TOP > Victoriaリーグ3部(2016年) > バックナンバー > 「Which Win!?(2016年Victoriaリーグ3部総括&決勝進出チーム特集)」
奇しくも予選同ブロック新星対決!最激戦区を駆け上がり新王者に輝くのは!?
今季も新たな勢力の参戦と共に48チームが集結し、例年通り最激戦リーグとして3月に開幕した3部リーグ。
昨年の参加チーム数である58には及ばなかったものの、全リーグを通して最多となる参加チーム数を誇るだけに、言うまでもなく頂点への道のりは簡単ではない。
そんな今大会を振り返ると、先ずAブロックで存在感を誇示したのがAlbatrossHEROESの2チーム。何れも決勝トーナメントでは1回戦敗退とまさかの結果で今シーズンが終わってしまったものの、Albatrossは2年連続での予選首位通過を決め、HEROESは昨年のリベンジを果たす決勝トーナメント進出と来季こその飛躍を期待させた。
続くBブロックで実力を発揮したのが、勝ち点15で並び1、2位通過を果たした砂町ドンフェイスBrightness。中でも初参戦となったBrightnessは、取材ゲームとなった決勝トーナメント1回戦でFブロック首位通過のCHUYANS+から劇的なサヨナラ勝ちを収めると、続く2回戦もCブロック1位の富士見SPから土壇場で大逆転劇を演じサヨナラで制するなどミラクルを連発。決勝進出を懸けた準決勝ではあと一歩力及ばず敗れたが、新星ながら今大会を多いに盛り上げた存在と言える。
また、新星達の活躍と言えば、C、D、Eブロックから決勝トーナメントにコマを進めたマイルドスターズKawaguchi Club豪球会CRNKing☆Johnnyの面々である。特にEブロックで凌ぎを削り合ったCRNとKing☆Johnnyの両雄に至っては共にそのままファイナルへの切符を勝ち取るなど破竹の快進撃を披露。CRNが予選リーグでの6連勝に始まり、決勝トーナメントでも圧巻の戦いぶりを見せファイナル進出を射止めれば、King☆Johnnyは接戦を勝ち抜いてのファイナリスト。道筋こそ違えど、初参戦での決勝進出は見事の一言である。
その一方、ファイナルの舞台こそニューカマーに譲ったものの、実力者として存在感を放ったのが予選D、Gブロックをそれぞれ全勝で駆け抜けた2チームだ。Dブロックではガンジーズが自慢の攻撃力で怒濤の6連勝を飾れば、GブロックのCHUYANSは、昨年全勝で決勝トーナメント進出を果たした2位ジャピンを抑えての首位通過と若さ溢れるプレーを存分に見せつけた。
また加えて言うなれば、そのCHUYANSの兄貴分として共に決勝進出を夢見たCHUYANS+が、予選最多得点となる60得点を叩き出してのFブロック1位通過と実力を発揮。更に、Cブロック首位通過の富士見SPに関しては、昨年味わった予選リーグ最下位という屈辱からの飛躍を果たし、来シーズンこその悲願達成を窺わせた。
何れにしても、予選リーグ、決勝トーナメントを通して様々なドラマが生まれた最激戦区の戦いも残すは決勝カードのみ。果たして、リーグ最多となる48チームの頂点に立ち、歓喜の瞬間を味わう勇者とは如何に!?新星同士のファイナルマッチとなった注目の一戦は、来たる12月25日のクリスマス、決戦の地・明治神宮野球場を舞台に第1試合として行われる。
参戦1年目で降り立つ檜舞台!!若き新星が初のタイトル奪取目前!!


今季からの初参戦にして、チーム結成以来の悲願であった夢舞台で行われるファイナルステージに進出したKing☆Johnny。
そんなチームが産声を上げたのは、さかのぼる事2年前の2014年、共に足立区を本拠地としていたジョニーと下町キングスターズが合併した事で誕生し、それぞれ歩んだ歴史を踏まえれば苦節15年目にして初めて檜舞台を経験する。
その彼らは今シーズン、予選リーグを5勝1敗の2位で突破すると、決勝トーナメントでも粘り強い戦いを披露。1、2回戦を共に土壇場の大逆転劇で制し勢いづくと、準決勝では若き新星のマイルドスターズを5対0の完封で退け決勝進出。まさに、大舞台への飽くなき執念が生んだ結果だったと言え、それこそが彼ら最大の武器なのだ。
無論、攻守のポテンシャルもトップクラス。先ずディフェンスでは、監督の柴崎に投手としての才能を見出され、特にこの1年は打っても主砲と投打共にMVP級の大活躍を見せた絶対的エース藤尾を中心に硬い守りを形成。またオフェンスでは、その藤尾は勿論の事、富永、佐藤、瀧口、柿沼、木下といった巧打を誇る若手が打線の主軸を担い、どこからでも得点を生み出す力がある。
更に、そんな若き選手達を鼓舞する存在として代表、副代表である柴崎、秦の2トップがベンチから絶え間なくエールを送れば、フィールドでは選手会長のショート馬場が守備の要としてリーダーシップを発揮し、チームの一体感を醸し出す。
確かに、成長過程の彼らにはまだまだ荒削りな部分が多々ある。だがそれは、裏を返すと未知なる可能性を大いに秘めた選手達と言えるであろう。何れにしても、期待のホープ達がファイナルの舞台で躍動した時、King☆Johnnyの名が明治神宮野球場に轟く。
#1  富永 圭 (外野手)  1990年5月12日生まれ  福岡工大城東高等学校出身

メンバーNo.1、チーム愛に溢れた攻守のキープレーヤー。
俊足巧打で攻撃陣を牽引すれば、守っても強肩好守の外野手としてディフェンスの核となる。また、プレーだけではなくムードメーカーとしてもチームの活気づける若手のリーダー格だ。そのカリスマ性は間違いなくチームの支柱を担っている。

『 大阪から前乗りで、東京楽しんで神宮も楽しんで優勝ももぎ取って最高の1年のフィナーレを掴むでぇ~! 』 #15  木下 優斗 (内野手)  1996年8月14日生まれ  錦城学園高等学校出身

走・攻・守全てでチームを引っ張る若手No.1の有望株。
守っては内野の全ポジションをこなす器用さに加え、打っても1番から9番までどの打順を任されても結果を残す、超マルチプレーヤー。また、顔面偏差値もチームNo.1であり、まさに未来のKing☆Johnnyを背負って立つであろう若武者。

『 自分はチャンスを作って後ろの打者に繋げ、守備では投手を助ける、あるいはチームの勝利に繋がる守りをモットーにしています!全員野球を胸に、自分の出来る事を最大限に引き出して勝利に貢献したいです。でもチャンスで回ってきたら美味しい所はもっていく事も忘れない様にしたいと思います(笑)。神宮決勝戦は個人的にも楽しみながらチームが優勝出来る様に普段と変わらず頑張りたいと思います! 』 #16  藤尾 大康 (投手)  1996年4月18日生まれ  錦城学園高等学校出身

今やチームの絶対的存在となった若きエース右腕。
今季登板した5試合、防御率1.17、奪三振37という圧巻のピッチングで全勝を飾れば、打っても準々決勝の一戦で2打席連続となるHRを放ちチームを勝利に導くなど、間違いなく投打のMVP。ここまでの戦いは彼抜きで語る事は出来ず、ずばり決勝でもこの男の活躍が鍵となる。

『 これまでチームの為に身を粉にして頑張ってくれた柴崎監督と秦キャプテンの為に、神宮球場で胴上げで恩返しが出来る様に頑張りたいと思います! 』
初参戦での初優勝に王手!!目指すは無傷の完全優勝で結成70年yearを彩る!!


チーム結成から70年という偉大な節目を迎えた今シーズン、Victoria初参戦の新星ながら、まさに怒濤の快進撃で勝ち上がったCRN。
その戦いぶりは予選リーグで見せた無傷の6連勝に始まり、決勝トーナメントに入ってもエンジン全回。
韋駄天との1回戦を1点差の僅差決着で制すると、2回戦では優勝候補にも名前の挙がったガンジーズを4対1のスコアで撃破。
更に準決勝の大一番は、2戦連続サヨナラ劇で勝ち上がるなど勢いに乗っていた同じく新星のBrightnessを相手に投打で圧倒し、決勝へのチケットを手に入れた。
そんなチーム最大の持ち味は、絶対的エースの上田とその女房役であるキャッチャー乾のバッテリーを中心に鉄壁のディフェンスを築く事にある。それは、予選リーグ全体で2位となる失点数僅か6という結果からも窺い知る事ができ、それこそが今季の躍進を支えたと言っていい。
また、その守りから作り出したリズムを攻撃へと繋げていくのがCRNの必勝パターン。
走・攻・守揃った若手4人衆から中軸の宮澤、柏原に繋げ得点を生み出せば、下位打線にも準決勝で満塁弾を放った及川が控えるなど切れ目の無い打線を形成。まさに、どこからでもチャンスを作り得点を奪える力を秘めている。
更に言えば、ベンチに控える選手達の戦力もスタメン選手達と遜色のないポテンシャルを持ち合わせており、チームのバランス力は郡を抜く。果たして、結成70年という永き歴史に如何にして新たな1ページを刻むのか!?憧れだった檜舞台で「チーム全員で野球をやろう」を合い言葉に優勝を掴み獲る。
#17  及川 泰延 (内野手)  1986年4月3日生まれ  県立行徳高等学校出身

走・攻・守三拍子揃ったマルチプレーヤー。
守備では内野、外野を問わずあらゆるポジションをこなす万能な選手。
また攻撃面では、準決勝で満塁HRを放つなど下位とは思えぬ長打力を秘め、ここぞの勝負強さはピカイチだ。
そんなチーム一のクールガイが躍動した時、CRNが頂点を極めるに違いない。

『 みんなで力を合わせ勝ち取った夢の舞台での試合になるので、最後までチーム全員で楽しみながら試合をしたいです!!! 』 #21  上田 佳典 (投手)  1991年9月1日生まれ  県立岐阜工業高等学校出身

ファイナル進出の立役者であるチームの絶対的エース。
キレ味抜群のストレートに加え、多彩な変化球を操り相手打者を翻弄。
また、どんなにピンチを背負ってもポーカーフェイスを貫くハートの強さがあり、野球に対する想いもチーム一である。如何なる場面でも崩れる事のない安定感抜群のピッチングでチームを頂点へと導く。

『 ボールと感情をコントロールして決勝戦も坦々と試合をつくります。勝ち負けを除外て、チームのメンバー全員で最高の空間を楽しみたいです! 』 #24  乾 雄貴 (捕手)  1986年2月24日生まれ  千葉商科大付属高等学校出身

強肩・強打でチームの核を担う扇の要。
冷静且つ強気なプレースタイルで鉄壁ディフェンスを牽引する存在であり、バットでも強打を誇るなど、チーム全員が絶大な信頼を寄せる。
まさに、攻守におけるキーマンであり、CRN優勝のキーパーソンだ。

『 ずっと目指してきた最高の舞台と最高のチームメイトに感謝して決勝を楽しみます!最後は優勝で〆る!! 』