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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R |
PEGASUS | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
ブルーサンダース | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
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藤倉主将が涙の決勝打!シーソーゲームを制しPEGASUSが初のファイナルへ!! |
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11月16日。今シーズンも大詰めを迎える中、埼玉県和光市の薬業健保運動場ではこの日、取材カード1つ目となる「PEGASUS 対 ブルーサンダース」の2部リーグ準決勝が行われた。
今日の一戦でファイナル進出が決まるとあって、ウォーミングアップからモチベーションを高める両雄。先攻PEGASUSの山田監督はゲーム前、「今日のゲームプランとしては、強豪ブルーサンダースさんが相手なので正面から攻めず、奇策を打って惑わせられたらなと思います。まぁ形はどうであれ、何が何でも勝ちたいですね」とコメント。
また、チームの絶対的エースとして勝利のカギを握るであろう先発竹中は、「先輩達を西武ドームに連れていけるように頑張りたいと思います」とクールな男が心に秘めた熱い闘志を口にし、大一番のマウンドで躍動を誓った。
対する後攻のブルーサンダース戸島(康)監督は、「高校野球を引退したばかりの若い2人に期待したいと思います。特に先発の天野にはキーマンとして全てを託し、ベテランとの融合でPEGASUSをやっつけたいですね」とゲーム前にコメント。
その天野は、「堅い守りのバックを信頼しているので、自分としては打たせて取る省エネピッチングを心掛けたいと思います」と意気込みを語り、若き左腕が期待を一身に背負い勝負のマウンドへと上がる。
そんな互いの力を知る者同士が相見える事となった戦いの火蓋は、午前8時のプレーボールで切って落とされ、早朝の静けさと肌寒さが独特の緊張感を漂わせた。
ゲームは序盤、先ずは両監督共に期待を寄せる両投手が上々の立ち上がりを披露。
先にマウンドに上がった天野が1回、2回とノーアウトのランナーを背負うも、ゲーム前の言葉通りバックを信じ打たせて取るピッチングで無失点に抑えれば、対する竹中は2回までに3奪三振を奪うなど抜群の安定感。2回は得点圏にランナーを進めてしまったものの決定打を許さず決して先制点を与えない。
そんな展開の中迎えた3回表、PEGASUS打線はこの回先頭の8番竹中がレフトオーバーの3ベースヒットで出塁しバットでもチームを鼓舞すると、その後2アウト2、3塁となった場面で、3番鮎沢が3塁線を破る2点タイムリーを放ち先制に成功。PEGASUSが待望の先取点を奪取すると同時にゲームの主導権を握った。
だがゲームは直後の3回裏、取られたら取り返すと言わんばかりにブルーサンダース打線も奮起。こちらもピッチャーである8番天野が自らのバットで口火を切るなど2アウトながら1、2塁のチャンスを作り出すと、迎えた3番能村がショート後方にしぶとく落とすタイムリーで応え2対1。すかさず1点を返し傾いた流れを引き戻すと、この反撃の狼煙が若き左腕に大きな勇気を与え、4、5、6回とPEGASUS打線に追撃を許さず0で封じる。
すると6回裏、その力投に応えるべくブルーサンダース打線が竹中を捉え、3番能村、4番松本がエラーとヒットでノーアウト1、3塁のチャンスを作り出すと、5番上田が初球のストレートをセンターへと弾き返し同点。攻撃の軸であるクリンアップが見事な働きを見せ、ゲームは終盤で振り出しに戻った。
だがしかし迎えた最終回、ファイナルを懸け繰り広げられた一進一退の攻防も遂に明暗。
同点とされ劣勢ムード漂う中、PEGASUS打線が又しても8番竹中のヒットを起点に2アウトながら2、3塁のチャンスを演出すると、この好機にキャプテンの2番藤倉がライトへの2点タイムリーヒットで応え、これが決勝点。最終7回裏は再び奪ったリードをエース竹中が3人で抑え、PEGASUSが初となるファイナル進出を勝ち取った。
ゲーム後、インタビューに答えた山田監督は「とにかく嬉しいの一言です。今日は打線も竹中もよく頑張ってくれました」と終始笑みを浮かべながら勝利の味を噛みしめた。
一方、追い上げ虚しく最後の最後で力尽きてしまったブルーサンダース。戸島(康)監督は「敗因はバントのミスです。少ないチャンスの中でやれる事をきっちりやらないと野球は勝てないという事ですね」と戦いを振り返り、悔しさを滲ませながらグランドを後にした。
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【MVPインタビュー】 #10 藤倉 宏樹
【監督インタビュー】 #30 山田 光成 |
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試合動画、インタビュー動画はこちら ↑
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