草野球大会Victoria|スプリングカップ2018 :バックナンバー
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TEAM1234567R
   ブルーサンダース      0        0        0        0        4        -        -        4    
  東京ドナルドダック      1        0        0        0        1        -        -        2    
4番の一発で好投手対決に終止符!ブルサンが2部制覇以来2年ぶりの決勝へ!!
7月22日、最高気温36℃にまで達した日中の暑さが若干和らいだ午後5時。埼玉県戸田市の戸田市営球場では、この日2つ目となるセミファイナルマッチの一戦、「ブルーサンダース × 東京ドナルドダック」のスプリングカップ2018準決勝が繰り広げられた。 奇しくも、昨年の1部リーグ準決勝と同一カードとなったバトルの先攻は、その雪辱に燃える埼玉の若武者ブルーサンダース。今季から新リーダーとして束ねる天野主将はゲーム前、「今年は若い選手達が加入した事に加え、頼りになるベテラン選手とのバランスがしっかりとれているので、状態としては非常に良いですね。その中で勝負のポイントを挙げるとしたら、先発を任せる伊藤がどれだけ踏ん張ってくれるかだと思います。プレッシャーには強い子なので期待していますし、あとは調子の良い攻撃陣が如何に点を取って後押し出来るかですね。ドナルドさんには昨年、悔しい負け方をしているので、今回は何としても勝って目標である優勝に向かって前進出来るように頑張りたいと思います」と語り、リベンジマッチを前に気合い十分。
また、キャプテンのみならずチームの期待を一身に背負いマウンドへと上がる伊藤は、「調子はここ最近非常に良いので、自信のある真っ直ぐ、スライダーを軸に組み立てて、あとはバッターのインコースにしっかりコントロール出来るかがポイントになってくると思います。とにかく、最初から最後まで全力投球を貫いて、チームの勝利に貢献出来ればなと思います」と話し、新戦力の若きエース右腕が熱投を約束した。 対する後攻は、昨年の1部リーグに続き2年連続のファイナル進出を虎視眈々と狙う東京ドナルドダック。そんなチームの指揮官である山口監督はゲーム前、「今年は若手とベテランが良い形で噛み合ってきているので、今日の一戦も非常に楽しみですね。その中で戦いのキーを握る選手をあげるとすれば、エース根岸に代わってマウンドを任せる西尾、浜部の若手ピッチャー2人ですかね。特に新戦力ながら先発に起用する西尾には大いに期待しています。大会は違いますけど昨年は準優勝という悔しい結果に終わっているので、まずはこのスプリングカップで決勝に進み、神宮での借りを返すチャンスを掴みたいなと思っています」とコメントし、こちらも決勝進出に向け気合いが漲る。
また、期待の新人として先発マウンドを託された西尾は、「頼れる先輩達が後ろにいるので、初回から全力でいきたいと思っています。最近は調子も良いので、持ち味の真っ直ぐで押していきながら変化球で上手くかわすピッチングが出来ればなと思っています。とにかく、チームの勝利の為にいける所まで全力で頑張りたいと思います」と話し、相手の先発投手である伊藤同様、スタートからエンジン全回のピッチングを誓った。 そんな両者が相見える事となった注目のリターンマッチは、稲垣(慶)主審のプレーボールで戦いの火蓋が切って落とされ、ゲームはスタートから間もない1回裏に早くも動いた。
初回、強力ブルーサンダース打線に相対した西尾が四球での出塁こそ許したものの、それ以外は危なげないピッチングで無失点に抑え流れを作り出すと、その裏攻撃陣がすかさず援護。1番児島の死球出塁をきっかけに、2番駒澤の送りバント成功、相手バッテリーのワイルドピッチと3番菊谷の四球出塁で1アウト1、3塁のチャンスを作り出すと、迎えた4番村上の放ったセカンドゴロの間に3塁ランナー児島がホームへと生還し1点を先制。ノーヒットで貴重な先制点を奪い、幸先の良いスタートを切った。
すると、この援護に応えるかのように西尾のピッチングが冴え渡る。2、3回と続けて得点圏にランナーを背負うも、試合前の宣言通り緩急を上手く使ったピッチングで何れのピンチも脱し無失点。さらに迎えた4回表にはこの試合初めて3塁にまで進塁を許したものの、そんな局面でも冷静且つ強気のピッチングで8番栗原をピッチャーゴロに仕留め3アウト。ヒットなどによる出塁こそ許せど決して決定打を与えず、無失点ピッチングを継続する。 一方、あと1本が出ず苦しい展開が続くブルーサンダース陣営。だがそんな中迎えた5回表、ここまで苦しめられてきた西尾の牙城を遂に打ち崩す。この回先頭の9番山下が四球出塁に加え、果敢に盗塁も成功させ1アウト3塁のチャンスを作り出すと、このチャンスに迎えた2番橋口が三遊間を破るタイムリーを放ち同点。さらに続く3番久永の放ったセンター前ヒットが相手守備のミスを誘い2点目を奪うと、ここで代わってマウンドに上がった2番手浜部の投じた初球のカーブを、4番小島がライトスタンドへと豪快に放り込み2点を追加。初回以降粘りのピッチングで踏ん張ってきた伊藤の頑張りに応え、この回一挙4点を奪い返し試合を決定づけた。
しかしゲームは最終回となった5回裏、このまま諦める訳にはいかないドナルドダック打線が最後の意地を見せる。この回先頭の9番天野が放った内野安打を口火に、2アウトながら1、3塁のチャンスを演出すると、この場面で迎えた4番村上の放ったショートゴロがタイムリー内野安打となり4対2。尚も相手バッテリーのミスで2、3塁とし、一打同点のビッグチャンスを作り出すが、ここまで1人で投げ抜いてきた伊藤が、最後の力を振り絞った渾身のストレートの前に5番大石がセカンドゴロに倒れ万事休す。流石の粘りを見せつけたものの、あと1本が出ず涙を呑んだ。 ゲーム後、山口監督は「ウチの悪い癖なんですけど、先制点に安心してその後の攻撃が淡白になってしまいましたね。0ではいきながらも怖いなと思っていたら最後に捉まってしまいました。ただ、最終回の反撃は唯一次に繋がるかなという部分が出せたので、そこを残りのサマー、オータムカップの戦いに活かしていきたいと思います」と話し、悔しさを滲ませながらも次の戦いへと気持ちを切り替えた。
一方、チャンスとみるや圧巻の集中攻撃でゲームをひっくり返し、見事ファイナルの切符を勝ち取ったブルーサンダース。勝利インタビューに答えた天野主将は「序盤はバタバタしてしまって、昨年の敗戦を思い起こすような試合展開だったんですけど、皆が成長し劣勢でも焦らず戦う事が出来たので、そこが最終回の逆転に繋がったのかなと思います。また、伊藤が四死球、エラーがある中でも気負わず投げてくれた事で攻撃へのリズムに繋がったと思うので、それが勝因かなと思いますし、試合を決定づけた小島さんのHRは、あの場面でも落ち着いて打席に入った結果だと思うので、やっぱり流石だなと思いますね。とにかく僕らはこの大会で優勝する為に出場させてもらっているので、守備からリズムを作って攻撃へと繋げていくブルサン野球をもう一度しっかり見直して、決勝に臨みたいなと思っています」と語り、歓喜の笑みを見せつつも、決して浮き足立つ事なく決勝の戦いへと気持ちを引き締めた。
【MVPインタビュー】 #9 小島 佑介
【主将インタビュー】 #10 天野 瑠太
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