TOP > 今週のVictoria(2016年) > 「サマーカップ開幕!スプリングでは激闘を勝ち抜いた4強が出揃う!!」
まさに梅雨の晴れ間となった6月26日。この日行われた準々決勝の3試合全てが埼玉県さいたま市の大宮健保グランドを舞台とし、何れも好ゲームの末の決着となったスプリングカップ。

先ず、午前9時のプレーボールで先陣を切ったバトルは、「三晃クラブ vs 59's」の一戦だ。先攻59's相原、後攻三晃クラブ本澤の両エース右腕が先発マウンドに上がり始まったゲームは、初回から59's打線が不動の1番打者である清水(良)のヒットをきっかけにチャンスを作り出すと、内野ゴロの間に1点を先制し、いきなり先手を取る。すると、スタート直後から援護を貰った相原が文句無しのピッチングで応え、三晃クラブ打線を終始翻弄。最終回、先頭打者に死球を与えた所で降板したもののしっかりと先発の責務を果たせば、後を継いでマウンドに上がった2番手吉田も後続を3人で切って取り、リリーフとしての重責を全う。初回に奪った貴重な先制点を相原、吉田の完封リレーで守り切った59'sが見事接戦をモノにし、スプリングでは初となるベスト4進出を決めた。

続く2戦目のマッチアップは、昨年のサマーカップ決勝カードの再現となった「WILL B.CMKY88」の一戦である。先攻MKY88高橋、後攻WILL B.C樋口とサマーカップ2015ファイナル同様に両エースが先発マウンドに上がりスタートしたバトルは、正午のプレーボールと同時に動きを見せた。初回の攻撃に臨んだMKY88打線が2番越間の2ベースヒットとワイルドピッチで1アウト3塁のチャンスを演出すると、続く3番石塚が放った内野ゴロの間に1点を先取。雪辱に燃えるMKY88が幸先良く先制点を奪いゲームの主導権を握る。一方、打鼻を挫かれたものの逸早く反撃に転じたいWILL B.Cだったが、その前に高橋が立ちはだかる。3回まで1人のランナーも出せずパーフェクトに抑え込まれると、中盤以降もチャンスこそ作れど決定打を放てず1点が遠い。それでも迎えた最終回、これまで幾度と無くミラクルを起こしてきたWILL打線は、エラーで出塁した2番阿住を進塁打等で2アウトながら3塁にまで進めると、打席に迎えるは勝負強い5番政(直)と一発が出ればサヨナラというこの試合最大のチャンスを作り出す。しかし、最後はリベンジに闘志を漲らせる高橋渾身のストレートの前に三振となり万事休す。エースの2安打完封という圧巻のピッチング内容で1点を死守したMKY88が昨年の雪辱を果たすと共に、同じくリベンジの舞台となるスプリングのファイナル進出へ王手をかけた。

残る1試合は、こちらも昨年のファイナリスト同士が相見える事となった「吉岡クラブ vs Naughty」の一戦。先攻吉岡クラブ菊地、後攻Naughty倉橋の両先発で午後2時のプレーボールとなったゲームは1回表、吉岡打線が1番七島、2番中村の連打に3番穂積の進塁打で1アウト2、3塁のチャンスを作り出すと、迎えた4番足立の放った内野ゴロの間に難なく1点を先制。ディフェンディングチャンピオンがいきなりの先制攻撃を見せつけ、ゲームの流れを掴む。その吉岡クラブは守っても先発菊地を中心に鉄壁のディフェンスで一切の反撃を許さず、王者らしい試合運びを披露する。だがゲームは迎えた6回裏、今大会圧倒的な破壊力を誇ってきたNaughty打線が遂に覚醒。この回先頭の宇内がライト線への2ベースヒットを放てば続く網代の送りバントがフィルダースチョイスとなり1、3塁にチャンスを広げると、ここで迎えた久保(大)が三遊間を破るタイムリーヒットを放ち先ず同点。更に斎藤(竣)のタイムリー2ベースヒットで忽ち逆転に成功すると、続く藤崎にもタイムリーが飛び出し4対1。ここまで打ち倦ねていた菊地を攻略し、あっという間にゲームをひっくり返した。すると、先制点こそ許したものの2回以降粘りの投球を続けた倉橋が最後までマウンドを守り抜き1失点完投。倉橋の粘投も然る事ながら、ここぞの集中打でゲームをひっくり返したNaughtyが見事に番狂わせを演じ、4強入りを逆転で勝ち取った。

好投を見せた59's 相原投手
完封勝利を挙げたMKY 高橋投手
ダメ押し打を放ったNaughty 藤崎選手
この日、Cブロックを除く4ブロックで計8試合が繰り広げられた最高峰リーグ。
先ずAブロックでは、ここまで2連勝と波に乗る東京ドナルドダックと、反対に3連敗と苦境に立たされている相模KOT'Sの一戦が行われた。ゲームは序盤、互いにランナーこそ出すものの決定的な一打を放てず0行進となったが迎えた中盤4回裏、相模KOT'S打線が6番阿部のタイムリーで今季初となる先制点を奪いゲームを動かす。だが直後の5回表、すかさず反撃に出た東京ドナルドダック打線が7番茂木のHRで同点とすると、更に相模KOT'Sディフェンスのミスなどで3点を追加し、4対1とあっという間に逆転する。すると、時間的に最終回となった5回裏、相模KOT'S打線に1点こそ返されたものの先発桝本がリードを守り抜き、東京ドナルドダックが3連勝。まさに、勢いの差を物語るかのように明と暗がくっきりと分かれる結果となった。

続いて、大宮健保グランドを舞台に2試合が行われたBブロック。午前中の戦いで惜しくもスプリング4強入りを逃したものの、気持ちを新たにリーグ初陣へと挑む三晃クラブと、先々週に手にした完封勝利の勢いそのまま連勝を狙うBUZZとの一戦は、春の鬱憤を晴らすかの如く三晃クラブが奮起。2回裏、6番円城寺の2ベースヒットからチャンスを作り、9番兼田の放った内野ゴロの間に1点を先制すると、終盤6回裏にも代打宮田のセンター前タイムリーで1点を追加。また、守っても何度かBUZZ打線にチャンスを作られたものの、先発間彦が要所を締める粘りのピッチングで踏ん張り7回完封勝利。難しかったであろう気持ちの切り替えをしっかりと行った三晃クラブが見事リーグ初戦を白星で飾った。

また、Bブロックのもう1試合は、先週の勝利で首位に立った大宮フェニックスと、初勝利に燃えるサンデーマリナーズが激突。序盤から互いにチャンスを活かせず緊迫の展開が続いたが、迎えた4回裏に大宮フェニックスが7番大谷のタイムリーで1点を先制し均衡を破る。
すると、ゲームはその後再び膠着状態となり、結局4回の1点が決勝点。先発の永野、佐々木の両エースが共に力投を披露し合った好ゲームは僅か1点の差で勝負が決し、大宮フェニックスが首位独走となる3勝目を手にした。

Bブロック同様、大宮健保グランドでのマッチアップとなったDブロックの2試合は、首位を走るTropicanaのダブルヘッダーとなった。そのTropicanaは1戦目、ダディーズベースボールと相対するも先発のエース松下が、2回表に相手打線の5番小林に浴びたタイムリー3ベースヒットにワイルドピッチでも1点を許し2点を先制されると、最終回にも1番日景のランニングHRで2点を失い万事休す。攻撃陣もダディーズベースボール投手陣の前に最後まで反撃の糸口すら見つけられずシャットアウト。4戦目にして手痛い完封負けとなった。

それでも、直後に対峙したNaughtyとのバトルでは一転、粘り強い戦いを披露。0対0で迎えた4回にNaughtyの先発宇内を捉え、3番塩谷、4番佐藤、5番田母神の連続ヒットなどで先制。その後反撃に出たNaughty打線に5、6、7回と毎回のように得点を許し1点差に詰め寄られるも、先発西から2番手神谷への継投策で何とか追い上げを振り切り4対3で勝利。苦しいゲーム展開ではあったが、首位を死守する大きな一勝を掴んだ。

残るは、3ゲームが行われた大混戦のEブロック。先ずはこの日、一気に首位浮上を目論みダブルヘッダーに挑んだVICTORYSの戦いだが、1試合目のMKY88戦では初回から5番駒野の犠飛で幸先良く先制しながらも、直後に相手打線の4番長岡にタイムリーを許し同点とされると、3回裏に4本の長短打を集められ大量5失点を喫し、完全に主導権を握られる。すると、一度失った流れはそう簡単に取り戻せず、その後6回表に1点を返すのが精一杯に終わり勝負あり。首位BOOOOONの背中を捉えるどころか一歩遠のく結果となってしまった。

だがしかし、このまま連敗する訳にはいかないVICTORYSは、続くPIECEとの一戦で執念を見せつける。2回表、PIECEの9番鈴木に2点タイムリー3ベースヒットを浴び先制されると、続く1番茂木が放った内野ゴロの間にも1点を失い、序盤で3点のリードを奪われる。それでも迎えた終盤5回裏、1アウトから2番高山がこの試合チーム初となるヒットで出塁を果たすと、続く3番村松が左中間を深々と破る快心の2ランHRを放ち1点差。更に勢いづいたVICTORYS打線は最終回、今度は5番駒野がライトオーバーとなるHRを放ち同点に追いつくと、その後演出した2アウト2塁の場面で迎えた8番大川が、ライトへ値千金のサヨナラタイムリーを放ち終止符。決して諦めない気持ちで土壇場の逆転劇を呼び込んだVICTORYSが戦績を4勝1敗とし、首位BOOOOONに勝ち点で肩を並べた。

そんな上位陣の争いの中、僅かな望みを信じ直向きに勝利のみを目指す者同士の対決となった「GOLGO B.CPEGASUS」の一戦は、1回裏に犠飛と江見のタイムリーで3点を先取したGOLGO B.Cがエース長谷川から濱崎への継投策でそのまま逃げ切り、勝ち点3を獲得。最終戦の結果如何では3位浮上の可能性を繋げた価値ある一勝を手にした。
一方、2014年に2部準優勝を果たし1部に乗り込んできたPEGASUSだが、今年も力及ばず2年連続の予選リーグ敗退が決まった。
             同点HRを放ったドナルドダック 茂木選手
             決勝打を放ったフェニックス 大谷投手
             タイムリーを放ったTropicana 田母神選手
             好投を見せたダディーズ 押田投手
             サヨナラ打を放ったVICTORYS 大川選手
             気迫の投球を見せたGOLGO 長谷川投手
投打の活躍を見せたBloopers 五月女選手
先制打を放ったNTスコーピオンズ 望月選手
開幕2連勝を挙げた ハリウッド
投打で活躍したランバーズ 千葉(軌)選手
6試合の激闘が繰り広げられた2部リーグ。Aブロックでは、首位を走る世田谷ペンギンズと、今季の初戦を迎えたBloopersが対決。ゲームは2回表、Bloopersが岸本のライトオーバーとなる満塁ホームランで一挙4点を先制。さらに4回表には五月女のソロホームランで追加点を奪うと、岡野にもツーランホームランが飛び出し、Bloopersがリードを7点に広げる。流れを止められない世田谷ペンギンズは、5回表にもバッテリーエラーで1点を与え勝負あり。世田谷ペンギンズは5回裏に3番迎里の犠牲フライで1点を返すが反撃もここまで。3本のホームランで首位世田谷ペンギンズを圧倒したBloopersが初戦を白星で飾り、最高のスタートを切った。

続いてもAブロックの戦い、「NTスコーピオンズ vs TENGVK」。首位世田谷ペンギンズが敗れたため、勝てば首位浮上となるTENGVK。今季初勝利を目論むNTスコーピオンズをホーム天王洲野球場に迎えた一戦は初回、NTスコーピオンズが3番望月のタイムリーで1点を先制する。対するTENGVKはその裏、NTスコーピオンズ先発金子の乱調で四死球が続き、すぐさま逆転に成功。その後、NTスコーピオンズは関口のタイムリースリーベース等で逆転するも、TENGVKもすかさずタイムリーで同点に追いつき、両者一歩も引かない展開に。しかし最後はTENGVKバッテリーが痛恨のワイルドピッチを犯し、NTスコーピオンズが1点を勝ち越し。この1点を守り切ったNTスコーピオンズが、連敗を止めると共に今季初勝利を手にした。

Cブロック2位のユキムハイエンドボーイズと3位BONDSが激突したゲームは初回、ユキムハイエンドボーイズが1番田中の左中間を鋭く破るランニングホームランで1点を先制。なおも無死2、3塁のチャンスを作ったが、後続が打ち取られ1点止まり。すると3回裏、流れはBONDSに。1回2回と好投を見せていたユキムハイエンドボーイズ先発の鈴木を捉え、内野のミスと押し出しで2点を奪い逆転に成功する。食らいつきたいユキムハイエンドボーイズだったが、BONDSが5回裏に絶妙なエンドランで1点を追加し勝負あり。Cブロック2位3位の直接対決はBONDSに軍配が上がり、ユキムハイエンドボーイズと入れ替わり2位に浮上した。

Eブロックを独走する首位Rossowaveを追う2位ハリウッドと、3位若葉の上位対決。ゲームは1回裏、若葉が2アウトから5番小川のタイムリーで1点を先制。対するハリウッドは3回表、連打と犠飛で2点を奪い逆転すると、その後も1番成毛のタイムリー、6番広瀬の2ランHRが飛び出し試合を優位に進める。追いかける若葉は最終7回裏、4番宍倉の特大3ランHRで1点差とするが、最後はハリウッド先発の刈屋が踏ん張り万事休す。開幕2連勝を挙げたハリウッドが若葉との死闘を5対4で制し、首位Rossowaveにプレッシャーをかけた。

最後は、2年ぶりの決勝トーナメント進出を目指すMBNと開幕2連勝を狙う相模ランバーズの対決。ゲームは2回裏、相模ランバーズが相手エラーと内野安打で1点を先取する。さらに相模ランバーズは3回裏にも千葉(軌)のセンター前タイムリーで1点、4回裏に1点を加え、3対0と試合を優位に運ぶ。対するMBNは5回表、4番水島(隼)の2塁打で反撃の狼煙をあげると、8番堀江のタイムリー等で2点を返す。しかし、最後は先発の千葉(軌)が踏ん張りゲームセット。序盤のリードを執念で死守した相模ランバーズが3対2で辛くも逃げ切り、Fブロック首位をキープした。
取材ゲームに選ばれた「GOLDENCLUB vs インソムニアスターズ」。しかし、インソムニアスターズの都合により、まさかの直前キャンセル。過去初めて取材ゲームが不戦試合となった緊急事態にも関わらず、最後まで笑顔で練習を行ったGOLDENCLUBナイン。記念すべきVictoria初勝利が不戦勝という形になってしまったが、残りのリーグ戦、サマーカップでもさらなる勝星を積み上げてもらいたい。
だがしかし、サマーカップでは初戦から強豪大宮フェニックスとの対戦が決定。エンジョイ野球を貫く彼らの活躍に注目だ。

7試合が行われた3部リーグの戦い。先ずはAブロック「HEROES vs Albatross」の一戦。
ここまで2勝1分で3位につけるHEROESと、先日の取材ゲームで乱打戦を制し勢いに乗るAlbatross。決勝トーナメント進出へ是が非でも勝利の欲しい両者の対決は2回表、HEROESが寺田のソロホームランで先制。するとゲームは4回までAlbatross佐藤、HEROES木津の緊迫した投手戦となる。しかし5回裏、AlbatrossはHEROES2番手の宮野を攻め立てると、9番牧が値千金の勝ち越し2点タイムリーを放ち逆転に成功する。Albatross佐藤はそのまま6、7回を完璧に抑え完投勝利。両チーム2安打の投手戦を制したAlbatrossがHEROESを抜き去り、首位と勝ち点差なしの3位に浮上した。

続いてもAブロックのバトル、「岡島ベースボールクラブ vs アスパラガス」。
前節のAlbatross戦で惜しくも敗れた岡島ベースボールクラブだが、打線が好調なだけに投手陣の活躍がカギとなる。対するアスパラガスは昨年予選ブロックを首位で通過するも、今年は3敗1分となかなか調子が上がらない。残り2戦で意地を見せる事が出来るか。そんな両者の戦いは3回表、岡島ベースボールクラブが2番原のセンター前で先制すると、5番小野のタイムリーも飛び出し、この回3点を奪取。さらに岡島ベースボールクラブは4回表、相手ミスにより1点を追加すると、6回表には2アウト2、3塁から3番飯塚(健)がライトオーバーの3ベースを放つなど、この回4点を追加し勝負あり。投げては先発の坪木が6回参考ながら無四死球の完全試合を達成。岡島ベースボールクラブが勝率をタイに戻し、決勝トーナメント進出へ僅かに望みを繋いだ。

Victoria初勝利を懸けた「GYOSEI vs YOKOSHIMA TOKYO C@RP」のBブロックの一戦。
2試合連続で二桁失点を喫しているYOKOSHIMA TOKYO C@RPは、この日も先発の牛久が大乱調。幸先良く1アウトを取ったものの、そこから連続四球を与え、GYOSEIが初回に8点を先制。さらにGYOSEI打線は攻撃の手を緩めず4点を追加する。対するYOKOSHIMA打線も怒涛の攻撃を見せ、8点を返すが反撃及ばず。GYOSEIが3戦目にして遂にVictoria初勝利を手にした。一方のYOKOSHIMA TOKYO C@RPはこれで開幕4連敗となり、未だ長いトンネルから抜け出すことが出来ない。

Cブロックでは、ここまで4連勝と首位を独走する富士見SPと、上位浮上のために2勝目を狙う新星マイルドスターズが激突。2回裏、マイルドスターズは4番岡が相手エラーで出塁すると、6番瀬尾がライトスタンドへ飛び込む2ランHRを放ち2点を先制。するとゲームは白熱の投手戦となり、そのまま試合終了。マイルドスターズ先発の松本は、強打の富士見SP打線を手玉に取りノーヒットノーランを達成。若武者マイルドスターズが2勝目を飾り、Cブロック3位に浮上した。

共に2勝目を懸けた「CHUYANS+ vs 二代目れぐるす」のFブロックの戦い。
首位を走る韋駄天が2勝という事もあり、両者にとってこの1勝は非常に大きな意味を持つ。ゲームは2回、戸田のタイムリー等でCHUYANS+が4点を先制。対する二代目れぐるすも3回にタイムリーで2点を返すも、CHUYANS+が5回、6回に追加点を奪い勝負あり。投げては2投手の継投で逃げったCHUYANS+が2勝目を飾り、Fブロック2位へと順位を上げた。

2年連続で決勝トーナメント敗退と今季こそリベンジを誓うジャピン。3度目の正直と意気込む彼らの初戦の相手は、2年ぶりの決勝トーナメント進出を目指す高飛車。そんな両者が相見える事となったGブロックの対決は初回、ジャピンが幸先よく1点を先制すると、3回にも渡邉(竜)の2点タイムリーが飛び出し3対0。さらに勢いの止まらない打線は、その後も岩田、岸田のタイムリー等で6点を追加し勝負を決めた。投げては岸田が要所を抑え完封勝利。高飛車を攻守で圧倒し、3年目の悲願へとジャピンが好スタートを切った。

最後もGブロックの戦い、「CHUYANS vs ワイズトランス」。
開幕2連勝で首位を走るCHUYANSは初回、4番小祝のタイムリーで2点を先制すると、さらにワイズトランス守備陣のミス等により2回までに7点を挙げる。対するワイズトランスは4回に長打で2点を返すも、CHUYANS継投リレーの前に力及ばず勝負あり。開幕3連勝を飾ったCHUYANSが2試合連続の10得点を挙げ、決勝トーナメント進出に一歩前進した。
             完投勝利を挙げたAlbatross 佐藤投手
             完全試合を達成した岡島BBC 坪木投手
             開幕2連勝を飾った CHUYANS+
             投打の活躍を見せたジャピン 岸田選手
             開幕2連勝を飾った CHUYANS
首位をキープした LAGERS
4部リーグ唯一の戦いとなった「BEANSLAGERS」。開幕2連勝を狙う2位BEANSが首位を走るLAGERSをホームに迎えた一戦は初回、BEANSが連続死球、四球で満塁のチャンスを作ると、5番田中(優)のレフト線へのタイムリー三塁打で3点を先制。追うLAGERSは5番石田のHRなどで2点を返すが、5回表にBEANS柳橋の2試合連発となる2ランHRで2点を追加し突き放す。しかし、粘りを見せるLAGERSは6回裏に長打で2点を返し再び1点差とすると、最終7回裏に1番柴田のタイムリーで同点。なおもサヨナラのチャンスを迎えるが、最後はBEANS投手が踏ん張りドロー決着。序盤から終盤まで火花を散らしたCブロック首位攻防戦は互いに一歩も引かず、勝ち点1ずつを分け合う結果となった。
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