TOP > オータムカップ2019 > バックナンバー > 「宍戸が粘りの完投勝利!拮抗ゲームも木村の3ランで勝負あり!!」
TEAM1234567R
  全力ルパン      0        1        0        0        0        3        0        4    
  HOT DOG      0        0        1        0        0        0        0        1    
新星同士の好ゲーム!チームの主力が見事結果を残し全力ルパンが2回戦進出!
最高気温が35℃に達し、先週に引き続き猛暑日となった8月18日。この日、気温以上に熱い40試合の戦いが繰り広げられる中、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドでは、今季2度目の開催となったオータムカップの1回戦「全力ルパン × HOT DOG」の一戦が行われた。 戦いの先攻は、満を持して今季Victoria初参戦を果たした三鷹市1部所属の全力ルパン。初参戦となったスプリングカップは2回戦で敗退しており、オータムカップに懸ける思いは強い。チームを率いる清水主将は「初戦を確実にものにし、優勝目指して頑張ります」と意気込みを語り、キーマンに挙げられたクリーンアップを打つ5番木村は「大会初戦なので、チーム一丸となり勝利に向かって頑張りたいと思います。個人的にはここから状態が上がってくると思っていますし、チーム全体も夏場をしっかり盛り上がっていければと思います」と語り、個人、チーム両方の躍動を誓った。 対する後攻は、こちらも今季Victoria初参戦を果たした結成3年目の若武者HOT DOG。2部リーグ戦でもDブロック3位につけるなど健闘しており、トーナメント戦でも初戦突破を果たし波に乗りたいところ。そんなチームの坂口主将はゲーム前「今日は初めての取材ということで、メンバーは私を含めかなり舞い上がっております。相手は強豪の全力ルパンさんですがいつも通りチームプレーで力を発揮し、甲子園にも負けないような熱い試合ができればと思っております」と話し、キーマンに挙げられた先発投手の高橋は「熱中症にならないように頑張ります。今シーズンの調子はボロボロですが 、ボロボロなりに一生懸命頑張りたいと思います。四球を出さずにできればと思っています」と調子が悪いながらも、丁寧なピッチングを約束した。 そんな今季Victoria初参戦を果たしたチーム同士が激突することになったゲームは、午前9時10分のプレーボールで切って落とされ、お互い好プレー連発の好ゲームとなった。
1回表、全力ルパンは1アウトから2番金澤が右中間へ2ベースヒットを放ち、この試合最初のチャンスを作る。しかしここは、HOT DOGセカンド渡辺、ファースト内藤の好守備などもあり無得点。その裏、HOT DOGは先頭の1番坂口がライト前に痛烈な打球を放ち出塁すると、続く2番藤原が進塁打でこちらも1アウト2塁の先制のチャンスを迎える。3番高橋はピッチャーゴロで2アウトとなるも、続く4番内藤が二遊間へ痛烈な当たりを放つ。このセンターへ抜けそうな打球をセカンド植松が好捕、2塁ランナーは本塁でアウトとなり先制ならず。初回からお互いにピンチを迎えるも好守により得点を許さず、好ゲームを予想させる立ち上がりとなった。
試合が動いたのは2回表、先頭の6番清水がライトオーバーのソロホームランを放ち、全力ルパンが貴重な先制点をあげる。反撃したいHOT DOGは、3回裏、9番渡辺、1番坂口の連続センター前ヒット、3番高橋のレフト前ヒットで2アウト満塁のチャンスを作ると、続く頼れる4番内藤はレフト前へ痛烈な当たりを放ち、3塁ランナーがホームイン、1点返し同点に追いつく。さらに2アウト満塁とチャンスは続くも、ここは全力ルパン先発の宍戸が踏ん張り、同点止まり。4,5回は、お互いの好守で無得点となり試合は終盤へ。
6回表、全力ルパンは先頭の2番金澤がライト前ヒットで出塁。3番は凡退も4番結城が死球となり、1アウト1,2塁のチャンスを作る。ここでHOT DOGはここまで好投していた先発投手の高橋から渡辺へスイッチ。迎えるバッターは、試合前に清水主将からキーマンに挙げられていた5番木村。左打席から振り抜いた打球は、打った瞬間それとわかるスリーランホームランとなり3点追加。全力ルパンが4-1と再びリードする。なんとか追いつきたいHOT DOGだったが、全力ルパン宍戸の巧みな投球術を前に6回裏、7回裏も無得点となり試合終了。お互い好守が多く、見所満載の引き締まったゲームを全力ルパンが制した。 勝利インタビューに答えた清水主将は「序盤苦しい展開が続きましたが、最後にホームランが出て突き放すことができたので、良い勝ち方だったかなと思います。相手チームは初球からガンガン振ってくるので、守備は1球目から集中しないといけないな、という印象でした」と試合を振り返り、木村の決勝ホームランについては「キーマンに挙げた木村がよく打ってくれました。今後の試合も今日のような粘り強い試合をしていけばチャンスが切り開かれると思うので、次の試合もなんとしても勝てるように頑張ります」と殊勲打を挙げた木村を労い、今後のチームの躍動を誓った。
MVPに選ばれた先発投手の宍戸代表は「相手の打線がグイグイ来るので、投げてて怖かったですし、バックに助けられたという印象です」と相手打線を称え、代表としてしチームを率いる面については「毎回揃うメンバーが違うので、その選手の良さを活かすためにどういう試合ができるかを考えて試合に臨んでます。2回戦以降も全員野球で一つでも多く勝てるように取り組んで参ります!」と今後の活躍を約束する言葉で締めくくった。
一方、粘り強く戦うも終盤の一発に泣いたHOT DOG。ゲーム後、坂口主将は「力及ばずでしたが、甲子園に負けない良い試合ができたと思います。リーグ戦はまだ決勝トーナメント進出の可能性が残っており、後は待つだけなのですが最後まで信じて、進めたら頑張ります」と決して下を向くことなく、清々しい表情で語ってくれた。
【MVPインタビュー】 #15 宍戸 亮介
【主将インタビュー】 #10 清水 大詩
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