TOP > Victoriaリーグ1部(2019年) > バックナンバー > 「小山が2安打完封!昨季準Vの湾岸が初白星!!」
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  湾岸ベースボーイズ      0        0        0        0        3        0        2        5    
            Sundays       0        0        0        0        0        0        0        0    
小山の好投に強力打線が応える!湾岸が白熱の投手戦を制しリーグ初白星!!
10連休となったゴールデンウィーク2日目の4月28日。この日埼玉県の富士見市運動公園野球場では、平成最後の取材試合となる「湾岸ベースボーイズ × Sundays」の最高峰リーグBブロックの一戦が繰り広げられた。 戦いの先攻は、昨季最高峰リーグファイナル進出を果たすもサドンデスの末に敗退し、今年こそはなんとしてもタイトルを獲得したい湾岸ベースボーイズ。そんなチームの指揮官である宮島は「前節は引き分けているので、なんとしても今日は勝ちたい。Sundaysさんは凄く良いチームと聞いているのですが、うちらしく全員野球で頑張ります」と語り、チーム全員での躍動を誓った。
また、昨季Victoriaベスト9に輝き、今季はミツワタイガーのサポート選手にも選ばれた攻守の要・藤野は「リーグ戦なので、一戦必勝で戦っていきたいと思います。個人的にあまり調子は良くないのですが、今日をきっかけに上げていきたいと思います」と勝利に向けての意気込みを語った。 対する後攻は、1部昇格初年度となった昨季は決勝トーナメント進出も1回戦で惜敗しており、今季こそはファイナル進出を目論むSundays。チームを率いる新井代表は「リーグ戦初戦ということで、相手の湾岸ベースボーイズさんは、実力も実績もうちのチームより上だと思うので、胸を借りるつもりで頑張ります」と語り、謙虚な姿勢で勝利を目指す。
また、注目選手に名前が挙がったチームの主砲・星は「簡単な相手ではないが、胸を借りるつもり頑張ります。チームとしては初戦なので、しっかりとした野球ができるようにしていきたいです」と語り、こちらも謙虚な姿勢で、勝利へ向けて虎視眈々といった様子。 そんな実力者同士が相対する事となったバトルの火蓋は、午前9時のプレーボールで切って落とされ、湾岸ベースボーイズ小山、Sundays田中の両先発右腕が一歩も譲らぬ熱投を披露し、序盤は投手戦となる。
1回表、先にマウンドへ上がったSundays田中は湾岸打線を三者凡退に仕留めると、その裏湾岸小山も負けじとSundays打線を三者凡退に仕留め、両者譲らない。 そんな硬直した展開の中、先に先制のチャンスを迎えたのは湾岸ベースボーイズだった。3回表、8番諸橋が死球で出塁し盗塁を決め、0アウト2塁のチャンスを作る。9番、1番は倒れるも、2番牧が内野安打で出塁し、2塁ランナーも進塁。さらに牧が盗塁を成功させ、2アウト2.3塁とチャンスを広げ、3番胡麻が打席に入る。すると、捉えた打球は左中間へ飛ぶも、Sundaysセンター佐長がナイスキャッチを見せ、湾岸ベースボーイズは先制ならず。 しかし5回表、絶妙な投球術で無失点に抑えていた田中に、湾岸打線が襲い掛かる。先頭の8番諸橋がセンター前ヒットで出塁すると、代打齋が内野安打でチャンスを広げ、0アウト1.2塁とする。ここで1番増田がライトへ2ベースヒットを放ち、湾岸ベースボーイズが待望の先制点を挙げる。さらに0アウト2.3塁から、続く2番牧の内野ゴロで3塁ランナーが還り1点、4番松岡の内野エラーで1点を追加。湾岸ベースボーイズが3点を奪い試合を優位に進める。
反撃したいSundaysは6回裏、2アウトから1番新井(涼)がこの日チーム初ヒットとなるライト前ヒットで出塁し、すかさず盗塁を決めチャンスを広げるも、後続が倒れ無得点。攻撃の手を緩めない湾岸ベースボーイズは7回表、先頭の1番増田がセンターオーバーの2ベースを放ちチャンスメイクすると、続く2番牧もセンターオーバーの2ベースを放ち、1点を追加。さらに3番胡麻がライト前ヒットを放ち1点追加。湾岸ベースボーイズが5-0とリードを広げる。7回裏のSundaysは、4番星がセンター前ヒットで出塁するも後続が続かず無得点。小山の7回被安打2の完封劇で湾岸ベースボーイズが今季リーグ戦初勝利を挙げた。 ゲーム後、勝利インタビューに答えた宮島監督は「小山を中心として、守りが良かったです。ギリギリのプレーもショート藤野をはじめ、内外野ミスなく良く守ってくれた事が攻撃のリズムにも繋がりましたし、勝利にも繋がりました。とにかく小山が被安打2四死球1と最高のピッチングをしてくれたことに尽きます」と語り、松岡とのWエースを務める小山を称えた。また、「とりあえず今日1つ勝てましたが、強豪ばかりのリーグ戦なので厳しい戦いばかりだと思いますが、今日と同じように全員で勝利に向かって頑張りたいと思います」と今後の意気込みを語った。
一方、投手の田中は粘りの投球を見せたが、打線の奮起に欠け惜しくも敗れたSundays。ゲーム後、新井代表は「相手の小山投手は素晴らしかったです。今後は良いピッチャーでも打てるようにしっかり練習していきます。ピッチャーは頑張っているので、次戦は攻撃の方で点が取れるように考えながら戦っていきたいです」と語り、今後のリーグ戦での飛躍を誓った。
【MVPインタビュー】 #16 小山 俊之
【代表インタビュー】 #10 宮島 優太
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