TOP > 今週のVictoria(2022年) > 「待望の球春到来!今季も過去最多チームが集った2022シーズンが遂に開幕!!」
コロナ禍2年目となった2021年シーズン、感染拡大の波は留まることを知らず未だに終息の兆しが見えない中ではあるが、Victoria主催の全7大会は各チームの協力もあり、予定通り全日程を終えることが出来た。
2021年シーズンを振り返ってみると、何と言っても史上初のVictoria三冠を達成した戦極-SENGOKU-の存在を触れられずにはいられない。戦極はどの大会も一瞬たりとも気が抜けず厳しい戦いが続いたが、笹尾監督を中心に持ち前のゲームメイク能力を駆使して三冠の偉業を達成した。しかしチームは2019年結成、今季創部4年目と歴史はまだ浅く、過去を振り返っても決して圧倒的な実績を残してきたわけではない。一昨年は3部リーグ決勝トーナメントで初戦敗退するも、彼らはこの悔しさを糧に2021年シーズン一気に飛躍を遂げた。チームが飛躍するにはそれぞれのプロセスがあるのは言うまでもないが、どのチームにも一気に頂点まで登り詰める力は秘めていることだけは断言できる。
またレギュラーシーズン以外にもVictoriaは様々なチャレンジを続け、春には野球界全体の課題でもある審判員不足にも本気で取り組み審判部を発足させた。更には夏・冬の計2回において草野球界では初めての取り組みとなるesportsにもチャレンジ、No.1野球ゲームであるパワプロ大会を開催し、今季も野球界に新しい風を吹かせようと多くの企画を予定している。
世間で話題にも上る「野球人口の減少」の中、参加チーム数は2022年シーズンも過去最多を記録。これには全参加チームに最大限の感謝の意を表し、我々大会本部も草野球人の熱量に負けぬよう背筋が伸びる思いで新シーズンを迎える事となる。
都内の感染者数も徐々に減少傾向ではあるが、引き続き各チームには徹底した感染対策を施してもらいつつ、withコロナ3年目のシーズンもコロナを吹き飛ばすほどの熱い戦いを是非とも期待したい!果たして12年目を迎えた今季、最後に歓喜の輪を作る7チームとは如何に!?ここからは各大会注目チームを一気に紹介する!
昨年に続き、過去最多64チーム参加で満員札止めとなったスプリングカップ2022。春のトーナメント戦と言えどまだまだ冬の寒さが残り、各チーム調子が上向かないまま開幕を迎え、強豪が1回戦で敗退するなど波乱が起こるトーナメント戦としても広く知られている。しかしながら己の力を存分に誇示し、昨季史上初となる春2連覇を果たしたPIECEの存在に先ずは触れておきたい。一昨年前の2020年シーズンは春・夏の2大会制覇、続く2021年は春のみの1大会制覇と彼らにとっては物足りなさが残る年となったかも知れないが、神宮の舞台で躍動する姿を見ると新戦力の加入、個々の能力UPなどチームの力は着実に成長を続けていると断言できるだろう。だが近年扇の要として捕手を務めた櫻井(健)が、昨シーズン限りで現役を引退して指導者の道へと進み、PIECEにとっては前途多難な幕開けを迎えることとなる。 そんなPIECEは1回戦から2度の秋準優勝を掴んでいるCHUYANS+と激突し、とりわけ1回戦の中でも注目カードの一つだ。そして過去にVictoriaタイトルを獲得するも、昨春は1回戦で早々に姿を消したGOLGO BASEBALL CLUBD'LLERSRED SOX萩中サンダースの動向は注視し、更には昨シーズンVictoriaファイナルに進むもあと一歩のところで涙を飲んだBIGFACETOKYO GRAND SLAM下町Tempest我孫子フラワーズAvengersの5チームもリベンジに向けて大会を盛り上げる存在となりそうだ。また昨年同大会でベスト8に進んでいる吉岡クラブTommys baseballclubLa.Menの面々も主役の座を狙えるポテンシャルを有している。
他にも触れておきたいチームは数多く、トーナメントは初出場となる3部リーグ所属のテイクケア、同じく3部所属のJOKER、こちらはVictoria初参戦となる葛飾区・墨田区をメインに活動する東京スラッガーズ、青梅市で複数回タイトルを獲得するファンシーズ、平均年齢10代の若さを武器に強豪に立ち向かうフリーステップ、昨年結成ながら他大会で上位進出を果たす東京KINGS、そして1971年創部の企業チームTHK株式会社など楽しみな面々が顔を揃える。 Victoria11年の歴史上、同一大会3連覇を成し遂げたチームは未だに存在しないが、今季その権利を得ているPIECE。打倒PIECEを合言葉に全チームから徹底マークを受ける中、そのプレッシャーを跳ね除け大会3連覇となるか!?それともPIECEの3連覇を阻止し、一気に時代の寵児へとのし上がるニューヒーローが誕生するか!?かつてない様相を呈した春のトーナメント戦がいよいよ開幕する!!
2021年大会覇者 PIECE
昨季準V TOKYO GRAND SLAM
昨季ベスト4 ちゃんぷるーず∞
昨季ベスト4 スタイガー
初出場注目チーム ファンシーズ
初出場注目チーム 東京スラッガーズ
初出場注目チーム フリーステップ
悲願の決勝進出を狙う Tommys bc
初の決勝進出を誓う Nomad.Yankees
年々盛り上がりを増す1部リーグは、今季も過去最多45チームがエントリーを果たし、最高峰リーグらしい豪華な面々が顔を揃える。昨シーズンを振り返ると「Victoria無冠の帝王」と呼ばれたTropicanaの初タイトル獲得で幕を閉じ、史上初の1部リーグ2連覇を狙う彼らは今季も神谷、塩谷、石田のVictoriaベスト9選手を中心に躍動するに違いない。そんなTropicanaは世田谷ペンギンズTOKYOMAJESTY東京ドナルドダックLa.MenDOBERMANと並みいる強豪が集うDブロックに入り、一瞬たりとも気の抜けない戦いが続きそうだ。 最高峰リーグが故、連覇は至難の業でありTropicanaの2連覇を阻止しようとRED SOX東京ドナルドダック吉岡クラブスタイガーGOLGO BASEBALL CLUBちゃんぷるーず∞と過去に1部タイトルを獲得する6チームが包囲網を敷き、ここに2021年Victoria3大会制覇の戦極-SENGOKU-も加わり、彼らの戦いぶりにはシーズン通して自ずと注目が集まる。
Victoriaリーグはもちろん、草野球界全体を見ても近年は若くて勢いのあるチームが多く出てきたが、楽しみな存在が1部リーグにも名を連ね、中でもBIGFACE下町TempestNINE SENSE我孫子フラワーズの面々は昨季プロスタに進出しているだけに昨季上位陣にとっても脅威となるだろう。
一方で、長きに渡り野球界を牽引するチームも継続参戦を果たし、1989年結成のジョルターヘッズ、1973年結成のブルースカイA、1966年結成の品川OBクラブ、1972年結成のダディーズベースボール、1989年結成のブルーサンダース、1988年結成のスタイガー、そして1980年結成の東京実業健康保険組合の7チームは、昭和~令和まで何と3つの時代を跨ぎ活動を続けている。そんな彼らには長年草野球を盛り上げてきた功績に最大限の経緯を払いつつ、その確かな実力に今季も注目チームとして熱い視線を送りたい。更にここへ割って入ってくるのは初エントリーチームで、トーナメント大会から新たに参戦を決めた平均年齢25歳の若きチームTOKYOMAJESTY、アメリカのトライアウトで出会ったメンバーで結成したablaze、江戸川区1部優勝の実績を誇るSaintsの3チームには初参戦・初優勝の期待がかかる。 ここで取り上げきれなかったチームにも大きな期待を寄せる中、リーグの看板を背負う最高峰リーグの各チームには最後まで誇り高き戦いを繰り広げてもらいたい。果たして第12代目チャンピオンの称号を掴むチームとは如何に!?激戦必至のゴングは間もなく鳴り響く!!
2021年大会覇者 Tropicana
昨季準V BIGFACE
リーグ大会初参戦 TOKYOMAJESTY
リーグ大会初参戦 ablaze
昨季2部リーグ王者 NINE SENCE
昨季2部リーグ準V 我孫子フラワーズ
昨季3冠を達成した 戦極-SENGOKU-
昨季オータムカップ覇者 下町Tempest
5年ぶりリーグ大会復帰 ブルーサンダース
最高峰リーグに向けての登竜門となる2部リーグは、昨季NINE SENSEが初出場・初優勝という快挙を成し遂げ、毎年大きな話題を呼ぶリーグであることは言うまでもない。更には歴代のチャンピオンを振り返ってみても現在1部リーグの中心的存在となるチームが名を連ね、ここでタイトルを獲得したチームはいずれVictoriaの顔となる可能性を秘めている。 そんな2部リーグに参加する顔ぶれを見ると優劣を付け難く、全チーム横一線と言えるのではなかろうか。そんな中でも昨季2部リーグベスト4と、プロスタまであと一歩のところで涙を飲んだグレイトシャークスビヨンド笑祭の2チームは優勝戦線に名乗りを上げてくる存在となり、更には決勝トーナメントで昨季王者のNINE SENSEを最後まで苦しめたブレーブスBOOOOONといった面々も侮れない。
そして下部リーグからの昇格組も虎視眈々と頂を狙い、3部準優勝のAvengers、4部準Vながら自ら2ランク昇格を決めたBAEZ、3部から自主昇格を果たした江戸川GLITTERSNexuSTokyo Volkなど、こちらも楽しみな面々が2部リーグを盛り上げてくれるだろう。他にも注目チームは多く存在し黒百合清瀬ロングコックスPHHeartland1844HarrierペガサスRADIX情熱チキンは過去にプロスタ進出経験があり、勝負所での戦いぶりには目を見張るものがある。
またトーナメント戦で手応えを掴み、リーグに初参戦を決めた埼玉県上尾市の地元仲間で結成したAG DOGS、地元新宿の同級生チームとして発足したDestroyers、埼玉県蕨市で優勝経験のあるスマッシュブラザーズの3チームはリーグ戦での戦いぶりにも注目が集まる。最後に忘れてはならないのが初出場組の存在で、過去に2部リーグで優勝経験のあるKing☆Johnnyの生まれ変わりのジョニー、埼玉県三郷市で多数の優勝経験を誇る三郷メッツ、2020年創部でタイトル実績はないものの実力未知数のslopes、4月から新卒1年目になるメンバーを中心としたフレッシュさが売りの成瀬ホーネッツの4チームは上位進出の機会を探っている。 何れにせよ、ここで取り上げなかったチームも優勝する可能性は十分に秘めており、前述した通り横一線の戦いとなることは2部リーグを見る上で再度強調したい。果たして2部リーグの頂点に上り詰めるチームとは如何に!?戦いの火蓋は春の訪れを感じさせる3月より切って落とされる!!
昨季4強 グレイトシャークスビヨンド
昨季4強入りを果たした 笑祭
昨季3部準Vチーム Avengers
3部から自主昇格 江戸川GLITTERS
3部から自主昇格 Tokyo Volk
4部から自主昇格 BAEZ
初出場注目チーム 三郷メッツ
初出場注目チーム 成瀬ホーネッツ
初出場注目チーム slopes
今季も4大会あるリーグ戦で圧倒的なチーム数を誇った3部リーグは、93チームの猛者が集結。新規チームに至っては総勢42チームに上り、今年も予想がつかない激闘が始まることとなる。 先ずは昨シーズン3部リーグでベスト4に入ったホワイトブルズ東京ラパンは優勝候補の筆頭となり、共に今季参戦2年目のシーズンと勝負の1年になるだろう。昨季3部決勝トーナメントに進出した中からは青霧Hustlerブラックバイキングスパンパースは取材を通しても上位に入る力は十分に備えており、彼らも優勝候補の一角として注目したい。上述した彼らに主役の座は譲らないと、トーナメント参戦組からはFriendsKGLADS球通ベースボールクラブNEXCO東日本ユトリジェネレーションズ松竹梅の6チームがリーグ初参戦を果たし、トーナメント大会での経験を武器に虎視眈々と頂点を狙う。 そして今季もニューカマーの存在はマークしておきたい。若さ溢れるエネルギッシュなチームからは、大学生で結成されたでしょって。高輪、2020年2月結成でチーム初タイトルを狙うSquirrels、 高校時代の同級生をベースとして作られた平均年齢10代の若きチーム練瀬Ash、99年世代を中心に草野球を盛り上げると意気込みを語るTOKYO VALENTIA、フリースクールである滝野川高等学院を運営母体とした滝野川ブルーウィングスなど、彼らは若さを武器に初参戦初優勝を企む。
一方でこちらも新規参戦チーム、平均年齢は30代と野球経験豊富なチームも続々と参戦を決め、野球好きが様々な繋がりで集結したRoots、西東京市でタイトルを獲得するGOLCHANS、創部4年目の平均年齢30歳の荒削りチームと自ら語る東京PERFECTS、「感謝」をテーマにスポーツマンシップ溢れる豊富が印象的なMINNA MARLINS、1998年結成で「ほかには無い唯一のチーム」をモットーに戦う青山ダイナマイツの面々も非常に楽しみな存在だ。また、メンバーが聴覚障害のハンディを抱えるTDBCは参戦2年目の今季は飛躍を誓い、同じく聴覚障害を抱える東京ライオンズ東京アスレチックス東海オルカーズの新規参戦チームにも熱い視線を送りたい。 まだまだ取り上げたいチームは山ほどあるが、兎にも角にもシーズンが始まれば過去の実績や野球歴は一切関係なく、勝負が始まれば目の前の敵を倒すのみ。ただ試合が終了すれば、ラグビー用語にもあるようにノーサイド。敵と味方、勝者と敗者の区別はなくなり、お互いの健闘を讃えようというメッセージを共に送ってもらうことを切に願い、最激戦区の3部リーグには新シーズンの幕開けを華々しく飾ってもらいたい!
昨季ベスト4 ホワイトブルズ
昨季ベスト4 東京ラパン
昨季4部王者 GRADE RIZE 2nd
初出場注目チーム でしょって。高輪
初出場注目チーム Venus
初出場注目チーム BTプラネッツ
初出場注目チーム Rconnect
初出場注目チ-ム 滝野川ブルーウィングス
初出場注目チーム MINNA MARLINS
初出場注目チーム Squirrels
初出場注目チーム 東京スラッガーズ
初出場注目チーム ジャックス
初出場注目チーム 東京PERFECTS
初出場注目チーム RAVEUP
初出場注目チーム Happy Kongs
初出場注目チーム 東海オルカーズ
初出場注目チーム 清瀬キャロッツ
初出場注目チーム GOLCHANS
初出場注目チーム 前野MANYMETS
初出場注目チーム スパーク
初出場注目チーム 東京ライオンズ
昨年度比から見るとリーグ戦4大会で断トツの伸び率を誇ったのは4部リーグで、昨季の49チームから約1.5倍増の70チームが集結した。4大会の中では歴史は一番浅いが、大会の盛り上がりは上部リーグに引けを取らず毎年熱戦が展開されており、試合結果などの報告業務も迅速かつ丁寧で非常にモチベーションが高いチームが多い事も4部リーグの特徴の一つだ。 ここでまず取り上げたいのは、大会創設期からリーグを盛り上げる古株の存在だ。2013年に2部優勝を果たしたれぐるすは、現在当時の選手から9割が入れ替わっているなど全く別物のチームとなっている。昨シーズンにカムバックを果たすもリーグは予選敗退と、今季は心機一転のスタートを切りたいところだ。続いては砂町ドンフェイス、近年は石津監督を慕い活きのある若手が加入していて、昨シーズンも決勝トーナメントまで駒を進めている。初年度から1度もリーグを離れることなく現在も参加を続け、大会本部としても今季こそは彼らの雄姿をプロスタの地で見たいところだ。更には30代後半のメンバーを中心に戦うセブンホイールズ、50歳の白神がエースとして引っ張るBEANS、2019年以来3年ぶりの復帰を果たしたLeciel、他にも ワイズトランス東京レイバンズマイルドスターズ上石神井野球部高飛車など挙げればキリがないが、こちらも古株として大会を盛り上げる存在となる。
4部リーグはまだ駆け出しのチームも多く存在し、昨季も出場経験のあるTOKYO HORNETS大江戸モンキースパーズTOKYOJUMBLUESCabsBallena三鷹Practiceアンビシャス東京の面々は結成から1~2年のチームで、令和の新時代を盛り上げる若武者として大きな期待を寄せる。 そして新規チームも続々と参戦を決め、自らが愛する地名をチーム名に付ける江戸川のレベッカ、平均年齢20歳のフレッシュチームふじみ野ジャイアンツ、女性メンバーも在籍し全員野球で上位を目指すGlanz、市川市民大会C級 で準優勝経験のある市川シーブリーズ、昨季はパワプロ大会でVictoria初エントリーし今季はリアルの草野球でも主役の座を狙う赤羽Porkbits、19歳から49歳まで幅広いメンバーが在籍するSS-Splitsなど、こちらも楽しみなチームが顔を揃えた。 史上最多のエントリー数で過去一番の激闘となることは言うまでもないが、ここでも過去の実績や個々の実力は一切関係なく、今いるベストメンバーで勝利を目指し、全70チームに7代目チャンピオンの称号を目指してもらいたい。果たして史上最多の参加チーム数となる4部リーグの頂に立つチームとは!?一瞬たりとも目が離させない戦いがいよいよ開幕する!!
昨年ベスト4 オーティーナショナルズ
昨年ベスト4 神奈川インフィニティ
予選不敗を続ける Apex
11年越しの悲願を狙う 砂町ドンフェイス
2年目の躍進を誓う 練馬United
初出場注目チーム あはちゃ505
初出場注目チーム Ballena
初出場注目チーム 二代目FOODS
初出場注目チーム 福田ピスターチオ
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