TOP > Victoriaリーグ2部(2019年) > バックナンバー > 「好投手対決は藤森に軍配!KAJIYAがVictoria初勝利!!」
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        KAJIYA       0        1        0        0        0        0        0        1    
   アンドバランス        0        0        0        0        0        0        0        0    
新生KAJIYAが2年越しの初勝利を手に!両右腕が行き詰る投手戦を演じる!!
都内で桜の開花が告げられるなど、春の訪れを感じさせながらも北風が吹き荒れ、肌寒い天候となった24日、東京都江戸川区の篠崎公園A野球場では、2部リーグAブロックの戦い「KAJIYA × アンドバランス」の一戦が繰り広げられた。 戦いの先攻は、Victoria初参戦を果たした2017シーズン、未勝利に終わったKAJIYA。2年ぶりに参戦を果たした今季に懸ける思いはどのチームより強い。そんなチームを率いる主将の河内はゲーム前、「初戦と言うことで、チーム全体でがむしゃらに泥臭く1勝を掴みたいと思います」と語り、2年越しの勝利へ向けて、気合十分といった様子。
また、キープレーヤーとして名前が挙がった杉崎は、「Victoriaリーグに2017年に参戦して、1勝もできず終わってしまったので、今季はなるべく早く1勝できるように頑張ります」と、こちらも2年越しの1勝への想いを語り、気合十分。 対する後攻は、昨年の予選リーグ戦を首位通過するも決勝トーナメントで敗退し、今季こそはとファイナル進出を目論むアンドバランス。そんなチームの指揮官である歌川(竜)監督はゲーム前、「今年初の公式戦になりますので、とにかくなんとしても勝ってチームに勢いをつけていきたいです。相手のKAJIYAさんも、凄い良いチームだと聞いているので、色々勉強させていただいて、尚且つ結果に拘って全力プレーでやっていきたいです」と語り、ファイナル進出への第一歩となる戦いの前に気を引き締める。
また、投打での活躍が期待される糟谷は「初戦なので何としても勝てるように全力を尽くします。先発で投げるので、試合を作り、チームに勢いをもたらしたいです。打撃では、4番を任せてもらっているので、勝利に繋がるような打撃が出来ればと思います」と語り、投打の柱がチームを勝利へと導く。 そんな両雄が相見える事となった戦いの火蓋は、午前9時10分のプレーボールで切って落とされ、ゲームは、KAJIYA藤森、アンドバラス糟谷の打ってはお互いに4番を務める、投打の柱の両先発右腕が一歩も譲らぬ熱投を披露し、最高峰リーグ顔負けのハイレベルな戦いとなった。
1回表、KAJIYAは2番長田の二遊間を抜くヒット、3番安部の四球で1アウト1、2塁の先制のチャンスを作るも、後続をアンドバランス糟谷が抑え無得点。対するアンドバラスは1回裏、2番歌川(勝)が死球で出塁し、牽制悪送球で1アウト2塁のチャンスを作るも、KAJIYA藤森が後続を抑え無得点。両者譲らぬ展開となる。
ゲームが動いたのは2回表、先頭の6番久保田が内野エラーで出塁すると、続く7番金子の送りバントが送球ミスを誘い、0アウト1、3塁となり、さらに1塁ランナーが盗塁を決め、0アウト2、3塁とチャンスを広げる。8番川原はライトライナーに打ち取られるも、続く9番古賀の内野ゴロの間に3塁ランナーがホームイン、KAJIYAが1点先制する。その後は、両者スコアリングポジションにランナーを進めるものの、KAJIYA藤森、アンドバラス糟谷、両右腕の粘りの投球でスコアボードに0が並ぶ。
迎えた最終回、KAJIYAは2アウトから2番長田がレフト前ヒット出塁すると、3番安部が内野エラーで1、3塁のチャンスを作るも、後続が凡退し追加点ならず。追い付きたいアンドバランスは7回裏、1番歌川(竜)がライト前ヒットで出塁するも後続倒れ、無得点となりゲームセット。緊迫した投手戦は、2回に挙げた1点を守り抜いたKAJIYAに軍配が上がった。 ゲーム後、勝利インタビューに答えた主将の河内は、「本当に痺れる試合でしたが、守り含めて粘り強く試合が進められました。2年越しのVictoriaリーグ勝利になりましたが、今年は1勝だけでなく、2勝3勝と積み上げ、全て勝てるように頑張っていきたいと思います」と語り、激闘を振り返ると共に今季こその飛躍を誓った。さらに、この日MVPに選ばれた藤森について「今季から加入した藤森ですが、投手として力を持っていますし、打力も魅力の選手なので、すごく期待しております。次も投げてもらって、活躍してもらいたいと思います」と、投打の柱への期待を語り、締めくくった。
一方、試合前に「試合を作りたい」と語った糟谷が最少失点に抑えるも、好投手KAJIYA藤森から得点を奪えず、黒星スタートとなってしまったアンドバランス。ゲーム後、歌川(竜)監督は「守備でエラーが出てしまい、攻撃に繋がらなかった。KAJIYAさんは皆さん鋭いスイングをしてきますし、全員が束になって、すごく良いチームでした」と語り、敗因を振り返ると共に相手を称えた。
【MVPインタビュー】 #20 藤森 貴政
【主将インタビュー】 #10 河内 勇也
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