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4部初のプロスタファイナル!!新たな歴史の1ページにその名を刻むのは!?
2016シーズンのリーグ新設から3年の月日が流れた今季、上部リーグと同様に決勝の舞台がプロスタへと格上げされた4部リーグ。それ故、昨年18だった参加チームが一気に2倍近くに迫る32チームへと膨れ上がり、Victoriaの中では最下部のリーグと言えども、そのバトルは熾烈を極めた。 そんな新たな局面を迎えた今大会を振り返ると、まずバトルを引っ張った存在と言えるのが、Victoria参戦2年目以上の面々。
Aブロックでは、ワイルドカード枠までを含めた上位4チームであるブリヂストン本社野球部STORM高飛車アスパラガス若林ヤングフォーレストブレット王国ローニンズら新生組を抑えて上位を独占すれば、続くB、Cブロックからは東京レイバンズアンバージャックBEANSマイルドスターズらが決勝トーナメントへと勝ち上がり、中でもBブロック3位通過のアンバージャックは、予選リーグこそ3位通過に甘んじたが、決勝トーナメントでは粘り強い戦いを見せつけ、参戦2年目にして見事決勝進出を決めた。 また、残るD、Eブロックでも、昨年予選敗退の麻布ブルーウェーブが5戦全勝でDブロック首位通過を決めリベンジを果たせば、Eブロックでも新設yearから参戦の新座オーキーズが3年目にして初となる予選1位通過を果たすなど躍進。あるいはDブロック2位通過の砂町ドンフェイスに至っては、多くの若武者が加わった事でチームが一新し、悲願のファイナル進出は又してもあと一歩叶わなかったものの、来季以降こその悲願成就を大いに期待さる戦いぶりであった。 そんな常連組の活躍が際立った一方、新星組も決して黙っていた訳ではない。B、Cブロックから、もどきベースボールクラブPreciousが共に無敗で予選を勝ち上がり大会を盛り上げれば、DブロックのオーティーナショナルズにEブロックのワイルドスピリッツが、それぞれ3位と2位で予選を突破。特にワイルドスピリッツに関しては、ファイナルを懸けた準決勝で同じく新星として勝ち進んで来たPreciousとの一騎討ちを制し、いきなりの決勝進出。予選リーグではパフォーマンスに波があったものの、決勝トーナメントの戦いでは攻守共に抜群の安定感を披露するなど上昇気流のチーム状態。その彼らが如何にして初参戦での頂点奪取を成し遂げるかは注目必至である。 何れにしても、過去最多となる32チームで争われた4部リーグの戦いも残すは頂点を懸けた決勝カードただ一つ。そんな新たな歴史の1ページが開かれようとしているバトルの火蓋は、来たる12月23日、ファイナル第1ラウンドのオープニングマッチとして切って落とされる。
2015年、初心者から経験者までとにかく「野球を楽しみたい!」というメンバー募集から始まったという若武者アンバージャック。そこから数えること3年の月日が経ち、ようやく大会でも勝てるチームの基盤が仕上がった今季、見事ファイナルへの切符を手にした。
その戦いぶりを振り返れば、予選リーグ序盤は開幕から2連敗と嫌なムードが漂ったが、夏を迎えると同時にチーム状態も徐々に上がっていき、予選リーグ3戦目から決勝トーナメントの準決勝までは無傷の7連勝と持てる力を存分に発揮。中でも、ロースコアの争いで緊迫した投手戦となった準々決勝、準決勝をモノにした事で、勝負強さも兼ね備えるチームへと成長し、最高のチーム状態でファイナルに挑む事となった。
そんな若きチームの精神的支柱となるのが、代表兼監督の酒井は勿論の事、戦略を立てるキャプテンの西澤と副キャプテンの瀬戸口で、「このメンバーでやるから楽しい」と思えるチームと仲間作りを目指し戦ってきた。また、プレーヤーの中心としてはエース安本を核に勝てるチームを築き上げてきて、シーズン後半、安本が故障のために離脱せざるをえなくなったものの、逆にこれが1つの契機となり、投手陣は勿論の事、チームの主力メンバーからベンチスタートメンバーまで、より一層団結力を高める事に繋がった。
さらに、そんなチームを影で支え続けてくれたのが3人のマネージャー陣である。時には選手に対して叱咤しながら、同時にスコアや道具の管理まで、それらを一手に担ってサポートするなど、今やチームにとって欠かす事の出来ない存在。彼女達の想いと離脱した安本のためにも、チーム一丸となって優勝を掴み、2018年シーズンを最高の形で締めくくりたいと意気込む若武者アンバージャック。 まさに、一致団結の全員野球で勝ち上がってきた彼らが決勝の舞台でも秘めた力を見せつけた時、初タイトルという栄冠がその頭上に輝く!!

#7 新津 拓弥 (内野手)  1991年10月3日生まれ  麻布大学附属渕野辺高等学校~神奈川工科大学 攻守に渡ってチームを引っ張る中心選手。 ここ一番での集中力は、いつもチームの期待を越えてくる。 決勝戦でも普段通りのプレーと持ち前の明るさで、チームを勝利に導く!

『 今期目標にしてきた神宮に来ることができましたが、ここで負けるわけにはいかないので絶対優勝してみんなでいい1年だったと言えるように勝つのみです!! 』

#14 桂 光成 (捕手)  1994年7月31日生まれ  中央学院高等学校
「もんちゃん」の愛称で親しまれているチームのムードメーカー。 捕手をやれば強肩が光り、内野をやれば執念で打球を取る。チームに欠かせない存在だ。 神宮でもその熱きプレーでチームを盛り立てる!

『 今までチームを支えてくれたキャプテンを胴上げで終わりたいです。最後は何としても勝ちます! 』

#16 大城 詠志 (投手・外野手) 1998年6月4日生まれ  興南高等学校
先発、中継ぎ、抑え。どんな場面でも安定した投球をみせる琉球の精密機械。 アンバージャック随一の陽気さで、チームに笑顔と活気を与える、最年少組の一人だ。 ピンチの場面でも決して動じない強心臓で、気迫のピッチングを披露する!

『 自分の役割をしっかり果たしてチーム初の優勝の力になりたい! 』
今シーズンVictoria初参戦ながら、見事ファイナルへと進出を果たしたワイルドスピリッツ。限られた者しか足を踏み入れることが出来ないプロ球場だが、この大舞台に辿り着くまでの道のりは、決して平坦ではなかった。
2015年のチーム結成当初から個性が強くバラバラの状態で、負け越し続きの悔しい日々が続いた。そんな中、結成から3年の月日が経過し、この状況を打開しようと今年よりユニフォームを一新し挑んだ初参戦のVictoriaで「プロ球場」と「優勝」を今シーズンの目標に掲げると、開幕から2連勝と最高のスタートを切った。5月に星を一つ落としてしまうが、それでもチームは下を向く事なく、課題でもあるチーム力を改善すべく全体での緊急会議を行うなどチーム改革を推進。さらには試合前後のミーティング、アップの仕方、試合への取り組み方などその後も話し合いを積み重ね、徐々に形になり予選リーグは2位通過。その勢いのまま臨んだ決勝トーナメントではワイルドスピリッツが誇る鉄壁の投手リレーで1回戦、準々決勝と2連続完封勝利を成し遂げると、準決勝も相手チームの猛攻を振り切り決勝進出を決めるなど、ここへ来て最高の状態へと仕上がった。
そんなワイルドスピリッツを引っ張るのはエースの間である。準決勝では6回まで見事無失点に切り抜けるなど、Victoriaファイナル進出における一番の立役者となった。また、エース間を盛り立て、扇の要としてチームを引っ張るのが鈴木だ。相性抜群の間-鈴木バッテリーの躍動なくしてワイルドスピリッツの優勝はないと言っても過言ではない。
一方打線は高橋(勇)、山崎、新井、梁川、齋藤といった上位打線だけでなく、下位打線まで切れ目がなく、チームは20代中心と若いチームではあるが、全員が同じ方向を向いた時には、神宮の舞台でも試合巧者としてゲームを優位に進める可能性は十分にあると言えるだろう。決勝でも「若さを最大の武器として常に元気に声を出し、神宮というグランドを噛み締めながら優勝を目指す」と力強く誓った注目の新星が、その強き魂と共に決戦の地へと出陣する!!

#18 鈴木 智也 (捕手)  1996年1月25日生まれ  草加市立瀬崎中学校
強肩を生かし今年から捕手に転向。 野球経歴は中学までだが、抜群の野球センスを持ち、勝負強い打撃は要注意だ。 神宮の舞台でも、やる気と気合いに満ちたプレーでチームを盛り上げる!

『 下から這い上がり、プロ球場をモットーにここまで来れたので、優勝を勝ち取り監督を胴上げします!!! 』

#27 梁川 秀幸 (内野手)  1989年10月15日生まれ  墨田工業高等学校
チームの主軸を任される打撃力が持ち味の選手。 時には流し打ち、バントなど器用な一面も。 守備でも常に声を出して元気にプレーするワイルドスピリッツのムードメーカーだ。

『 優勝まであと1勝、全員野球で勝って最高の年末にしたいと思います! 』

#46 山崎 友裕 (外野手)  1989年4月6日生まれ  安田学園高等学校
走攻守、三拍子揃った万能な選手。 今季は打撃改造により確実性が増し、後半戦からヒットを量産している。 クールな見た目からは想像出来ない熱き闘志を神宮で炸裂させる!

『 ここまで来れたのも監督、選手のみんなのお陰だと思います。自分一人の力では成し得なかった事なので、決勝もチーム一丸となって優勝します。 』