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Victoria初の先輩・後輩対決が実現!果たしてスプリングカップ第6代王者は!?
例年の如く、2016シーズンも春の開幕と同時に熾烈な一戦必勝バトルが繰り広げられたスプリングカップ第6回大会。
言うまでもなく、年々過酷さを極める春一番のトーナメントマッチは今季、各地から48の猛者達が集い頂点の座を争った。
そんな今大会を振り返ると、新勢力の台頭が際立った昨年とは打って変わり、経験豊富な実力者達が存在感を誇示し、凌ぎを削り合った大会だったと言えるのではないだろうか。
先ずベスト8に名を連ねたのが昨年のスプリング、サマーカップの王者である吉岡クラブWILL BASEBALL CLUB。連覇、或いは新タイトル奪取を狙った彼らからすれば無論満足な結果とは言えないが、それでも上位に食い込んでくる辺りはさすがの一言である。
また、その歴代王者達に並びスプリングカップでは初の8強入りを果たしたのが三晃クラブ。今シーズンも悲願達成とまではいかなかったが、ジョルターヘッズとの古豪対決を制するなど大いに存在感を示した。
そんな中、唯一参戦2年目の新勢力としてベスト8に食い込んだのが千葉の若武者Rossowaveである。初戦となったUNITED A戦での快勝を皮切りに、2回戦では昨年の1部王者RED SOXから大金星を挙げると、更に取材ゲームとなった3回戦ではトーナメントマッチを得意とする強豪相模原ウインズを相手に試合巧者で競り勝つなど一躍その名を轟かせ、来季以降の更なる躍進を期待させた。
とは言え、やはり今季の戦いは実力者達のパフォーマンスが顕著に表れたシーズンだった。あと一歩の所でファイナル進出を逃してしまったもののベスト4に名を連ねたのは、決勝の舞台を知るNaughty59's。昨年、または一昨年の雪辱を果たすまでには至らなかったが、今大会を大いに盛り上げた立役者と言っていいのではないだろうか。
そんな、まさに群雄割拠となった春の一戦必勝バトルを勝ち上がり見事ファイナリストの座を掴んだのは、2年連続での春夏同時ファイナル進出という、前人未到の域に達しつつある埼玉の若武者MKY88と、Victoria参戦5年目にして遂に頂点奪取のチャンスを掴み取った埼玉の雄TABOOの2チーム。かつて共にプレーした経験を持つなど、互いを知り尽くした者同士の対決は、来たる12月11日、明治神宮野球場を舞台としたファイナルステージのオープニングマッチを飾る!!
完全復活宣言まであと1勝!!5年越しの檜舞台で飾るは初優勝での有終の美!!


初参戦を果たした2012シーズンから早5年、埼玉の雄として長らく存在感を示し続けてきたTABOOが、遂にVictoriaの頂点奪取に王手をかけた。だがそんな彼らも、昨年はチーム結成8年目にして初めて存続の危機に陥り、同大会では参戦以来初となる1回戦敗退と、かつてない程苦悩のシーズンを送った。
それでも改めて仲間達と心を一つにし、頂点を目指した彼らは今季、春先から攻守両面において隙のない野球を披露。
2桁得点で圧倒した初戦の勝利に始まり、ダディーズベースボール、Revival、Rossowaveなど強豪との接戦を次々制すると、大一番となったNaughtyとの準決勝も完封で制し、ファイナルへの切符を勝ち取った。また今シーズンは、春の勢いそのまま夏のトーナメントマッチであるサマーカップでも決勝まであと一歩と迫る快進撃を見せ、春先からの好調をキープしていると言っていい。
まさに昨年とは打って変わり、新たな進化と共に生まれ変わった彼ら最大の強みは、劣勢をも恐れない忍耐力とここぞの勝負強さではないだろうか。ディフェンスでは幸田、永富の2枚看板が見せる粘りのピッチング は勿論、その投手陣を支える女房役の宮代を筆頭に夏目、山本のセンターラインは堅実且つ好守備。また攻撃面に関しても、リードオフマンの綿引から 始まる永富、岡田、宮代、高野の上位陣に加え、下位打線に控える山本、夏目、渡橋、平野らの存在は侮れず、どこからでも得点を生み出す力を秘めている。
決して圧倒的に特出するようなビックプレーヤーはいないものの、今季は一人一人がそれぞれの役割をしっかりと認識し、貫いた結果が決勝進出を射止めた大きな要因ではないだろうか。
ただ、彼ら最大の目標はファイナルの舞台に立つ事ではなく、あくまで頂点を極める事ただ一つ。果たして、かねてから優勝候補に名を連ねていたTABOO戦士達が、かつて切磋琢磨した後輩達擁するMKY88との頂上決戦を如何にして制し、Victoria初のタイトル奪取を達成するのか!?その勇姿は来たる12月11日、決戦の地、明治神宮球場の舞台で披露される。
#2 夏目 孝太 (内野手)  1992年5月19日生まれ  花咲徳栄高校~城西国際大学出身

TABOO野球の最重要人物。
センター線の一角であるショートストップとして守備の要を担う。
バッティングでは右に左に小技が出来る、平成生まれの野球職人だ。
決勝に駒を進めれたのは彼のおかげと言っても過言ではなく、まさにTABOOのキーパーソン。

『 落ち着いていつも通りのプレーをしてなんとしても優勝を掴みとります! 』 #5 綿引 慶太 (外野手)  1989年4月2日生まれ  花咲徳栄高校出身

走、攻、守、顔、4拍子揃ったTABOOのスター選手。
1番打者にも関わらず本塁打アーティストの異名を持ち、一撃で試合を決定づける破壊力をも兼ね備える。
勿論、塁に出れば相手を翻弄する俊足の持ち主でもあり、TABOOの得点源を担う。
そんな彼が神宮で覚醒した時、TABOOが優勝旗を手にする事間違い無しだ。

『 主将として絶対に優勝して監督を胴上げしたいです! 』 #24 山本 昌弘 (外野手) 1995年11月22日生まれ  春日部共栄高校~国士舘大学出身

TABOOの秘密兵器にして最強の核弾頭。
センターフィールドに立つ彼の守備範囲は尋常ではなく、幾度と無くピンチを救ってきた。バッティングもタイミングさえ合えばドラゴン状態と、まさに昇り龍の若武者だ。
だが、直近のゲームで骨折というアクシデントに見舞われているだけに奇跡の復活が急務であり、TABOOの初優勝には彼の復活が必須である。

『 チームに貢献できるようなバッティング、守備が出来るように頑張りたいです!そして勝ちます! 』
2年連続で春夏ファイナル進出!!今季こそ誓うは前人未到の大偉業!!


瞬く間にその名を轟かせた昨年に続き、今シーズンもVictoria史上初の春夏制覇という偉業への挑戦権を獲得した若武者MKY88。
だが、そんな彼らも昨シーズンは決勝で見せ場を作る事が出来ないまま2大会共に準優勝という結果に終わり、脚光を浴びた反面大きな挫折も味わった。それでも、デビューイヤーでそれ程の貴重な経験を積んだ彼らは参戦2年目となった今シーズン、屈辱を大きな原動力に変え、再び2大会での決勝進出を勝ち取った。
その若き雄達を語る上で欠かせない存在となるのが、何と言ってもチームの絶対的エースへと成長した右腕高橋であろう。
昨シーズン、決勝まで自責点僅か1と圧倒的なパフォーマンスを披露していながら、神宮の舞台ではまさかの4失点で敗戦投手となってしまった高橋。それだけに、「雪辱を果たすんだ!」という思いはチーム一と言っても過言ではなく、その熱きリベンジ魂が彼の進化を支え、2年連続となる春夏決勝進出の立役者へと成長させた。
また今年は、エースに加え打線も更なる進化を遂げた。非凡なバッティングセンスを持つリードオフマン増田を筆頭に、倉田、越間、長岡、石塚といった上位打線に加え、下位打線にもかつて4番を任されていた石橋に、俊足の大木、中島らが存在感を放ち、攻撃の厚みを増した。プラス、ムードメーカーの泉が声のみならずバットでも勝利に貢献するなど新世代の活躍も光り、まさに盤石である。更に言うなれば、先攻逃げ切りだった昨季に比べ、今季は逆転での勝利も数多くあり、まさにここ一番での勝負強さが一段と増した印象だ。
そんな大注目の若武者が如何にしてリベンジを果たし、大偉業を成し遂げるのか!?その快挙の瞬間は来たる12月11日、決戦の地、明治神宮野球場の舞台で明らかとなる。
#5 長岡 建太 (内野手)  1988年7月15日生まれ  花咲徳栄高校~國學院大学出身

圧倒的存在感を放つ大会屈指のビッグマン。
そんな見た目とは裏腹に攻守共に繊細且つ巧みなプレースタイルは野球センスの高さを窺わせる。
また、ムードメーカーとしてもチームを牽引し、まさに大黒柱的な存在である。

『 決勝も強く楽しくをモットーに全力プレーします。俊足を活かしてダイヤモンドを駆け回りたいと思います! 』 #15 高橋 陽一 (投手)  1992年11月3日生まれ  静岡商業高校~専修大学出身

新たな進化と成長を遂げたチームの絶対的エース。
キレのあるストレートを主体に多彩な変化球を操り、相手打者を手玉に取る。
また、ここぞの場面で見せる集中力は圧巻であり、まさに強心臓の持ち主だ。
昨年味わった悔しさを胸に再びファイナルの舞台へと還ってきた若きエースが、今度こそチームを頂点へと導く。

『 今年は必ず勝利を掴み取ります。気持ちよくオフシーズンを迎え夢の国に行きたいと思います! 』 #24 中島 真澄 (外野手)  1988年5月9日生まれ  春日部東高校~国際武道大学出身

俊足プレーでチームを支えるスピードスター。
外野のディフェンスで見せる守備範囲の広さは勿論の事、バットでも下位打線のチャンスメーカーとして輝きを放つ。
今季は更に「いやらしさ」という面も増し、MKY88の曲者として相手を揺さぶる。

『 昨年は悔しい思いをしたので、持ち味を活かしてチームに貢献し、今年は優勝して祝杯をあげます!』