TOP > Victoriaリーグ2部(2018年) > バックナンバー > 「攻守の主軸が大活躍!フューチャーズが快勝で今季初白星!!」
TEAM1234567R
      フューチャーズ        0        1        2        2        0        3        -        8    
    GOLDENCLUB        1        0        0        0        0        0        -        1    
攻守で魅せた圧巻のパフォーマンス!フューチャーズが今季初勝利を飾る!!
先週に続き、最高気温32℃の真夏日となった7月8日。この日も各地で32の熱戦が繰り広げられる中、東京都三鷹市の井の頭恩賜公園野球場では、2部リーグBブロックのバトル、「フューチャーズ × GOLDENCLUB」の一戦が行われた。 戦いの先攻は、初戦を僅差で落とし、ここまで0勝1敗のフューチャーズ。これから続く真夏の連戦に備えてここで勝ち点を奪い、尚且つチーム全体の状態も上げていくべく何としても勝利を掴み取りたい所だ。そんなチームの岡田(湧)代表はゲーム前、「前回のゲームはミスが多かったが、今日は固くならず、一個ずつ丁寧にプレーをして勝ちたいと思います。キーマンを挙げるとしたら、攻守の要である3番ショートの根本ですね。彼は長打もあるので根本を中心に回していきたいと思います。とにかく、初戦を落としているので今日は必ず勝ちたいと思います」と、自チームの課題とポイントゲッターを冷静に語った。
また、キーマンとして名前が挙がった根本は、「だいぶ調子が上がってきているので、チームもその流れに乗ってくれればいいかなと思います。ただ、自分一人ではなく皆でプレーしていて、皆のチームプレーがあって自分があるので、今日も皆で力を合わせて戦っていきたいと思います。自分に良い場面で回ってくれば、しっかり仕事をしたいなと思います」と、チームプレーを第一に掲げ、キーマンとして頼りになる言葉を並べた。 対する後攻は、2連勝を狙った前節で同ブロック首位を走るハリウッドに敗れているだけに、悲願の決勝トーナメント進出に向けて是が非でも勝ち点3を奪いたいGOLDENCLUB。そんなチームの指揮官である岩間代表はゲーム前、「勝負のポイントはやはりピッチャーの出来次第だと思います。序盤はしっかり守りから入って、チャンスが来たら1点ずつ取っていけたらと思います。なので、先発ピッチャーを任せる横山がどこまで踏ん張ってくれるかで勝負が決まると思っています。あとは、バックがしっかり横山をサポートして、我慢強く守っていければウチの展開になると思うので、ある程度失点しても最後は自信のある攻撃面で頑張って勝ちをモノに出来ればなと思っています」と語り、打ち勝っての勝ち点3獲得を目指す。
また、大事な先発を任された横山は、「先ずはしっかり試合を作らないといけないので、とにかく一人のバッター、一つのイニングを積み重ねていくだけかなと思っています。何とか踏ん張って投げていれば強力打線が必ず援護してくれると思うので、持ち味である打たせて取るピッチングで最少失点に抑えられるように頑張ります」と話し、粘投を誓った。 そんな、共に負けられない一戦を迎えた両雄の戦いは、真夏の日差しがグラウンドに突き刺す午後2時10分のプレーボールで幕が開け、ゲームは開始早々に動きを見せた。
初回のピンチを凌ぎ良い流れを掴んだGOLDENCLUBが1回裏、2アウトから3番藤川のライト前ヒットに4番岩本がセンターオーバーの2ベースを放ち2アウト1、3塁のチャンスを作り出すと、迎えた5番片山が執念でセンターの前に落とすタイムリーを放ち1点を先制。自慢のクリンアップによる3連打で、幸先良く先取点の奪取に成功する。
一方、いきなり先制点を奪われ追いかける展開となったフューチャーズだったが、直後の2回表にすぐさま反撃開始。1アウトから7番中川がセンターへの2ベースを放ち得点圏にランナーを置くと、続く8番山田が左中間へのタイムリー2ベースを放ち、下位打線で1対1の同点に。
さらに勢いづいた打線は、続く3回表にも得点。この回先頭の2番金子がストレートを逆らわずに右中間へと3ベースを放ちチャンスメイクを果たすと、ここで打席に立ったのは試合前にキーマンとして名前が挙がった3番根本。最低でも犠牲フライが欲しい場面で、横山が投じた3球目をジャストミートした打球は右中間スタンドに飛び込む豪快な2ランHRとなり3対1。1点が欲しい場面で、キーマンとしての役目をこれ以上ない形で応えた根本の一打でゲームをひっくり返す。すると、その根本は続く4回表にも奮起。この回からマウンドに上がった2番手藤川に対し、1アウトから8番山田のレフト前ヒット、9番岡田(湧)の技ありヒットで下位打線がチャンスメイクをすると、その後2アウト満塁となって迎えた3番根本が、藤川の投じた3球目のストレートをセンター前へときっちり運ぶ2点タイムリーを放ち5対1。試合前に語った「チャンスではしっかり仕事をしたい」の言葉通り、主砲根本が文句無しのパフォーマンスを見せつけ、リードを4点にまで広げた。 一方、逆転を許してしまったものの、何とか反撃へと転じたいGOLDENCLUB。だがしかし、尻上がりに調子を上げていくフューチャーズ小島の前になかなか得点を奪えない。
4回裏に得点圏へとランナーを進めるが、気迫の入った投球を見せる小島に対しあと一打が出ず無得点。5回裏もノーアウトでランナーを1塁に置いたが、フューチャーズ鉄壁の内野陣がこの日2つ目となるダブルプレーを披露するなど苦戦を強いられる。
すると迎えた6回表、守備でもリズムを作り出すフューチャーズにこの回からマウンドに上がった3番手平田も攻め立てられると、内野安打、死球、エラーなど、自らのミスからダメ押しとなる3点を追加され万事休す。流れを変るべく仕掛けた継投策も実らず8失点を喫したディフェンス面に加え、初回以降チャンスを掴み切れず消沈したオフェンス面と多くの課題が残る敗戦となってしまったGOLDENCLUB。
ゲーム後、岩間代表は「ウチの悪い癖で、耐え切れませんでしたね。4対1のままいければ何とか終盤に逆転というチャンスも生まれたのかなと思うので、中盤以降の試合運びが課題ですね。相手のフューチャーズさんはクリンアップは勿論ですが、下位打線もそれぞれが工夫したバッティングを していたので、そういった所は見習わなければなと思います。これで負けが先行してしまいましたが、次週も試合があるので、気持ちを切り替えてもう一度勝敗をタイに戻せたらなと思います」と反省点を口にしつつ、 最後は次戦以降の巻き返しを誓った。
一方、右腕小島が粘りの投球で1失点の完投劇を見せつけるなど盤石のディフェンスを披露すれば、攻撃面でも3番根本を中心に終始手を休める事なく8得点を奪い今季初勝利を飾ったフューチャーズ。勝利インタビューに答えた岡田(湧)代表は「先制点を許す展開でしたが、最近打てていなかった打線が繋がって、特に根本のHRは良い流れを呼び込みましたね。また守りの面でも先発の小島が苦しい場面もありましたが要所要所を抑えてくれましたし、バックもダブルプレーを取るなどしっかり守れたので、今日はまさに投打の噛み合った価値ある1勝だなと思います。次の試合も今日のような野球をしっかりやって、また1勝を掴み取れるように頑張りたいと思います」と語り、快心の勝利に頬を緩めながら選手達を労った。
【MVPインタビュー】 #0 根本 晃煕
【代表インタビュー】 #10 岡田 湧斗
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