TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「サマーではBig☆B、TABOOが!リーグでもREDSOXなど続々とベスト8が決定!!」
9月11日。この日も生憎の空模様の中、各地で熱戦が繰り広げられたサマーカップの争いは、ベスト16、ベスト8を懸けたゲームがそれぞれ2試合ずつの計4試合が開催された。

先ずはベスト16入りを懸けた2試合。先に午後3時のプレーボールで口火を切ったのが、「相模ランバーズ vs ダディーズベースボール」の一戦。戦いの先攻は、2部リーグワイルドカード争いで崖っぷちに立たされながらも奇跡の決勝トーナメント進出を決めるなど運も味方につけている相模ランバーズ。それだけに格上相手となったこのサマーカップでも奇跡の大番狂わせを狙う。対する後攻は、先に争われた春決戦で4強入りを果たした59'sを下し、この2回戦へと勝ち上がってきたダディーズベースボール。1部リーグでも激戦を極めたDブロックを首位で突破するなど、絶好調の今季こそ初タイトル奪取を目論む。そんな両者が相見えたゲームは2回裏、ダディーズ打線が先頭篠宮の放った3ベースヒットでチャンスを作ると、原の犠牲フライで先制に成功し試合を動かす。するとそのダディーズ打線は終盤5回裏、先制点を齎した篠宮、原の2人が連続スクイズエンドランを決め2点を加えれば、続く6回裏にも小林、押田の連続タイムリーで3点を追加し圧倒。投げても先発長谷川が相模ランバーズ打線を僅か1安打に抑えての完封勝利を飾るなど投打の噛み合ったダディーズベースボールが、見事3回戦へとコマを進めた。一方、強敵相手に成す術無く敗れた相模ランバーズだが、この敗北を糧に2部リーグで悲願のファイナル出場を目指す。

続くバトルは、八王子市民球場を舞台にナイターゲームで行われた「はちみつハニー vs ギャンブラーズクラブ」の対決。ホームのはちみつハニーは、昨年の同大会で初出場ながらベスト16進出を果たしているだけに、参戦2年目となる今大会では更なる躍進目指す。対するは、初参戦のギャンブラーズクラブ。1回戦は相模原の雄・相模KOT'Sを逆転で下し、この2回戦へとコマを進めてきた注目のニューカマーだ。そんな両者が激突したゲームは0対0で迎えた3回、1、2回で上々の立ち上がりを披露したはちみつハニーの先発冨塚をギャンブラーズクラブ打線が捉まえる。2つのエラーに四球というラッキーな形で満塁のチャンスを作り出すと、ここで迎えた3番荒木が初回に続きこの日2本目となる2ベースヒットを放ち一挙3点を先制。更に続く4回にも再び満塁のチャンスを作り出すと、相手エラーによる2点に加え、川井のタイムリー3ベースヒットでも2点を追加し7対0。また、守っても先発荒木からリリーフ谷口への継投ではちみつハニー打線を散発の4安打で完封したギャンブラーズクラブが、見事16強に名を連ねた。一方、1部リーグで決勝ラウンド進出を逃した悔しさを晴らすべくこのサマーカップに全てを懸け挑んだはちみつハニーだったが、最後まで良い所無く完敗といった内容。特に守備面では計6失策とミスが目立ち、今季の最終戦は多くの課題が残る一戦となってしまった。

残る2試合は、埼玉県さいたま市の大宮健保グランドを戦いの舞台とした2カード。共にベスト8入りを懸けた戦いは、何れも実力者同士のマッチアップとなった。
その1試合目は、スプリング、1部リーグでファイナル進出を逃した事でこのサマーカップが最後のチャンスとなるNaughtyと、今季唯一の参戦となった真夏決戦でVictoria初のタイトル獲得を目指すBig☆Bの一戦。そんな両雄の対決は初回、Big☆B打線が1番梅田のヒット、盗塁によるチャンスメイクから3番酒井のタイムリーで1点を先制。更に続く4番植手の放った内野ゴロの間にも1点を奪い、スタートから2点のアドバンテージを奪う。一方、早くも追いかける展開を強いられたNaughtyは直後の2回、チャンスの場面で5番倉橋が左中間を破る一打を放つが、Big☆B守備陣の硬いディフェンスの前にホームタッチアウトとなりチャンスを掴み切れない。するとゲームは、守りでも流れを掴んだBig☆Bが3回に奪った押し出しでの1点に加え、終盤5回にも福山のタイムリー3ベースヒットで1点を追加し勝負あり。序盤から終始ゲームを支配し続けたBig☆Bが完封で強豪対決を制し、初の栄冠に向けまた一歩前進した。その一方、敗れたNaughtyは今季の戦いが全て終了し、一躍注目を浴びた昨年から一転、試練のシーズンとなった。

続くもう1試合は、先に行われたスプリングカップで初となるファイナル進出を決めているTABOOと、最高峰リーグでの決勝進出まであと2勝と迫るジョルターヘッズとの今季好調を極める2チームの激突。そのゲームが動いたのは2回表、TABOO打線が平野のタイムリーで1点を先制すると、続く永富、高野にもタイムリーが飛び出し、幸先良く3点の先取に成功する。一方、追いかけるジョルターヘッズは4回裏、ここまで打ち倦ねていたTABOO先発の永富から池中がタイムリーを放ち、ようやく1点を取り返す。だがそんな反撃も虚しく、6回表に再び平野のタイムリーで1点を奪われ突き放されると、その裏迎えた満塁というこの試合最大のチャンスを得点に繋げる事が出来ず万事休す。鮮やかな先制攻撃に始まり終盤のダメ押し点としっかり機能した攻撃陣に加え、守っても先発永富を中心に絶好調のジョルターヘッズ打線を最少失点に抑え込んだTABOOが、春に続いてのファイナル進出へまた1つ近づいた。一方、夏場に入ってから好調をキープしていた攻撃陣が僅か1得点と奮わず敗れたジョルターヘッズ。これで今季のトーナメントマッチは何れもベスト16止まりで終わってしまっただけに、残る最高峰リーグの戦いにはこの悔しさを全てぶつけてもらいたい。
             完封勝利を飾ったダディーズ 長谷川投手
             16強入りを決めた ギャンブラーズクラブ
             先制打を放ったBig☆B 酒井選手
             投打の活躍を見せたTABOO 永富選手
             サマーカップ2016 トーナメント表
初戦を突破した昨年王者 RED SOX
先制打を放ったRED SOX 井上選手
タイムリーを放ったフェニックス 猪岡選手
1部リーグ決勝トーナメント表
この日も決勝トーナメント1回戦の2試合が繰り広げられた最高峰リーグ。そんな中、先ず登場したのが言わずと知れた昨年の覇者RED SOX。昨年の決勝戦で見せた逆転勝利からも分かるようにここぞの集中力は群を抜き、連覇を狙う今季も予選リーグを無傷の6連勝で駆け抜けるなどタイトル防衛に死角は無い。そんなディフェンディングチャンピオンに対するは、Cブロック2位で決勝トーナメントへと進んできたRevival。ここまでの戦いぶりをみると調子の浮き沈みこそあるものの、サマーカップでもベスト16進出と状態は上向きだ。果たして、その挑戦者Revivalが如何にして今季最大の山場を潜り抜けるのか!?そんな注目の一戦は、先攻Revival、後攻RED SOXでプレーボールとなり、ゲームはスタート直後から動く。初回のチャンスを活かせず無得点に終わったRevivalに対しその裏のRED SOXは、1番雨宮、2番須賀の連打から1アウト2、3塁のチャンスを作ると、4番井上が右中間へと2点タイムリーを放ち、王者が立ち上がりから貫禄を見せつける。一方、先手を取られたRevivalだったが、直後の2回表に同じく1アウト2、3塁のチャンスを演出すると、迎えた1番埴原がライト前へとタイムリーを放ちすかさず1点を取り返す。だがゲームは膠着状態となった中盤を経て迎えた終盤、再度ゲームを動かしたのはRED SOX陣営。伏兵によるソロHRで再び2点差にリードを広げると、最終回に招いたこの試合最大のピンチを何とか無失点に抑えそのまま逃げ切り勝ち。やはりこのゲームも、攻守共にここぞの場面で集中力を研ぎ澄ませたRED SOXが3対1で勝利を飾り、連覇への階段を一段登った。一方、幾度と無くチャンスを作ったものの、あと一本に泣いたRevival。確かに結果は敗北となったが王者を苦しめる辺りは流石であり、残るサマーカップでの躍進には大いに期待したい所だ。

その「RED SOX vs Revival」の一戦以上に激闘となったのが、埼玉を代表する若き雄同士のマッチアップとなった「BOOOOON vs 大宮フェニックス」のバトルである。戦いの先攻は、予選Eブロックを5勝1敗の首位で突破してきたBOOOOON。黒星スタートから一転、怒濤の5連勝を飾り波に乗る若武者が、2014シーズンに2部リーグを制し昇格してから僅か2年という早さでの最高峰制覇に挑む。対する後攻は、まさかの予選敗退と思いきやワイルドカード枠によって復活を果たした大宮フェニックス。敗者復活での決勝トーナメント進出とは言え、予選リーグ4勝2敗という成績は勿論、彼らの実力は折り紙付きである。そんな両雄の対決は、終始BOOOOON優勢で推移した。初回から3番藤原のスクイズエンドラン成功で幸先良く1点を先制すると、3回にも大宮フェニックスのバッテリーエラーで1点を追加。更には、迎えた7回表にも加藤の犠飛で1点を奪い、3対0と盤石の試合運びを披露する。だがしかし、既に勝負ありかと思われたゲームは最終7回裏、ここへ来てようやく大宮フェニックス打線がノーアウト満塁のビッグチャンスを演出すると、途中出場の猪岡が放った2点タイムリーに4番森山の押し出し死球でも1点を加え、土壇場でゲームを振り出しに戻す。すると、時間切れによりジャンケン決着へと委ねられたゲームは、最後の最後で執念を見せ流れを引き寄せた大宮フェニックスに勝利の女神が微笑む形となり、大逆転での準々決勝進出となった。一方、勝利目前からまさかの逆転負けを喫し、実に痛い敗戦となってしまったBOOOOON。それでも今季の彼らが見せた戦いぶりは見事の一言であり、この最高峰リーグ制覇も決して遠い話しではない事を証明したシーズンだったと言えるのではないだろうか。
いよいよ決勝ラウンドの争いが幕を明け、この日2試合が行われた2部リーグ。
先ずは、予選リーグ2位同士の対決となった「Rossowave vs Bloopers」のバトル。戦いの先攻となったRossowaveと言えば、今季のトーナメント大会で目覚ましい活躍を見せ一躍注目を浴びた若武者。そんな彼らが初出場となったこの決勝トーナメントでも旋風を巻き起こすかには自と注目が集まる。対する後攻は、昨年初参戦ながら決勝トーナメント進出を果たすも、結果は1回戦敗退と奮わなかっただけに今季はそのリベンジに燃えるBloopers。先ずは鬼門となるこの1回戦を突破し、勢いに乗りたい所だ。だがそのBloopersが抱いたリベンジへの熱き思いとは裏腹に、ゲームはRossowaveの一方的な展開となる。初回から5番岡本(直)の犠飛で1点を先制したRossowave打線は中盤4回表、四球とバントヒットで1アウト2、3塁のチャンスを作ると、迎えた1番土井がセンター前へと2点タイムリーを放ち3対0。更に打線は続く5回表にも内野安打、エラーに加え、自慢の機動力を絡めた攻撃でBloopersディフェンスを翻弄し、一挙3得点奪取でダメ押し。投げても先発のエース沖が、味方のエラーと自らの四球による出塁こ許したものの、終わってみれば5奪三振を含むノーヒットノーランピッチングでBloopers打線を完全シャットアウト。この日も走・攻・守全てにおいて機能したRossowaveが6対0のスコアで勝利を手にし、準々決勝へとコマを進めた。一方、好投手沖の前に手も足も出ず敗れたBloopers。又しても初戦の壁に阻まれ、悔し涙を拭う結果となってしまった。

もう一試合は、2014シーズンの3部リーグ制覇に続く2つ目のリーグ制覇で最高峰リーグへの挑戦権獲得に挑むBONDSと、初参戦となった2013年からの悲願である2部リーグ制覇に今年こそはと燃えるハリウッドの一戦。取り分けハリウッドに関しては、予選リーグでトップクラスの得失点数で無傷の5連勝を飾るなど、これまでで最高のチーム状態と言っても過言ではない。すると、そのハリウッドは初回から2本のタイムリーで2点を先取し、幸先良く主導権を握る。だがしかしゲームはその裏、BONDS打線がすかさず反撃。鉄壁のハリウッドディフェンスが乱れる間にチャンスを作り出すと、この回打者一巡の猛攻で大量5点を奪い一気にゲームをひっくり返す。一方、まさかの大量失点で一転、追う立場を強いられたハリウッドは、終盤5回表に執念のタイムリーで1点を返すが、反撃はこれが精一杯。又しても初制覇の夢は来季以降に持ち越される事となってしまった。その一方、先制されながらも一気呵成の逆転劇を演じ、そのまま逃げ切る形で勝利を収めたBONDS。再びその名を轟かせるための檜舞台へ、あと2勝と迫った。
             圧巻の投球を見せたRossowave 沖投手
             逆転勝利を飾った BONDSナイン
             2部リーグ決勝トーナメント表
コールド勝ちを収めた 富士見SP
HRを放ったガンジーズ 山田選手
3部リーグ決勝トーナメント表
早朝に予定されていた取材ゲームが雨天中止となる中、上位2つのリーグ同様、決勝トーナメント1回戦の2試合が繰り広げられた3部リーグ。そんなこの日の2マッチは、C、Dブロックの首位通過チームが登場。
先ずは、予選リーグ2位の破壊力を武器にCブロックを首位で勝ち上がってきた富士見SPが、Aブロック2位通過を果たしたHEROESのホーム舎人公園野球場に乗り込んで行われた一戦。そのゲームは2回裏、富士見SP打線が四球、ヒット、エラーでノーアウト2、3塁のチャンスを作り出すと、7番新井(直)のレフト前タイムリーに9番新井(涼)の2点タイムリー2ベースヒットで3点を先制し、いきなり本領を発揮する。一方、反撃に転じたいHEROES打線は直後の3回表、8番小林、9番津田の連打で1アウト1、3塁のチャンスを作るが、富士見SPバッテリーの前に後続が打ち取られ、好機を活かす事が出来ない。すると、ピンチを切り抜けた富士見SPがその裏、相手守備陣の隙をつく猛攻で一挙6点を奪い勝負を決定づければ、続く4回裏にも5番梶のタイムリーで1点を追加し10対0。投げても先発田中が被安打2の完封ピッチングでHEROES打線を封じた富士見SPが、まさに投打で圧倒する5回コールドゲームで初戦突破を決めた。一方、3回のチャンスを活かしていればと言うゲーム展開だっただけに悔しさが残る敗戦となってしまったHEROES。だがそれ以上に、予選リーグで僅か9失点だった守備陣のミスが目立ってしまった所に敗因があったと言わざるを得ない。

続く一戦は、昨年の決勝トーナメント1回戦を再現するマッチアップとなった「ガンジーズ vs ジャピン」。前回の対戦では13対3と6回コールドゲームでガンジーズが圧倒しているだけに、バトルの構図としてはやはり、ガンジーズ強力打線対ジャピンディフェンス陣の争いとなる。そんな戦前の予想で始まったゲームだが、先制点を奪ったのはジャピンだった。初回にヒット、盗塁でチャンスを作ると、内野ゴロの間に1点を奪い先手を取る。しかしそれも束の間、先制点を奪われた事で火のついたガンジーズ打線が直後の2回、6番山田のソロHRで反撃の狼煙を上げると、9番八木のタイムリーに4番西島の3ランHR等で一挙7点を奪い逆転。更にその後も攻撃の手を緩めない打線は、2番新垣のソロHRに4番西島の2打席連続弾で点差を広げると、最後は3番安里が10点差をつける止めのタイムリーを放ち5回コールド。まさに、結果も前回の再現かのようになったバトルは、計4HRを放つなど打線が大爆発したガンジーズに軍配。昨年はあと一歩の所でファイナル進出を逃しているだけに、リベンジを誓う今シーズンはここまで圧倒的な力を誇示しており、悲願達成へ一切の死角は見当たらない。一方、又してもガンジーズの前に苦汁を舐める結果となってしまったジャピンだが、この悔しさを再度胸に刻み込み、必ずや来季の奮起へと繋げてもらいたい。
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