TOP > Victoriaリーグ2部(2014年)
        TEAM            1        2        3        4        5        6        S        S        R    
      PEGASUS           0        0        0        0        0        0        1        0        1    
      BOOOOON           0        0        0        0        0        0        1        1×      2    
最終回に勝負強さを発揮!進化を遂げたBOOOOONが全員野球で頂点を極める!!
12月21日。この日、決戦の地・西武ドームを舞台に行われた一戦は、年内最後の大一番にして2部リーグ王者を決める戦い「PEGASUS 対 BOOOOON」の決勝戦である。
奇しくもFブロック同士のリターンマッチとなった頂上決戦。戦いの先攻PEGASUSは、予選で大量12得点を奪われ完敗している相手だけに、今日の一戦ではリベンジとタイトル奪取の両方を懸け挑む。 そんな強い覚悟を持ったチームを率いる山田監督はゲーム前、「選手全員、準決勝から良いコンディションを維持出来ていますし、もちろん前回対戦した時よりも状態は上がっていると思います。とにかく今日はなかなか出来ない大舞台でプレーが出来るので、来てるみんなで野球を楽しんで優勝したいと思います」と気合い十分のコメント。
また、優勝のキーマンとなる絶対的エースの竹中は「緊張してますが、体調は整っています。予選リーグでは打たれてしまいましたが、あの時とは状態も違うので今日は頑張ります。テーマとしては回の先頭とクリンアップの前にはランナーを出さないように気をつけて投げたいと思います」と、これまでにないくらいの闘志を燃やし、仲間の期待を力に変え勝負のマウンドに上がる。
対する後攻のBOOOOONは、春先からモチベーション、コンディション共に最高の状態をキープし、予選リーグ、決勝トーナメントを通して圧倒的なパフォーマンスを披露し続けてきた。
そんなチームを率いてきた城野代表はゲーム前、「ここへ来る前にしっかりと体を動かして来たので、準備は万全です。PEGASUSさんはリーグ戦で大勝していますが、逆にそこが落とし穴だと思っているので最後まで気を抜かずに戦いたいと思います。みんな気合いが入っているので絶対に優勝します」と自信のコメント。
また、不動のリードオフマンにして3本柱の一角を担う先発の青野は「今日もこまめな継投でいくと思うので、先発の自分としては先制点を与えない事が大事ですね。打つ方はどんな形でも良いから塁に出て、チームの勝利に貢献したいと思います」と攻守での活躍を誓った。

再び相見えた両雄が本当の意味で雌雄を決する事となった戦いの火蓋は、午後3時45分のプレーボールで切って落とされ、予選リーグとは一転、白熱の投手戦が展開された。
先にマウンドに上がった青野は1回を三者凡退で抑えると、2回は2アウトから6番倉持に四球を与えるも巧みな牽制で3アウト。更に冴え渡る青野のピッチングは3回も三者凡退と一縷の隙もなく、PEGASUS打線を完全に手玉に取った。
対する竹中はと言うと、こちらも負けじとエンジン全回。1回に2番福士、4番高橋から三振を奪い上々の立ち上がりを披露すれば、2回も6番鈴木、7番般若を連続三振。続く3回は序盤の1、2回とは対照的に打たせて取るピッチングで三者凡退に抑え、持ち味である剛と柔の両面を見せつけBOOOOON打線にチャンスすら作らせない。

まさに五分と五分の様相を呈した投手戦は、中盤以降も継続。
中でもBOOOOONは4回に左腕高橋。5回からはエース加藤と必勝パターンである継投策に入り、6回までに許したヒットは僅か1本と見事に策がハマる。
方やPEGASUSは依然としてエース竹中が奮闘。5回裏、この試合初めて先頭打者に四球を与えてしまうと2アウトながら1、3塁のピンチを背負う。だが迎えた1番青野を、ここまでで1番と言っていい渾身のストレートで空振り三振に切って取り無失点。続く6回も再び先頭打者に出塁を許しスコアリングポジションに進塁されるも、レフト武田の好プレーにも助けられ得点までは決して許さない。

両者が演じてきた手に汗握る攻防はスコアボードに12個の0だけを並べ、遂には7回からサドンデス戦へと突入。しかし、ここでも両者が見せ続けてきたプライドは決して譲らない。
7回表にPEGASUSが先ほど好守を披露した武田のスクイズエンドランで1点を先制すれば、BOOOOONも鈴木の放ったファーストゴロの間に1点を奪い同点とする。
だがその死闘も迎えた8回表、サード青野の好判断によるビッグプレーでPEGASUS打線を無失点に封じ、一気に流れを引き寄せたBOOOOONは、その裏途中出場の清水が大仕事を遣って退けた。大きなプレッシャーのかかった場面を物ともせず竹中のストレートをライトへ弾き返すと、この一打がサヨナラの犠飛となり決着。
両投手陣の力投と共に繰り広げられた激闘は、最後の最後で明暗が分かれ、BOOOOONが予選リーグから無傷の9連勝で悲願の王座へと上り詰めた。

ゲーム後、インタビューに答えた城野代表は「とても嬉しいです。最高です。今年は1月から準備をしてきて、その結果が出たと思います。来年は1部昇格で強いチームばかりなので、胸を借りるつもりで謙虚な気持ちで戦いたいと思います」と歓喜の言葉を語り、最後は新たなステージへと上がる来季の抱負で締めくくった。
一方、何が何でも手にしたかった初タイトルが目の前にあっただけに、これまでにない敗北感を味わったであろうPEGASUS。 だがそれでも、獅子奮迅の力投を見せた竹中をはじめ、ゲーム後の選手達には全力で戦い抜いたという清々しさがあり、そんなナインの表情から来シーズンの更なる躍進を期待させた。
【MVPインタビュー】 #14 清水 勇輔 【代表インタビュー】 #15 城野 正行 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑