TOP > Victoriaリーグ2部(2012年) > バックナンバー > 「終盤にドラマ!ベイビーズが執念のサヨナラ勝利!!」
 
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      高輪エンジェルズ (V)          0        0        0        0        0        2        2        4    
      ベイビーズ (H)          0        0        1        0        2        0        2×      5    
手に汗握る7回の攻防!勝利を掴んだのはベイビーズ!
8月19日、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドではVictoriaリーグ2部決勝トーナメント、高輪エンジェルズ 対 ベイビーズの一戦が行われた。
先攻は高輪エンジェルズ、先発マウンドには横山投手、勝負のカギは予選リーグ5戦で30得点の攻撃陣が握る。
対する後攻はベイビーズ、大黒柱の島津捕手が率いるチームは吉岡投手を先発に送り予選リーグ3位から頂点を狙う。

ゲームは1回高輪エンジェルズの攻撃、1アウトから2番高橋選手、3番浦崎選手の連打に4番小関選手が四球で繋ぎ満塁といきなりのビックチャンスを作り出すが、後続が繋がらず先制とまではいかなかった。さらに2回、3回と共にランナーをスコアリングポジションにまで進めた高輪打線だったが、1回に続きあと1本が出ない。

すると3回、ここまでのピンチを凌いだベイビーズが反撃に出る。
この回先頭の7番小沢選手が死球で出塁、続く8番佐藤選手の2ベースヒットで2、3塁のチャンスを作ると、1番宮沢選手の放ったセカンドゴロの間に1点を先制した。
さらにベイビーズ打線は5回、2つの四死球などで2アウトながら2、3塁のチャンスを作り出すと、再び打席には1番宮沢選手。
1ストライクからの2球目を叩いた打球はサードゴロ、3アウトチェンジかと思われたが三塁手の小関選手が1塁へ悪送球、ラッキーな形で2点を追加した。

5回を終わって3-0、ベイビーズが主導権を握ったゲームだったが、終盤に劇的な展開が待っていた。
6回、先頭の6番村上選手の3ベースヒットを口火に1点を返した高輪エンジェルズは、1番牛山選手のタイムリーなど卒のない攻撃を見せこの回2点を奪い1点差に詰め寄る。
すると7回、ベンチで声援を送り続けたエンジェル達の願いが通じたのか、突如乱れた吉岡投手から2アウト満塁のチャンスを作る。
ここで代わってマウンドに上がった宮沢投手から8番清水選手が放った打球はサードゴロ。 万事休すかと思われた瞬間、この打球を三塁手が悪送球、土壇場で2人がホームに還り大逆転となった。

しかし、ゲームはこのままでは終わらなかった。
1点を追いかけるベイビーズは7回裏、先頭の7番小沢選手がエラーで出塁すると、途中出場の9番富岡(恭)選手が値千金の3ベースヒットを放ち同点に追いつく。
尚も1アウト3塁、最後の最後まで粘りを見せた両チームの攻防戦、その幕切れはパスボールによるサヨナラゲームであった。
これぞ野球の面白さといったシーソーゲームを制したのはベイビーズ、次なる戦いへとコマを進めた。
【MVPインタビュー】  26  富岡 恭介選手 【勝利監督インタビュー】  30  島津 寿人監督 試合動画、インタビュー動画はこちら↑