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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
Albatross | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
世田谷セーブオン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
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華麗に決めた先行逃げ切り!Albatrossが3年目の悲願へ好調な滑り出し!! |
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記録的な暑さが続いた5月も最後の日曜日となった28日。この日も各地、各大会で14の熱戦が繰り広げられる中、東京都大田区の多摩川緑地広場野球場では、3部リーグGブロックのバトル、「Albatross 対 世田谷セーブオン」の一戦が行われた。
戦いの先攻は、初参戦を果たした2015年から2年連続で予選リーグを首位通過で突破しながら、何れも決勝トーナメントでは1回戦敗退と苦汁をなめてきたAlbatross。それだけに、参戦3年目を迎えた今シーズンこそ大きな飛躍を誓うチームの指揮官である阿部代表はゲーム前、「打線は今年もイマイチなんですが、新加入した右の豊岡がここまで負け無しのピッチングを披露してくれているので、まさに新エースとして今日も期待しています。その豊岡を中心に守備からリズムを作り、そこからどさくさに紛れて点を取るウチの野球をしたいと思います(笑)。相手は創部当時から知っている若いチームなので、こちらも元気良くやる事は勿論、思い切り楽しんでプレーしたいですね。とにかく、先ずは1勝しないと始まらないので、この試合はとても大事かなと思います」と語り、今季の初勝利に向け気合い十分。
また、初戦に続きこの日もマウンドを任された期待の新エース豊岡は、「自分の持ち味は変化球を上手く使いながらのピッチングだと思っているので、今日も気温が高いですが体調管理をしっかりし、チームメイトに助けられながら自分の投球が出来ればなと思っています。調子としても良い状態が続いているので、何とか勝利に貢献出来ればなと思います」と話し、コンディション、モチベーション共に万全といった様子。
対する後攻は、2014大会以来、3年振りにVictoriaの舞台へと還ってきた世田谷セーブオン。メンバーも新たに心機一転、今季の戦いに挑んでいる若武者達は、ここまで1勝1敗できているだけに、今日の一戦で勝ち越しを狙う。そんな生まれ変わったチームを率いる本間代表はゲーム前、「やはり中々人数が集まらなくて正直ギリギリの戦いが続いていますが、今日はようやくウチのエースである内田が参加出来たので、しっかり守り勝つ野球をしたいなと思っています。とにかくウチは大量得点が取れるチームではないので、何とか1点を捥ぎ取って、あとはエースを中心に守備を徹底して勝利を掴みたいなと思っています。今日のゲームは勝ち越しのかかった大事な一戦なので、一生懸命頑張りたいと思います」とコメントし、2連勝での首位浮上を目論む。
また、その本間代表が絶大な信頼を寄せるエース内田は、「これまで硬式野球を長くやっていて、軟式は少年野球以来なので、まだその感覚に慣れていない部分が多く、正直投げてみないと分からないですが、とにかく自分としては勝利を目指して頑張るだけですね」と話し、エースがチームを勝利へと導くべく躍動を誓った。
そんな両雄が数年振りに相見える事となった戦いの火蓋は、午後1時のプレーボールで切って落とされ、ゲームは予想通り、両エースが魅せる形の展開となった。
1回表、先にマウンドに上がった世田谷セーブオンのエース内田が、1番佐藤に許した四球から盗塁、進塁打で1アウト3塁のピンチを招くも、迎えたクリンアップの3番青柳、4番穴田をサードファールフライとショートゴロに打ち取り無失点で切り抜けると、続く2回はきっちりと三者凡退に仕留める上々の立ち上がりを披露。対するAlbatrossのエース豊岡はというと、女房役であるキャッチャー青柳の好プレーにも助けられながら初回を三者凡退で抑えると、続く2回は2アウトから6番土屋に初ヒットを許すも、迎えた7番竹原をファーストフライに打ち取り3アウト。こちらも負けじと上々の立ち上がりを見せつける。
そんな両右腕の好投が光り、0対0のまま進んだゲームだったが、中盤へと差し掛かった3回表、遂に動きを見せた。
1アウトから9番斉藤が放ったセンター前ヒットをきっかけにAlbatross打線が2アウトながら2塁のチャンスを作り出すと、迎えたチームリーダーの2番阿部がライトの頭上を越すタイムリー3ベースヒットを放ち1点を先制。更に、続く3番青柳の放ったセンターフライが相手のエラーを誘う形となり2点目を奪取。剛腕の内田からラッキーも重なる形で2点の先取に成功し、ゲームの主導権をがっちり握ると共にエース豊岡を大きく援護した。
するとその豊岡は、仲間の援護射撃に応えるかのように自身のエンジンを加速。2回に続き3回も世田谷セーブオン打線を三者凡退に抑えると、4回にこの試合初めてスコアリングポジションに進塁を許し1アウト2塁というピンチの場面を背負うも、迎えた4番本間を自身の好フィールディングでダブルプレーに仕留め、ここも無失点。逸早く反撃の狼煙を上げたい世田谷セーブオン打線に一切付け入る隙を与えない。
一方、3回に先制点こそ許したもののその後はしっかりと立ち直りを見せる内田は、4、5、6回と一人のランナーも許す事無くAlbatross打線を封じ、打線の反撃を辛抱強く待った。
しかし、回を重ねる毎に球威、制球力が増していく豊岡の前に依然攻撃陣が沈黙。6回裏にも1番今瀬の盗塁成功で2アウトながら2塁のチャンスを演出するも、続く2番山崎がスローカーブを打たされ凡退し、ここも無得点。
最後の意地を見せたかった最終7回の攻撃は、豊岡のピッチングも然る事ながらバックの好守備にも阻まれる形で再び三者凡退に終わり万事休す。チャンスこそ作りながら最後までその好機を活かし切れずに完敗となり、手痛い2敗目を喫した。
ゲーム後、戦いを振り返った本間代表は「とにかく相手のピッチャーが凄くて手も足も出ませんでしたね。内田も決して悪くはありませんでしたが、2点目を許したエラーが痛かったです。好プレーを連発していたAlbatrossさんに比べると、バックの守備力で差が出てしまいました。この先は守備力、攻撃力共に向上する必要がありますね。とにかく残り試合は全て勝つつもりで頑張りたいと思います」と話し、最終節まで決して諦めない姿勢を見せた。
一方、3回に奪った先制点をエースの力投、バックの好守備で守り抜き、今季初勝利を手にしたAlbatross。勝利インタビューに答えた阿部代表は「今日はとにかく豊岡の好投に尽きますね。バッテリーを組む青柳とのコンビも素晴らしかったですし、守っていても楽しかったです。攻撃面では初回にいつも通りチャンスを逃してしまい、またちょっと悪い流れかなと思ったんですが、3回に2点を先制出来たのは大きかったですね。とにかく今年は3年目のリベンジとして結果を残したいと思っているので、取りこぼしの無いように1試合1試合をしっかり積み上げ、大切に戦っていきたいと思ったいます」と語り、勝ち点3獲得に笑みを浮かべつつ、最後は今季こその悲願達成に向け改めて気持ちを引き締めた。
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