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まさに梅雨の晴れ間となった6月26日。この日行われた準々決勝の3試合全てが埼玉県さいたま市の大宮健保グランドを舞台とし、何れも好ゲームの末の決着となったスプリングカップ。
先ず、午前9時のプレーボールで先陣を切ったバトルは、「三晃クラブ vs 59's」の一戦だ。先攻59's相原、後攻三晃クラブ本澤の両エース右腕が先発マウンドに上がり始まったゲームは、初回から59's打線が不動の1番打者である清水(良)のヒットをきっかけにチャンスを作り出すと、内野ゴロの間に1点を先制し、いきなり先手を取る。すると、スタート直後から援護を貰った相原が文句無しのピッチングで応え、三晃クラブ打線を終始翻弄。最終回、先頭打者に死球を与えた所で降板したもののしっかりと先発の責務を果たせば、後を継いでマウンドに上がった2番手吉田も後続を3人で切って取り、リリーフとしての重責を全う。初回に奪った貴重な先制点を相原、吉田の完封リレーで守り切った59'sが見事接戦をモノにし、スプリングでは初となるベスト4進出を決めた。
続く2戦目のマッチアップは、昨年のサマーカップ決勝カードの再現となった「WILL B.C 対 MKY88」の一戦である。先攻MKY88高橋、後攻WILL B.C樋口とサマーカップ2015ファイナル同様に両エースが先発マウンドに上がりスタートしたバトルは、正午のプレーボールと同時に動きを見せた。初回の攻撃に臨んだMKY88打線が2番越間の2ベースヒットとワイルドピッチで1アウト3塁のチャンスを演出すると、続く3番石塚が放った内野ゴロの間に1点を先取。雪辱に燃えるMKY88が幸先良く先制点を奪いゲームの主導権を握る。一方、打鼻を挫かれたものの逸早く反撃に転じたいWILL B.Cだったが、その前に高橋が立ちはだかる。3回まで1人のランナーも出せずパーフェクトに抑え込まれると、中盤以降もチャンスこそ作れど決定打を放てず1点が遠い。それでも迎えた最終回、これまで幾度と無くミラクルを起こしてきたWILL打線は、エラーで出塁した2番阿住を進塁打等で2アウトながら3塁にまで進めると、打席に迎えるは勝負強い5番政(直)と一発が出ればサヨナラというこの試合最大のチャンスを作り出す。しかし、最後はリベンジに闘志を漲らせる高橋渾身のストレートの前に三振となり万事休す。エースの2安打完封という圧巻のピッチング内容で1点を死守したMKY88が昨年の雪辱を果たすと共に、同じくリベンジの舞台となるスプリングのファイナル進出へ王手をかけた。
残る1試合は、こちらも昨年のファイナリスト同士が相見える事となった「吉岡クラブ vs Naughty」の一戦。先攻吉岡クラブ菊地、後攻Naughty倉橋の両先発で午後2時のプレーボールとなったゲームは1回表、吉岡打線が1番七島、2番中村の連打に3番穂積の進塁打で1アウト2、3塁のチャンスを作り出すと、迎えた4番足立の放った内野ゴロの間に難なく1点を先制。ディフェンディングチャンピオンがいきなりの先制攻撃を見せつけ、ゲームの流れを掴む。その吉岡クラブは守っても先発菊地を中心に鉄壁のディフェンスで一切の反撃を許さず、王者らしい試合運びを披露する。だがゲームは迎えた6回裏、今大会圧倒的な破壊力を誇ってきたNaughty打線が遂に覚醒。この回先頭の宇内がライト線への2ベースヒットを放てば続く網代の送りバントがフィルダースチョイスとなり1、3塁にチャンスを広げると、ここで迎えた久保(大)が三遊間を破るタイムリーヒットを放ち先ず同点。更に斎藤(竣)のタイムリー2ベースヒットで忽ち逆転に成功すると、続く藤崎にもタイムリーが飛び出し4対1。ここまで打ち倦ねていた菊地を攻略し、あっという間にゲームをひっくり返した。すると、先制点こそ許したものの2回以降粘りの投球を続けた倉橋が最後までマウンドを守り抜き1失点完投。倉橋の粘投も然る事ながら、ここぞの集中打でゲームをひっくり返したNaughtyが見事に番狂わせを演じ、4強入りを逆転で勝ち取った。
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取材ゲームに選ばれた「GOLDENCLUB vs インソムニアスターズ」。しかし、インソムニアスターズの都合により、まさかの直前キャンセル。過去初めて取材ゲームが不戦試合となった緊急事態にも関わらず、最後まで笑顔で練習を行ったGOLDENCLUBナイン。記念すべきVictoria初勝利が不戦勝という形になってしまったが、残りのリーグ戦、サマーカップでもさらなる勝星を積み上げてもらいたい。
だがしかし、サマーカップでは初戦から強豪大宮フェニックスとの対戦が決定。エンジョイ野球を貫く彼らの活躍に注目だ。
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