TEAM 1 2 3 4 5 6 7 R
MOTOWN 2 0 0 0 0 0 - 2
西口オマリーズ 2 0 4 0 0 × - 6
集中打で逆転勝利!西口オマリーズがチャンスを逃がさず熱戦を制す!!
気温33℃と今シーズン初の真夏日となった6月1日。東京都足立区の舎人公園野球場 では、3部リーグCブロックの戦い、「MOTOWN VS 西口オマリーズ 」の一戦が行われた。
昨年の2部リーグでは、同ブロックで凌ぎを削り合うも共に苦汁を舐めた両者。それだけに新たな気持ちで挑む3部リーグの戦いには、自ずと気合いが入るに違いない。
先攻であるMOTOWN石本監督はゲーム前、「今シーズンは調子、雰囲気共に良い状態です。なので今日も自分達らしい野球が出来ると思います。目標である西武ドームに行くためにも初戦は勝ちたいですね」と新シーズンに自信のコメント。また、その石本監督が今日のキーマンに挙げる先発の高澤(享)は、「今年に入って3度目のマウンドになるんですが、まだ自分の感覚を取り戻せていないので、今日は色々な球種を試しながら抑えられたらなと思います」と持ち味の打たせて取るピッチングを意識してマウンドに上がる。
同じく初戦に臨む後攻の西口オマリーズ宇田川監督は、「今日はメンバーが9人ギリギリなので、厳しい戦いになると思います。ただ、1番ピッチャー岡部の出来次第では良い戦いが出来ると思うので、彼には攻守で負担をかけてしまいますが頑張ってもらいたいですね」とゲーム前にコメント。その監督からの期待に対し岡部は、「ピッチングにしろバッティングにしろ、チームに勢いをつけられたらなと思います」と力強く語り、覚悟の表情を見せた。
そんな両者が迎えた初戦の戦いは、午前11時15分のプレーボールで始まり、試合開始と同時に暑さ以上の熱きバトルとなった。
1回表の攻撃に臨んだMOTOWN打線。1番の沼澤が四球と盗塁でノーアウト2塁のチャンスを作り出すと、2番小野の送りバントが一塁手の送球エラーを誘う形となり、あっという間の先制点。更には、エラーの間に進塁した小野を得点圏に置き、3番高澤(亮)がセンターへのタイムリーを放ち2点目を奪取。初回から石本監督の言葉通り、好調なチーム状態を窺わせる攻撃を披露した。
だが直後の1回裏。西口オマリーズ打線は、こちらも負けじと1番岡部が四球と盗塁でノーアウト2塁とチャンスメイク。続く2番飯田は相手センター高澤(亮)の超ファインプレーに阻まれるも、3番後藤がライトオーバーのタイムリー2ベースヒットを放ち1点差。更に2アウトとなって迎えた5番前田の、あわやランニングホームランかという左中間を破るタイムリー3ベースヒットで同点とし、すかさずゲームを振り出しへと戻した。
勢いづいた西口オマリーズ打線は、3回に再び爆発する。
2番飯田、3番後藤が連続四球での出塁に加え、パスボールに盗塁を絡めた攻撃でノーアウト2、3塁の場面を演出。ここでMOTOWN陣営は、間を取り気を引き締め直すが、西口オマリーズ打線の勢いは止まらず、4番宇田川のタイムリーに5番前田の犠飛で2得点。更には7番丸山の2点タイムリーでその差を4点に広げ、圧倒的なアドバンテージを握った。
一方、幸先良く先制点を奪ったものの逆転を許し、追いかける立場となったMOTOWN。
それでも4回裏、チームを鼓舞すべく石本監督自らマウンドに上がると、この回を無失点に抑え、反撃へとチームの気持ちを一つにする。
すると迎えた5回表。1アウトから四球とヒットで1、2塁のチャンスを作り出し、先発の岡部をマウンドから引きずり落とすと、継投した飯田から2番小野が死球を貰い2アウト満塁。西口オマリーズ守備陣に最大のプレッシャーをかけると、ここで打席には先制打を放っている3番高澤(亮)という絶好の場面を迎え、MOTOWNベンチの期待が高まる。だがしかし、初球を叩いた一打は平凡なライトフライとなり万事休す。
最終回となった6回の攻撃も飯田の前に無得点に終わり、先制パンチを活かせず悔しい敗戦となった。その一方で初戦を白星で飾った西口オマリーズナインは、互いの健闘を讃え合い、勝利の味を噛み締めた。
【MVPインタビュー】 #14 宇田川 陽平
【主将インタビュー】 #10 後藤 淳也
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