草野球大会Victoria|Victoriaリーグ1部(2017年) :バックナンバー
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TEAM1234567R
               River9        0        0        2        0        1        0        -        3    
    三光電気工事(株)        2        0        2        0        0        ×        -        4    
三光電気工事株式会社が初陣を制す!River9は初回のミスが響き2敗目!!
最高気温25度と申し分無い天気に恵まれた4月30日。GW真っ只中の日曜日となったこの日も各地で20試合が繰り広げられた中、東京都品川区の大井ふ頭中央海浜公園野球場では1部リーグDブロックの戦い、「River9 対 三光電気工事株式会社」の一戦が行われた。

戦いの先攻はRiver9。1部昇格となった昨年は善戦しながらも結果が残せず、今季こそはと意気込む彼らだが、大事な初戦を落としてしまっただけに今日の2戦目は何が何でも勝利が欲しいところ。そんなチームを率いる相澤代表はゲーム前、「今日は比較的初期のメンバーが中心に集まったので、纏まりという部分を意識してやりたいなと思っています。それでも良かった時に比べて厚みがないので、ゲームプランとしては最近の負けパターンであるビッグイニングを作られない事と、1点1点を大事にプレー出来るかですね。キーマンを挙げるとしたら3番を打つ笹隈ですかね。彼が打ってくれれば必ずや点に繋がってくると思うので期待しています。とにかく初戦で負けてしまった分、今日こそは勝たなければなと思っているので、全員で力を合わせて頑張ります」とコメントし、今季2戦目での初勝利を狙う。
また、キーマンに指名された笹隈は「シーズン始めから比べると徐々に調子も上がってきましたし、自分らクリンアップが攻撃の鍵を握るかなと思っているので、良い場面で1本出して勝利に貢献出来ればなと思っています。何とか今日の勝利を機にチームの状態も上げていきたいと思ってますので頑張ります」と話し、ここぞの場面での豪快な一打を約束した。

対する後攻は、結成から28年目のシーズンを迎えた今季、期待の注目株として1部リーグに参戦を果たした新星三光電気工事株式会社。そんな歴史あるチームを今シーズンから指揮する市川監督はゲーム前、「若い選手達が多く入ってきたり、自分自身も4月から監督になったり、色々と試行錯誤の状態ではあるんですが、ここまで10試合程こなしてきて徐々に状態も上がってきたので、後は細かい部分の精度を高めていけば結果は付いてくるのかなと思います。今日のキーマンを挙げるとしたらバッテーリーの2人ですかね。特に今年から加わった先発ピッチャーの下村には期待しています。まだまだ草野球経験が少ないので、そこは助言しながら見守りたいなとは思っています。攻撃面に関しては力のあるバッターが揃っているので心配はしていません。とにかくVictoriaの初戦なので、しっかり勝って波に乗れる様に頑張ります」と、意気込みを語った。
また、監督の期待を背負い大事な初陣のマウンドに上がる下村は、「先ほど先発を告げられて正直ビックリはしているんですが、先ずは自分の出来る事をしっかりやりたいなと思っています。調子としてはベストではないので投げてみないと分からない所はありますが、テンポ良く相手打線を打ち取って良いリズムで攻撃へと繋げられる様なピッチングが出来れば良いなと思っています」と話し、若干18歳の若き右腕が勝利へと躍動を誓った。

そんな両雄が相見える事となったバトルは、午前9時10分にプレーボールとなり、ゲームは初回から動きを見せた。
1回表、先発マウンドに上がった下村がきっちりとRiver9打線を三者凡退に打ち取り、宣言通りに良いリズムを生み出すと、その裏三光電気打線がすかさず奮起。1アウトから2番磯山、3番市川の連打で2、3塁のチャンスを作り出しプレッシャーを掛けると、迎えた4番向山の放ったショートへの一打がミスを誘う形となり1点を先制。更に、続く5番松下、6番片岡が選んだ連続四球で押し出しとなる1点を奪取。立ち上がりの制球に苦しむRiver9先発の井上から幸先良く2点を先制し、上々のスタートを切る。
一方、自らのミスで2点の先制こそ許してしまったものの、続く満塁のピンチを0に抑え大量失点を逃れたRiver9。更に続く2回は立ち直った井上がしっかり三者凡退に仕留め流れを引き寄せると、迎えた3回表だった。2アウトながら1塁にランナーを置いた場面で打席に入った2番宇都宮がライトオーバーのタイムリー2ベースを放ち1点を返すと、続く3番笹隈という場面で仕掛けたヒットエンドランが三遊間を抜けるタイムリーとなり2対2。キーマンとして名前の挙がった笹隈がきっちりと役目を果たす同点打を放ち、ゲームを振り出しに戻す。

だが、そんなRiver9に流れが傾いたかに思われたゲームは直後の3回裏、追いつかれた事でスイッチの入った三光電気打線が再び躍動。この回先頭の3番市川が死球、盗塁でノーアウト2塁のチャンスを作り出すと、迎えた主砲の4番向山がライトの頭上を越すタイムリー2ベースヒットを放ち2対3。更には続く5番の松下にも三遊間を破るタイムリーが生まれ2対4。追いつかれたら突き放すまでと言わんばかりにクリンアップが力を発揮し、再度2点のリードを奪う。また、攻撃陣の奮起も然る事ながらディフェンス面でもキャッチャーの倉部が好プレーを披露するなど若き右腕下村を攻守で盛り立て、ゲームの主導権を着実に握り返す。
そんな三光電気優勢でゲームが進む中、又しても追う立場となったRiver9は迎えた5回表、この回先頭の9番重信が渾身の一振りで放った一打はレフトスタンドに飛び込むソロHRとなり3対4。伏兵の豪快な一発で1点差とし、再び反撃の狼煙を上げる。しかし、土壇場の逆転劇に懸け臨んだ最終6回表の攻撃は、この回から2番手としてマウンドに上がった松下の前に力無く三者凡退に打ち取られ万事休す。決して諦めない姿勢を見せつけたものの、あと一歩及ばず惜敗。

ゲーム後、相澤代表は「初戦と比べたら良い試合が出来たとは思いますが、まだまだ多くの課題が残るゲームでしたね。特に初回は最近の悪いパターンが出てしまったので、そこはしっかりと修正していかなくてはいけませんね。それでも全員が最後まで諦めず一生懸命戦ってくれましたし、次の戦いに向けての手応えは感じられたゲームだったと思います。これで2連敗となってしまいましたが、最後まで可能性を信じながら戦い抜きたいなと思います」と話し、あと1点の壁に悔しさを滲ませながらも、最後は怒濤の巻き返しを誓った。
一方、攻守共に決して納得のいくような内容ではなかったものの、大事な初戦を勝利という形で飾った三光電気工事株式会社。勝利インタビューに答えた市川監督は「先発の下村が2戦目という事でまだまだ課題が多いピッチングでしたし、守備全体としても普段とは違うフォーメーションだったのでミスが目立ちましたね。それが攻撃へとリズムが繋がらなかった原因かなと思います。今後はもっと強いチームが相手になるとその辺が命取りになってくると思うので、しっかり詰めていかなければいけないなと思います。とは言え、初戦を獲れたのは大きいと思うので、今日の勝利を弾みにして決勝トーナメントにしっかり勝ち上がっていきたいなと思います」と、苦しみながらも掴んだ初陣の勝利に安堵の表情を浮かべ、最後は更なる飛躍を約束する言葉で締めくくった。
【MVPインタビュー】 #16 下村 塁偉
【監督インタビュー】 #30 市川 勝久
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