASEBALL CLUB × ダディーズベースボール」のスプリングカップ2回戦が行われた。 戦いの先攻は、昨季ファイナルまであと一歩の準決勝で敗退しているGOLGO B.C。そんなチームを引っ張るキャプテンの横井は「スプリングカップ2回戦ということで、去年ベスト4まで行けているので、今年はなんとしても決勝の舞台に立ちたいと思っています。相手のダディーズさんは超強豪ですが、臆することなく、自分たちの全力プレーでいきます」と語り、古豪との対決を前に気合い十分。
また、キーマンとして名前の挙がった、リードオフマン吉田は「昨年、準決勝で負けてプロスタに行けていないので、今シーズンは全員で勝って、プロスタに行こうと目標を掲げており、1試合1試合丁寧に全員野球で勝ちたいと思います。ダディーズベースボールさんは、仲が良い感じで、チーム全員でかかってくる印象があるので、非常に尊敬できる、真似したいなというチームです」と話し、今年こそのファイナル進出へ向け、意気込みを語った。 対する後攻は、昨年最高峰リーグ準決勝敗退と、こちらもあと一歩のところでファイナル進出を逃している、ダディーズベースボール。そんなチームを率いる、代表代行の篠宮は「強豪のGOLGOさんということで、やりづらいところもあるのですが、ダディーズらしく、ダディーズのペースでムード良く試合を進めていきたいと思います」と、意気込みを語った。
また、攻守の要、3番センター平澤は「1回戦もすごく厳しい戦いで、今日も厳しい戦いになると思いますが、しっかりやるべき事をやって、自分の活かせるところを活かしながら試合に勝てたらなと思います。自分は足に自信があるので、足を存分に活かせるようなバッティングや守備をしていきたいと思います」と語り、攻守での躍動を誓った。 共に1回戦を1点差の激闘で勝ち上がってきた両雄が相見える事となった戦いは、午前11時30分のプレーボールで切って落とされ、最高峰リーグ所属チーム同士のハイレベルな試合展開となった。
初回の攻撃は、ダディーズベースボール長谷川、GOLGO B.C佐久間、両先発投手が共にランナーを1人出すも、後続を断ち無失点。まずまずの立ち上がりを見せるも、2回表に試合が動く。5番橋本が、レフト前に技ありのヒットで出塁すると、6番大山のショートゴロがフィルダースチョイスとなり0アウト1、2塁。続く7番中野がきっちり送り、1アウト2、3塁と先制のチャンスを作る。ここで迎えた8番江見のサードゴロの間に3塁ランナーがホームイン。さらに、サードが1塁に投げた隙をつき、2塁ランナーの大山も一気にホームイン。GOLGO B.Cが試合巧者ぶりを見せ、2点を先制する。
追い付きたいダディーズベースボールは、4回裏に反撃に出る。注目選手として名前が挙がった、3番平澤が1アウトから三遊間を抜くヒットで出塁すると、4番佐藤(亮)がレフト前ヒットで続き、1アウト1、2塁のチャンスを作る。ここで迎えた5番篠宮のレフト前ヒットで、俊足平澤がホームイン。さらに1アウト1、2塁で、6番長谷川の内野ゴロが送球ミスを誘い、2塁ランナーがホームイン。ダディーズベースボールが遂に同点に追い付く。
両者譲らない展開となった試合は、決定打がないまま最終回を迎える。7回表のGOLGO B.Cの攻撃は三者凡退。対するダディーズベースボールは7回裏、1アウトから9番村上が死球で出塁すると、すかさず盗塁を決め、1アウト2塁とサヨナラのチャンスを作る。続く打者は倒れ2アウト2塁となり、ここで迎えるは試合前に「MVPになる」と豪語していた2番日景。チーム全員の想いを込めて振り抜いた鋭い打球はセンター前へ。2塁ランナーが3塁を回りホームに突入し、クロスプレーとなったが間一髪セーフ。サドンデス突入かと思われた最終回2アウトから日景の値千金のサヨナラ打で、ダディーズベースボールが手に汗握る接戦を制し、2回戦突破を決めた。 ゲーム後、勝利インタビューに答えた篠宮代表代行は「相手投手の佐久間さんが良いピッチャーとわかっていたのですが、初回から力強いピッチングで、それになんとかくらいついて、うちらしく粘り強く戦えたかなと思います」と語り、日景のサヨナラ打について「仲間を信じて戦っているので、みんなが信じ切った結果かなと思います」と、殊勲打を称えた。さらに「1回戦・2回戦とサヨナラという良い形で勝てているので、この勢いを大切にしていきたい。去年リーグの方でベスト4まで行って、あと一歩でプロスタを逃しているので、今年はプロスタで戦えるようにチーム一同頑張って、去年の結果がまぐれじゃないことを証明したいと思います」と、激闘を振り返ると共に、今季こその悲願達成を誓う言葉で締めっくくった。
一方、序盤に先制し、試合を優位に進めるも惜しくも敗れたGOLGO BASEBALL CLUB。ゲーム後、山田監督は「今日は負けるべくして負けた試合でした。ダディーズさんは2塁にランナーを進めていたのですが、うちはずっと進められなくて、走塁ミスを繰り返してしまい、難しい試合になってしまいました。ダディーズさんにはウチの分まで暴れてもらって、決勝まで行ってもらいたいと思います」と語り、敗戦を振り返ると共に相手チームの健闘を称えた。
【MVPインタビュー】 #20 日景 俊輔
【代表インタビュー】 #18 篠宮 望
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