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        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      東京ガッツ (V)          0        0        0        0        0        2        -        2    
      軟鉄鍛造BBC (H)          1        3        0        2        0        ×        -        6    
軟鉄鍛造BBC、勝利への執念で東京ガッツを圧倒!
11月20日、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドでは、 西武ドーム進出を懸けたVictoriaリーグ決勝トーナメント準決勝、東京ガッツVS軟鉄鍛造BBCの試合が行われた。

初回、先攻東京ガッツの攻撃を3者凡退に抑えた軟鉄鍛造BBCはその裏、1、2番が四球を選び、東京ガッツ先発錦織投手の立ち上がりを攻める。 このチャンスに続く3番堀井選手の打球が相手守備陣のミスを誘い、軟鉄鍛造BBCが幸先良く1点を先制する。

続く2回裏、この回先頭の7番毛利選手が死球で出塁、9番福室選手も四球を選び、1アウト1、2塁のチャンスを作る。 ここで東京ガッツは制球の定まらない錦織投手を諦め、鴛海投手にスイッチ。
この試合のポイントとなりうる場面、1番阿部選手がカウント1-1からの3球目をうまくレフトへ運び、大きな1点を追加。 さらに続く2アウト満塁のチャンスで4番林選手がライトへ2点タイムリーを放ちリードを4点に広げる。

何とか流れを変えたい東京ガッツだが、軟鉄鍛造BBC先発福室投手の完璧なピッチングを前に3者凡退が続く。
4回裏、軟鉄鍛造BBCの攻撃、この回先頭の1番阿部選手が四球を選び出塁すると、続く2番村田選手のライトを超える2ベースヒットで相手守備陣の中継プレーが乱れてる間に一気に本塁まで生還し1点を追加する。 2アウトとなるが、5番田原選手がセンターへタイムリーを放ち、スコアを6-0とする。

5回までノーヒットに抑えられていた東京ガッツは6回、3番福田選手の右中間を破るタイムリー3ベースで2点を奪い、意地を見せるが後続が倒れ、時間切れによりゲームセット。
勝利への執念が勝った軟鉄鍛造BBCが6-2で準決勝を制し、念願の西武ドームへの切符を手にした。
【MVPインタビュー】                    15 福室 伊久男 選手 (軟鉄鍛造BBC)
6回を1安打2失点の完投!

◆どんな気持ちでマウンドに上がりましたか?
「平常心を心がけて、自分の気持ちをコントロールすることを一番に考えていました。最高のピッチングが出来て本当に嬉しいです!」

◆相手打線の印象は?
「練習風景を見ていて、振りが非常に鋭かったので、何とか狙い球を絞られないようにと思っていました。キャッチャーのリードも良く、ほとんども首を振ることなく気持ちよく投げることが出来ました。」

◆打たせて取るという持ち味が出せたと思いますが?
「そうですね、それほど球威で押していくスタイルではないので、コーナーに投げ分けて打たせて取るというのを常にキャッチャーと意識してやっています。ただ、フォアボールを出してしまったことが自分の中でマイナスポイントでしたね。」

◆決勝戦の意気込みは?
「仕事が大阪勤務でして、今日も夜行バスで朝到着して夜また帰るんですけど、決勝戦も似たような形になると思いますが、万全な体調で最高の仲間と最高の野球が出来ればと思います。」
【勝利監督インタビュー】                 30 橋本 靖志 監督 (軟鉄鍛造BBC)
選手を信じてオーダーを組みました。

◆どんな気持ちで試合に臨まれましたか?
「全員で挑む気持ちで、選手を信じてオーダーを組みました。」

◆全員の気合が伝わってきましたが?
「そうですね、準決勝が決まった時から、気持ちを一つにしようと選手には言い聞かせたので、それが勝利に結びついたと思います。」

◆相手チームの印象は?
「全体的に若いチームでしたね。強敵だったので、何とかそれを上回る気合で勝とうということでやってました。」

◆勝利のポイントは?
「うちのエース福室の力投に尽きるんじゃないかなと思います。冷静にいつも通りのピッチングをしてくれましたね。今まで一番良い出来じゃないかと思います(笑)。」

◆決勝戦の抱負は?
「2年ぶりの西武ドームになるんですけど、優勝できるようにまた全員で頑張っていきたいと思います。」