TOP > 今週のVictoria(2014年) > 「相模KOT'Sが前回王者を撃破!!」
相模KOT'S × スタイガー (4回戦)」

6月22日に行われた唯一のカード、スプリングカップ準々決勝で大波乱!!
この日、東京都足立区の東綾瀬公園野球場を舞台に繰り広げられた一戦は、相模KOT'Sが戦前の予想を覆し、ディフェンディングチャンピオンを圧倒する結果となった。

ゲームは初回から相模KOT'S攻撃陣がアクセル全開。
鈴木、古屋の連打に加え、関根の放った一打がFCを誘い、幸先良く2点の先制に成功。
続く2回は、2アウトから加藤がライトスタンドへの特大アーチを描き3点目を奪うと、3回には泉の左中間を破るタイムリー3ベースヒットで2点を追加し序盤でゲームを支配。
その一方で、王者としてのプライドを見せつけたいスタイガーは直後の3回裏、豊永のタイムリーで2点を返し、反撃の狼煙を上げる。

だが、躍進と共に自信を手にした相模KOT'Sは、焦りの色を全く見せない。
今シーズン、「出塁」というキーワードを意識し覚醒した打線が、更なる猛攻を仕掛けた。
5回、ライト線を破る3ベースヒットで出塁した古屋を3塁に置き、泉の犠飛で6対2と再び突き放すと、6回の攻撃では鈴木のチャンスメイクに古屋のタイムリー、泉のランニングホームランなどで4得点。更に7回、連続四球で掴んだノーアウト満塁のチャンスで鈴木に2点タイムリーが生まれるなど、この回も4得点を奪いダメ押し。
進化を遂げた打線が脅威の14得点を叩き出し、ゲームを決めた。
その打線に加えて技巧派エースの吉田(正)と剛腕泉の投手リレーでスタイガー打線を2点に抑え込んだディフェンス陣。攻守共に最高の輝きを放った相模KOT'Sが初の4強入りを果たし、西武ドーム進出を大きく大きく手繰り寄せた。
             写真提供・吉田 直人
             ベスト4進出を決めた相模KOT'Sナイン
             好投を見せた吉田(正)投手
チームを牽引するリードオフマン 加藤選手
投打でチームを引っ張る 泉投手
勝負強さを見せる4番 古屋選手
Q、王者を倒した今のお気持ちは?
「まだ実感がわいていません。王者相手にメンバーがよく打ってくれました!
本当に嬉しく思います。初戦から厳しい山に入ったと思っていましたので、まさか西武ドームに手の届くところまで来れるとは思っていませんでした。スタイガーさんには都大会などの大事な時期に試合を組んで頂き、本当に申し訳なく思います」

Q、今年の好調の要因は?昨年までと何が変わったか?
「今年はとにかく打撃が好調です。今シーズンは出塁を意識するというチームの方向性を決めて活動しており、それがいい結果に繋がっています。
スプリングカップ3試合で25得点、チーム打率.286、ホームラン4本と奇跡的な数字です。
打って勝てていることで、チームの雰囲気がとても良く、その雰囲気が守りにも繋がって失点しても大崩れしないところだと思います」

Q、ベスト4進出の立役者は?準決勝のキーマンは?
「全員調子がいいので、みんなの名前をあげたいところですが、立役者は野手の加藤と古屋、準決勝でのキーマンは投手の吉田(正)と泉です。
加藤は先頭打者としてKOT'Sの得点源になっています。スプリングカップでも2本のホームラン。足もあり、相手にはプレッシャーを与えられます。キャッチャーとしても2人の投手をよく引っ張っていますね。4番打者の古屋はスプリングカップで6打数5安打。ほとんどが得点圏でのヒットで勝負強いバッティングで攻撃の軸となっています。
投手は技巧派の吉田(正)、力で押す泉と違ったタイプ2人で強豪チームの打線を抑えてきました。2人とも完投能力があり、テンポよく投げられているので、守備陣のエラーも少なくなっています。泉が東京ドナルドダックさん、吉田(正)がスタイガーさんを共に2失点と、昨年優勝チームから勝利できたのはやはり投手のおかげだと思います。準決勝も2人揃えばロースコアでの勝負に持ち込めると思います」

Q、準決勝への意気込みは?
「西武ドームへ最初で最後のチャンスだと思っています。狙えるのは今年しかありません。Naughtyさん、東京ドナルドダックさん、スタイガーさんに、こんなチームに負けたのかと思わせないよう準決勝しっかり戦いたいです。大宮フェニックスさん、ジョルターヘッズさんどちらが来ても昨年負けていますので、リベンジ出来るように準備していきます」
相模原市Aクラスに所属する彼らの実力は折り紙つきだが、これまでVictoriaでは思うような成績を残せずにいた。
しかし今年は、3回戦で1部リーグ王者・東京ドナルドダックに競り勝ち、4回戦でスプリングカップ王者・スタイガーに打ち勝った。
参戦3年目にして、遂に悲願は達成されるのか!?いずれにしても彼らが迎える次なる戦い、準決勝の一戦には大注目だ!!
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