今季も4大会あるリーグ戦で圧倒的なチーム数を誇った3部リーグは、93チームの猛者が集結。新規チームに至っては総勢42チームに上り、今年も予想がつかない激闘が始まることとなる。
先ずは昨シーズン3部リーグでベスト4に入ったホワイトブルズ、東京ラパンは優勝候補の筆頭となり、共に今季参戦2年目のシーズンと勝負の1年になるだろう。昨季3部決勝トーナメントに進出した中からは青霧、Hustler、ブラックバイキングス、パンパースは取材を通しても上位に入る力は十分に備えており、彼らも優勝候補の一角として注目したい。上述した彼らに主役の座は譲らないと、トーナメント参戦組からはFriends、KGLADS、球通ベースボールクラブ、NEXCO東日本、ユトリジェネレーションズ、松竹梅の6チームがリーグ初参戦を果たし、トーナメント大会での経験を武器に虎視眈々と頂点を狙う。
そして今季もニューカマーの存在はマークしておきたい。若さ溢れるエネルギッシュなチームからは、大学生で結成されたでしょって。高輪、2020年2月結成でチーム初タイトルを狙うSquirrels、 高校時代の同級生をベースとして作られた平均年齢10代の若きチーム練瀬Ash、99年世代を中心に草野球を盛り上げると意気込みを語るTOKYO VALENTIA、フリースクールである滝野川高等学院を運営母体とした滝野川ブルーウィングスなど、彼らは若さを武器に初参戦初優勝を企む。
一方でこちらも新規参戦チーム、平均年齢は30代と野球経験豊富なチームも続々と参戦を決め、野球好きが様々な繋がりで集結したRoots、西東京市でタイトルを獲得するGOLCHANS、創部4年目の平均年齢30歳の荒削りチームと自ら語る東京PERFECTS、「感謝」をテーマにスポーツマンシップ溢れる豊富が印象的なMINNA MARLINS、1998年結成で「ほかには無い唯一のチーム」をモットーに戦う青山ダイナマイツの面々も非常に楽しみな存在だ。また、メンバーが聴覚障害のハンディを抱えるTDBCは参戦2年目の今季は飛躍を誓い、同じく聴覚障害を抱える東京ライオンズ、東京アスレチックス、東海オルカーズの新規参戦チームにも熱い視線を送りたい。
まだまだ取り上げたいチームは山ほどあるが、兎にも角にもシーズンが始まれば過去の実績や野球歴は一切関係なく、勝負が始まれば目の前の敵を倒すのみ。ただ試合が終了すれば、ラグビー用語にもあるようにノーサイド。敵と味方、勝者と敗者の区別はなくなり、お互いの健闘を讃えようというメッセージを共に送ってもらうことを切に願い、最激戦区の3部リーグには新シーズンの幕開けを華々しく飾ってもらいたい!
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昨年度比から見るとリーグ戦4大会で断トツの伸び率を誇ったのは4部リーグで、昨季の49チームから約1.5倍増の70チームが集結した。4大会の中では歴史は一番浅いが、大会の盛り上がりは上部リーグに引けを取らず毎年熱戦が展開されており、試合結果などの報告業務も迅速かつ丁寧で非常にモチベーションが高いチームが多い事も4部リーグの特徴の一つだ。
ここでまず取り上げたいのは、大会創設期からリーグを盛り上げる古株の存在だ。2013年に2部優勝を果たしたれぐるすは、現在当時の選手から9割が入れ替わっているなど全く別物のチームとなっている。昨シーズンにカムバックを果たすもリーグは予選敗退と、今季は心機一転のスタートを切りたいところだ。続いては砂町ドンフェイス、近年は石津監督を慕い活きのある若手が加入していて、昨シーズンも決勝トーナメントまで駒を進めている。初年度から1度もリーグを離れることなく現在も参加を続け、大会本部としても今季こそは彼らの雄姿をプロスタの地で見たいところだ。更には30代後半のメンバーを中心に戦うセブンホイールズ、50歳の白神がエースとして引っ張るBEANS、2019年以来3年ぶりの復帰を果たしたLeciel、他にも
ワイズトランス、東京レイバンズ、マイルドスターズ、上石神井野球部、高飛車など挙げればキリがないが、こちらも古株として大会を盛り上げる存在となる。
4部リーグはまだ駆け出しのチームも多く存在し、昨季も出場経験のあるTOKYO HORNETS、大江戸モンキースパーズ、TOKYOJUMBLUES、Cabs、Ballena、三鷹Practice、アンビシャス東京の面々は結成から1~2年のチームで、令和の新時代を盛り上げる若武者として大きな期待を寄せる。
そして新規チームも続々と参戦を決め、自らが愛する地名をチーム名に付ける江戸川のレベッカ、平均年齢20歳のフレッシュチームふじみ野ジャイアンツ、女性メンバーも在籍し全員野球で上位を目指すGlanz、市川市民大会C級 で準優勝経験のある市川シーブリーズ、昨季はパワプロ大会でVictoria初エントリーし今季はリアルの草野球でも主役の座を狙う赤羽Porkbits、19歳から49歳まで幅広いメンバーが在籍するSS-Splitsなど、こちらも楽しみなチームが顔を揃えた。
史上最多のエントリー数で過去一番の激闘となることは言うまでもないが、ここでも過去の実績や個々の実力は一切関係なく、今いるベストメンバーで勝利を目指し、全70チームに7代目チャンピオンの称号を目指してもらいたい。果たして史上最多の参加チーム数となる4部リーグの頂に立つチームとは!?一瞬たりとも目が離させない戦いがいよいよ開幕する!!
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