TEAM 1 2 3 4 5 6 7 R
清瀬フェニックス 0 0 0 0 0 0 ‐ 0
Black Rainbow-baseball club- 0 0 3 3 3 × ‐ 9
攻守で本領発揮!Black Rainbowが白星スタート!投げては小林が完封勝利!!
3月16日、気温18℃と今年に入って一番の晴天に恵まれたこの日。
2014年シーズンの開幕戦にして初取材カードとなった一戦は、3部リーグBブロックの戦い「清瀬フェニックス VS Black Rainbow-baseball club- 」のリーグ初戦である。
舞台は高校球児も熱戦を繰り広げる東京都江戸川区屈指のスタジアム、江戸川区球場 。
天候、グランド共に最高のコンディションで両雄の熱きバトルは行われた。
その戦いの先攻である清瀬フェニックス根岸監督はゲーム前、「良い球場での初戦なので緊張している部分もありますが、取材が来ているので選手全員興奮しています。いいスタートが切れるように頑張ります」と気合い十分。先発マウンドにはエースで4番、チームの大黒柱柴を送り、昨年の悔しさを晴らすべく初陣に挑む。
対する後攻のBlack Rainbow-baseball club-福本監督は、ゲーム直前の円陣で「公式戦だから気合いを入れていくぞ!!」とナインを鼓舞。
選手達もその一言に、「おぉぉぉぉぉ!!」と気持ちを高め、中でも1年振りの先発マウンドに上がる右腕小林は、気迫と共に集中力を研ぎ澄ませた。
共に初陣とあって緊張感が伺える両陣営。今シーズンを占う大事な初戦の火蓋は、午前10時10分に切って落とされた。
ゲームは1回表の清瀬フェニックス。1、2番が僅か6球で三振、ファーストフライに倒れるも、3番広江が内野安打で出塁。続く4番柴は1ボール2ストライクと追い込まれながらも4球目をセンター前へと弾き返し、主軸が2アウトから1、2塁のチャンスを作り出した。この場面で迎えた5番小坂(国)は、小林のストレートに差し込まれセカンドフライ。先制点とはいかなかったが、得点シーンを匂わす。
その清瀬フェニックス打線は、2回にも2アウト2塁と得点圏にランナーを進めるなど序盤から良いリズムの攻撃を見せ、小林を揺さぶる。
一方のBlack Rainbow打線は、1回の攻撃を三者凡退。2回は4番木村が四球で出塁し、続く5番宮田のライト前ヒットでノーアウト1、3塁とチャンスを広げたが、6番浜中の場面で仕掛けたスクイズエンドランが三振ゲッツーという痛恨のミス。更に相手キャッチャーの小坂(拓)にダイビングキャッチのファインプレーを見せつけられ、絶好の先制機会を失った。
ゲームは序盤の攻防を終え、流れは清瀬フェニックスといった展開だ。
だがしかし迎えた3回表、そんな悪い流れを断ち切るかのように小林が奮起。
1番森田、2番五味から連続三振を奪うと3番広江は1球でピッチャーフライに仕留め、一瞬にして流れを引き戻した。
すると、右腕の躍動に火がついた攻撃陣はその裏、先頭の8番上田がショート内野安打で出塁しボークで2塁に進むと、9番田中のセフティー気味の送りバントも内野安打となりノーアウト1、3塁。再びのビックチャンスに迎えた1番牧野は、きっちりとライトへの犠飛を放ち、今度は見事先制に成功。
またこの回、3番小林のタイムリースリーベースヒットに4番木村のタイムリーと立て続けに2点を追加し、一挙3点を奪取した。
これで波に乗ったBlack Rainbow打線は、4回にも1番牧野の2点タイムリーや2番池田の犠飛で3得点。更に続く5回は、清瀬フェニックス2番手左腕の広江に対し、打者一巡の猛攻で3点を奪い試合を決めた。
打っては8安打9得点の打線に、投げては小林の被安打5の完封と攻守で実力を発揮したBlack Rainbow-baseball club-。ゲーム後、牧野代表は「小林は久々の登板だったんですが、良いピッチングをしてくれました。また、打線の方もつなぎの攻撃が出来たので、今日はウチらしい野球が見せられたと思います」とコメント。
見事に白星発進となった初陣のゲーム内容に、納得の表情を浮かべた。
一方、序盤こそ優位な展開を見せるも、終盤にかけて力尽き敗れた清瀬フェニックス根岸監督は、「完敗でした。相手の方が数段上でしたね。でも、ここからが大事だと思うので日々の練習に励みます」と悔しさを滲ませながらも前向きなコメント。次戦からの巻き返しを誓った。
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【代表インタビュー】 #29 牧野 信之
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