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キャッチャー歴、始めた理由は?
菊谷 「少年野球を始めた時は最初ファーストで、キャッチャーって小学生の時はみんな怖いからやりたがらないでしょ?だけど、小学6年生の時にキャッチャーだった子にバッティングするからお前が代われって言われてやったら、意外と捕れたしセカンドにも良い送球がいったんだよね。そこからキャッチャー人生が始まったかな」
千葉 「僕はちゃんとキャッチャーをやってきてないですね。中学3年の引退3ヶ月前にいきなりコンバートされてやったのが初めてだったんですけど、高校ではこんな堅いボールでキャッチャーなんか絶対やりたくないと思ったので、ずっと内野をやっていましたね。だけど、大学に行ったら部員が160人もいる野球部だったんですけど、キャッチャーは4人しか居なくて、これだったらすぐにベンチに入れるなと思って再びキャッチャーをやりだして、そこからはずっとキャッチャーですね。だから歴で言ったらそんなに長くはないですかね」
神谷 「僕は肩の良さを買われたのか始めはセンターだったんですけど、小学3年生の時に1つ上のキャッチャーだった先輩が親の転勤で引っ越してしまったのと同時にキャッチャーに抜擢されて、そこからずっとキャッチャーですね」
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キャッチャー以外のポジション経験は?
菊谷 「中学まではピッチャーもやったし、外野はないけど内野はほとんどやったかな。高校に入ったらずっとキャッチャーだったけどね」
神谷 「自分は逆に高校でキャッチャー以外のポジションを全部やりましたね」
須永(Victoria大会本部) 「今もたまにピッチャーやったりしているよね?」
神谷 「そうですね。まぁそれはピッチャー陣が居ない時だけですけどね(笑)」
須永 「全ポジションをやるというのは野呂さん(桐光学園高校監督)の方針だったの?」
神谷 「そうですね。キャッチャーとして周りを見渡す、目を養うという意味ですかね。そういう経験を積んで最終的にはキャッチャーに戻ってきますけどね」
須永 「そういった所にも強さの秘密があるんですね。ちなみに、他ポジションの経験はキャッチャーとしての今に活きてますか?」
千葉 「僕はセカンドだった事もあってキャッチャーの出すサインを通してリードを見ていたので、その球じゃなくてあっちの球を投げさせれば良いのになとか思っていましたね。高校時代の監督が緻密な野球を教える人だったので、キャッチャーが色々言われているのを横で聞いていて、確かにそうだなとか思っていた経験が今役に立っていますね」
菊谷 「俺はそんなに意識が高くなかったな~。その当時は将来キャッチャーやるかもしれないからとか考えて他のポジションを守っていないもんね(笑)」
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キャッチャー最大の魅力、快感の瞬間は?
菊谷 「今となってはキャッチャーが一番面白いと思うけどね。ピッチャーにもよるけど、コントロールの良いピッチャーだと球種を選びながら色々なリードを組み立てられるし、試合をコントロール出来るじゃないけど、自分の配球である程度は操れるしね」
神谷 「無失点に抑えた時は、結構優越感が生まれますかね。魅力というかそれが醍醐味ですかね」
菊谷 「あと、見逃し三振を奪えた時は最高に快感だね。このボール待ってなかったんだね~みたいな(笑)」
神谷 「そうですよね。相手の裏をかけたという感じが気持ち良いですよね」
菊谷 「他にも言えば、相手監督のサインを盗めた時かな」
須永 「それは毎回見ているんですよね?」
菊谷 「それはもう癖だね。見破れる時は少ないけど、これまでの経験とか勘で分かる瞬間があるんだよね」
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キャッチャーに一番必要な素質は?
菊谷 「若い時はやっぱり肩の強さかなと思っていたけど、今となっては全然違って、チーム全体をまとめる力だったり引っ張る力だったり、総合力かな」
千葉 「そうですよね。大きく言えばコミュニケーション力なのかもしれませんね。キャッチャーだけは一人だけ常に反対側から試合を見ていますからね」
神谷 「自分の中では第六感的な所が大事なポジションかなと思っていますね。相手の気配だったりを読む力はキャッチャーが一番必要かなと思いますね」
菊谷 「そうだよね。そう考えるとキャッチャーが一番面白いのかもしれないね。キャッチャーと比べると、野手なんかいつボールが飛んでくるか分からないし、飛んで来ない時もあるからつまらないだろうなって思うもん(笑)」
須永 「野手は野手で楽しいですよ(笑)。でも、自分はキャッチャーには縁がなかったので、皆さんの話を聞いていると一度やってみたかったと思いますね」
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