TOP > Victoriaリーグ4部(2019年) > バックナンバー > 「小山が猛打賞の活躍!Ultimate B.Cが開幕白星発進!!」
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    Ultimate B.C        3        1        0        0        2        0        -        6    
    Broad Appeal       1        0        1        0        0        0        -        2    
今季初白星を懸けた戦いは、先手を取ったUltimate B.Cが逃げ切り勝利!!
気温23℃と最高の野球日和に恵まれた4月21日。この日、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドでは、4部リーグEブロックの戦い「Ultimate B.C × Broad Appeal」の一戦が繰り広げられた。 戦いの先攻は、Victoriaに3年ぶりの復帰を果たした昨年、決勝トーナメント進出を果たすも2回戦敗退に終わり、今季こそはと意気込む新生Ultimate B.C。そんなチームの指揮官である富永監督はゲーム前、「初戦ですので、何が何でも勝ちたいです。一生懸命頑張ります」と意気込みを語り、2番ショートで先発出場し、チームを牽引する主将の岩崎は「Victoria初戦ということで、チームの最大の目標はプロスタで試合をすることなので、なんとしても落とせない試合です。気張らず、普段通りの個々の力を100%出せるように試合をしていけば、結果はついてくると思いますので頑張ります」と語り、いよいよ始まるシーズン初戦を前に気持ちを昂らせる。 対する後攻は、今季Victoria初参戦を果たしたBroad Appeal。初戦を僅差で落としているだけに、こちらもこの日の試合に懸ける意気込みは強い。そんなチームの指揮官である河原監督はゲーム前、「Victoriaリーグ2戦目ということで、前回負けているので今回は初勝利を飾りたいと思います」と初勝利への意気込みを語り、注目選手に名前の挙がった1番セカンド白石は「1番なので、極力出塁して、2、3番に繋げるような活躍ができればと思います」とリードオフマンとしての活躍を誓った。 そんな両雄が相対する事となった戦いの火蓋は、午前8時10分のプレーボールで切って落とされ、ゲームは初回から動きを見せた。
1回表、先頭の1番小山がレフト前ヒットで出塁すると、続く2番岩崎が四球でチャンスを広げる。3番澤舘の内野ゴロで1塁ランナーがフォースアウトになるも2塁ランナーが進塁し、1アウト1.3塁とチャンスを広げる。すると、ここで迎えた4番樋口が技ありのセンター前ヒットを放ち、Ultimate B.Cが1点先制。さらに1.3塁から1塁ランナーが盗塁を決め、1アウト2.3塁のチャンス作る。1人倒れ2アウト2.3塁となるも、6番井上の内野ゴロが送球ミスとなり、一気に2者がホームイン。Ultimate B.Cが初回に3点を先制し、ゲームを優位に進める。
だがしかし、直後の1回裏にBroad Appealが反撃に出る。1番白石がセンター前へ落とす技ありのヒットで出塁すると、2番渡邉が三塁線を破るヒットで続く。さらにバッテリーミスの間にランナーが進塁し、0アウト2.3塁の絶好のチャンスを作ると、3番河原のレフト前ヒットで1点を返す。バッターランナーが2塁に到達し、0アウト2.3塁とさらにチャンスは続くも、Ultimate B.C澤舘が気迫のピッチングで3者を切って取り、追加点を許さない。 ピンチを切り抜け、さらに勢いに乗ったUltimate B.Cは2回表、1アウトから9番田中が四球で出塁し、盗塁を決めチャンスを広げると、1番小山がライト前ヒットを放ち1点を追加。点の取り合いとなったゲームは3回裏、3番長岡が内野安打で出塁すると、続く4番河原がライトへの3ベースヒットを放ち、Broad Appealが2点差に詰め寄る。しかし、5回表に1番小山がこの日3本目となるヒットで出塁し、盗塁、送りバントで1アウト3塁とすると、3番澤舘のレフトオーバーの3ベースヒットで1点追加。続く打者は倒れるも、迎えた5番三浦のライトへの2ベースヒットでさらに1点追加。Ultimate B.Cが6-2とリードを4点に広げる。時間の関係で最終回となった6回は、両者スコアリングポジションにランナーを進めるも無得点。序盤からリードを保ち、終盤突き放したUltimate B.Cが今季初戦を勝利で飾った。 ゲーム後、勝利インタビューに答えたUltimate B.C監督の富永は「勝てたことが何よりですが、残塁が多かったので、そこは今後気を引き締めていきたいです。今年から取り組んでいるサインプレーも上手くいきましたし、信頼しているエースの澤舘も頑張りましたね」と会心の勝利を振り返り、「1戦1戦勝ちを目指して戦って、なんとかプレーオフ進出を目指したいと思います」と語り、今後の躍進を誓う言葉で締めくくった。また、MVPに選ばれた1番小山は「練習試合で消極的になっていたので、今日は積極的に行こうと決めており、それが良い結果に繋がりました。今年は1番を任せてもらっているので、得点のきっかけになるようにヒットを打っていきたいです」と3安打猛打賞の自身の活躍を振り返った。
一方、再三チャンスを作るも1本が出ず敗戦となったBroad Appeal。ゲーム後、河原監督は「Ultimate B.Cさんは、すごくまとまっているチームという感じがありました。序盤に点を取られましたがすぐ取り返したので、いけるかなとも思いましたが、最後は地力の差が出ました。チームとしては、大振りせずに繋いで繋いでというバッティングが出来た事は良かったが、チャンスで打てなかったのは反省点です」と冷静に試合を振り返り、初勝利に向け次戦へ目を向けた。
【MVPインタビュー】 #5 小山 哲正
【監督インタビュー】 #10 富永 亮
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