TOP > Victoriaリーグ4部(2019年) > バックナンバー > 「STORMが決勝T進出!チーム最年長・出口がMVP!!」
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  セブンホイールズ      0        1        0        0        1        0        0        2    
          STORM      0        4        2        0        2        1        ×        9    
3投手による継投策!投打の噛み合ったSTORMが2年連続決勝トーナメントへ!!
長かった梅雨が明け、いよいよ夏本番の気候となった8月4日。この日も各地で熱戦が繰り広げられる中、千葉県流山市の流山市総合運動公園では、勝った方が決勝トーナメント進出となる4部リーグGブロックの大一番、「セブンホイールズ × STORM」が行われた。 戦いの先攻は、Victoria参戦8年目を迎えたセブンホイールズ。2度目の決勝トーナメント進出を目指すチームを率いる豊田代表は「今日勝てれば決勝トーナメント進出ということなので、選手一同気合が入っております。暑いですが、集中力がなくなると大量失点もあるかと思いますので、うちのチームの取り柄の元気な掛け声と、元気なプレーで戦えれば良い結果がついてくると思います」と語り、気合十分といった様子。また、キーマンとして名前が挙がった渡部主将は「せっかくここまできたので、チーム全員で勝って決勝トーナメントに行きたいと思います」と、全員野球での勝利を誓った。 対する後攻は、Victoria創設初年度から参戦を続け、今年で9年目を迎えたSTORM。昨年に続き、2年連続の決勝トーナメント進出を目論むチーム率い、自ら先発投手を務める宮田(裕)代表は「勝った方が決勝トーナメントに行けるということで、みんな気合十分です。暑い中ですが全力プレーがモットーですので、一生懸命戦って勝利を目指したいと思います」と話し、勝負の一戦を前に静かに闘志を燃やす。また、注目選手に指名された主砲の秋山は「勝った方が決勝ラウンドに行けるということなので、もの凄く気合が入ってます。今シーズンは練習試合も含めてホームランも出ているので、やっぱり打撃でどれだけ点を取れるかが大事な所だと思います」と語り、絶好調の4番打者が活躍を約束した。 そんな絶対に負けられない両雄の戦いは、真夏の日差しがグラウンドに突き刺す午後1時35分のプレーボールで幕が開け、初回からセブンホイールズ末弘、STORM宮田(裕)が共に3者凡退に切って取り、投手戦を予想させる素晴らしい立ち上がりを見せた。だがしかし、直後の2回から試合が動く。セブンホイールズは、先頭の4番吉岡が右中間への2ベースヒットで出塁すると、5番、6番は凡退するも、迎えた7番中嶋が左中間を破るタイムリー2ベースヒットを放ち、1点を先制する。
先制を許したSTORMだが、2回裏にすぐさま反撃に出る。先頭の4番秋山が豪快なバッティングを見せ、レフトオーバーとなるエンタイトル2ベースヒットを放ち出塁すると、5番中嶋のサードゴロの間に挟まれるが間一髪セーフとなり2.3塁とチャンスを広げる。続く6番宮田(真)の打席で秋山が大きくて飛び出すも、捕手がサードへ送球する間にホームを落とし入れ、STORMが同点に追い付く。攻撃の手を緩めないSTORMはチャンスを広げ1アウト満塁とすると、9番出口がセンター前へ2点タイムリーヒットを放ち追加点をあげる。さらにワイルドピッチで1点追加し、この回一挙4得点。3回表もSTORMの勢いは止まらない。1アウトから4番秋山がレフト前ヒットで出塁し、盗塁と送球ミスで0アウト3塁とすると、5番中嶋のライトオーバーのタイムリー2ベースヒットで1点追加。さらに続く6番宮田(真)のセンター前タイムリーヒットで1点追加し、6-1とリードを広げる。 反撃したいセブンホイールズは5回表、7番中嶋がライト前ヒットで出塁し、8番原が四球、9番増田が進塁打で2.3塁のチャンスを作ると、ここでSTORMバッテリーにミスが生じ、ワイルドピッチで6-2と差を詰める。しかし5回裏、4回から登板していた中嶋をSTORMが攻め、四死球や内野ミスで2アウト満塁とすると、9番出口のレフト前ヒットで1点追加。さらに押し出し死球で1点追加し、8-2とリードを広げる。なおも2アウト満塁の場面でセブンホイールズは安ケ原をマウンドに送ると、続く打者を1球で抑えピンチを切り抜ける。
6回表、STORMは先発の宮田(裕)から宮田(真)に継投し、無失点に抑える。すると6回裏、STORMは2アウト2塁から7番吉川のセンター前ヒットで1点追加し、9-2とする。7回表、この回マウンドに上がった安ケ原がセブンホイールズ打線を3人で抑え試合終了。
宮田(裕)-宮田(真)-関藤の継投や、注目選手に名前が挙がった秋山捕手の全力プレーと豪快な打撃、MVPに選ばれたチーム最年長51歳の出口の勝負強い打撃など、投打が噛み合ったSTORMが勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。 勝利インタビューに答えた宮田(裕)代表は、「無事、決勝トーナメント進出を決められてホッとしてます。暑い中チーム一丸となって戦えたのが良かったです。ヒットは打たれながらも、テンポを崩さずストライク先行で行こうと思っていて、それが出来て良かったです。守備にも助けられて、みんなのおかげで勝つことができました」と、安堵の表情を浮かべ、自身のピッチング内容についても振り返った。さらに「去年は1回戦で負けてしまいましたが、今年こそはプロ球場でやりたいと思うので、しっかり練習して、気を引き締めて臨みたいです」と、決勝トーナメントに向けての抱負を語り、締めくくった。
一方、あと一歩のところで決勝トーナメント進出を逃したセブンホイールズ。ゲーム後、豊田代表は「ヒット数は変わらないと思うのですが、ミスが多かったのと、STORMさんは確実にチャンスをものにしていましたので、その差です。今年はこれで終わってしまいましたが、また来年頑張ります!」と語り、悔しさを滲ませつつも、来季へ向け前を向いた。
【MVPインタビュー】 #41 出口 慎一
【代表インタビュー】 #1 宮田 裕介
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