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新・最強王者の誕生間近!最高峰リーグを勝ち抜いた2強が神宮の舞台で激突!
36チームの名立たる猛者達が各地から集結し、3月に8シーズン目として開幕した1部リーグ。無論、Victoria最高峰リーグの戦いだけあって楽な戦いなど存在せず、たった一つしかない最強王者の座を懸けた椅子取りゲームは熾烈を極めた。 そんな今大会を振り返ってみると、予選を通して存在感を示したのが、歴代王者、ファイナリスト、常連組の面々である。まずAブロックを1、2位で通過した吉岡クラブPIECEに始まり、Bブロックでは一昨年のスプリングカップ決勝戦で死闘を演じたMKY88TABOOがそれぞれ1、2位通過を決めれば、このブロックではワイルドカード枠からGOLGO B.Cも予選突破。何れの5チームも決勝トーナメントの戦いでは1回戦ないしは2回戦で敗れる結果に終わったが、毎年のように難なく予選突破を果たすあたりは流石の一言だ。 さらに、C、D、Fブロックから決勝トーナメント進出を果たしたのが、RED SOXVICTORYS三光電気工事株式会社スタイガーダディーズベースボールの5チーム。中でも、予選こそ2位通過に甘んじたが、決勝トーナメントの争いでは3試合全てが逆転勝利という底力を見せつけ決勝進出を決めたスタイガーの戦いぶりは貫禄そのもの。スプリングカップ2013大会以来5年ぶりとなる王座獲得を如何にして成し遂げるかには大注目である。また、文句無しの5連勝という成績で予選リーグを駆け抜けたディフェンディングチャンピオンの三光電気工事株式会社に、全勝での予選突破は初となるダディーズベースボールの両雄は圧巻の戦いぶりであったと言え、特にダディーズベースボールに関しては悲願のファイナル進出に最も近づいたシーズンだっただけに、かつてない程の悔しさを味わうと同時に、これまでにない程の経験を踏んだ1年になったのではないだろうか。 加えてCブロックからは、昨年味わった予選敗退という屈辱から再起を懸けたジョルターヘッズがワイルドカード枠ながら決勝トーナメントに駒を進めるなど、大いにプライドを見せつけた。その一方、新星、昇格組のニューカマーとして躍進したのがEブロックを1位通過したT-FIVEに、C、Dブロックを共に3位通過で勝ち上がったSundaysD'LLERS。さらに、Fブロック2位通過からファイナルにあと一歩と迫る活躍を披露した座間市役所ら4チーム。負けたら終わりの決勝トーナメントバトルでは満足のいく結果とはならなかったものの、T-FIVEが唯一の新星として輝きを放てば、Sundays、D'LLERS、座間市役所の3者に至っては、昇格yearから最高峰リーグの強者達と互角の戦いを演じるなど、高きポテンシャルを証明したと言える。 そんな中、虎視眈々と最高峰リーグ2年目の飛躍を心に誓い、その結果見事念願のファイナル進出を掴み取ったのが湾岸ベースボーイズだ。スタイガー同様、予選こそ新星T-FIVEに次ぐ2位通過だったものの、決勝トーナメントには入ってからは本来の実力を遺憾なく発揮。初戦で前年度王者の三光電気工事株式会社を接戦の末敗り弾みをつけると、優勝候補に名乗りを挙げていた若武者PIECEとの2回戦は1点差ゲームを競り勝っての辛勝。その勢いのまま迎えた勝負の準決勝では、昇格yearにしてファイナル進出を目論んだ座間市役所の挑戦を完封で退けるなど、最後は盤石の試合運びで決勝進出。心身共に飛躍を遂げた湾岸ベースボーイズナインがどのような野球を披露して初タイトル奪取を成し遂げるのか!?
何れにせよ、熾烈を極めた最高峰リーグの戦いも決勝戦を残すのみ。果たして、最強王者の称号はどちらの頭上に輝くのか!?来たる12月23日、決戦の地・明治神宮野球場の舞台で明らかとなる!!
今年でチーム結成30年という節目を迎え、スプリングカップ2013優勝以来となる王座獲得のチャンスを5年ぶりに得たスタイガー。
そんな彼らだが、数名の新戦力がを加入しスタートを切った春先は、なかなか噛み合わず手探り状態の野球が続き苦戦を強いられた。それは春一番のトーナメントマッチであるスプリングカップに続き、7月に開幕したサマーカップでも屈辱の1回戦敗退という結果からも窺い知る事が出来る。それでも下を向く事なくこのリーグ戦へと気持ちを切り替えると、夏場を過ぎた辺りから指揮官である小西監督とチーム最年長である中村を中心に勝利へと邁進する戦う集団へと進化を遂げ、決勝を目前にした今がモチベーション、コンディション共に最高潮の状態へと仕上がったと言えるであろう。
その中でキーパーソンとなる選手を挙げると、まずディフェンス面では、右の三本柱である目代、亀山、遠藤の3投手に加え、その3人をリードするキャッチャーの小畑が核。中でも亀山に関しては、センターラインの要であるショートを守る内野のキーマンでもある。
一方の攻撃面では、その亀山が打ってもリードオフマンとして打線を牽引する1番に据われば、こちらも同様に走攻守での活躍が期待される阿部とスタイガー不動の4番打者である知花、或いは柿間といった長距離砲のクリンアップが得点源。
かつてスプリングカップで頂点を極めた時の守り勝つ野球から見て取れる守備力の高さは勿論の事、新たに得点力もプラスされた彼らに死角は見当たらない。無論、チームのモットーである「全員で野球を楽しむ」という姿勢は忘れる事なく、2つ目のタイトル奪取を狙うスタイガー。果たして、攻守共に過去最強へと仕上がった江戸川の雄が如何なるパフォーマンスを披露し有終の美を飾るか!?

#9 亀山 滉平 (投手・内野手)  1991年10月2日生まれ  丹羽高等学校~東海学園大学 スタイガーが誇る投手三本柱の1人。 コントロール抜群のピッチングに加え、守ってはショートとして内野のキーマンを担う。 また、小柄ながら打撃は抜群のパンチ力があり、神宮では攻守での躍動に注目だ。

『 一昨年、去年の悔しい思いをしてきましたが、今年最高の舞台でプレーできる事を嬉しく思います。小西監督の胴上げで終われるように頑張ります! 』

#11 阿部 拓真 (外野手)  1990年6月5日生まれ  江戸川高等学校~東洋大学
強力打線を引っ張るスタイガーの核弾頭。 打って守って走れる。まさに三拍子の揃った文句無しのプレーヤーだ。 メンバーからも全幅の信頼を得ており、彼の活躍がチームを鼓舞する事間違い無し!

『 高校以来の神宮での試合を楽しみつつ、必ず結果を残してチームの勝利に貢献します!監督を胴上げします! 』

#25 知花 寿人 (内野手) 1990年11月24日生まれ  八重山商工高等学校~中央大学
沖縄県出身のスタイガー不動の4番打者。 完璧に捉えた打球はとんでもない飛距離を生み出す。 ファイナルの舞台でも規格外のスタンドインを期待したい。

『 相手は湾岸ベースボールさん!厳しい試合になると思いますが、決勝まで来たのでチーム一丸となって勝ちに行きます! 』
2016シーズンの2部リーグに続き、2017シーズンのスプリングカップでも準決勝敗退という屈辱を味わい、ファイナルという大舞台から見放されてきた湾岸ベースボーイズ。それでも、不遇の2シーズンを乗り越え3度目の正直と意気込み臨んだ彼らは今季、過去の雪辱を晴らすかのように見事、最高峰リーグでの決勝進出を掴み取った。
そんな彼らの最大の魅力は、試合に出ているメンバーだけではなく、ベンチに控えるメンバーやマネージャーがチームの為に何が出来るかを常に考えており、全員で声を枯らしながら勝利に突き進んでいける事であろう。
無論、攻守それぞれにおいてのメンツは充実している。まずディフェンス面で言えば、松岡、小山の2枚看板を1年ぶりにチーム復帰を果たしたキャッチャー梶が巧みなリードで牽引すれば、小山と共に今季加入のショート藤野とセンター胡麻が鉄壁のセンターラインを形成し、内外野陣をそれぞれ束ねる存在。一方、爆発力も兼ね備えた攻撃陣では、何と言っても不動のリードオフマンにしてチームの首位打者である1番増田の存在を欠く事は出来ない。打線に勢いをもたらすチャンスメイクは勿論の事、チャンスでは無類の勝負強さを発揮するなど今や湾岸ベースボーイズの顔と言っても過言ではない。
そんな巧打者に加え核となるのが、打撃でも中心を担う松岡、藤野、胡麻の3選手。また、他の選手に比べ圧倒的に野球経験が少ないながら今季急成長を遂げた諸橋が伏兵として下位打線に控える。今季は走塁面でも積極的な姿勢が目立つなど、どこからでも得点を奪える打線へと進化し、ゲーム序盤に劣勢を強いられても粘り強く戦いゲームをひっくり返す力を身につけ、まさに走攻守全てにおいて一皮剥けた印象だ。果たして、Victoria参戦以来の目標であった決勝進出を叶えた彼らが、次なる目標である初タイトル奪取を如何にして成し遂げるのか!?

#1 増田 翔平 (外野手)  1986年9月26日生まれ  神奈川県立百合丘高校~駒澤大学
チームの首位打者でありチーム一の俊足。 外野守備も一級品でまさにオールマイティーなプレーヤーだ。 彼が持ち前の勝負強さを発揮した時、悲願の初タイトル獲得が見えてくる。

『 これまでの良い緊張感を維持して戦いたい。チーム全員が各々の役割を理解し、チーム全員で勝ちにいきます! 』

#13 胡麻 裕宜(外野手) 1993年5月12日生まれ 広島県立総合技術高校~神奈川大学
試合中は誰よりも声を出しチームを盛り上げるムードメーカー。 守備位置までの全力疾走も怠らない、全ての面でチーム内のお手本となる選手だ。 思い切りの良い打撃と俊足で決勝戦でもチームを勝利へと導く!

『 湾岸ベースボーイズを作り上げた宮島代表をメンバー全員で胴上げできるよう全力でプレーします! 』

#22 松岡 竜也 (投手・捕手)  1986年8月29日生まれ  東北高等学校~神奈川大学
常に先頭に立ち、エースとしてチームを牽引する男。 力強い速球と多彩な変化球で打者を翻弄し、小山との2枚看板を形成。 打者としても強力湾岸打線の主軸を任され、攻守での活躍に期待がかかる!

『 ビクトリアリーグ参戦3年目でようやくプロスタの舞台に立つことが出来ました!チーム一丸となって頑張ります! 』