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「WILL BASEBALL CLUB × Revival （準決勝）」
WILL B.Cが魅せた土壇場の真価！！逆転サヨナラでファイナルの切符を奪取！！
試合開始前から雨が降り頻る悪天候の中、先攻Revival別府、後攻WILL B.C樋口の両先発でスタートしたサマーカップの準決勝戦は、ファイナルの切符を懸けた戦い故に序盤から激しい攻防が繰り広げられ、大一番に相応しい一戦となった。
ゲームは1回表、1アウト2、3塁のチャンスを作るも得点へと繋げられなかったRevivalに対し、その裏のWILL B.Cは2番阿住の死球出塁に3番木田のレフト前ヒットでチャンスを広げると、迎えた4番政（幸）がレフト線へと2点タイムリー2ベースヒットを放ち、理想的な形で先制に成功する。だが直後の2回表、雨の影響からか自慢のコントロールに精彩を欠く樋口から、Revival打線が7番桜井の2ベースヒットをきっかけに2アウトながら満塁のチャンスを作り出すと、ここで2番小林（隼）が押し出しの四球を選び1点を返す。更に続く3番高橋が失投を逃さず
ライトへと2点タイムリーを放ち、あっという間にゲームをひっくり返すと、勢いづいた打線は続く3回表にも9番榎本のスクイズエンドランで1点を追加。調子の上がらない樋口を怒濤に攻め、4対2とリードを奪い一気に主導権を握り返す。
一方、逸早く反撃に転じたいWILL B.Cだったが、チャンスこそ作るものの捉えた打球が野手の正面を突くなど、2回以降別府を打ち崩す事が出来ずに回を重ねていく。しかし、そんなRevival優勢のまま進んだゲームは最終回、WILL B.Cがメイクミラクルを巻き起こす。
勝利目前のプレッシャーからか突如制球を乱した別府から2番阿住、4番政（幸）が死球を貰い1、2塁とすると、このチャンスで迎えた5番政（直）が放った打球は右中間を真っ二つに破る2点タイムリー3ベースヒットとなり同点。更に尚も続くチャンスで6番高橋が振り抜いた一打はライトへのサヨナラヒットとなりゲームセット。自らの4失点で逆転を許してしまった樋口が声を枯らして声援を送るなど、土壇場で一致団結の底力を見せつけたWILL B.Cが執念のサヨナラ劇を演じ、見事結成1年目でファイナルの切符を手に入れた。
一方、2回以降ゲームの流れを完全に支配していただけに、まさかの幕切れとなってしまったRevival。それでも今大会、全て1点差ゲームを制し勝ち上がってきた彼らの戦いぶりは、間違いなく地力の大きさを証明したに違いない。
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