TOP > オータムカップ2019 > バックナンバー > 「エース吉藤が完封ショー!ジャンクが新星対決制し8強入り!!」
TEAM1234567R
   BEEF MAN      0        0        0        0        0        0        0        0    
  ジャンク B.C      0        0        0        2        0        0        ×        2    
エースの力投に下位打線が応える!注目の新星対決はジャンクB.Cに軍配!!
最高気温18℃と過ごしやすい秋の気候となった、11月3日。この日も各地で負けられない戦いが繰り広げられる中、東京都品川区の天王洲公園野球場では、共に初めての取材試合となる新星同士の戦い、「BEEF MAN × ジャンクベースボールクラブ」のオータムカップ3回戦が行われた。 戦いの先攻は、今季Victoria初参戦を果たした、元プロ選手も多数所属するタレント軍団BEEF MAN。3部リーグでは予選敗退を喫するも、トーナメント大会では萩中サンダース、湾岸ベースボーイズを撃破するなど、ポテンシャルの高さが光る。そんなチームのキャプテン東はゲーム前、「神宮進出と優勝を目指して頑張ります」とコメントし、言葉少なめながら、内に秘めた闘志を感じさせた。 対する後攻は、オータムカップにてVictoria初参戦を果たし、2回戦では強豪東京ドナルドダックを破り、勢いに乗るジャンクベースボールクラブ。若松監督を中心とした若武者軍団が初出場初優勝を目指す。試合前コメントを求められた若松監督は、「オータムカップ初出場でここまで来ているのが不思議なくらいですが、新人らしく、今日も勝って、神宮球場目指してハツラツとプレーしたいと思っております」と語り、若さとフレッシュさを武器に試合に臨む。
また、ここ最近の出塁率が9割を誇る1番レフト久保は、「全打席出塁してチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。自分は小柄なんですが、長打力に注目してほしいです。初回に自分が出塁することによって、チームに良い流れが行くと思います」と語り、リードオフマンとしての活躍を誓った。 そんな注目の新星同士がベスト8進出を懸け争う形となったバトルの火蓋は、午後13時のプレーボールで切って落とされ、ゲームは初回から緊迫した展開となった。1回表、BEEF MANの攻撃は、ジャンク吉藤が素晴らしい立ち上がりを見せ、三者凡退。その裏、BEEF MANは先発予定の岡本が交通事情により間に合わず、平野がマウンドに上がった。すると、ジャンク打線は先頭の1番久保が試合前の宣言通り、センター前に落とすヒットで出塁。すかさず盗塁を決め、0アウト2塁とチャンスを広げるが、後続が続かず無得点。急遽マウンドに上がった平野が上々の立ち上がりを見せる。
2回、3回も両者無得点となるが、迎えた4回に試合が動く。4回表、BEEF MANは1アウトから2番橋本がレフト前ヒットで出塁するも、二遊間の軽快な守備でダブルプレーとなり無得点。すると、このプレーがジャンクに流れをもたらす。4回裏、1アウトから6番山北がセンターオーバーの特大3ベースヒットを放ちチャンスを作ると、続く7番菅野が変化球を上手く捉え、これがライトオーバーのランニングホームランとなりジャンクが2点を先制する。 5回表、追い付きたいBEEF MANは、1アウトから6番鷲谷が技ありのレフト前ヒットを放ち、すかさず盗塁を決め、この試合はじめてスコアリングポジションにランナーを進める。しかし、ピンチを迎えギアを上げたジャンク吉藤の前に後続が連続三振を喫し、無得点。5回裏、先頭の2番島、3番伊藤(臣)が連続四球でチャンスを作るも、後続が倒れ無得点。ジャンクはこの試合幾度となくチャンスを作るも、BEEF MAN平野が粘りのピッチングを見せ、追加点を与えない。
6回表、BEEF MANはジャンク吉藤の前にこの試合3回目の三者凡退を喫してしまう。しかし迎えた6回裏、最終回に向けて攻撃へのリズムを作りたいBEEF MANは、ついにエース岡本がマウンドに上がり、キャッチャー河野との元プロバッテリーを形成する。ここで岡本は、威力あるストレートと切れ味鋭いスライダーで、三者三振の圧巻のピッチングを見せる。迎えた最終7回表、エースのピッチングで流れを引き寄せたいBEEF MAN打線だったが、最後まで吉藤を攻略できず試合終了。注目の新星対決は、吉藤が圧巻の完封ショーを見せ、ジャンクベースボールクラブがベスト8進出を決めた。 ゲーム後、勝利インタビューに答えた若松監督は、「ピッチャーの吉藤が安定したピッチングを見せてくれました。夏場は初回が悪い日が多かったのですが今日は良かったです」と話し、MVPに選ばれたエースを労った。また、チャンスを作るも、なかなか得点できない展開について「粘っていればいつか得点できるだろうと思っていました。下位打線での得点でしたが、今日はメンバーが揃っており、誰が上位を打っても良いぐらいだったので、どこからでも得点できる打線が上手くハマって良かったです。次戦の湾岸ベースボーイズさんとは、1度対戦したいと思っておりました。実績があるチームなので、大会で対戦できるのは非常に楽しみです」と試合を振り返りつつ、次戦に向けて意気込みを語ってくれた。
一方、随所でポテンシャルの高さを発揮するも、ジャンク吉藤の前に得点が奪えず敗戦したBEEF MAN。東キャプテンは、「相手のピッチャーが素晴らしく、完璧に抑えられてしまい手も足も出なかったです。ジャンクさんには僕らの分まで頑張って優勝してほしいです」と話し、好ゲームを演じた対戦相手を称え、次戦へのエールを送った。
【MVPインタビュー】#18 吉藤 翔太郎
【監督インタビュー】#30 若松 健太
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