TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「夏の熱戦始まる!REDSOX、スタイガーが1回戦敗退と波乱の幕開け!!」
タイムリーを放ったBOOOOON 中村選手
先制打を放った品川OBクラブ 木下選手
好投を見せたMinors エース倉永投手
サマーカップ トーナメント表
遂に開幕を迎えたサマーカップ2016。6年目の今大会も各地から集った64の猛者たちで争われる事となり、この日は4カードの真夏決戦が先陣を切って行われた。
先ずは、レベルは違えど共に予選リーグで現在首位を走る世田谷ペンギンズBOOOOONの戦い。ゲームは初回、世田谷ペンギンズが3番迎里のタイムリーで1点を先制。対するBOOOOONは4回裏、連打と四球でノーアウト満塁のチャンスを作ると、5番中村がレフトへ2点タイムリーを放ち逆転に成功。さらに5回裏には2番小室にもタイムリーが生まれ、リードを2点に広げる。何としても反撃したい世田谷ペンギンズは最終回、2アウトから2つの四球でチャンスを貰うと、ここで迎えるは初回でもタイムリーを放っているペンギンズ攻守の要・3番迎里。すると、その迎里がチームの期待に応える値千金の3ベースヒットを放ち、世田谷ペンギンズが土壇場で同点に追いつく。その裏、BOOOOONも走者を3塁まで進め、サヨナラのチャンスを作るが後続が倒れ、ゲームはじゃんけん決着へ。最後はBOOOOONが運を味方につけ、死闘となった1回戦を突破した。

初参戦となった昨年は、3回戦で後のチャンピオンWILL BASEBALL CLUBに僅か1点差で敗れ、今年こそはとリベンジを誓う品川OBクラブ。対するスタイガーは、2013年以来ファイナルの舞台から遠ざかっており、こちらも今季に懸ける思いは強い。そんな両者の対決は、スタイガー亀山、品川OBクラブ坂本の両先発の好投で2回まで無得点が続くが、迎えた3回に品川OBクラブが均衡を破る。先頭の坂本がヒットで出塁し盗塁と進塁打で1アウト3塁のチャンスを作ると、1番木下がセンターへタイムリーヒットを放ち1点を先制。さらに続く岡田もヒットで続き1アウト1、3塁にチャンスを広げると、スタイガー亀山が痛恨のボークを犯し2点目を奪う。反撃したいスタイガーは5回、3つの四死球で1アウト満塁のビッグチャンスを作るが、ここは品川OBクラブ坂本がダブルプレーに打ち取り無得点。すると、その坂本が6回、7回も粘りの投球でスタイガー打線を抑え完封勝利。勝負所を逃さず最後まで集中力を切らさなかった品川OBクラブが華麗に1回戦を制した。

昨年のスプリングカップでは惜しくも準決勝敗退と苦汁を舐めさせられたMinors。今年も優勝候補の一角に挙げれる彼らが再び旋風を巻き起こせるか。対するは昨年の1部リーグ覇者RED SOX。リーグ大会では今季も予選ブロック暫定首位と圧倒的な実力を示している常勝軍団だが、スプリングカップでは2回戦敗退に終わるなど、近年トーナメント大会では苦戦を強いられている。そんな両雄が激突した真夏決戦は戦前の予想を裏切り、Minorsの一方的な展開となる。2回表、Minorsは蓑口のヒット等で2点を先制すると、その後も3回に1点、4回1点と得点を積み重ね、試合を優位に進める。勢いづいたMinors打線は最終回にも坂本の満塁ホームランが飛び出し勝負あり。意地を見せたいRED SOXも最終回に曽根のタイムリーで1点を返すが時すでに遅し。投げては倉永、木藤の鉄壁リレーで強力打線を封じたMinorsが見事初戦を突破し、1部王者を投打で圧倒した。

初参戦となる3部リーグでは、ここまで2勝負けなしと上々のデビューを飾ったCRN。対するは強豪犇めく最高峰リーグで現在ブロック首位に立つTropicana。そんなレベルの垣根を超えた両者のバトルは2回裏、下剋上を狙うCRNが8番及川のエンドランで1点を先制すると、3回裏には宮澤(聡)がタイムリーツーベスを放ち2点目を奪う。反撃に転じたいTropicanaは終盤6回表、2ランホームランが飛び出し土壇場で同点に追いつくと、一気に逆転を狙うTropicanaは1アウト1、3塁のビッグチャンスを迎える。すると、次打者が放ったショートゴロでホーム生還を狙った3塁ランナー塩谷が間一髪でタッチアウト。このクロスプレーで塩谷が負傷退場となったため、すでに交代選手をすべて使い切ったTropicanaが試合続行不可能となり、ここでCRNの不戦勝となった。不運な形ではあるが、まさかの春夏1回戦敗退となってしまったTropicana。一方、思わぬ形でトーナメント初勝利を手にしたCRN。3部リーグでの活躍やTropicanaとの戦いぶりを見る限り、今大会で台風の目となるかもしれない。
各地で気温が35度を超え、今年初の猛暑日となったこの日。最高峰リーグでは6試合の熱戦が繰り広げられた。
先ずはAブロックの戦い、「River9 vs 東京ドナルドダック」。上位陣を追う3位4位の直接対決となったゲームは初回、River9が池田、笹隈、岡崎の3連打で2点を先制する。しかしその裏、東京ドナルドダックはすぐさま1点を返すと、3回裏に2点、4回にも1点を追加し逆転に成功。追い込まれたRiver9は5回表、笹隈の3塁打で1点を返すと、宮内の犠牲フライで同点に追いつく。すると、その後は互いにチャンスを作るもあと一本が出ず、このまま試合終了。Aブロックの行く末を占う重要な一戦は、両者勝ち点1を分け合うドロー決着となった。

Bブロックでは、川口市営球場を舞台に三晃クラブ吉岡クラブサンデーマリナーズの三つ巴戦が行われた。
先ず12時のプレーボールで先陣を切った「三晃クラブ vs サンデーマリナーズ」のバトル。先攻サンデーマリナーズ佐々木、後攻三晃クラブ本澤の両エースの先発でスタートしたゲームは、初回から動きを見せる。1回裏、三晃クラブは4番山下のセンター前ヒットで1点を先制すると、5番石田のライトオーバーの3ベースヒット、6番保坂のレフト前ヒット等、怒濤の攻撃を見せ一挙7点を奪取する。反撃したいサンデーマリナーズも3回表に1点を返すが、三晃クラブは4回に代打関と1番間彦のタイムリー3ベース、2番岡部の犠牲フライで3点を追加。さらに攻撃の手を緩めない打線は、5番関が2打席連続となるタイムリースリーベースを放ち11点目。5回コールドにより三晃クラブに軍配が上がった。

2連敗だけは避けたいサンデーマリナーズだったが、続く第2戦でも強打の吉岡クラブ打線相手に投手陣が崩壊。吉岡クラブは初回、四死球等でチャンスを作ると、6番足立のセンターオーバーの3ベースヒットで3点を先制する。その後も攻撃の手を緩めない打線は、1番七島の3ランホームラン等で4回までに16点を奪い、序盤で試合を決めた。投げては穂積、左右田の継投リレーでサンデーマリナーズ打線を1点に抑え、吉岡クラブが勝利した。

勝者同士の対決となった第3試合、「吉岡クラブ vs 三晃クラブ」。Bブロック首位浮上を懸けた注目のゲームは初回、三晃クラブが相手守備の乱れにより1点を奪うと、さらに5番石田のタイムリーヒットで2点を先制。対する吉岡クラブは4回表に鈴木、穂積の連打で2点を返し同点に追いつく。しかしその裏、三晃クラブが6番保坂のソロホームランで1点を勝ち越すと、5回裏にも3番永尾の2点タイムリーヒットがが生まれダメ押し。投げては間彦が粘りのピッチングを見せ完投勝利。見事、三晃クラブがダブルヘッダーを連勝で飾り、一気にBブロック首位へと躍り出た。

続いてはCブロックの一戦、「ROUTEES vs FEARLESS」。初戦ではちみつハニーとの接戦を逆転で落とし、今度こそ初勝利を掴みたい新星ROUTEES。対するは2勝目を挙げ決勝トーナメント進出に一歩でも前進したいFEARLESS。今年一番の暑さの中行われた一戦は初回、FEARLESSがROUTEES先発の西原をいきなり捉える。先頭の井上が2ベースヒットで出塁すると、続く2番岡田がフルカウントからHRを放ち2点を奪取。その後もHRが2本飛び出すなど打者一巡の猛攻を見せ、FEARLESSがいきなり7点を先制する。すると、勢いの止まらないFEARLESS打線は、3回にも再び打者一巡の攻撃で7点を追加し勝負あり。まさに投打でROUTEESを圧倒したFEARLESSが今季2勝目を挙げ、Cブロック首位へ浮上した。

最後はDブロックの戦い、「Naughty vs ひばりが丘ロータース」。スプリングカップで4強入りを果たし波に乗るNaughtyだが、リーグではここまで1勝1敗1分とその実力を発揮しきれていない。対するは先日の取材ゲームでの熱戦が記憶に新しいひばりが丘ロータース。互いに2勝目を懸け争われたバトルは初回、Naughtyが4番藤崎のホームランで2点を先取すれば、ひばりが丘ロータースもその裏、負けじと4番のスリーベースで1点を返す。しかし強打を誇るNaughty打線は、3回にも4番藤崎の2打席連発となるホームランで2点を追加すると、その後も1点を追加し勝負あり。食い下がるひばりが丘ロータースも終盤に2点を返すが反撃もここまで。4番藤崎の2ホーマーの活躍でNaughtyが2勝目を飾り、貴重な勝ち点3を手にした。
             2連勝で首位に浮上した 三晃クラブ
             3ランHRを放った吉岡クラブ 七島選手
             勝ち越しHRを放った三晃クラブ 保坂選手
             不動のリードオフマンFEARLESS 井上選手
             2ホーマーを放ったNaughty 藤崎選手
初勝利を挙げた インソムニアスターズ
開幕2連勝を挙げた MILLIONS
NO-NOを達成した若葉 森本投手
決勝トーナメント進出を目指し、3試合が行われた2部リーグの戦い。
先ずはAブロック、「インソムニアスターズ vs 博多ELEMENTS」の一戦。ここまで3連敗と何としても初勝利の欲しい新星インソムニアスターズ。それとは対照的に開幕2連勝中の博多ELEMENTSは決勝T進出圏内に浮上すべく3勝目を目指す。そんな両者のゲームは初回、インソムニアスターズが3番打者のHRでいきなり2点を先制。その裏、博多ELEMENTSも4番金本のタイムリーで1点を返すが、2回表に5本の集中打を浴びせインソムニアスターズが一挙6点を奪取。序盤に大量リードを許した博多ELEMENTSは、4回に6番大橋の犠打で1点を返すも、取られたら取り返すと言わんばかりにインソムニアスターズが6回に3番打者のこの日2本目となるHRで2点を追加する。その裏、博多ELEMENTSは負けじと3点を返すが反撃もここまで。投げては前回の世田谷ペンギンズ戦でも好投を見せた畑山が、緩急を織り交ぜた変則的なピッチングを見せ完投。打つ方でも二桁得点を叩き出し、まさに投打が噛み合ったインソムニアスターズが4戦目にしてVictoria初勝利を手にした。

続いてBブロックの戦いでは、3位練馬アドベンチャーズと4位MILLIONSが直接対決。決勝T進出のためにも勝ち点3を獲得したい両者のバトルは、1点を争う好ゲームとなった。初回、MILLIONSは相手守備の乱れでチャンスを作ると、4番打者がタイムリーを放ち2点を先制。対する練馬アドベンチャーズもすぐに1点を返し、2対1のまま終盤へ。すると、その後は両チーム1点ずつを取り合うも3対2でゲームセット。両投手が気迫の投球を見せ合った接戦をMILLIONSが制し、3位浮上となる開幕2連勝を飾った。この結果、2位から4位までが勝ち点で並び、決勝トーナメント進出を懸けたBブロックの争いはさらに激化した。

最後はEブロック、「ハーツ vs 若葉」の対決。ここまで2敗のハーツと1勝2敗の若葉。決勝T進出のためにはこれ以上負けが許されない両者の戦いは初回、約1ヶ月ぶりの登板となった若葉先発の森本がハーツ打線を3者凡退に打ち取るとその裏、3番小山のタイムリーヒットで若葉が1点を先制する。さらに好調な打線は3回、6回と追加点を奪いダメ押し。投げては森本が終始安定したピッチングを見せつけ、圧巻のノーヒットノーランを達成。若葉が貴重な3勝目を飾り、再び決勝トーナメント進出争いへ参戦を果たした。一方、ハーツは痛い3敗目を喫し、2戦を残して予選リーグ敗退が決定した。
この日、6試合が行われた最激戦区3部リーグのバトル。
Aブロックでは、結果次第で順位が大きく入れ替わる事となる重要な2試合が行われた。
先ずは、「HEROES vs 品川オリオールズ」の一戦。35度を超える猛暑の中行われたゲームは1回表、HEROESが1番牧野、2番大庭の連続ヒットでチャンスを作ると、4番佐久間(健)がレフト前へタイムリーヒットを放ち2点を先制。対する品川オリオールズは、再三チャンスを作るもHEROES先発の佐久間(翔)を攻略出来ず無得点が続く。すると5回表、HEROESは5番狩野の特大ホームランで3点目を奪うと、6回表にも集中打で一挙5点を奪取し勝負あり。投げては佐久間(翔)が品川オリオールズ打線を手玉に取り、無四球での完封シャットアウト。HEROESが勝ち点を10に伸ばし、暫定首位に立った。
そして、得失点差次第ではあるが勝った方が首位浮上の可能性を秘めている「岡島ベースボールクラブ vs G-mates」の一戦。Aブロックの命運を握る注目のゲームは初回、岡島ベースボールクラブが4番小野の右中間へのタイムリーで2点を先制。しかしその裏、G-matesも4番橋本のセカンドゴロの間に1点を返すと、3回裏には4番橋本が今度はレフトオーバーの3ベースヒットを放ち同点に追いつく。すると、その後は両チーム投手陣が踏ん張り、7回引き分けで試合終了。結果、勝ち点1を手にしたG-matesが首位に浮上し、HEROESが得失点差で2位となった。一方、敗れた品川オリオールズは4位、岡島ベースボールクラブは5位へとそれぞれ陥落し、後者の予選リーグ敗退が決定。残すは4試合のみとなったAブロックのバトル。順位確定は最終戦にまでもつれ、最後の最後まで目が離せない。

続いてはBブロック、「神奈川インフィニティ vs 秦野POPEYEZ」の戦い。ここまで1勝同士の対決となったゲームは初回、神奈川インフィニティが4番のサードゴロの間に1点を先制。対する秦野POPEYEZは2回裏、相手エラーや四球などで2点を奪い逆転に成功すると、さらに3回裏には石井のレフト前ヒットで1点を追加する。このまま負けるわけにはいかない神奈川インフィニティは、4回表に8番多田のタイムリーヒットで1点を返すと、最終回に押し出しで同点に追いつく。しかし、初の決勝トーナメント進出を目指す秦野POPEYEZはその裏、相原が右中間にタイムリーを放ちサヨナラ。 先発石井の粘投と最後まで集中力を切らさなかった打線とが融合した秦野POPEYEZが、3位浮上となる2勝目を挙げた。

Dブロックでは、現在首位を走る豪球会と、今季リーグ初勝利を狙う芝浦オールスターズが激突。決勝トーナメントに進出するにはもう負けが許されない豪球会は3回裏、その思いとは裏腹に守備陣のエラーにより3点を与えてしまう。そんな中、豪球会は3回表に川崎のタイムリーで2点を返し悪い流れを断ち切ると、4回表に尾崎のエンドランで同点に追いつく。さらに豪球会は相手ミスなどで2点を奪い取り、3対5で逆転勝利。これで成績を4勝2敗とした豪球会が、予選リーグ全試合を暫定首位で終え、決勝トーナメント進出は他カードの結果に委ねられた。

同じくDブロックのもう1試合、「ガンジーズ vs アルバトロス」の対決。開幕2連勝と今年も好調をキープするガンジーズ。昨年は後にチャンピオンとなったReturnersに準決勝で敗れ、今年は是が非でもタイトルを狙う。対するは、ここまで1勝1敗と初参戦ながらまずまずのスタートを見せているアルバトロス。強豪相手に勝利を掴み勢いに乗りたいところだったが、初回からガンジーズ打線が大爆発。1回表、簡単に2アウトを取るも、そこから連打や四死球などで一挙9失点。出鼻を挫かれたアルバトロスはその裏、ワイルドピッチで1点を返すと、4回にも2点を奪い反撃を見せるが、序盤の大量失点が響き万事休す。初回の先制パンチを最後まで守り抜いたガンジーズが開幕3連勝を飾り、Dブロック2位へ浮上した。

ここまで4戦負けなしでFブロック首位を走る韋駄天。2年ぶりの決勝トーナメント進出を目指す彼らの相手は、2年連続の決勝トーナメント進出を狙う二代目れぐるす。そんな両者の戦いは、序盤から点の取り合いとなり5回を終えて6対6の乱打戦。6回裏に韋駄天が飯田(尚)の3ランHR等で5点を奪いダメ押しかと思われたが、7回表に二代目れぐるすも怒涛の反撃を見せ4点を返し1点差に。しかし、最後は先発の米村を再びマウンドに戻すと、2アウト2、3塁のピンチを何とか抑えゲームセット。 終始二代目れぐるすの反撃に苦しんだものの韋駄天が11対10で辛くも逃げ切り、首位をキープする貴重な1勝を手にした。
             先制打を放った 佐久間(健)選手
             先制打&同点打を放ったG-mates 橋本選手
             2勝目を手にした 秦野POPEYEZ
             開幕3連勝を飾った ガンジーズ
             終盤魂の投球を見せた韋駄天 米村投手
取材カードに選出された「成城ソネッツ vs 東京レイバンズ」のFブロックのバトル。ここまで1勝1敗の成城ソネッツと1勝1敗1分の東京レイバンズ。ほぼ互角の成績を残している両者の対決は、互いに一歩も引かない白熱のシーソーゲームとなった。初回、成城ソネッツは緑のヒットやエラーなどで1点を先制するも、その裏東京レイバンズも2本のタイムリーですぐさま逆転する。しかし直後の2回表、成城ソネッツは石川の特大ホームランで同点に追いつくと、3回には山本の犠牲フライと石川の2打席連続となる2ランホームランで3点を勝ち越す。追いつきたい東京レイバンズは3回裏、3本のヒットを集めて3点を取り返し、再び振り出しに戻すが、成城ソネッツは4回表に緑のタイムリー等で再び勝ち越しに成功。すると、このリードをリリーフの石川が死守し勝負あり。最後まで反撃を試みる東京レイバンズのプレッシャーに耐えたス成城ソネッツが2勝目を挙げ、Fブロック3位へと順位を上げた。 (詳しくは取材記事へ)

初勝利を挙げた アスリーツ
2位に浮上した 常笑学院
各ブロック1試合ずつの戦いが繰り広げられた4部リーグ。
Aブロックでは、初勝利を懸けたアスリーツリベルタドーレスが激突。リベルタドーレス鈴木、アスリーツ秋吉の両先発でスタートしたゲームは、初回から動きを見せる。アスリーツは、相手野選とタイムリーで3点を先取するも、対するリベルタドーレスもアスリーツ内野陣のミスに乗じて2点を返す。しかし3回表、アスリーツは先頭太田の本塁打で流れを引き寄せると、その後も得点を重ね10得点。打線が機能したアスリーツが2戦目にしてVictoria初勝利を挙げ、Aブロック2位へと浮上した。

続いてBブロックの対決では、開幕2連勝で首位に立つ東京アイボリーと、デビュー戦を迎えたCosmopiaが登場。初回に先制を許したCosmopiaだったが、黒瀬の3ベースヒットを足掛かりに藤浪の犠飛などで逆転に成功。すると、ゲームは両チーム先発投手の粘投で緊迫した展開となり、そのまま試合終了。守ってはセンター加賀美の好守にも助けられ、先発の三浦が完投勝利。見事、首位撃破を成し遂げたCosmopiaがリーグ初戦を白星で飾った。

最後はCブロックの戦い、「BEANS vs 常笑学院」。2位3位の直接対決となったゲームは、序盤にBEANSが2点を先制するも、常笑学院がすぐさま同点に追いつく。すると、その後は両チームディフェンスが踏ん張り6回までは膠着状態となる。しかし迎えた最終回、常笑学院は2アウトながら満塁のビッグチャンスを作り出すと、ここで打席に入った4番浅見のピッチャーフライが痛恨のエラーを誘いサヨナラ。劇的な形で勝利を手にした常笑学院が直接対決を制し、Cブロック2位へと順位を上げた。
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