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史上最多86チームの頂点は如何に!千葉対決を制し初タイトルを掴むのは!?
2018年から開催となったオータムカップも今季で5年目を迎え、今シーズンは過去最多86チームが参加するビッグトーナメントへと成長を遂げた。激戦を勝ち抜いた者しか経験できないプロスタの舞台、たった『2枠』の座を懸け、今季も壮絶な戦いが展開されたオータムカップ2022を一挙に振り返る。 毎年のように波乱が起きることで知られるオータムカップだが、今季はオープニングゲームから大波乱が起きた。開幕戦となったのは「砂町ドンフェイスvsGOLGO BASEBALL CLUB」、誰もが2019年1部チャンピオンGOLGO BASEBALL CLUBの勝利を予想したが、4部リーグ所属の砂町ドンフェイスは序盤に1点を奪い、その1点を鉄壁の投手リレーで守り切り大金星を挙げた。下部リーグ所属のチームは実力差を感じ敬遠しがちなトーナメント戦ではあるが、砂町ドンフェイスはその先入観を一蹴させ、リーグ全体に希望を与える勝利を飾った。序盤の波乱はこの後も続き、3部リーグ所属のKGLADSは1部リーグの東京ドナルドダックを3-1で下し、同じく3部所属の松竹梅が1部所属の吉岡クラブを5-4で退け、更に3部所属のNAYONに至ってはVictoria3度の優勝経験を誇る湾岸ベースボーイズを7-2で圧倒し、下剋上の様相を呈した。
この勢力図が変わる展開に危機感を感じた上部リーグ所属の選手達は意地とプライドを見せつけ、ベスト16以降の大半はファイナル経験チームが揃い、1点を争う好ゲームが演じられた。ベスト8に進んでも秋の頂点を決めるバトルは更に激化し、プロスタ経験のあるスタイガー佐川グローバルロジスティクス株式会社戦極-SENGOKU-青木製作所Snugsと強豪が顔を揃えた。そして、見事に秋の頂上決戦に進んだのは昨季の2部リーグ決勝に続き、2年連続の神宮を決めた我孫子フラワーズと、こちらも同じく2022年1部リーグ準VのBIGFACE、互いにVictoriaを盛り上げる千葉県東葛地区チーム同士の決戦となった。 我孫子フラワーズは昨年に続き北澤(玲)、伊藤と先発完投型の絶対的な2枚看板が今季もチームを支え、打線も北澤(京)、堀田、齋藤と各試合で決勝打を放ってきた勝負強い選手を揃える。一方のBIGFACEは筒井、中川、河本、高木、岩田と豊富な投手陣を揃え、扇の要でチャンスにも強い亀田、代表の宮城、俊足の太田など抜け目のない打線が特徴だ。ここまでの両チームの戦いぶりを振り返ると、安定した投手陣を軸に打のヒーローは毎試合のように入れ替わり、投打ともにバランスが良くどこからでも得点することが可能だ。そして何より逆境の場面でも野球を純粋に楽しみ、最後まで諦めることなくチーム力でここまで勝ち上がってきた。
両チーム共に同じ千葉県東葛地区のチームと手の内を知る間柄だが、普段から交流を交えるだけに真剣勝負を終えた後は敗者は勝者を称え、最後はノーサイドフォトで戦いを締め括ってほしい。果たして互いにVictoria初タイトルを目指す勝負の行方は!?雌雄を決する一戦は12月10日、神宮球場にて明らかとなる!!
『昨年の忘れ物を取りに行く』昨季2部リーグで準Vに終わったVictoria若手のホープ我孫子フラワーズが、再び神宮球場へ還ってきた。昨年は2部リーグ決勝戦でサヨナラ負けと悔しさの残る敗戦を胸に、2022年は最高峰1部リーグ、そしてトーナメント大会で神宮に戻って来ようと目標を立てた。1年間ひた向きに努力した結果、1部リーグは惜しくもセミファイナルで姿を消すが残るオータムカップに全てを注いで迎えた準決勝、7回で決着が付かず2イニングに及ぶサドンデスの死闘をサヨナラ勝ちで制し、2年連続の神宮進出を手中に収めた。
そんな彼らを紹介すると、チームは代表の北澤(京)と共に少年野球や高校時代を一緒に戦ってきたメンバーで形成。所属選手は20歳~25歳と極めて若く、甲子園出場や大学野球経験者はほとんど在籍しない公立高校出身者の集まりだが、ここ2年でVictoriaでも頭角を現し、並みいる強豪チーム相手に競り勝ってきた。Victoriaには2017年のサマーカップから参戦を果たし、2020年からリーグ戦にも参戦すると初年度から3部リーグ3位と着実に実績を残してきた。そして昨季は2部への自主昇格後、初戦は惜しくもドロー発進となるが、そこから決勝戦までは無傷の8連勝と堂々たる活躍ぶりを魅せた。
我孫子フラワーズの戦力を語る上で先ず初めに出てくるのは、右腕伊藤と左腕北澤(玲)のWエースの存在だ。オータム予選の序盤から中盤にかけては北澤(玲)がマウンドを守り続け、準々決勝以降は伊藤の調子も徐々に上がり、準決勝に至っては9イニングを1人で投げ抜き、強力下町Tempest打線を2失点に抑えた。一方の攻撃陣はリードオフマンの北澤(京)、準々決勝で決勝弾を放った齋藤、攻守のキーマン佐藤、勝負強い堀田らが投手陣を支え、北澤(玲)も自らのバットで勝利を決めることが出来る好打者だ。一方で昨年4番を務めた織田はゴルファーに転身し現在は飲み会要因と戦力ダウンが否めないが、その飲み会はチームオーナーの星野に会計が回り、チームからは『神様』と崇められているそうだ。
そんなユーモア溢れるチームは試合の出場有無に関わらず、メンバー一丸でここまで勝ち上がり、「決勝戦も我々のチームスタイルを変えずにいい雰囲気で臨みたいと思います」と大一番を前にコメントを残した。全員野球で頂点を目指す彼らは、如何なるパフォーマンスを魅せるか!?我孫子フラワーズは、今年こそ神宮に歓喜の輪を咲かせる!

#1 北澤 玲阿 (投手/外野手)  2000年5月15日生まれ  松戸六実高等学校 打っては3番を任され、投げては伊藤とWエースとして投手陣を牽引。 今季は伊藤の怪我もあり、春先から1年間フル回転で投げ抜き、投打でチームを支えてきた。 フラワーズの大黒柱が昨年のリベンジを果たすべく、神宮の舞台で躍動を誓う! 『 「震天動地」投打で活躍し優勝。代表である兄を胴上げする。 』
#5 佐藤 聡紀 (内・外野手)  1997年9月27日生まれ  柏南高等学校~立教大学
我孫子フラワーズ屈指の勝負強さを誇る4番打者。 今季からサードの守備にも挑戦し、チームの窮地には投手もこなすユーティリティプレーヤーだ。 攻守のキーマンとなる彼の活躍無くして初タイトル獲得はありえない! 『 今年こそ新婚のキャプテンを胴上げできるよう頑張ります! 』
#18 伊藤 祝 (投手) 2000年9月22日生まれ  千葉商大付属高等学校
北澤(玲)と2枚看板を形成するフラワーズのエース右腕。 今シーズン前半は怪我で出遅れるも、後半から復活しチームのエースとして大活躍を見せた。 昨年のファイナルでも圧巻の投球を見せたWエースの躍動が優勝の鍵となる! 『 我孫子?どこやねん!と思ったそこのあなた、うちの小澤暉丘さんを怒らせましたね。き、きおかさん怖いよぉ~ 』
2022年の1部リーグ決勝戦から1年、BIGFACEもファイナルの舞台に還ってきた。昨年の1部敗戦から更に進化を遂げたBIGFACEを紹介すると、彼らは2015年6月に結成。立ち上げは宮城、太田、櫻井の3人が中心となり、そこから先輩・後輩や、小中学校の同級生と縦横の繋がりで気の合う仲間が集い現在のメンバーが揃った。Victoriaには2017年から参戦を決め、主な戦いの場はトーナメント大会に狙いを定めていたが、昨季はトーナメント3大会に加え1部リーグにも参戦。ワイルドカードで予選を通過すると決勝トーナメントでは接戦を勝ち抜き、初参戦ながら準優勝を果たした。そこから僅かに1年、今季はオータムカップで昨季王者の戦極を下すなど初戦から快進撃を続け、見事2年連続の神宮進出を掴み取った。
そんなチームの持ち味は、投手陣を中心とした守備力と攻撃では少ないチャンスをモノにする高い集中力、さらにはチーム全員で行うベンチワークだ。投手陣は筒井・中川のダブルエースを中心にリリーフエースの河本、さらには二刀流高木に加え怪我で登板は少ないものの、投手リーダーとしてピッチャー陣を支える岩田と豊富な戦力を擁する。その投手陣をリードするのは扇の要である亀田で、ブルペンでは結成メンバーの櫻井がブルペン捕手としてリリーフ陣をまとめ、選手兼任監督の宮城に連携し抜群の継投策を誇る。固い守備力を誇る内野は、長年BIGFACEのショートに君臨する三井、二刀流の高木、主将の林、今季加入した守備の名手田中と昨年から更に選手層が増した。そして外野には俊足のセンター板垣に加え、外野守備の名手である最年長の太田と盤石の布陣で戦いに挑む。 打線では核弾頭の高木、昨年Victoriaベスト9安打製造機の板垣、逆境に強い主将の林、チャンスに滅法強い本塁打・打点の二冠王亀田に加え、長打力があり中軸を打つ下野、梶山の2人の長距離砲と強力な打者を並べる。更に投手であるが故に規定打席未到達ながら、抜群の打撃センスで高打率を残すムードメーカーの岩田、そこに思い切りの良さが売りの佃、プルヒッターでパンチ力のある内山、勝負強さの光る高橋、曲者の太田とどこからでもチャンスを作れる打線も持ち味だ。
そしてマネージャー陣もベンチから大きな声でナインを鼓舞し、ベンチワークまで一緒にこなす。メンバーと共にチームを盛り上げるマネージャー陣の力は、BIGFACE最大の持ち味と言っても過言ではないだろう。昨年はあと一歩のところで涙を呑んだマネージャー陣に向けての最高のギフトは、第5代オータム王者の称号であるに違いない。
2年連続で辿り着いたプロスタの舞台。彼らの一挙手一投足に注目し、少ないチャンスをモノにする『獲物を捕らえたら絶対に逃さない』高い集中力と眼力で、BIGFACEは虎視眈々と頂点を狙う!!

#19 高木 匠 (内野手/投手) 1993年5月3日生まれ  松戸六実高校~国際武道大
今夏から打順を4番から1番に変更すると核弾頭として打線を牽引。 全ての打撃成績でチーム上位を記録し、守備力も一級品で攻守におけるBIGFACEの大黒柱だ。 オータムカップ全5試合でチームトップの打率4割を誇るスラッガーが神宮で大暴れする! 『 昨年のリベンジを果たすべく、結果にこだわりチーム全員でアグレッシブにプレーします! 』
#22 亀田 大貴 (捕手) 1993年9月26日生まれ  松戸六実高校~国際武道大学
多彩な投手陣を完璧に牽引するBIGFACEの扇の要。 キャッチング・ブロッキングでも高い能力を発揮し、投手陣から絶大な信頼を持つ。 準決勝で決勝打も放った勝負強い打撃と巧みなリードで、彼こそが攻守のキーマンとなる! 『 昨シーズンに続いて素晴らしい球場でプレーできることを嬉しく思います!今シーズンのファイナルもBIGFACEメンバー全員で楽しくプレーし、そして代表を胴上げできるように精一杯頑張ります! 』
#26 筒井 泰佑 (投手/内野手) 1996年6月24日生まれ  市立稲毛高校~東京学芸大学
豊富な投手陣を擁するBIGFACEの勝ち頭。 今季オータムカップでも全5試合に登板し、3勝1セーブ防御率0.40と決勝進出に大きく貢献。 神宮のマウンドでも抜群のコントロールと多彩な変化球を武器に相手打線を翻弄する! 『 試合終了時に笑顔でいることができるよう、一つひとつ丁寧にプレーします。応援よろしくお願いします。 』