毎年最多の参加チーム数を更新し続ける3部リーグだが無論今季も過去最多数を更新し、13ブロック総勢91チームが集結した。最激戦区となる3部リーグの近年の戦いを振り返ると、過去5年間で何と4度も初出場チームが優勝を果たしており、今季も間違いなくニューカマーが優勝争いに加わってくるだろう。
中でも豊富な経験や実績を兼ね備え今季初参戦を決めたのは、ふじみ野市1部で活動するプレジデント、チームの9割が高校野球経験者のデビルヤンキース、「楽しさの追求」をモットーに活動するWILLYZ、東京都大会3部優勝経験のあるROOKIES、Victoriaで数々の実績を残す吉岡クラブの兄弟チーム吉岡クラブ三代目、年間60試合以上を消化しチーム強化を図る新羽ダイヤモンドダスト、上尾市野球連盟Aクラスに所属するホワイトブルズ、清瀬市連盟1部優勝経験のあるミドルエース、20代前半の若手を中心に活動する東京ブルーバーズ、2020年東松山野球連盟Bクラスで春・夏連覇した大翔、日野市1部所属のHORNETS(東京都)と11チームの猛者達は連盟大会で入賞を果たすなど楽しみな存在である。
更にタイトルこそ無いものの20代前半の若手を中心としたチームも多く参戦。横浜を中心に活動する東雲blossom、令和元年設立で今シーズンより公式戦に参戦する川崎余熱savers、アイドルグループたこやきレインボーのファンで結成されたレインボーオクトパス、世田谷区を拠点に活動する留年バスターズ、練馬区立大泉中学校69期を中心に活動するズミズミダイコンズ、地元のメンバーでプロスタ進出を目指すJunkies(千葉県)、正則学園高校野球部OBで結成された紫紺インディアナオスンなど若き注目チームが多数存在する。また、メンバーが聴覚障害のハンディを抱えるTDBCだが、野球に対する熱い想いと持ち前のチームワークを武器に大暴れしてもらいたい。
一方でニューカマーに主役の座は渡さないと闘志をむき出しにするのは、2020年3位入賞を果たしたインソムニアスターズ、ベスト8からフロンティア、パンパース、Chuyans、SKグリーターズ、更にはベスト16からバスターズ、MilkyWave、戦極-SENGOKU-、アスリーツ、JOKER、上尾西ブルースカイズの面々が名を連ね、昨季3部リーグを勝ち上がった誇りを胸にさらなる高みを目指す。また、2020年4部優勝のSHIKOH CLUBも徹底マーク必至となるが、4部優勝立役者の蒔田・矢部の若武者コンビの活躍に注目だ。そして、トーナメント大会で快進撃を見せるHustlerも優勝候補の大本命と言えるだろう。
果たして戦いの行方は今年も新規参戦チームがチャンピオンの称号を獲得するか、それとも既存チームの意地とプライドが勝り2年ぶりにチャンピオンの座に返り咲くか!?
いよいよ最激戦区3部リーグの戦いの火蓋が切って落とされる!
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リーグ大会としては最下部ながら野球にかける情熱は上部リーグに引けを取らず、2016年から立ち上がった4部リーグも今季で6回目の開催を数え、こちらも過去最多となる49チームが参戦を果たした。
まずは2020シーズンの4部リーグの戦いから振り返ると、準決勝まで進出するもサヨナラ負けでファイナル進出の道が絶たれたオーティーナショナルズは、今季並々ならぬ闘志で挑んで来るだろう。絶対的エース小山の活躍に注目が集まるが、初の決勝進出にはバックの活躍がカギとなりそうだ。同じくあと一歩の所で涙を飲んだ神奈川インフィニティは、強打で勝ち上がった昨季同様に更に打撃に磨きをかけ、2017年4部リーグ準優勝以来2度目の決勝進出に期待を寄せる。
更に昨季ベスト8でシーズンを終えたチームも続々と参戦を決め、リーグ参戦から2年間未だに予選リーグ負けなしのApex、スプリングカップにも参戦を決めている高飛車、若手とベテランの融合でプロスタ進出を狙う上石神井野球部、2020年初出場ながらベスト8まで勝ち上がったSAMINEZも優勝候補の一角として名乗りを上げる。前述したチーム以外にも取材活動を通じて注目チームとして名前が挙がるのは、代表兼主将の池田を中心に能力の高い選手を揃える練馬United、魂のこもった投球が印象的な竹花監督が自らマウンドに上がるハヌマンズ、チームの精神的支柱であり扇の要を守る小山率いる船堀ハーキュリーズと、この3チームの動向から今シーズンも目が離せない。
また、Victoria創設期から参戦を続ける砂町ドンフェイスは、今季も石津監督を慕い活きのある若手が加入しているだけあって、トーナメント大会での経験を武器に悲願のプロスタ進出となるか楽しみな存在だ。同じく岡島ベースボールクラブは昨年こそ出場を断念したが、10シーズン目となる今季はメンバーを一新し、気持ち新たに再スタートを切る。
一方で新規加盟チームも毎年大会を盛り上げる存在となっているが、今季はトラベラーズ、cheapiese、あはちゃ505、福田ピスターチオ、Ballena、REDBANGS、岡野オーシャンズ、TOKYOJUMBLUES、二代目FOODS、AVENGERSの10チームが参戦を決め、彼らがどのようなパフォーマンスを披露するか熱い視線を送りたい。集いし49チームの頂点に登り詰め、最後に歓喜の輪を作るチームとは!?まさに群雄割拠の様相を呈し、頂点を懸けた争いは例年以上に混沌を極めそうだ!!
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