TOP > Victoriaリーグ3部(2018年) > バックナンバー > 「Heartland1844が初勝利!終盤勝ち越し、価値ある1勝を手に!!」
TEAM1234567R
  インソムニアスターズ      0        0        2        0        0        0        0        2    
        Heartland1844        0        2        0        0        1        0        ×        3    
拮抗ゲームは終盤に明暗!新星Heartland1844が接戦を制し勝ち点3獲得!!
ゴールデンウィーク真っ只中の4月29日。先週に続き真夏日となったこの日、東京都世田谷区の玉川野毛町公園野球場では、3部リーグCブロックの戦い「インソムニアスターズ × Heartland1844」の一戦が繰り広げられた。 戦いの先攻は、Victoria参戦3年目にして初となる決勝トーナメント進出を狙うインソムニアスターズ。そんな彼らはここまで1勝1分けと負けなしの戦いを披露し、今日の勝利でCブロック首位浮上を目論む。そのチームの指揮官である畑山監督はゲーム前、「昨年から強化合宿を行うようになった事でチームの団結力が増し、良い状態で戦えてると思います。特に攻撃面に関してはレベルアップが図れてるなと思うので、勝負のポイントとしては、やはり打線の奮起ですね。ウチの得点源を担う4番の柴田の前に如何にチャンスを作り、そのチャンスで柴田が如何に応えるかというのが勝利のカギを握ってくるのかなと思います。今のチームは監督である自分だけでなく選手全員がどういう野球をやって勝つかという事を理解し共有出来ているので、今日も一丸となって勝利を目指します」と語り、単独となる首位浮上に向け気合い十分。
また、攻撃のキーマンとして名前の挙がった柴田は、「僕自身は去年からの加入なんですけど、4番という位置を任せてもらっているので、その期待に応えられるように今日も頑張りたいと思っていますし、最近はヒットも出ていて調子は良い感じに仕上がってきてると思うので、是非良い所で打ちたいなと思っています」と話し、期待の主砲が活躍を誓った。 対する後攻は、今季からVictoria参戦を果たした新星Heartland1844。そんな彼らはベテラン、中堅、若手とが一体となり、全員野球で勝利を目指すのがチームスタイル。ここまで1敗1分けと苦しい戦いが続いてるが、今日の一戦で待望の初勝利を狙う。
そのチームの司令塔である平田キャプテンはゲーム前、「ここまではミスが目立って勝てていないんですけど、3戦目となる今日のゲームは手堅く1点1点を大事にして初勝利を掴み取りたいなと思います。ウチの特徴であるエース長谷川とキャッチャー緑川のバッテリーを中心にミスなく戦って、僅差のゲームに持ち込めれば勝利をモノに出来るのかなと思っています。とにかく、全員が勝利というモノに拘って頑張りたいと思います」とコメントし、チーム一丸での勝ち点3獲得を誓う。
また、負ければ後が無くなるだけに勝利が絶対条件となる大事なマウンドを託されたエース長谷川は、「守りからリズムを作って攻撃に繋げていくというのがウチの必勝パターンなので、無駄な四球など流れを悪くするようなピッチングだけはしないようにして、守りから攻めていくピッチングをしたいなと思っています。とにかく今日のゲームを獲らないと今後の展開としても難しくなってくると思うので、何が何でも勝ちにいきたいと思っています」と話し、チームを初勝利へと導くべく、大黒柱が奮投を約束した。 そんな両雄が相対する事となった戦いの火蓋は、午前10時45分のプレーボールによって切って落とされ、ゲームは終始、手に汗握る緊迫の好ゲームとなった。
そのバトル、先に主導権を握ったのはHeartland1844。0対0で迎えた2回裏、四球を選び出塁した5番田中を続く6番平井がバスターエンドランで2塁へと進めチャンスを作り出すと、迎えた7番石田が「思い切り振り抜くしかないなという思いでいった結果、良い所に飛んでいってくれました」とゲーム後語った一打は、右中間を破るタイムリー2ベースヒットとなり1点を先制。更には続く8番ピッチャーの長谷川にも三遊間を鮮やかに破るタイムリーヒットが飛び出し追加点。下位打線による連続タイムリーで2点の先取に成功する。
だがしかし、ゲームは直後の3回表、すかさずインソムニアスターズ打線が反撃。この回先頭9番丸田のエラー出塁を口火に、1番臼田、2番深山がライト前ヒット、内野安打で続きノーアウト満塁のチャンスを作ると、迎えた3番秋山が押し出しとなる死球をもらい1点差とすれば、1アウトなって迎えた5番幸田も押し出しの四球を選び同点。取られたら取り返すのみと言わんばかりに、あっという間にゲームを振り出しに戻した。 すると、両者の攻防は続く4回、Heartland1844の強肩キャッチャー緑川がチャンスの芽を摘むレーザービームを披露すれば、インソムニアスターズも途中からライトのポジションに就いた三枝が好プレーで応戦し、攻撃だけでなく守備でも一歩も譲らぬ戦いを繰り広げる。
そんな中迎えた5回裏、再びゲームを動かしたのはHeartland1844だった。エラー、盗塁、内野安打などで1アウト3塁のチャンスを演出すると、迎えた3番八木の放った内野ゴロの間に3塁ランナー平田がホームに還り、2対3と勝ち越し。ゲーム終盤にして貴重な1点を奪い取り、再度ゲームの主導権を握り返す。
すると、打線の援護で再びリードをもらったエース長谷川が疲れを物ともせず力投を披露。直後の6回表にエラー絡みでランナー3塁の場面を背負うも、セカンド八木の好守備にも助けられピンチを脱すると、最終7回表は危なげなくきっちりと三者凡退に仕留めゲームセット。終始、互いのプライドがぶつかり合う形となった好ゲームは、終盤の勝ち越し点を死守したHeartland1844が1点差で逃げ切り勝利。初参戦のニューカマーが記念すべき1勝を手にすると共に価値ある勝ち点3を獲得した。 ゲーム後、勝利インタビューに答えた平田キャプテンは「ちょっとエラーは多かったんですが、長谷川、緑川のバッテリーを中心に踏ん張れたかなという所が正直な感想で、勝ててラッキーでした。とにかく、長谷川が要所要所をしっかり締めて、さすがエースだなというピッチングをしてくれましたし、攻撃面では若手とベテランが融合した攻めが出来たと思います。課題は多々ありますが、決勝トーナメントに進出出来るように一戦一戦を必至に頑張っていきます」と語り、初勝利を噛み締めると共に、今後の更なる飛躍を誓った。
一方、接戦に競り負け今季初黒星を喫してしまったインソムニアスターズ。ゲーム後、丸田代表は「やっぱり今日の敗因は守備ですよね。0に抑えてる回でもミスがあって流れを掴み切れなかったですし、攻撃面に関しても大量得点が奪えたはずの場面で同点止まりと攻め切れなかったので、ここからもう一度出直します」と話し、悔しさを滲ませた。
【MVPインタビュー】 #30 石田 周士
【主将インタビュー】 #11 平田 崇浩
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