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新旧の勇者が神宮の舞台で対峙!!最激戦区の新チャンピオンに輝くのは!?
2016シーズンから4部制となったVictoriaリーグ。その中でも、毎年のように最多参加チーム数を誇り最激戦区として注目を集めてきた3部リーグは、勿論ながら今季もリーグ最多となる47チームが集結した事で数多くの熾烈な争いが繰り広げられ、言うまでもなく栄冠へと続く道のりは例年通り厳しく険しいものとなった。 そんな今大会を振り返ると、何れも上位3チームまでが決勝トーナメント進出を果たすなど大混戦となったA、Bブロック。その中でも存在感を誇示したのは、共に5勝1敗での1位通過を決めた黒百合Albatrossの常連2チーム。特に黒百合に関しては、予選リーグの中で最多となる得点数を叩き出すなど、勢いそのまま4年越しとなる決勝進出を決める大奮闘。Albatrossに至っても決勝トーナメントの戦いではまさかの初戦敗退と明暗を分かつ形にはなったが、毎年のように上位に名を連ねる辺りはさすがの一言だ。
Aブロックに限って言うならば、CHUYANS+が3位通過という瀬戸際だった予選とは一転、決勝トーナメントの戦いでは本来の実力を発揮。又しても3部リーグでのファイナル進出は叶わなかったが、その雪辱に燃え挑んだオータムカップで見事決勝進出を決めるなど、シーズンを通して見れば過去最高の結果を残したと言えるのではないか。また、このブロックでは常連組に混じり2位通過を果たした初参戦のセカンドステージが8強にまで勝ち残り、新勢力として大いに大会を盛り上げた。 そんな新勢力と言えば、続くC、Dブロックに加えGブロックで1位通過を決めるなど初参戦yearから高きポテンシャルを見せつけたRADIXSuper NewMilkyWaveの3新星。決勝トーナメントのバトルではMilky Waveが初戦で敗れ奮わなかったが、RADIXに至っては全員野球で勝ち進み、見事ファイナルの舞台へと歩みを進めるなど大躍進。Super Newに関してもリーグでこそベスト8に止まったものの、過去最多の参加チームが集結し熾烈を極めたサマーカップで次々と強豪達を薙ぎ倒して決勝進出を勝ち取るなど、こちらも負けじと実力を証明。大会こそ違えど、超新星の両雄が神宮の舞台でも輝きを放つのは間違いなさそうだ。 その一方、残るE、Fブロックで力を示したのが、A、Bブロックと同様に常連組の面々。Eブロック首位通過の横浜ゴーヘッズが失点数8。Fブロック首位通過のアスリーツが失点数6と予選リーグ最少失点数の1、2位独占するなど、自慢の鉄壁ディフェンスを披露。夢であるプロスタでのプレーは今季も叶わなかったものの、常に存在感を放つというのは決して簡単な事ではなく、改めて賛辞を送ると共に、来季こその悲願達成を大いに期待したい。 まさに、新旧の雄達が入り乱れる形で過酷を極めた3部リーグの争いも、残すところファイナル決戦のみ!!文字通り新旧の勇者が相対する事となった決勝戦の火蓋は、もう間もなく切って落とされる!!
「まずは、毎試合これだけの人が集まってくれるようになった事をメンバーの皆に感謝しないといけないだろう」と語るのは、チームの指揮官である野田監督。それもそのはず、チーム結成は1965年とかなり古いが、近年若者の登用がなかなか上手く行かず暗黒時代へ突入し、人数不足という草野球チームなら必ず経験する課題に向き合ってきたからだ。
それでも、その暗黒時代をキャプテンの有村や遠藤、堀の両副将に加え、宮崎、小平らといった面々が辛抱強く乗り越え頑張ってきた成果がここ数年でようやく実る。Victoriaリーグでは2015年の初参戦から3年連続予選リーグ敗退と辛く苦しい思いをしてきたものの、敗戦から学びを得ながら年々経験値を上げ、今年は年初から「Victoriaリーグ3部優勝」という事を念頭に置きながら戦ってきた結果が決勝進出という形で表れた。
そんな黒百合を支えるのは、ポーカーフェイス高津の成長により、主戦遠藤の負担も減り安定感が増してきた投手陣に、その2人をリードするベテラン捕手の小平が扇の要。さらに、堀、武藤、出口、笠井が走攻守で暴れるなどチームの中心的存在を担い、予選リーグで総得点45という数字は、全体を見てもトップの数字である。
その一方で堅実なプレーが特徴の有村、宮崎、小林、岡崎、冨永に続き、どこでもこなせる鎌田、パンチ力のある竹越、元気者の齊藤、3番手投手石澤の存在も大きく、ここぞの場面では彼らの存在がキーになりそうだ。また近藤、平野も怪我が治れば高いポテンシャルを兼ね備えた選手であり、超ベテランカルテットの山本、松﨑、佐々木、高橋が更に厚みを増す存在として良い働きをし、彼らが持つ草野球での経験値は他を寄せ付けないであろう。
そんな、参戦4年目で初の決勝トーナメント進出を決めると同時に神宮という草野球人なら誰もが憧れる夢舞台でのプレーをも叶える事となった黒百合。だが、念頭に掲げた通り、あくまでもチームの目標は「Victoriaリーグ3部優勝」だと語る彼ら。まだまだ荒削りな部分はあるものの、20歳~50歳までの幅広い年齢層がそれぞれの野球経験を一つにさせた時、底知れぬパワーを発揮することは間違いなく、半世紀以上チームを存続させてきた中で一際輝きを放つチームワークで初の栄冠を掴みに行く!!

#2 小平 隆 (捕手)  1980年4月9日生まれ  帝京高等学校 黒百合投手陣を20年以上引っ張るベテラン捕手。 死球を受けるとチームが異常な盛り上がりを見せる愛されキャラの一面も。 彼のリード面、出塁が大一番の命運を握る!!

『 目指せ!てっぺん!目指せ!スタンド!若者にはまだまだ負けない様に頑張るぞ! 』

#7 武藤 有輝 (内野手)  1997年11月7日生まれ  明秀学園日立高等学校
黒百合内野陣を纏める若きムードメーカー。 鉄壁のディフェンス面に加え、打っても主軸を任され、攻守で脅威の存在となる。 この男が打てば悲願の初優勝が見えてくるだろう。

『 ここまで来たからには優勝だけを取りに行きます。どんなことがあろうと結果に拘り更に神宮での試合を楽しみたいです。 』

#18 遠藤 大輝 (投手) 1989年1月9日生まれ  東洋大学付属牛久高等学校
先発から抑えまでを担う黒百合の技巧派エース。 道具係もきっちりこなす副将は、綺麗好きでもありチーム一の道具マニアだ。 ピッチングだけでなく意外性のある打撃を披露し、チームに勝利を呼び込む!

『 神宮のマウンドでも強気のピッチングをして勝つ! 』
社長の「どうせやるなら、優勝を目指せる強いチームを作れ!」の一言で、それぞれの営業所から精鋭を集めたチームを結成し、Victoria初参戦ながら、ファイナルへと進出した企業チームのRADIX。
2016年度より企業チームの強豪が集まる都内でもレベルの高い千代田区軟式野球連盟に所属し本格的に活動を始めると、昨年の区大会4部で春夏連覇を達成。2部に昇格した今季は、秋季大会見事に優勝を決めるなど区大会のハードなスケジュールを消化しながら、以前から注目していたというVictoriaに初参戦を果たし、初参戦yearから見事に結果を残した。
そんな彼らの戦いぶりを振り返ると、抜群の安定感を誇るエース天野が毎試合3点以内に抑え、攻撃陣が数少ないチャンスをしっかり得点に結びつけ、僅差を制する試合が多かった印象だ。守りの中心では普段から天野と共に仕事をしている先輩の女房役、強肩小松が扇の要としてチームを引っ張れば、同じ営業所の先輩でリードオフマンでもあるショートの幸田、今季からの新卒入社で即戦力のセカンド伊藤が内野を支え、その伊藤の上司でもあり、チーム1の守備範囲を誇るセンター中野を交えた鉄壁のセンターラインが中心となり、数多くのピンチを切り抜けてきた。
一方の攻撃陣は、広角に打てる伊藤、パンチ力のある國嶋とルーキー2人が入り、打力、走力共に厚みが増し、一発も狙える長打力を秘めた左の萬年、非凡なバッティングセンスを持つ中田、右の大砲の阿部、チャンスに強い幸田が主な得点源だ。更にはイケメン只友、小技も出来るDH林、田島、俊足中野とタレントが揃っており、どこからでも得点可能。
また、控えにも今季はワンポイントと代走起用が多かった荒井、人手不足の時に必ず来てくれるベテラン遠藤、チーム1のフィールディングをこなす金島、怪我から復帰した西村も頼れる存在だ。更にはMKY88でも活躍する浅井、ユーテリティプレーヤーの芳賀、代打の切り札前田、ベンチでのムードメーカー川崎、宴会部長塩野、幽霊部員下澤が神宮の舞台でもチームを支えること間違いなし。そして、どんな時でも笑顔でベンチを癒してくれる河田、川添、黒崎のマネージャー陣に、裏方の監督田口と、コーチ冨岡、スカウトの須藤ら首脳陣に加え、何より、ここまで曲者集団を圧倒的なリーダーシップで引っ張ってきたキャプテン大河原の存在なくして参戦1年目でのファイナル進出はあり得なかったであろう。
ここまで今大会を席巻し続けてきた超新星が如何にして頂点を極めるかには注目だ!!

#2 幸田 大喜 (内野手)  1990年7月2日生まれ  安田学園高等学校~中央学院大学
俊足好打で1番も4番もこなすラディックスの核弾頭。 守っても内野の中心的存在で、自称裏エースと豪語するピッチングにも注目だ。 彼の活躍次第でチームの勝運が決まると言っても過言ではない!

『 神宮球場とラディックスにアーチを捧げます!必ずタイトルを獲得し全員で美酒を浴びたいです! 』

#7 天野 一歩 (投手)  1994年3月6日生まれ  身延高等学校~拓殖大学
今季11勝1敗の安定感抜群の若きエース。 ノミの心臓と言われながらも誰よりも負けず嫌いで、内に秘めた闘争心はチームNo.1だ。 神宮のマウンドでも攻めの姿勢を貫き、チームを優勝へ導く!

『 決勝戦では必ず胴上げ投手になるように精一杯チームの為に頑張ります。そして応援に来てもらった人たちに感動を与えられるようなピッチンングを披露したいと思います! 』

#25 國嶋 優也 (内野手)  1993年1月11日生まれ  板橋高等学校~東京国際大学
今季加入した注目のスーパールーキー。 強肩強打が売りで長打力は勿論の事、広角に打ち分ける技術も兼ね備えたスラッガーだ。 彼の活躍こそが初タイトル獲得の鍵となる。

『 素晴らしい上司、先輩と神宮の舞台で野球ができることに感謝してチーム一丸となって優勝を勝ち取り監督を胴上げします。 』