TOP > Victoriaリーグ4部(2019年) > バックナンバー > 「セカンドステージが準決勝へ!悲願のファイナル進出へ王手!!」
TEAM1234567R
           漁    火      0        1        0        0        0        -        -        1    
 セカンドステージ     0        0        1        0        0        -        -        1    
両エースが好投!互いに追加点が遠い白熱の好ゲームはじゃんけん決着に!!
前日の雨の影響がグランドに残り、すっきりしない曇り空となった10月20日。この日、埼玉県入間郡の三芳グランドでは、勝った方がファイナル進出に王手をかける大一番「漁火 × セカンドステージ」の2部リーグ決勝トーナメント2回戦が行われた。 戦いの先攻は、昨季3部リーグを主戦場とし、決勝トーナメント2回戦まで進出したセカンドステージ。35歳世代の高校の同級生が集まり、そこに若手が加わりチーム力がアップした今季は自主的に2部に昇格し、ファイナル進出を目指す。そんなチームを率いる主将の児島はゲーム前、「勝つことは確定しているので、勝ち方を悩んでいるところです。以上!」と、勝利への強い気持ちを威勢よく語ってくれた。
また、チームの大黒柱である4番キャッチャー瑞慶山は「一緒に甲子園を目指した高校の同級生とやっているので、このメンバーで神宮に行けるように あと2つなんとか頑張ります。バッティングも守備も両方しっかり見てもらえればと思います」と語り、最高の仲間との神宮進出に向けて躍動を誓った。 対する後攻は、Victoria参戦7年目を迎えた2部の重鎮・漁火。毎年のように優勝候補の筆頭に名前が挙がるも、過去2度準決勝で敗退するなど悔しい思いをしているだけに、ファイナル進出へ懸ける思いはどのチームより強い。そんなチームの中心となるゲームキャプテンの四方山は「今年こそは神宮に行きたいので、今日の試合をしっかり勝ち切って次に繋げたいと思います」と語り、虎視眈々と勝利を目指す。
また、キープレーヤーとして期待されるエースの松永は「決勝に行くために、今年1年みんなで頑張ってきたので、今日はどんな形でも勝ちたいと思っています。前の試合もピッチャー3人で繋いで守り勝ちましたので、個人的には最少失点で行きたいと思います。打線の爆発にも期待しております」と語り、準決勝進出に向けて、強い覚悟を持ってマウンドに上がる。 そんな両雄が相対する事となったバトルの火蓋は、午前9時10分のプレーボールで切って落とされ、序盤から両者譲らぬ好ゲームとなった。初回、両チームスコアリングポジションにランナーを進めるも、セカンドステージ中村、漁火松永の両先発投手が主軸を抑え、上々の立ち上がりを見せる。
試合が動いたのは2回表。漁火は2アウトから7番福田が内野エラーで出塁すると、続く8番町田がライト前ヒットを放ち、2アウト1,2塁とチャンスを広げる。ここで迎えた9番片桐のサード強襲ヒットで2塁ランナーがホームイン。1点を先制する。
2回裏、反撃したいセカンドステージは先頭の5番児島が死球で出塁すると、6番渡邊(久)は三振となるが、続く7番相沢の送りバントがフィルダースチョイスとなり、1アウト1,2塁のチャンスを迎える。しかし、続く打者が漁火松永の気迫の投球の前に連続三振に倒れ無得点。
3回表、セカンドステージ中村が漁火の攻撃を三者凡退に抑え、攻撃へのリズムを作る。するとその裏、2番渡辺(雅)がレフトオーバーの2ベースヒット、続く3番中村は四球を選び、1アウト1,2塁とする。4番瑞慶山は三振に倒れ2アウトとなるも、続く5番児島がライト線へ技ありのタイムリー2ベースヒットを放ち、2塁ランナーがホームイン。主将の一打でセカンドステージが同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。 どちらも譲らない互角の好勝負は、時間の関係で最終回となった5回表、漁火がこの回から登板したセカンドステージ青木を攻め立てる。先頭の9番片桐がレフト前ヒットで出塁すると、2番高倉の内野安打で1,2塁とチャンスを広げ、クリーンアップを迎える。3番菅野はセンターフライに倒れるも、4番中野が四球を選び、2アウト満塁と絶好の勝ち越しのチャンスを作る。しかし、ここで迎えた5番丹治は、青木の変化球に空振り三振を喫し無得点。
ピンチを切り抜け、サヨナラ勝ちを収めたいセカンドステージは、3番からの好打順で期待が高まるが、エラーのランナーを1人出塁させるも、この回から登板の漁火牧野の前に無得点。両チーム共に勝ち越しの1点が遠かったゲームは、引き分け時間切れとなりジャンケン決着。ここでも両者譲らず、最後の1人までもつれ込むも、5-4でセカンドステージに軍配が上がり、ファイナル進出へ王手をかけた。 ゲーム後、勝利インタビューに答えた主将の児島は「今日は子供が明け方に産まれたので、勝つことは決まっていたのですが、勝ち方に拘って、最後の最後まで粘ってジャンケンで勝てました。普段から心がけているのは、仲間を信じ、I believe!自分も信じる、それだけです!次戦も必ず勝ちます! 」 と声高らかに宣言してくれた。
一方、またしても悲願達成の夢破れた漁火ナイン。ゲーム後、細畑監督は「打って点を取れなかったので、こういう結果になってしまいました。チャンスは作れていましたが、1本出ないのが現状のチーム状況だと思います。セカンドステージさんには、ぜひ神宮に行ってもらいたいです」と話し、悔しさを滲ませつつも、最後は戦友へエールを送った。
【MVPインタビュー】#1 中村 圭太
【主将インタビュー】#10 児島 豪
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