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前回大会を大きく上回る64チーム参戦!第2代オータムカップ王者の栄冠は!?
春・夏のトーナメントに続き、第3のトーナメントマッチとして新設され、第2回大会を迎えたオータムカップ。昨年度の41チームを大きく上回る64チームの猛者が参戦を表明した事で、昨年以上に熾烈を極めた火花散る争いが多く繰り広げられた。 そんな大会を振り返ると、新星や下部所属チームが多く活躍し、どの大会よりも波乱や下剋上が多かったと言えるのではないだろうか。MilkyWave、BEEF MANは、共にリーグでは3部所属ながら2勝を挙げ、ベスト16まで勝ち上がった。
ベスト8に目を向けると、2部所属のアンドバランスが、吉岡クラブ・ダディーズベースボール・Naughtyの1部所属チームから3連勝を飾り、大躍進を遂げる活躍を見せると、3試合連続で1点差の接戦を制し勝負強さを発揮した葛飾セブンBBCと、1部所属Revivalに競り勝ったHustlerは、3部所属ながら8強へと進出し、大会を盛り上げた。また、準々決勝でサドンデスの末惜しくも敗退となった新星ジャンクベースボールクラブは、春ファイナリストの湾岸ベースボーイズを追い詰める戦いぶりは見事であった。 さらにその上のベスト4に進出したのは、各大会で活躍を見せたちゃんぷるーずと3部所属のLa.Men。ちゃんぷるーずは、スプリングカップに続き宿敵TABOOに敗れるも、最高峰リーグではファイナル進出を果たすなど3大会でベスト4に勝ち上がり、年間を通して全チームを見渡しても1、2を争う活躍ぶりだったと言える。La.Menは、RED SOX、ジョルターヘッズの1部所属チームに競り勝ち、3部対決となった準々決勝では2度の窮地を乗り越え、Victoria史に残る超劇的勝利を飾るなど台風の目となった。 そんな波乱や下剋上が多かった中、新星や下部所属チームの突き上げをものともせずファイナル進出を果たしたのは、最高峰リーグに所属するTABOOと湾岸ベースボーイズ。共にVictoriaの顔とも言える両チームである。
TABOOは5試合で33得点を叩き出した自慢の強力打線が奮起し激闘を勝ち抜くと、準決勝ではエース田中の完封勝利でリベンジに燃えるちゃんぷるーずを退けた。湾岸ベースボーイズは派手さはないものの、エース小山を中心とした全員野球で安定した戦いぶりを見せ、スプリングカップに続く2つ目のファイナル進出を決めた。 数多くの激闘が展開されたオータムカップも残すはファイナルの一戦のみ。スプリングカップ準決勝に続き今季2度目の対戦となるが、両チーム投手力が安定しているだけに、前回同様接戦となることが予想される。激戦必至の注目カードは、来たる1月13日、Victoriaファイナルの最終戦で雌雄を決する!
Victoria参戦8年目を迎え、名実共にVictoriaを代表するチームとなったTABOO。どの大会に出場しても常に優勝候補に名前が挙がり、リーグ随一の強力打線は常に対戦相手から恐れられてきた。これまで各大会で準決勝に進むこと3回、ファイナル進出1回の実績を誇るが、未だタイトル奪取は成し遂げられておらず、今大会に懸ける想いは計り知れないものがある。
そんな彼らだが、今大会も圧倒的な打力で勝ち上がって来た。「全員火力打線」と呼ばれる打線は「バットを振ればそのうち当たる 」 がモットー。バントやエンドランなどのチームサインは無く、田中、金井、相田、藤崎、山崎などの上位打線を中心に、「打って打って打ちまくる」のが最大の持ち味であり、ここぞの集中力は凄まじく、一度火が付いたら止められない。さらに、準決勝のちゃんぷるーず戦で圧巻の完封劇を見せたエース田中の躍動もファイナル進出の原動力になったのは言うまでもないだろう。
チームの雰囲気は常に良く、純粋に野球を楽しみながらも勝利に突き進めるところも彼らの強さの理由の一つである。また、チーム全員が代表永富のことを信頼しており、決勝の舞台でも「代打俺」の采配が出るかどうかにも注目だ。
ファイナルの対戦相手は、今年のスプリングカップ準決勝で敗れている湾岸ベースボーイズ。同じ相手に2度負けることはプライドが許さない!闘志むき出しの全員火力打線が躍動したとき、春のリベンジと秋のタイトル奪取が成し遂げられる!!

#7 相田 将大 (内野手)  1992年6月20日生まれ  光南高校~城西国際大学 大人しく見える風貌とは裏腹にチームで1番うるさい男。 永富代表の次に試合展開やチーム全体を把握しているTABOO影の司令塔だ。 彼の醍醐味は豪快なホームランであり、神宮の舞台でもオーバーフェンスに期待がかかる! 『 大学で叶わなかった神宮の舞台で試合ができるので、思う存分楽しみつつ、春のリベンジ・優勝ができるよう精一杯頑張ります。 』
#21 金井 真也 (内野手)  1996年9月13日生まれ  上野学園高校
走・攻・守・顔、全てを兼ね揃えた選手。 TABOO唯一のユーティリティプレイヤーで、どんなポジションでも持ち前の身体能力で対応。 チームの中心選手へと成長した腹黒番長が神宮で大暴れする! 『 攻撃、守備、走塁、ベンチワークで常にTABOOらしく攻め続けて春の雪辱を晴らします。 』
#22 田中 大介 (投手) 1991年2月2日生まれ  赤塚第二中学校
抜群のセンスと生まれ持った野生の勘を頼りにチームを引っ張る男。 エースとしてのピッチングはもちろん、打撃センスもピカイチで広角に鋭い打球を放つ姿はもはや陽岱鋼。 神宮の舞台でも彼の投打の活躍がTABOOを初タイトル獲得へ導く! 『 楽しみながら神宮でやりたかったですけど、春準決勝で負けてしまった相手なのでチーム一丸となって全力でぶっ倒します。 』
2016シーズンの2部リーグに続き、スプリングカップ2017でも準決勝敗退という屈辱を味わい、3度目の正直として臨んだ昨シーズン、遂に最高峰リーグのファイナリストとなった湾岸ベースボーイズ。しかし、結果はサドンデス2回を行う大接戦の末敗退となり、タイトル獲得とはならなかった。そして、今季は「昨シーズンの忘れ物を神宮に取りに行く」と意気込み、スプリングカップに続き、2大会目の決勝進出を掴み取った。
そんな彼らの最大の魅力は、試合に出ているメンバーだけではなく、ベンチに控えるメンバーやマネージャーがチームの為に何が出来るかを常に考えており、全員で声を枯らしながら、勝利を掴みにいける事であろう。
チームの柱となるのは、何といっても小山、松岡のWエースだ。今季のVictoriaでは、この2人が投げた試合は無敗と圧倒的な力を誇る。さらに、ショート藤野、セカンド大林(穂) やセンター胡麻を中心とした守備力にも定評がある。
一方の攻撃面では、胡麻、牧、増田の俊足トリオが出塁すれば、藤野、小沼、今季加入したベテラン矢野の中軸が勝負強さを見せ得点するパターンが確立されている。また、下位打線の小向、齋、諸橋、日置、荒井、大林(日)、土屋も勝負強さを発揮し、切れ目のない打線を形成する。それに加えて、どの場面で試合に出ても結果を残せる投手兼内野手の野入や、代走の切り札であり小技が得意の松尾が控えている事などもチーム力の高さを感じさせる。
果たしてVictoriaの歴史上たった1チームしか成し遂げていない1シーズン2冠の偉業達成を、湾岸ベースボーイズが成し遂げるのか!?来たる1月13日、決戦の地、明治神宮球場の舞台で明らかとなる!!

#6 野入 卓 (投手兼内野手) 1984年3月15日生まれ  向上高校
投手兼内野手として大車輪の活躍を見せるユーティリティープレイヤー。 複数ポジションをこなし、打順や場面に合わせた打撃でチームを救ってきた。 野球に取り組む姿勢も素晴らしく、チームやメンバー想いの兄貴分として誰からも信頼される存在だ。 『 昨年ファイナル敗退の悔しさを全員野球で勝ち取り、今度こそ宮島を胴上げします!! 』
#16 小山 俊之 (投手) 1994年4月14日生まれ  創価高校
湾岸投手陣の大黒柱、エースとしてチームを牽引する。 今年のVictoriaは未だ無敗を続けており、湾岸の勝利には小山の活躍が必要不可欠だ。 リベンジを誓う神宮の舞台で、140キロを超える速球と切れ味鋭い変化球で打者をねじ伏せる! 『 自分にできることをやって最大限チームに貢献できるよう頑張ります。 』
#38 藤野 剛平 (内野手) 1983年4月27日生まれ  習志野高校~青山学院大学
湾岸の好守の核であり、常に先頭に立ってチームを引っ張る存在。 誰よりも熱い気持ちを見せ、誰よりも勝利に貪欲な男である。 安定感抜群の華麗な守備と、広角に打ち分ける打撃センスは必見。優勝を飾り、2年連続のベスト9を狙う! 『 昨年は神宮球場で悔しい思いをしました。今年こそは湾岸ベースボーイズ初のタイトルをチーム一丸となって掴み取りにいきます!!必ず宮島代表を胴上げします!! 』